『クライマーズ・ハイ』は、横山秀夫による日本の小説。2003年1月、『別册文藝春秋』に掲載され、8月25日に文藝春秋から単行本が刊行された[1]。週刊文春ミステリーベストテン2003年第1位[2]、2004年本屋大賞第2位受賞。 著者が上毛新聞社の記者時代に遭遇した日本航空123便墜落事故を題材としており[1][3]、群馬県の架空の地方新聞社を舞台に未曽有の大事故を取材する新聞記者とそれを取りまとめるデスクの奮闘を描く。現場取材、記事の扱いについてのそれぞれの記者の思い、記事の割り付けといった編集部門のことだけでなく、広告・印刷・配送部門も含めた新聞社全体の仕事の流れも扱っている。「クライマーズ・ハイ」とは、登山者の興奮状態が極限まで達し、恐怖感が麻痺してしまう状態のことである。 2006年6月10日には文春文庫版が刊行された[2]。 2005年12月にNHKでテレビドラマ化され、東映・ギ