兵庫県西宮市の今村岳司市長が市の重要施策で、報道機関からの取材を受ける際、広報課員を同行させ、取材状況を録画するとした問題で、市は18日、取材内容を記録した映像を「部分開示する」と決定した。ただ、開示映像には全てモザイクが掛けられ、音声もカットされるという。 神戸新聞社の情報公開請求に対する回答。 今村市長は「誤解を与える報道があった場合の確認用」としてテレビ局の取材を録画すると発表。その後、対象を活字メディアにも広げた上、「記録映像は公文書に当たり、情報公開の対象になる」との見解を示した。 市によると、これまで撮影した映像は5本。全て阪神・淡路大震災の借り上げ復興住宅をめぐる、市の対応への取材だったという。 市情報公開条例では「特定の個人が識別される」「法人等の正当な利益を害すると認められるもの」を非公開としており、報道機関名や記者名、担当課など取材内容が特定できる情報は公開できないとし
