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TwitterやFacebookの躍進に刺激を受け、2011年は国内でもネットベンチャーの動きが急速に活発化した。彼らに投資するベンチャーキャピタルも増え、この勢いは2012年も持続しそうだ。 一方で懸念材料もある。ネットベンチャーがバブル的な活況を呈している米国・西海岸では、単なるウェブアプリケーションやソーシャルツールというだけでは、もはや注目を集めるのが難しくなっている。新規に投資の決まる案件の多くは、B2Bのマーケティングツールであったり、アプリ開発のためのプラットフォームであったりと、コンシューマー向けの簡易なサービスとは一線を画したものが増えている。単に「ソーシャル」「クラウド」と名乗るだけでは足りず、明確な差別化要素を備え、成長プランのはっきり見えるサービスでなければ大成功するのは難しくなっている。
Microsoftのソフトウェア開発者向けカンファレンス「Professional Developers Conference(PDC)2008」が終わり、さらにその翌週のハードウェア開発者向け会議「WinHEC 2008」も終了したことで、Windows 7の概要が明らかになった。 近く現状、我々に配布されているビルドをNetbookで動かしてみるといったこともしようと考えているが、実際に2年ぶりのPDCに足を運んでみて一番強く感じたのは、Windows 7に関連することではなかった。一番Microsoftの凄味を感じたのは、PC Watchではビュー数の少なかったWindows Azureの方である。 Microsoftを嫌う開発者や競合にとってはあまり認めたくないことかもしれないが、Microsoftが進めるビジネス基盤の力強さがAzureにはある。それはおそらく、将来的にPCのエン
Microsoft Professional Developers Conference (PDC)の最初の「ピクシーダスト」が落ち着いたいま、開発者たちは、Microsoftのクラウドプラットフォームが正確には何であるのかを消化しようとしているところだ。以下に筆者なりの説明を試みた。 Microsoftは同社のクラウドの基礎的インフラストラクチャ「Azure」を当地ロサンジェルスで開催されたPDCの第1日目、キックオフの基調講演のなかで説明した。Azureの目標は、遠隔地のデータセンターで一部または完全に動作するアプリケーションを作成したいという開発者にプラットフォームとツール一式を提供することである。 MicrosoftはAzureに関する価格、ライセンシング、またはタイミングの詳細を開示していない。同社はAzureのCommunity Technology Preview(CTP)テ
米Microsoftは10月27日、米カリフォルニア州ロサンゼルスで開催の開発者会議(PDC 2008)において、クラウドサービスプラットフォーム「Azure Service Platform」と、その基盤となるクラウドOS「Windows Azure」を発表した。PDCに参加した開発者に同OSのコミュニティー技術プレビュー(CTP)版が配布された。 Azure Service PlatformはMicrosoftのデータセンターにホスティングされるクラウドサービスのプラットフォームで、OSと一連の開発者向けサービスで構成される。開発者や企業が、同プラットフォームを活用してアプリケーションやサービスを開発、クラウド環境に配備することを想定している。Microsoft .NET FrameworkやVisual Studioなど既存の技術やスキルを使ってアプリケーションを構築し、ホスティング
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