昔と違ってテレビをほとんど見なくなってしまったので、ちょっとテキトーな言い方になってしまいますが、今の時代はテレビで刑事ドラマってほとんど放送していないように思います。要するにあんまり需要がないんじゃないかと。でも私が子供の頃、すなわち昭和50年代には刑事ドラマがたくさん放送されてました。
なにしろ刑事ドラマってのは犯罪をテーマにしたものですから、基本的に見ていて気分が明るくなるものではなく、どちらかと言うと陰鬱な感じがして、その点が当時小学生だった自分には心情的に重たいものがあり、あまり積極的に見るというものではありせんでした。でも今と違ってテレビが一家に一台の時代でしたし、テレビを見ながら家族で一家団欒の時間を過ごすというのが昭和の時代では当たり前でしたから、見たくなくても必然的に目にはいってくるわけで。で、見始めると結局最後まで見てしまうという(苦笑)。
そんな刑事ドラマの中でも、《Gメン‘75》、《夜明けの刑事》、《特捜最前線》を、私は勝手に《昭和の三大刑事ドラマ》と呼んでいますが、今回はその三大刑事ドラマについて書いてみようと思います。
Gメン75
たぶんこれが一番見た刑事ドラマだと思います。土曜日の夜9時にSBS(TBS系列)で放送してました、当時私は市内の柔道の道場に通っていて、それが終わって帰ってくると、まずは8時だよ全員集合!を見るわけです。でも時間的に最初のコントは見られず、少年少女合唱団の終りくらいから見始めるんですけど、♪ババンババンバンバン♪で番組が終わり、「ああもう終わちゃったよ。もっと見たかったのに。」と悲しんでいると、例のオープニングテーマ曲が流れてくるわけです。で、なんとなく見てしまうという。だから見たくて見ていたというわけでもないんですね。でも一番見ていた刑事ドラマだけにいろいろと思い出があったりします。
Gメン75といえば、定期的に放送されていた香港を舞台とした、現地のマフィア(?)とGメンの戦いが割と好きでした。最後のほうで必ず倉田保昭さんとマフィアのムキムキマン(大人になってから《ヤン・スエ》なる人物だと知りました。)の格闘シーンがあって、結果的に最後はお約束でいつも倉田さんが勝つんですけど、結構手に汗を握りながら見ていた記憶があります。
ヤン・スエ氏が筋肉を動かす時に「ムギュムギュ・グギグギ」みたいな効果音が入るんですけど、それを見ていたオヤジが「んなアホな!」みたいな感じで笑っていたことを覚えてます。大人になった今見ると、ヤン・スエ氏の筋肉は打撃系格闘技のそれとは違うんじゃないかなぁとか思ったりもしますが、そんな細かいことにこだわるのは、まあ私くらいしかいないんじゃないかと(苦笑)。
あと、Gメンと言えばエンディングの《面影》がいいですね。
今みたら構成 深作欣二って書いてあります。へぇ~って感じ。面影はエンディングだけではなく、ドラマのなかでも流れていて、それがいい雰囲気を醸し出していました。それ故に私的にはオープニングの曲より、面影の方が思い入れが深いです。さっきYouTubeで面影の動画を探していたら、他にもエンディングの曲がいろいろと出てきましたが、それらは残念ながら覚えてません。で、このエンディングが終わると、1977年と1978年には横溝正史シリーズが始まるわけです。
ドラマのTBSという言葉が当時はあったみたいですけど、なるほどなるほど。
とここまで書いてふと思いました。そういえば昭和の刑事ドラマと言えば≪太陽にほえろ≫があったなと。それを入れたら昭和の四大刑事ドラマになるんじゃないかと。
でもですね・・・不思議と太陽にほえろ!についての思い出がないんですよね。正直好きじゃありませんでした。なんでだろう、自分でもよくわかりません。だから書くことがまるっきりないんですよ。よって太陽にほえろについては割愛させてもらいます。
思っていたよりGメンについて長く書きすぎて疲れてしまいました。今回はここまでとして、次回この続きを書きたいと思います。
終
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