SANOGRAPHIX Blog

京都を拠点に活動する佐野章核 (sanographix) の個人ブログ。日記、webデザイン、読書、写真など。

旅行中のサブバッグの必要性と「Matador ReFraction Packable Backpack」の評価が固まりつつある件

結論からいうと、旅行時には3つのバッグを持って行っている。

なぜ3つなのか、ということと、サブ(1)(2)について本記事で説明することにする。

サブバッグが必要なタイミング

宿泊先のホテルにメインの鞄を置いたあと、必要なものだけ持って出かけたいときがあると思う。そういうときに欲しいのがサブの軽量バッグである。

これまで、サブバッグにはグレゴリーのサッチェルMという定番のショルダーバッグを使っていた。しかし最近、荷物が入りきらない状況が増えて困っていた。余計なものは持っていかないと心掛けてはいるが、それでも財布にカメラ、薬、防寒具、水筒、折り畳み傘、充電器などで一杯になってしまい、あれ、お土産どこに入れるの、みたいな。そもそも、これ以上重くするのは肩がもう限界。

そういうわけで、パッカブルバックパックの「Matador ReFraction Packable Backpack」を買った。

パッカブルバックパックとは、超軽量の折りたためるバックパック。しかし、これまで市場にある製品で気に入るものがほとんどなかった。軽さ以外のすべてを犠牲にしたような製品が多く、見た目がペラペラで頼りなかったり、大事な機能が省かれていたり、なにかしらの問題を抱えているケースが多かったからだ。今回Matadorからリリースされた本製品はその点良さそうだったし、Matadorは以前から好きなブランドだったこともあり、購入した。

なお予め注意点として、発売からしばらく経っているが日本の代理店では未だ取り扱いがない。そのため購入には個人輸入するか、売ってるところを見つけて買う必要がある。(2025年2月追記: 現在は国内代理店で取り扱っておりAmazonで買える)自分は旅行中メルボルンのアウトドア用品店で買った(で、そのまま使用した)。価格は1万円くらいだったと思う。

普通に見える(良い意味で)

先ほど、「見た目がペラペラに見えるのが嫌だ」と書いた。実際、ほかのパッカブルバックパックでは、いかにもペラそうな見た目だったり、広げたらひどいシワがついているのも少なくない。一方MatadorのReFraction Backpackは、写真にあるようにかなり”頑張っている”ほうだと思う。このカテゴリの製品にしては布がしっかりしている。それに、バッグの下半分の全体がストレッチ性のポケットで覆われており、シワ隠しに一役買っている。これは非常に賢い構成だと思う。

前面・背面

重量は225gで、競合品と比べても極端に軽くはないものの必要十分なスペック。容量は公称16リットルとしているが、旅行時の身の回り品を収納してもなお余裕がある。

小物に便利なポケットが2箇所と、側面2箇所にウォーターボトルポケットを配置

さらに、小物に便利な外ポケットが2つ(1つは伸縮性)と、左右にウォーターボトルポケットがある。特にウォーターボトルポケットは省いている製品も多いなか、しっかり2つ装備されて嬉しい。嬉しすぎる。水筒だけでなく上写真のように傘もしまえるから、メイン収納部の空き容量を増やすことができる。

止水ジッパー、チェストストラップもついて抜かりない

ジッパーはYKKで耐水性のあるタイプ。さらに、ジップの終端に小さなループがついている。ここに持ち手を通すことで、スリ防止になる仕組み。まあ、簡素で何もないよりマシ程度のものだが、少なくとも保険のひとつにはなる。

ストラップに関してもなかなかのもので、ショルダーストラップには僅かながらもクッション性がある。またチェストストラップも装備されている(写真にモアレが出ていて申し訳ない)。チェストストラップは個人的にバッグを選ぶときに外せない機能なので、まさに「わかってる」感が有難い。その一方で、通気性のよいメッシュ素材は特に使われておらず、背面部のクッションも省かれている。このへんは重量や価格の上昇を避けるため意図的に省いたものと思われる。

折りたたむとこうなる(Kindleは大きさ比較用)

もちろんパッカブルなので折りたためる……が、正直、このように折りたたむことはほとんどない。平らにしておくだけで充分コンパクトなので。

やっぱりスリングバッグも同時に使いたい

以上見てきたように、Matador ReFraction Packable Backpack は超軽量でありながら「普通っぽく見える」仕上がりで、かつ機能性も高く、満足感の高いものであった。

しかし、自分のニーズとしては、バックパックひとつではどうしても困る状況がある。ニーズというのは次のようなものだ:

  • 背中に財布を入れると盗られそうで落ち着かないので、前掛けにしたい
  • カメラをすぐに取り出したい。いちいちバックパックを下ろすのは面倒

そういうわけで、バックパックを背負いつつスリングバッグを前掛けする*1ことにした。スリングバッグは小型軽量のものがよかったので、Bellroy Lite Slingを選んだ。

Bellroy Lite Sling

先に書いたように、スリングバッグ側にはカメラと財布くらいしか入れてない。が、一応「このくらい入りますよ」という説明用にいろいろ収納してみた。

Bellroy Lite Sling 自体は既に世間でかなり評価が高いため、あらためて自分が言うことはあまりない。ジッパーを左右どちらからでも開けられるのが便利。軽くてサイズ感も丁度よく、しっかりした造りなので非常に良い製品だと思う。bellroyも好きなブランドだし。それにこっちはAmazonで普通に買える。


このような感じで、自分のニーズに合わせた結果、現状は3つの鞄をどうこうする運用に落ち着いた。1年後には変わってるかもしれないけど、本記事の製品が良いものであることには変わりはない。

*1:世間にはスリングバッグひとつでお出かけする方も結構いらっしゃるようだけど、自分は必需品も入り切らないのでちょっと到底できない

pFad - Phonifier reborn

Pfad - The Proxy pFad of © 2024 Garber Painting. All rights reserved.

Note: This service is not intended for secure transactions such as banking, social media, email, or purchasing. Use at your own risk. We assume no liability whatsoever for broken pages.


Alternative Proxies:

Alternative Proxy

pFad Proxy

pFad v3 Proxy

pFad v4 Proxy