
2025年1月から3月現在までに遊んだゲームの感想を書いておきます。あんまり遊べてないので数は少ないです。おおむね Warhammer 40,000: Rogue Trader に時間割きすぎたのが悪い。
Warhammer 40,000: Rogue Trader
年末年始の休暇で遊ぼうとプレイし始めた「Warhammer 40,000: Rogue Trader」、結果的にのめり込んでしまった。Steam Deckでも安定動作するため、帰省中にモバイルモニターを持ち込んで専ら本作を遊んでいた。
人気フランチャイズ「ウォーハンマー40K」の世界で、仲間を率いて多数の星系を飛び回り戦いを繰り広げるRPG。Baldur's Gate 3の次に遊ぶRPGを探している方に最適。
特に感銘を受けたのが、決してマップが広いわけではないのに宇宙規模の世界観を巧みに表現している点。テキストの端々からは人智を超えたスケール感がひしひしと伝わってくる。この手のRPGはテキストの面白さがゲームの面白さに直結しているため、まずここの功績が大きいと思う。
さらにアイテム管理も独特で、プレイヤーはローグトレーダー(銀河を渡る商人兼軍事指導者)という立場なので、「個人の持ち物」という概念が薄く、基本的に手に入れたものは全部艦隊の資産になる。この資産で他勢力と貿易し、より強い装備をゲットできるのだ。これにより細かいインベントリ整理が不要になるゲーム上の利点があるうえ、「大勢を指揮する指導者」の感覚を味わえるロールプレイ上の面白さもある。これはナイスな仕組みだ。
シリーズ初見でも特に問題はなく、自分も前提知識ゼロでプレイしたが楽しめているので、そこは安心してほしい。情報の洪水に圧倒されるだろうが、むしろそれはそれで貴重な体験になるし、ストーリーや目的は見失わないように配慮されている。
一見とっつきにくそうに感じるかもしれないが、戦闘は難易度を落とせるし、テキストには自分好みの意地悪なユーモアも豊富に含まれているので(「Star Wars:
Avowed
王道中の王道ARPG。謎の疫病の蔓延する地に足を踏み入れた主人公は、仲間と共に原因を探る旅に出る。
このゲームを理解するうえで重要なのが、壮大なスケールの大作RPG「ではない」という点。全体的にシステムやメカニクスは簡略化されていて、たとえばNPCのライフサイクルは表現されていない。膨大な規模で勝負していないことは明らかだ。ではどこに楽しみを見出せるかといえば、それは探索とビルドだと思う。
本作はオープンワールド「ではなく」、中規模のマップごとに物語が進んでいく方式をとっている。このマップの至る所にユニーク武器、強化アイテム等が散りばめられているので、文字通り宝探しが楽しい。さらにうまいことに、同じマップの探索が少し退屈になってきたところで、ちょうど次のマップがストーリー進行上アンロックされるため、新鮮な気持ちをキープできるのだ。
こうして集めた武器や素材でキャラクターを強化できるうえ、わずかなお金でスキルのリセットができるため、気軽に新しいビルドを組み直せる。この探索とビルドのサイクルが非常にうまく回っていると思う。
今年はあの続編「The Outer Worlds 2」も控えており、RPGの名手Obsidian Entertainmentから一気に2作もリリースされるという贅沢な年になる。というか2ライン走っているのがにわかに信じがたい。
Lonely Mountains: Snow Riders
孤独の山下り「Lonely Mountains」が冬山になって帰ってきた!
美しく険しい雪山を黙々と滑走し、最速ゴールを目指す。最短ルートの探索が鍵となり、随所にあるショートカットを発見すれば思わぬところでタイム短縮が狙える。
ウインタースポーツを題材にしたゲームは「SSX」や「STEEP」など色々とあるが、今作は突き抜けて地味なのが特徴。だが、この地味さは実際にスキーで滑っているときの心境にぴたりと合致していて、むしろこっちのほうが本質的に感じられる。チャラチャラしている場合じゃない、己vs自然の戦いなのだ。
前作同様タイムアタックがメインの遊びとなり、この手のゲームには珍しくトリックを強要されない。これは英断と言って良い。おれは滑りたいのであってトリックがしたいわけではない。さらに現時点ではスノーボードがない。これは賛否分かれると思うが個人的には拍手喝采を送りたい。いや〜〜〜わかってるな〜。
この他にも、プレイ時間が短くてまだ感想を書くところまで至ってないタイトルが数本あるが、また数ヶ月後の感想記事で書けたらと思います。