マスコミはホリエモンが上場後に変質したことを問題にしているけれども、僕はそこまでは彼は賢かったのだとおもう。企業買収や金融事業をマネーゲームと罵るのは易しいけれども、マネーゲームにシフトせざるを得ない経済的基礎条件を無視している。 そもそも、オン・ザ・エッジの本業であった受託ベースのWeb構築は、小資本で始められる労働集約型の事業であって、だからこそ学生ベンチャーでも成長できた。一方で資本を突っ込んだところで、本業の延長線上で成長路線を描くことは極めて難しい。案件も技術者も、カネに明かして山ほど買えるものではないからだ。 一方でネットバブル最盛期には異常な株価がついて、そもそも使い切れないような上場益を得て、時価総額から換算すると有り得ないようなスピードの成長を期待されてるんだよと脅かされる訳だ。で、近い業態で傾いた会社を買って建て直したりするだけじゃ間に合わず、手っ取り早く数字を嵩上げで