ところが、ゼレンスキー大統領がアメリカのロシアに対する外交姿勢を疑問視する発言をしたのをきっかけに、報道陣を前に激しい口論となりました。 このなかで、トランプ大統領は「あなたは何百万人もの命を使って賭けをしている。第3次世界大戦をめぐって賭けをしている。あなたがしていることは、この国に対し非常に敬意を欠くことだ」と強い口調でゼレンスキー大統領を非難しました。 このあと、当初予定していた共同記者会見は中止となり、ホワイトハウスの報道担当者は、鉱物資源の権益をめぐって合意文書への署名には至らなかったと発表しました。 鉱物資源の協議をめぐってウクライナ側は、自国の安全を具体的に保証するよう繰り返し求めてきましたが、トランプ政権は安全の保証はヨーロッパが担うべきだという考えを示してきました。
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