化学兵器使用なら限定空爆=対リビアで仏大統領提案−EU緊急首脳会議 化学兵器使用なら限定空爆=対リビアで仏大統領提案−EU緊急首脳会議 【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)は11日、リビア情勢への対応を集中協議する緊急首脳会議を開いた。フランスのサルコジ大統領は会議に先立ち、リビアのカダフィ独裁政権が化学兵器による弾圧を行った場合、市民の防衛を目的とする「標的を限定した行動」に訴える可能性を示唆、同政権の拠点を狙った限定的空爆を各国首脳に呼び掛ける考えを明らかにした。 同大統領は記者団に「フランスは武力介入に常に慎重だ」とした上で、空爆の条件として、国連の承認のほか、アラブ連盟やリビア反政府勢力の了解が必要だと述べた。 サルコジ大統領は10日、キャメロン英首相と連名でファンロンパイEU大統領(首脳会議常任議長)に書簡を送り、「カダフィ政権の空爆阻止に向けた選択肢」の検討を提案。パリから