犬向けの「人工血液」が開発されたそうだ(時事通信、Scientific Reports掲載論文)。 動物医療では献血のような血液を集めるシステムがないため、輸血用の献血確保が深刻な問題となっているという。今回開発された技術は、遺伝子組み換え技術を使って犬の血液中に含まれるタンパク質「アルブミン」を人工的に作り、これで酸素を運ぶたんぱく質であるヘモブロビンを包むというもの。これによって酸素を運ぶ能力を持つ人工血液を作り出すことに成功したという。長期保存が可能であり、実際に犬に投与して安全性も確認できたという。
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