ずっとデフレだった日本が、ここ2年以上、2%超えのインフレになってる。おまけに、賃金も90年代以来の上昇。ただし、このインフレ、実は円安と輸入物価の上昇が原因。つまり、国内の経済が強くなったわけじゃなくて、外部の要因で物価が上がっているだけ。サービス業の価格上昇はまだ2%以下だし、本当に景気が良くなってるかというと、怪しい。
日本、ずっと借金まみれなのに、また財政赤字が増える予定らしい。防衛費、子育て支援、産業政策にお金をかけるのはいいんだけど、その財源どうするのかという話。IMFは「無駄な補助金とかカットしなよ」と言ってるし、「税収増やすために消費税とか資産課税も考えろ」とも言ってる。
日銀は今後、金利を少しずつ上げて2027年には普通の金利に戻す計画をしてるらしい。でも、これが難しい。
1. 景気がしょぼくて賃金が上がらなかったら、また緩和しなきゃいけない
2. 逆に賃金が上がりすぎてインフレ加速したら、急に利上げしないと行けない
働く人が減りすぎて、経済を支えられなくなってきている。IMFの提言はこんな感じ
「もう産業政策とか補助金ジャブジャブじゃなくて、本当に競争力のある経済にしろよ」と。政府がお金ばらまいて特定の企業や業界を守るのはダメで、市場の競争力を上げることにお金を使えという話。