社長や役員、CTOなどからスカウトが来て「偉い人からスカウトメッセージが来てる…!この会社は偉い人との距離が近そうだし、自分の意見も取り入れてもらえそう」などと考えて、いざ返信してみると
または返信自体は名前を借りたままだが、いざ面談・面接をすると「あれ?スカウト送ってるのに内容知らない?」となって落胆するケースもあるだろう。
いいか、あれはRPO(Recruitment Process Optimization)といって、いわゆる採用代行が裏で偉い人の名前を借りてスカウトを乱れ打ちしているんだ。
おそらくほとんどの会社(特にベンチャー)はRPOに依存しているといっても過言ではない。それはなぜか。ベンチャーは特に採用担当者を持続的に雇用し続けることが難しいのである。
人材の流動性もしかりだが、コロナのような流行り病が出てくるとどうしても、ポジションをクローズしなくてはいけなかったりするため、採用担当者にとってやることが減って人件費だけがかさんでしまうのである。
だから、スカウトが来ても「あぁ。RPOね。この文の書き方は◯◯社かな〜」とコンテンツとして見たほうが健全まである。スカウト文をそのまま信用してはならないのだ。スカウト文に過度に期待するのではなく「むこうも仕事だし、しょうがないか」くらいの気持ちでいると楽である。
むしろ送られたスカウト文よりも事業が楽しそうか、自分の技術を磨けそうかに頭のリソースを使ったほうがいい。
どうせ書いている内容はあなたのポートフォリオに散りばめられているキーワードの寄せ集めだし、生成AIで書かれているかなんて見分けもつかない。
かえって名義貸ししてないで送っている方が、こういうことを知っているので親切なんじゃないかと思う。