建設の中止か継続かを巡って再検証中の八ッ場(やんば)ダムに関し、建設予定地の群馬県長野原町で7日夜、高山欣也町長、水没予定地の住民代表、地元町議らによる会合が開かれ、馬淵国土交通相が打診していた意見交換会の開催には応じない方針を決めた。 会合は非公開。高山町長によると、出席者からは「(馬淵国交相は)ダム建設中止と言及しないだけで、依然として中止は撤回されていない」などの意見が大勢を占めたという。 また、馬淵国交相が11月6日に同町を視察した際、建設中止の方針を事実上撤回する考えを表明したことについて、民主党の岡田幹事長がこれに反する発言をしているなどと不信感を示す声もあったという。高山町長は「文書で(断りの)回答を出したい」としている。