ソーシャルメディア集客ラボの伏田です。 昨日、オラクルがFacebookアプリなどを提供するInvolverを買収するという報道がありました。 オラクルはここ数カ月で3社の買収をすでに発表しています。また、オラクルだけでなく、セールスフォースやマイクロソフトなど大企業によるソーシャルメディア関連企業の買収が昨年から今年にかけて増えています。 全てアメリカの企業ですが、これらの企業の買収状況を見ることで、海外で重視されているソーシャルメディア関連企業の動向をおさえることができます。大手企業の買収によって業界そのものが大きく変わってしまう可能性もあるので、まずは現在の状況を把握しておくことをおすすめします。 図と表で理解するソーシャルメディア関連の動向 わかりやすいように図と表でまとめました。まずはこちらをチェックしましょう。 表にするとこのようにまとめられます。 買収した企業 買収された企業
Dellが買収するBoomiの「AtomSphere」は、企業のクラウド採用の障害となっているオンプレミスアプリとクラウドサービスの統合をサポートし、Salesforce CRMやNetSuiteなどのSaaSサービス間の接続を簡易化する。 米Dellは11月2日(現地時間)、SaaSプロバイダーの米Boomiを買収することで合意に達したと発表した。買収総額などの詳細は公表されていない。 Boomiは2000年創業の米ペンシルベニア州バーウィンに拠点を置く非公開企業。異なるSaaS製品間やデータセンターのオンプレミスアプリとクラウドアプリを統合し、データ交換を可能にするサービス「AtomSphere」を提供している。同サービスは、Oracle E-Business Suite、PeopleSoft、SAP ERP、NetSuite、Microsoft Dynamics CRM、Salesf
「すべてのスタックを統合することで、高速で信頼性が高く、安価で使いやすいシステムを提供できるようになる。顧客に大きな価値をもたらす」。米オラクルが現地時間の2010年1月27日に開催した米サン・マイクロシステムズの統合戦略を説明するイベントで、最後に登壇した同社のラリー・エリソンCEO(最高経営責任者)はこのように語った。 エリソンCEOは「2010年の我々のビジョンは1960年代のIBMと同じで、包括的で統合されたテクノロジーを提供することだ」と最初に講演したチャールズ・フィリップス社長と同様の見解を述べた(関連記事)。ハードとソフトを一体で提供することで優れた製品が生まれる例として、同社のOracle Exadata Storage Serverを挙げた。 サンの業績については、優れた技術や数多くの既存顧客が存在することなどを理由に、2010年2月から利益が出ると言い切った。さらにサン
米Rackable Systemsは米国時間2009年5月11日,米Silicon Graphics(SGI)の買収を完了したと発表した。Rackableは今後,SGIの社名とブランドを全社的に使用する。Rackable社長兼CEOのMark J. Barrenechea氏が引き続き新SGIを率いる。 SGIは2006年5月に連邦破産法11条の適用を申請し,その後NASDAQに再上場したが,今年4月1日に再度同法の適用を申請した。同日,Rackableは2500万ドルでSGIを買収する計画を発表した(関連記事:米ラッカブルが米シリコン・グラフィックスを2500万ドルで買収)。 4月30日に裁判所から買収案の承認を受け,5月8日に手続きが完了した。RackableはSGIの資産獲得とともに一部負債も引き受け,4250万ドルを現金で支払った。今回の買収により,同社はHPC(ハイ・パフォーマンス
OracleのSun Microsystems買収が、IT業界史に残る大事件であることは間違いない。SunとIBMの間の買収交渉が決裂したあと、突如として躍り出てきたOracleは、速攻で話をまとめあげ、世界中を驚かせた。この合併の意義と行方については、さまざまな分析が可能で、まさに百家争鳴の状態だ。ここではハードウェアの観点からみてみたい。 Sunの取締役会は、Oracleの買収の受け入れを全会一致で可決したという。Sunの身売りが大きく伝えられて約1カ月。同社を手に入れるのは、盟友でもあるOracleとなりそうだ。買収額は74億ドル(Sunの負債や現金を考慮すると56億ドル)相当という。過去にOracleが買収した、PeopleSoft(103億ドル)やBEA Systems(85億ドル)よりも金額的には低い。 だが、今回は、ちょっと意味が違い、データベースソフトウェアベンダーがハード
富士通は2009年4月27日、SAPのコンサルティングを手がけるオーストラリアの「Supply Chain Consulting」を買収したと発表した。買収額は4800万オーストラリアドル(約33億円)。 買収の狙いはオーストラリアやニュージーランドなどでSAP関連ビジネスを強化すること。「同地区では今まで公共分野でのビジネスが中心だったため、流通・製造業に強いSupply Chain Consultingを買収することで、ビジネスの拡大を図る」とする。富士通は09年3月にもオーストラリアのITサービス会社KAZを買収している。 Supply Chain Consultingは1998年創業で本社はオーストラリアのシドニーにある。従業員は約400人。売上高は非公表。同社はフィリピンやタイなど東南アジアでもビジネスを展開しているため、「フィリピンをオフショア開発の拠点として活用していく考えも
「サンのスポンサーはIBMではないのか」──。 4月21日、身売り先を探していた米コンピュータ大手のサン・マイクロシステムズの買収に名乗りを上げたのは、米企業向けソフトウエア大手のオラクルだった。4月上旬、買収金額が折り合わず一度破談になったとはいえ、やはり米IBMが本命視されていただけに、業界関係者は一様に驚いた。 サンといえば、かつてはIT業界をリードした企業だった。安価・小型の企業向けワークステーションでメインフレーム(大型汎用コンピュータ)時代を終わらせ、ダウンサイジングのトレンドをつくった。しかし、近年はサーバ市場の競争激化で業績が低迷。米金融危機による企業のIT投資激減で、昨年一二月期まで2四半期連続で純損失を計上していた。 その赤字企業に、オラクルはなぜ74億ドル(約7400億円)もの値を付けたのか。背景には、クラウド・コンピューティング(システムやソフトをユーザーが自前で所
「垂直再統合(バーティカル・リインテグレーション)」。米オラクルによる米サン・マイクロシステムズの買収や、米シスコシステムズのサーバー市場参入をこう呼ぶ。専業メーカーによる水平分業のオープンシステム時代は幕を閉じ、メインフレーム時代を彷彿とさせる垂直統合が「再び」やってくるので、統合(インテグレーション)ではなく再統合(リインテグレーション)という言葉を使う。 買収を発表した2009年4月20日の電話会見でラリー・エリソンCEOは、「オラクルは、アプリケーションからディスクまでを統合したシステムを開発できる唯一の企業になる」と豪語した。1977年の創業以来、ソフトウエア専業を貫いてきたオラクルがサンの買収によって、UNIXサーバーやストレージ装置といったハードウエア事業も手に入れる。 【参考記事】[速報]オラクルが74億ドルでサンを買収 クラウドは垂直再統合の最たる姿 実はIT業界を見渡し
オラクルのサン・マイクロシステムズ買収は、大型M&A(企業の合併・買収)に慣れているIT(情報技術)産業界を驚かせた。創業来ほとんどソフトウエア専業でやってきたオラクルが、創業来ほとんどハードウエア専業でやってきたサンを買ったからだ。はたしてこの買収は成功するのか。日経コンピュータの谷島宣之編集長が周囲の記者数人をつかまえ、問い質した。本欄に名前が出ることを好まない記者が増えたため、複数人のコメントがあったものの、発言者をすべて「記者」と表記した。 谷島 サンの身売りを巡っては当初、IBMが名乗りを上げていた。急転直下、オラクルが買い手となったのはなぜか。 記者 価格で折り合わず、いったん物別れになっていたところ、一気にオラクルが話を付けたようですね。びっくりしました。 谷島 そんな経緯は分かっている。なぜ、オラクルなのか。 記者 創業者のラリー・エリソン会長は、「アプリケーションからデー
サン・マイクロシステムズ日本法人は2009年4月22日、日本オラクル出身の河村浩明専務執行役員(52、写真)が社長に就任したと発表した。ライオネル・リム前社長は代表権のある会長に就き、引き続き日本法人を統括する。サン日本法人の社長は昨年4月、日本IBM出身の末次朝彦氏が突然退任して以降、アジア太平洋地区の責任者であるリム氏が兼務していた(関連記事1)。 河村氏は日製産業(現・日立ハイテクノジーズ)を経て、1996年にEMCジャパンに入社。営業責任者として主に通信事業や製造業での売上増に貢献した。2006年には日本オラクルインフォメーションシステムズに転じ、執行役員として業務アプリケーションの拡販を担った。2007年8月には日本オラクルの常務執行役員に就任している。2008年10月にはサン日本法人に転じ、専務執行役員 産業営業統括本部統括本部長を務めていた。 米オラクルは20日、米サンを74
信頼されるメディアとしてロイターは、トムソン・ロイターのニュース・メディア部門で、毎日世界各地の数十億人にリーチする世界最大級の国際マルチメディア通信社です。デスクトップ端末、世界の報道メディア、業界イベント、そしてダイレクトにビジネス、金融、国内・国際ニュースをプロフェッショナルにお届けします。
Expired:掲載期限切れです この記事は,ダウ・ジョーンズ・ジャパンとの契約の掲載期限(90日間)を過ぎましたので本サーバから削除しました。 このページは20秒後にNews トップページに自動的に切り替わります。
まさかこのようなことになろうとは。もちろん、OracleによるSun買収劇です。Sunの取締役会は満場一致で買収を承認したそうですから、両社にとって(両社の従業員という意味ではないですよ)よい結果になったのではないでしょうか。従業員にとっても、Big Blueの東海岸的社風より、Oracleのそれのほうがマッチすることでしょう。 買収によるメリットですが、Sunには大きく分けてCPUの開発を含めたハードウェア部門と、JavaやSolarisに代表されるソフトウェア部門があります。前者には重複がないため、Oracleは既存の自社製品を補完するさまざまな試みが検討されることでしょう。 まず思い浮かぶのは、目下注力中の「Oracle Exadata」。早い話が、OracleのソフトをHPなどのハードにデプロイして販売しようという製品ですが、これがSunのサーバに置き換わるのかな、と。安直な発想で
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く