高速道路の高架橋にある緑のドロドロ。これが藻の培養チューブ。 太陽の光を浴びながら、下をびゅんびゅん走る車から出る排気ガスを酸素に変えます。まあ、微々たる量だとは思いますが。これで変わるんか!という新鮮な驚きが。 場所はスイスです。今夏ジュネーヴのフェスティバルで設営されたものです。中の状態はポンプとフィルターとソーラーパネルで管理しています。十分に育った藻は可燃バイオ燃料から化粧品などさまざまな製品の原料に使えると、設置を手がけた「Cloud Collective」(オランダとフランスにオフィスを構えるデザイン会社)は話していますよ。 今はまだ「藻の培養を大規模にやるのはこんなに簡単なんだよ」ということを示すPoC(概念実証)の段階です。でも、ドイツの藻の家も中国の消費を上回る発電村もそうだけど、こうして未来のシステムを人の意識の片隅に植え付けていくのも大事なステップですよね。迸るドロド
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