5月に予定されるトランプ大統領と金正恩朝鮮労働党委員長の米朝首脳会談があと1カ月余りまで迫ってきた。「ロケットマン」、「老いぼれ」などと子供じみた中傷合戦を繰り返してきた両首脳だが、果たしてどんな会談になるのか。トランプ独自の話法や交渉術を解説した『ドナルド・トランプ 黒の説得術』を著したジャーナリスト・浅川芳裕氏が会談を「言葉」から読み解く。 ◆ 得意技「フレーミング」で金正恩を縛り付け 3月26日、米朝首脳会談に先立ち、習近平主席と金正恩氏の中朝首脳会談が行われた。 トランプ大統領は中朝会談について、28日、ツイッターでこう触れた。 「昨日の夜、中国の習近平主席から、金正恩氏との会談が非常にうまく行き、金正恩氏が私との会談を待っているとのメッセージを受け取った」 Received message last night from XI JINPING of China that his
