熱力学には第一法則と第二法則という二つの法則がある。第一法則というのは、別名「エネルギー保存の法則」と呼ばれるもので、エネルギーというのは、いくら使われても、その総体は増えもしないし、減りもしないというものである。このエネルギー保存の法則から誰しも思いつくのが、永久機関というアイデアであろう。
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わたしは、睡眠に入るときに自分自身を観察する訓練を続けた。ある晩、夢をみているとき、自分が夢の中の自分を観察していることに気がついた。私自身が睡眠そのものの中に入り込んでしまったのだ。
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当時、日本の教育関係者は大勢、アメリカに行っているはずだ。彼らが何を見てきたのか知らないが、アメリカでは国旗に忠誠を誓うにもかかわらず、日本では国旗を掲揚することもできない状況について指摘した人は私の知る限りいなかった。
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3人の労働者が道端で働いていた。3人とも、同じような仕事をしているように見えた。そこを通りがかった人が、まず一番手前の人にこう尋ねた。「あなたはいったい何をしているのですか?」。彼は、面倒くさそうにこう答えた。「レンガを積んでいるんですよ」。
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ポツダム宣言の第10項には「民主主義の復活強化に対する一切の邪魔をなくし、言論、宗教及び思想の自由並びに基本的人権の尊重は確立せらるべし」という内容が謳(うた)われている。しかし、占領軍は戦前の日本よりも過酷な言論統制を行なったのだ。
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なぜ、自分は、生まれてきたのか。何のために、自分に、この人生が与えられたのか。その「人生の意味」を、見出さなければならない。しかし、それは、もとより、答えの無い問い。しかし、君が、自らの力で、その「意味」を考え、そして、考え続けるならば、いつか、かならず、君の心の中で、覚悟が定まり、その「人生の意味」が、結晶するときが来る。
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では、この宇宙は、いつ生まれたのか。137億年前だ。気の遠くなるほどの昔だ。では、その137億年前、この宇宙が生まれる前には、何があったのか。何も無かった。そこには、何もなかった。ただ、「真空」だけがあった。そこには、まだ、時間も、空間も無く、ただ、真空だけがあった。しかし、あるとき、この真空に、「ゆらぎ」が生じた。
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我々の人生の「意味」は、何か。この問いは、人類の歴史の中で、多くの哲学者や思想家が問うてきた、最も深き問いだ。そして、二人の優れた思想家が、その問いに対する、深い洞察(どうさつ)と智恵を語っている。一人は、実存主義(じつぜんしゅぎ)の哲学者、ジャン・ポール・サルトル。もう一人は、心理学者のヴィクトール・フランクル。
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ヨストの法則によると、「集中的に繰り返すよりも、間隔を空けて繰り返すほうが習得が早い」とされています。たとえば、1日10時間勉強するよりも、1日1時間ずつ10日間勉強するほうが頭に入りやすいということです。これは分散学習法と呼ばれ、学校のカリキュラムなどにも応用されています。
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記憶には大きく分けて2種類あります。1つは「短期記憶」です。代表的な例としては、電話をかけるまでの間だけ電話番号を覚えていて、かけたあとはすぐに忘れてしまうような記憶です。もう1つは「長期記憶」です。こちらは、数か月から一生という単位で覚えている記憶です。たとえば小さいころのさまざまな思い出は、長期記憶にストックされています。
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陰謀があらかじめ張りめぐらされるとき
状況がどれほど陰謀に味方することか驚くほどである
(サー・ウィリアム・オスラー)
When schemes are laid in advance, it is surprising
how often the circumstances will fit in with them.
( Sir William Osler, Canadian physician 1849-1919 )
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もともとシナ人は、夫婦喧嘩でも道に出て自分の言い分を喚(わめ)き合う社会だったという。こうした話を聞いて、武士的気質を持った戦前の日本人はシナ人を軽蔑したものである。夫婦の諍(いさか)いを路上で口論の形で行って、集まった人に聞いてもらうなどというのは阿呆(あほう)のすることだと思っていた。
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