「的を得る」が誤用であるという主張は、2013年12月発売の『三省堂国語辞典』が、これまで同辞典が掲載してきた「的を得る」誤用説を撤回したことで、ほぼ俗説と確定しています。 それについてはこちら「 【逆転】「的を得る」:「誤用説は俗説」と事実上決着へ 」をご参照ください。(2014.5.28) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 資料として「青空文庫」で見つかった「正鵠を得る」「正鵠を射る」「的を射る」などの用例を年代順に並べた一覧を上げておきます。「青空文庫」は著作権者の没後50年を経て著作権が消滅した作品が集められているため、年代の古いものについてはある程度網羅性が高く、年代が近くなるほど抜けが多くなります。 たとえば1946年の国語改革時に40歳だった作家が70歳で没したとすると、その著作権が切れるのは2016年ということになります。私は「的を
