言われたら脊髄反射でやらずにいられないよ!とのこと。見つけられるのは「なんとなく見たことある」っていう暗黙知の差が大きいみたい。

生成AI(人工知能)で「フェイク論文」が作られ、日本人研究者3人の名前が無断で使用されていた。被害を受けた研究者は論文の削除を求めているが、出版社側は応じていない。生成AIの専門家は「極めて憂慮すべきことが起きた」と注意を呼びかけているが、根本的な対策はあるのだろうか。 「あれ? 自分の名前だ」。森林総合研究所の藤井一至主任研究員(土壌学)は昨年11月上旬、別の研究者の論文を査読(内容チェック)する作業中に自身の名前をインターネットで検索したところ、書いた覚えのない論文を2本見つけた。 藤井さんがその2本を確認すると、所属機関が実際とは異なる「東京大」「名古屋大」とあり、両大学の存在しない組織名も併記されていた。ネットで公開されているAI判定ソフトで調べたところ、論文はAIによるものと判定された。藤井さんは「私が書けなくもないけど書かない内容。中身は間違っていないが新規性はない」と断じる。
「研究データ」「根拠データ」の機関リポジトリからの収録について 現在の日本国内におけるオープンサイエンス政策としては、以下の両政策が並んで推進されている状況にあります。 「公的資金による研究データの管理・利活用」に伴う、「研究データ」に関する取り組み https://www8.cao.go.jp/cstp/tyousakai/kokusaiopen/sanko1.pdf 「学術論文等のオープンアクセス化の推進」に伴う、論文の「根拠データ」に関する取り組み https://www8.cao.go.jp/cstp/oa_240216.pdf 研究DX(デジタル・トランスフォーメーション) -オープンサイエンス:学術論文等のオープンアクセス化の推進、公的資金による研究データの管理・利活用など https://www8.cao.go.jp/cstp/kenkyudx.html これに関し国内の機関
はじめに なんでそんなことを気にしているか 文献の探しにくさという障壁 文献の探しにくさとその位置付け 文献に関する情報はどこにあるか 分野内のコミュニケーションとか対策とか 分野内での問題 対策? おわりに はじめに この記事では、文献の探しにくさが異分野間どころか同一研究分野内での交流にとっても問題になっているのではないかというようなことについて書きます。 以下の内容の大部分は以前から考えてきたことですが、2024年の12月に開催された日本語文法学会のパネルセッション「「“よい”文法記述」について考える ―分類・周辺・例外・理論といかに向き合うか―」に参加した際に1度まとめておいた方が良さそうだと感じたので書くことにしました。そのためパネルセッションへの感想のようなものも入っていますが、そこを読み飛ばしてもある程度内容が分かるように書くよう努めます。 なお、以下の内容についてきちんと論
藤井一至 (土の研究者) @VirtualSoil 土の研究者。将棋アマ5段。著書に『大地の五億年』(amazon.co.jp/dp/4635049434)、『土 地球最後のナゾ』(河合隼雄学芸賞amazon.co.jp/dp/4334043682)。関西学生王将(2003)。fjkazumichi at gmail.com sites.google.com/site/fkazumich… 藤井一至 (土の研究者) @VirtualSoil 恐怖!身に覚えのない論文が、私の名前で聞いたことない雑誌(ハゲタカ系?)に載っている。。。AIが書いたとしか思えない内容。所属はなぜか東大で、その中の部署は森林総研。メールアドレスはちょっとだけ違う笑 longdom.org/open-access/di… 2024-11-10 00:51:22 リンク Longdom Longdom Publishi
hep-th 系の学生さんと話をしていると、勉強の仕方はわかっているのだけれど、 そこから論文を書くことになかなか移行できないケースが散見されます。 ではどうやったらいいのか、という話を何度かすることがあり、毎度同じような助言をしているので、 この際まとめておこうかと思った次第です。 理論物理で且つ hep-th にしか適用できない話も多いかと思いますので、悪しからず。 また、最近子供と話すことが多いので、口調が幼い子供相手のものに引きずられている気がしますが、すいません。 (初稿:2024/9/20) なぜ論文を書かないといけないの? 勉強しているだけではダメなの? 他のところでも書きましたが、教科書や、著名な大論文の勉強をやっていると素晴らしいことを学んで、理解が深まって、とても楽しいです。 一方で、論文を書くためにがんばって新しいことがすこしわかったとしても、自分でなしとげた、という
県から要望に対する回答書を受け取る奈良植物研究会の松井淳会長(右)=県庁で2024年9月10日午前9時16分、稲生陽撮影 奈良県立大が研究者から寄贈を受けて保管していた貴重な植物標本を誤って廃棄した問題で、県は10日、一連の経緯説明と廃棄を陳謝する回答書を、寄贈に関わった奈良植物研究会に手渡した。県は陳謝する一方で「自然史研究・教育を所管する体制がないのに寄贈を受けたことが遠因」として、標本の受け入れ自体に問題があったと説明。今後寄贈の申し出があった場合は国や他の自治体に紹介するとした。研究会メンバーらは「あぜんとする回答で失望した。県として奈良の自然史を次世代に引き継ぐ姿勢が見えない」と憤った。 標本は元高校教諭の岩田重夫氏(1916~88)が晩年までの40年近くをかけて集めた「岩田コレクション」。約1万点の量があり、今では採取できない種や希少種も多く含まれていたという。2001年に寄贈
大学の研究室のあるべき姿を問う訴訟が最高裁で争われている。教員に割り当てる個人研究室を廃止した梅光学院大(山口県下関市)を運営する学校法人に対し、研究や教育に支障が出たとして一部の教員が損害賠償を求めた。1、2審ともに「大学の裁量」を理由に訴えは退けられたが、原告は「学問研究の自由」の侵害を指摘。適法とされれば、「財政難の他の地方私大に波及しかねない」と危ぶむ声もある。(西田直晃)
はじめに 中学や高校での「研究」 気になること:研究テーマ 研究環境の向上 入試などにかかわる問題 対策?:研究倫理の教育など おわりに はじめに 大学より前の学校教育(中学、高校)における研究倫理の取り扱いについてさいきん少し気になることがあり、記録としてメモしておきます。 下に書くことが私の杞憂だったら良いのですが、単なる伝聞や推測だけでなく、私個人が関わったケースも複数あります(多数ではないので例外であってほしい)。ただしいずれも私的なやりとりですし、生徒が関わることですので具体例に関する詳細は書きません。そのため、学校教育が身近ではない方にとっては特にわかりにくい記事になってしまうかもしれません。 なお、私は大別すると人文系の研究者ですので、記事では人文系の研究を念頭においていますが、一口に「人文系」といってもさまざまな分野があり研究テーマやアプローチもいろいろありますので、網羅的
The AI Scientistの概念図 まず一連のアイデアをブレインストーミングし、その新規性を評価 次に自動コード生成の最新の進歩を活用したコードベースを編集し、新規アルゴリズムを実装する その後実験を行い、数値データと視覚的な要約などを収集する その結果を説明し、文脈化する科学論文を作成 最後に査読を行う 一方で同社は、The AI Scientistが悪用される可能性についても言及。論文作成が自動化が進むと、査読する人の作業量が増え、科学論文の品質管理を妨害する可能性があるとしている。このため「AIが作成した論文などにはその旨を表示し、透明性を確保する必要がある」と考えを述べている。 ただし、The AI Scientistによって人間の科学者の役割が減少するとは考えていないと同社。「むしろ、科学者の役割は変化し、新しいテクノロジーに適応し、より上位の階層に立つことになるだろう」と
ヤマモトヒロユキ (Hiroyuki Yamamoto) @yam_owl 絵を描く人間が思う「絵が上手い」が絵を描かない一般層から見ると「絵が上手い」にならないケース(むしろ下手と思っていることが多い)、けっこうたくさん見てきたし、自分は絵を描き始めるのが遅かったせいで二十歳くらいまでは後者側だったのでそのころの記憶もある。 ここは常に気を付けていきたい。。。 RT 2024-08-12 06:34:15 ヤマモトヒロユキ (Hiroyuki Yamamoto) @yam_owl 「なんでこんなにうまい人を昔下手だと思っていたんだ。。。」「なんでこんなに作画が良いアニメを昔はダメ作画だと思っていたんだ。。」っていうのがほんとたくさんある。。 2024-08-12 06:47:33
大学の国際競争力を示す「世界大学ランキング」。その順位を、サウジアラビアの大学が不適切に操作している疑いが浮上した。海外の著名な研究者に金銭を払って所属先を変えさせ、自国の研究人材としてカウントしているというのだ。著名研究者のリストには日本人の名も。その一人が、隠された契約条件の存在などの内幕を取材に明かした。 ◇目次 ・報告書が指摘「不適切な方法」 ・隠された契約条件の存在 ・打診断った博士は「汚職だ」 ・「ゲームが始まった」 世界大学ランキングは複数存在する。有名なのは、英国の評価機関による「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション」(THE)や「クアクアレリ・シモンズ」(QS)、中国・上海交通大による「上海ランキング」などだ。 これらは、各大学の教育や研究の質▽所属研究者の論文が引用された回数▽留学生比率などの国際性――などを分析し、順位をつけている。ランキングは大学の競争力の指標となる
近年、ChatGPTをはじめとする大規模言語モデル(LLM)を利用して学術論文を執筆するケースが増えています。Andrew Gray氏による研究論文「ChatGPT "contamination": estimating the prevalence of LLMs in the scholarly literature」では、2023年に発表された論文のうち、少なくとも6万本以上(全体の1%超)がLLMを利用して執筆された可能性が高いことが指摘されています。 LLMを利用して論文を執筆する際の問題点の一つが、不自然な表現の多用です。Gray氏の論文では、LLMが生成したテキストに特徴的な単語を分析することで、LLMの利用を推定しています。例えば、"intricate"(複雑な)、"meticulous"(几帳面な)、"commendable"(立派な)といった形容詞や、"meticulo
かなり前から「ChatGPTに学術論文を(英語で)書かせると"delve"のような普段使わないような単語が多く使われるのでバレやすい」という話がSNS以下各所で頻繁に噂されていたんですが*1、最近になってこの件について面白いpreprintが発表されていたのを知りました。それがこちらです。 もう読んで字の如しで「ChatGPTが登場して以来学術論文に使われる単語のレパートリーが劇的に変わってしまった」というのを、実際に具体的なデータに基づいて示した論文です。割と短めの読みやすい論文であることと、先述したようにSNSでは頻繁に噂されていた推測を明確化したということもあり、折角ですのでこのブログで簡単に紹介してみようと思います。 Preprintあげたのでご報告!📣 ChatGPTが使いがちな英単語ってありますよね。「delve」「realm」「utilize」あたり。 (限界助教先生の記事
日本の大企業が注目するリサーチツールをご存知だろうか。3億件以上の研究論文から技術の相関性を瞬時に可視化できる「Memory AI」なるもので、2023年6月にプレベータ版をリリースすると、半年でキリンホールディングスや大正製薬など大手企業約20社が顧客になった。 注目される理由は、企業の研究開発や事業開発担当者が技術調査や分析にかかる工数を最大で9割削減できるからだ。日本は特許出願件数で2022年、28.9万件で世界3位。国・地域別のGDP(国内総生産)に占める研究開発費総額の割合が3.59%と高く、ここ20年間で世界最高レベルにある(※)。科学技術においてこれだけ充実した環境にありながら、大きな問題がある。研究開発の最初の工程となる調査や分析には短くて半年、長いと1年半もの時間が必要になる。この非効率性に着眼したのが、当時、ニューヨーク州立大学の学生だった畑瀬研斗が設立したMEMORY
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