NECは2012年6月28日、メインフレーム「ACOSシリーズ」大型機の新機種「i-PX9800/A100」を発売した(写真1)。プロセッサにACOS専用の「NOAH-6」を搭載する。NECは2004年にACOSのプロセッサを米インテルのItaniumに移行したが、Itaniumの性能が伸び悩んでいることからACOS専用のNOAHを復活させた。NOAHの新モデルが登場するのは11年ぶり。標準レンタル価格は月額950万円からで、9月28日に出荷を開始する。 NECによれば、i-PX9800/A100が搭載するNOAH-6の性能は、従来機「i-PX9000/A300」が搭載するItaniumプロセッサに比べて3.5倍だとしている。NOAH-6はNECが自社設計し、製造は外部に委託する(写真2)。製造プロセスは40ナノメートル(nm)で、1つのプロセッサに4つのコアを搭載する。動作周波数や演算性
