画像説明, タリバンの兵力は推定6万人ともされる。写真は東部ガズニ州の州都ガズニに入ったタリバン戦闘員 アフガニスタンで反政府勢力タリバンが急進撃を続けている。その速度は大勢の意表を突くほどのもので、今や各地の州都がドミノのように次々とタリバンの支配下に入っている。

7月9日、 バイデン米大統領(写真)がアフガニスタン駐留米軍の早期撤退を進める裏には、10年以上前からくすぶり続けるアフガンへの不信感があった。ホワイトハウスで8日撮影(2021年 ロイター/Evelyn Hockstein) [ワシントン 9日 ロイター] - バイデン米大統領がアフガニスタン駐留米軍の早期撤退を進める裏には、10年以上前からくすぶり続けるアフガンへの不信感があった。 2009年1月、オバマ政権の副大統領に就任する直前のバイデン氏はアフガンの首都・カブールを訪問。夕食の席で当時のカルザイ大統領に対し、アフガン市民全員のための統治に着手しない限り、米政府の支援を失いかねないと警告した。
Afghan security forces inspect the wreckage of a passenger van after a blast in Kabul on June 12: the security situation is rapidly deteriorating. © Reuters Takashi Okada is Japan's ambassador to Afghanistan. As U.S. forces left Bagram Air Base after 20 years of combat operations on July 2 amid a rapidly deteriorating security situation in Afghanistan, the Taliban continued to expand its area of c
厳しさを増すアフガニスタンの現状はバイデン氏が自ら招いたものとの見方が出ている/SAUL LOEB/AFP/Getty Images (CNN) 宗教戦士の一群が、奪い取った米国の軍用車両に乗り、米軍から訓練を受けた軍隊を打ち負かす。敗れた側は、自分たちの戦力を戦わずして差し出す。 どこかで聞いた話ではないか? これは2011年の終わりに、米軍が撤退した後のイラクで起きたことだ。それから3年、過激派組織「イラク・シリア・イスラム国(ISIS)」の戦闘員の大軍は首都バグダッドのゲートからわずか数キロの地点に迫り、国内の主要都市の多くを奪取した。 当時のオバマ政権によるイラクからの撤退を取りまとめたのは、副大統領だったジョー・バイデン氏その人だ。 14年、ISISがイラクでの民族浄化を開始し、米国人のジャーナリストや援助活動家を殺害するようになると、当時のオバマ大統領は決定を覆す。軍事支援を再
アフガニスタン首都カブールで警備に当たる警察(2017年9月29日撮影、資料写真)。(c)AFP/NOORULLAH SHIRZADA 【10月21日 AFP】アフガニスタンで20日、モスク(イスラム礼拝所)2か所を標的にした自爆攻撃があり、計60人近くが死亡した。当局が発表した。 1件目の攻撃は、首都カブール(Kabul)にあるシーア派(Shiite)のモスクで発生。信者らが夕方の礼拝に集まる中、自爆犯が爆弾を起爆させた。女性や子どもを含む少なくとも39人が死亡、45人が負傷した。 カブール警察報道官はAFPに対し、現場は同市ダシュテバルチ(Dasht-e-Barchi)にあるモスクで、実行犯は「礼拝所内に入り、信者らに交じって自爆した」と明かした。 これまでのところ犯行声明は出されていないが、最近シーア派モスクが標的になった攻撃については、いずれもスンニ派の過激派組織「イスラム国(IS
多数の民間人が虐殺されたとされる、アフガニスタンのサリプル州サイヤード地区の位置を示した図。(c)AFP 【8月7日 AFP】アフガニスタン北部の村で、旧支配勢力タリバン(Taliban)とイスラム過激派組織「イスラム国(IS)」が合同で民間人50人以上を殺害したと、地元当局が7日に明らかにした。 5日に襲撃されたのは同国サリプル(Sar-e Pul)州サイヤード(Sayad)地区にあるミルザワラング(Mirzawalang)村で、子どもを含めた男女50人以上が殺害された。多くは銃殺され、中には斬首された犠牲者もいたという。 タリバンとISの合同勢力は先週3日から48時間、アフガン地方警察(ALP)と交戦しこれを圧倒。その後に虐殺が起きたという。 同州知事の報道官は、今回の襲撃が、ISとタリバンによる共同作戦だったと述べ、合同勢力が他州から戦闘員を勧誘していたと語った。また、この勢力が地元
予想外の事態ではないが、アフガニスタン情勢がかなり混迷してきたので、この時点で簡単に言及しておきたい。 近況をNHKのニュースから 現状の最新ニュースをNHKから拾ってみる。簡素に要点がまとめられているのだが、率直に言って、これを聞いてどのくらい理解できるだろうか? 7月9日3時07分「アフガニスタン元外相「選挙勝者は自分」」(参照)より。 アフガニスタンの大統領選挙は、暫定結果で次点となったアブドラ元外相が演説し「選挙の勝者は自分だ」と訴え、独自の政権を樹立する可能性も明らかにし、混乱が広がるおそれが懸念されています。 アフガニスタンの大統領選挙は7日、決選投票の暫定結果が発表され、ガニ元財務相が1回目の投票でトップだった対立候補のアブドラ元外相を得票率で10ポイント以上の差を付けて上回りました。これを受けて、ガニ陣営や選挙管理委員会による大規模な不正があったと主張してきたアブドラ元外相
アフガニスタンのヒンドゥークシュ山脈(Hindu Kush Mountain Range、2009年7月12日撮影、資料写真)。(c)AFP/Massoud HOSSAINI 【6月13日 AFP】アフガニスタンのヒンドゥークシュ(Hindu Kush)地方で11日、2度の地震が連続して発生し、その後の地滑りで辺境の村が土砂に埋まった。 米地質調査所(US Geological Survey、USGS)によると最初の地震の発生時刻は11日午前9時32分(日本時間同日午後2時2分)で、震源はファイザバード(Faizabad)の南西約160キロ、深さ約15キロ。マグニチュード(M)は5.4だった。その25分後にほぼ同じ場所でM5.7の地震が起きた。南に約170キロ離れた首都カブール(Kabul)でもわずかながら両方の地震の揺れを感じた。 地滑りの土砂で、日干しれんが造りの家屋が最大で100メー
【ニューデリー=田北真樹子】11日に起きた駐留米兵による住民殺害事件によって、アフガニスタンと米国の戦略パートナーシップをめぐる交渉が難航する可能性が出てきた。罪を犯した米兵はアフガン国内法で裁かれないとする免責特権を認めないとする動きが同国内で強まることが予想されるからだ。 米国は、イラク駐留米兵の免責特権をめぐってイラク側と折り合いがつかず、完全撤退に傾いた経緯があるだけに、戦闘部隊が撤退する2014年末以降の米国のアフガン駐留に大きな影響を及ぼしかねない。 「外国部隊の勝手な行動にはもう我慢できない」。アフガン下院は12日、米兵による住民殺害事件を非難する声明を出した。声明にはまた、「米政府に犯人の処罰を求めるとともに、アフガン国民の前での公判を求める」との要求も盛り込まれた。 米兵をアフガン国内法で裁くことは、昨年11月に開かれ米国との関係のあり方が協議されたロヤ・ジルガ(国民大会
アフガニスタン・カンダハル(Kandahar)州アルコザイ(Alkozai)村の米兵に襲撃された住宅で、住民が射殺された場所を指し示す近隣住民(2012年3月11日撮影)。(c)AFP/MAMOON DURRANI 【3月12日 AFP】(一部更新、写真追加)アフガニスタン南部のカンダハル(Kandahar)州で11日未明、基地を抜け出した米兵1人が近くの村の複数の民家を襲撃し、16人を射殺した。 アフガニスタンのハミド・カルザイ(Hamid Karzai)大統領は声明を発表し、犠牲者には女性3人と子供9人が含まれていたことを明らかにした。声明によると脚に負傷した16歳の少年は、暗闇の中、米兵が同州アルコザイ(Alkozai)村の民家に入り込み、家で寝ていた人を起こして銃で撃ったとカルザイ大統領に電話で話したという。 カルザイ大統領は声明で「許されないことだ」と厳しく非難し、米国に説明を要
3月11日、アフガニスタン南部カンダハル州で、米兵が複数の民家で銃を乱射し、子ども9人と女性3人を含む計16人が死亡した。写真は現場を調べる住民ら(2012年 ロイター/Ahmad Nadeem) [カンダハル(アフガニスタン) 11日 ロイター] アフガニスタン南部カンダハル州で11日未明、米兵が民家3軒で銃を乱射し、アフガン当局によると、子ども9人と女性3人を含む計16人が死亡した。コーラン焼却をめぐり反欧米感情が高まっているアフガンで、新たな火種となる可能性がある。 米兵によるコーラン焼却への反発が強まっていたアフガンでは、米軍などを狙った攻撃や抗議行動で少なくとも30人が死亡。カブールの米大使館は、今回の事件で新たな報復攻撃が起きる可能性があるとしている。
アフガニスタン南部ヘルマンド(Helmand)州ガムセル(Gamser)の村にて住民と話す米海兵隊員(2011年2月18日撮影、資料写真)。AFP PHOTO/ADEK BERRY 【3月2日 AFP】国内の米軍基地でイスラム教の聖典コーランが焼却されていたことが発覚し、各地で抗議行動が続いているアフガニスタンの軍事施設で1日、米兵2人がアフガニスタン人の同僚に射殺された。 事件が起きたのは南部カンダハル(Kandahar)州の軍事施設。米国防総省によると、犯行に及んだ2人のうち1人はアフガニスタンの治安部隊員だった。 同州ザーリ(Zhary)地区のトップ、ニアズ・モハンマド・サルハディ(Niaz Mohammad Sarhadi)氏によれば、もう1人は施設で読み書きの教師として働いていた民間人で、兵士から武器を奪って発砲したという。米国防総省は、犯人は犯行後に2人とも殺害されたと発表した
印刷 関連トピックスタリバーン アフガニスタン東部で20日にフランス軍兵士4人を射殺したアフガン国軍兵士がフランス軍の調べに対し、反政府武装勢力タリバーン兵とみられる遺体に米兵が小便をかけた映像を見て、外国部隊に殺意を抱き、犯行を決意したと供述していることが分かった。英紙デーリー・テレグラフ(電子版)などが22日伝えた。 映像は今月初めにネットに流出したもので、現在、米軍が事実関係を調べている。アフガン兵士について、ロンゲ仏国防相は「タリバーンの侵入者」だと話しているが、アフガンのカルザイ大統領は「個人的な犯行」とだけ述べている。(イスラマバード=中野渉) 購読されている方は、以下のような関連記事も読めます。申し込みはこちら反政府武装組織指導者死亡か パキスタン関連記事米兵、タリバーン遺体に放尿か ネットに映像、調査へ(1/13)タリバーン、カタールに事務所開設へ 和平交渉足がかり(1
【ワシントン=有元隆志】米政府は鳩山政権への苛立ちを募らせており、政権を見る目は厳しさを増している。ゲーツ米国防長官が現行の普天間飛行場移設計画を履行するよう強く求めたのも、その表れだ。インド洋における海上自衛隊の給油活動に代わる貢献策として、「財政支援だけであれば100億ドル(9000億円)以上」が必要だとの声も、米側には出ている。 ゲーツ長官は「(普天間飛行場移設という)一部分だけを取り出すのは複雑で生産的ではない」と、再交渉はしない考えを強調した。米政府にはそもそも、普天間飛行場の返還は日本側が要請したものであり、1996年に合意してから現在も移設が実現していないのは日本側の責任だ、との不満がある。 8000人の在沖縄海兵隊のグアム移転の動きも始まっているが、普天間飛行場の移設が実現しなければ、海兵隊の移転も行き詰まる。ゲーツ長官が鳩山由紀夫首相に「日米で合意したことは重い」と迫った
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