美穂圭子
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美穂 圭子(みほ けいこ、9月22日[1] - )は、宝塚歌劇団専科に所属する女役[2][3]。
大阪府茨木市[4]、府立福井高等学校出身[1]。身長163cm[1]。愛称は「けいこ」[1]。
来歴
[編集]1987年、宝塚音楽学校入学。
1989年、音楽学校卒業後、宝塚歌劇団に75期生として入団[5][6]。入団時の成績は3番[5]。星組公演「春の踊り/ディガ・ディガ・ドゥ」で初舞台[5]。
雪組時代は歌唱力を武器に、たびたびエトワールを務めるなど、歌手として多く起用される[4][2]。
2008年3月31日付で専科へと異動[7]。専科異動後は、芝居はもとよりショーにも多く出演[8]。深く豊かな歌声で客席を魅了するディーバとして、各組に特別出演を続けている[8]。
2019年、宝塚入団30周年を迎え、自身初となるサロンコンサート「Dramatic Rose!!」を開催[2]。
主な舞台
[編集]初舞台
[編集]- 1989年3 - 5月、星組『春の踊り』『ディガ・ディガ・ドゥ』(宝塚大劇場のみ)[2]
組まわり
[編集]- 1989年11 - 12月、月組『天使の微笑・悪魔の涙』『レッド・ホット・ラブ』(宝塚大劇場のみ)
雪組時代
[編集]- 1990年4月、『天守に花匂い立つ』『ブライト・ディライト・タイム』(東京宝塚劇場のみ)
- 1990年6 - 11月、『黄昏色のハーフムーン』『パラダイス・トロピカーナ』
- 1991年2 - 3月、『花幻抄』『恋さわぎ』『スイート・タイフーン』(宝塚大劇場)
- 1991年4 - 5月、『微笑みの国』(バウホール)
- 1991年6月、『花幻抄』『恋さわぎ』『スイート・タイフーン』(東京宝塚劇場)
- 1991年8 - 9月、『華麗なるギャツビー』『ラバーズ・コンチェルト』(宝塚大劇場)
- 1991年10 - 11月、『スポットライト・マジック』(バウホール)
- 1991年12月、『華麗なるギャツビー』『ラバーズ・コンチェルト』(東京宝塚劇場)
- 1992年2月、『華麗なるギャツビー』『ラバーズ・コンチェルト』(中日劇場)
- 1992年3 - 5月、『この恋は雲の涯まで』(宝塚大劇場) - 新人公演:チャレンカ(本役:小乙女幸)
- 1992年5 - 6月、『微笑みの国』(ゆうぽうと簡易保険ホール・愛知厚生年金会館)
- 1992年7月、『この恋は雲の涯まで』(東京宝塚劇場) - 新人公演:チャレンカ(本役:小乙女幸)
- 1992年8 - 9月、『ヴァレンチノ』(バウホール)
- 1992年10 - 11月、『忠臣蔵』(宝塚大劇場)
- 1992年12月、『ジャンプ・フォー・ジョイ』(ドラマシティ)
- 1993年1 - 2月、『ヴァレンチノ』(日本青年館・中日劇場)
- 1993年3月、『忠臣蔵』(東京宝塚劇場)
- 1993年5 - 8月、『天国と地獄』『TAKE OFF』
- 1993年10 - 12月、『ブルボンの封印』『コート・ダジュール』(宝塚大劇場)
- 1994年1月、『ライト&シャドウ』(ドラマシティ) - クララ
- 1994年3月、『ブルボンの封印』『コート・ダジュール』(東京宝塚劇場)
- 1994年7月、ロンドン公演『花扇抄(美しき日本)』『扉のこちら』『ミリオン・ドリームズ』(コロシアム劇場)[9]
- 1994年8月、花組・雪組『ライド・オン』(バウホール)
- 1994年9 - 10月、『風に吹かれて』(バウホール)
- 1994年11 - 1995年3月、『雪之丞変化』 - 新人公演:おりと(本役:小乙女幸)『サジタリウス』
- 1995年5 - 8月、『JFK』 - 新人公演:コレッタ(本役:朱未知留)『バロック千一夜』
- 1995年11 - 12月、『あかねさす紫の花』 - 新人公演:斉明天皇(本役:京三紗)『マ・ベル・エトワール』(宝塚大劇場のみ)
- 1996年2 - 3月、『エリザベート』(宝塚大劇場) - マダム・ヴォルフ[4][3]
- 1996年4 - 5月、『あかねさす紫の花』『マ・ベル・エトワール』(全国ツアー)
- 1996年6月、『エリザベート』(東京宝塚劇場) - マダム・ヴォルフ[4][3]
- 1996年8 - 12月、『虹のナターシャ』『La Jeunesse!』
- 1997年2月、『虹のナターシャ』『La Jeunesse!』(中日劇場)
- 1997年3 - 7月、『仮面のロマネスク』 - シャイヨー夫人/貴族の娘『ゴールデン・デイズ』
- 1997年9 - 11月、『真夜中のゴースト』 - バーナード『レ・シェルバン』(宝塚大劇場のみ)
- 1997年12 - 1998年2月、『春櫻賦』『LET'S JAZZ』(宝塚大劇場)
- 1998年2 - 3月、『ICARUS(イカロス)-追憶の薔薇を求めて-』(バウホール)
- 1998年4月、『春櫻賦』『LET'S JAZZ』(帝国劇場)
- 1998年5 - 6月、『風と共に去りぬ』(全国ツアー) - ミード夫人 エトワール
- 1998年8 - 9月、『浅茅が宿』『ラヴィール』(宝塚大劇場)
- 1998年10 - 11月、『凍てついた明日』(バウホール・日本青年館) - ブランチ・コールドウェル
- 1998年11 - 12月、『浅茅が宿』『ラヴィール』(1000days劇場)
- 1999年2月、『浅茅が宿』『ラヴィール』(中日劇場)
- 1999年4 - 8月、『再会』『ノバ・ボサ・ノバ』 - マダムガート
- 1999年9 - 10月、『SAY IT AGAIN』(バウホール)
- 1999年11 - 12月、『バッカスと呼ばれた男』『華麗なる千拍子'99』(宝塚大劇場)
- 2000年2 - 3月、『バッカスと呼ばれた男』『華麗なる千拍子』(1000days劇場)
- 2000年4 - 5月、『バッカスと呼ばれた男』『華麗なる千拍子』(全国ツアー)
- 2000年6 - 10月、『デパートメント・ストア』『凱旋門』 - 娼婦
- 2000年12月、『月夜歌聲(ツキヨノウタゴエ)-闇の中から光が生まれる-』(ドラマシティ・赤坂ACTシアター)
- 2001年2 - 6月、『猛(たけ)き黄金の国』 - 早乙女『パッサージュ』 エトワール[2]
- 2001年8月、『アンナ・カレーニナ』(バウホール・日本青年館) - ベッツィ・トヴェルスコイ公爵夫人
- 2001年10 - 2002年2月、『愛 燃える』 - 梅妃『Rose Garden』 エトワール[4]
- 2002年4月、専科・雪組『風と共に去りぬ』(日生劇場) - インディア
- 2002年5 - 9月、『追憶のバルセロナ』 - ルクレツィア『ON THE 5th』
- 2002年10 - 11月、『再会』 - フローレンス『華麗なる千拍子2002』(全国ツアー) エトワール
- 2003年1 - 5月、『春麗の淡き光に』 - 蘇芳『Joyful!!』
- 2003年6 - 7月、『春麗の淡き光に』 - 壬生内侍『Joyful!!』(全国ツアー)
- 2003年8 - 12月、『Romance de Paris』 - 将軍夫人ヤスミン『レ・コラージュ』
- 2004年4 - 7月、『スサノオ』 - アワジヒメ『タカラヅカ・グローリー!』[4]
- 2004年8 - 9月、『あの日みた夢に』(日本青年館・ドラマシティ) - エドナ
- 2004年11 - 2005年2月、『青い鳥を捜して』 - コン『タカラヅカ・ドリーム・キングダム』
- 2005年3 - 4月、『睡(ねむ)れる月』(ドラマシティ・日本青年館・福岡市民会館) - 日野宗子
- 2005年6 - 10月、『霧のミラノ』 - ジーナ『ワンダーランド』
- 2005年11 - 12月、『DAYTIME HUSTLER』(バウホール・日本青年館) - パトリシア
- 2006年2 - 5月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』 - シモーヌ エトワール[2]
- 2006年7月、『ベルサイユのばら-オスカル編-』(全国ツアー) - マロングラッセ/シモーヌ
- 2006年9 - 12月、『堕天使の涙』 - オルタンス・グレフィル伯爵夫人『タランテラ!』
- 2007年2 - 3月、『ノン ノン シュガー!!』(バウホール) - マリア
- 2007年5 - 8月、『エリザベート』 - リヒテンシュタイン伯爵夫人
- 2007年10月、『シルバー・ローズ・クロニクル』(ドラマシティ・日本青年館) - パメラ・メイズ
- 2008年1 - 3月、『君を愛してる-Je t'aime-』- レイチェル『ミロワール』
専科時代
[編集]- 2008年9 - 12月、宙組『Paradise Prince(パラダイス プリンス)』 - ローズマリー・メンフィールド
- 2009年2 - 4月、星組『My dear New Orleans(マイ ディア ニュー オリンズ)』 - シスター・サラ『ア ビヤント』
- 2009年7 - 10月、雪組『ロシアン・ブルー』 - レベッカ・ウォード『RIO DE BRAVO!!(リオ デ ブラボー)』
- 2010年1月、花組『BUND/NEON 上海』(バウホール) - リュドミーラ・セミオノワ
- 2010年3月、宙組『Je Chante(ジュ シャント)-終わりなき喝采-』(バウホール) - ミスタンゲット
- 2010年6 - 9月、雪組『ロジェ』 - クリスティーヌ『ロック・オン!』
- 2010年10 - 11月、雪組『オネーギン Evgeny Onegin』(日本青年館・バウホール) - マリーヤ・オネーギナ
- 2011年1 - 2月、星組『メイちゃんの執事』(バウホール・日本青年館) - シスター・ローズ
- 2011年5 - 8月、宙組『美しき生涯』 - おね
- 2011年8 - 9月、星組『ランスロット』(バウホール) - ヴィヴィアン
- 2011年10 - 12月、宙組『NICE GUY!!』
- 2012年2月、宙組『仮面のロマネスク』 - ローズモンド夫人『Apasionado!!II』(中日劇場)
- 2012年6 - 9月、月組『ロミオとジュリエット』 - 乳母
- 2012年10 - 11月、月組『春の雪』(バウホール・日本青年館) - 蓼科
- 2013年3 - 6月、宙組『Amour de 99!!-99年の愛-』
- 2013年7 - 8月、宙組『うたかたの恋』 - エリザベート皇后『Amour de 99!!-99年の愛-』(全国ツアー)
- 2014年1 - 3月、星組『眠らない男・ナポレオン-愛と栄光の涯(はて)に-』 - レティツィア
- 2014年10月、雪組『伯爵令嬢』(日生劇場) - マドレーヌ・ド・ロンサール
- 2015年3 - 6月、花組『カリスタの海に抱かれて』 - アニータ・ロッカ『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』
- 2015年7 - 8月、花組『ベルサイユのばら-フェルゼンとマリー・アントワネット編-』 - ジャルジェ夫人『宝塚幻想曲(タカラヅカ ファンタジア)』(梅田芸術劇場・台北国家戯劇院)
- 2016年1 - 3月、宙組『Shakespeare〜空に満つるは、尽きせぬ言の葉〜』 - エリザベス1世『HOT EYES!!』
- 2016年6 - 7月、雪組『ドン・ジュアン』(KAAT神奈川芸術劇場・ドラマシティ) - イザベル
- 2017年6 - 8月、花組『邪馬台国の風』 - 大巫女『Sante!!』
- 2018年6 - 9月、雪組『凱旋門』 - フランソワーズ
- 2019年1月、月組『Anna Karenina(アンナ・カレーニナ)』(バウホール) - ベッツィ・トヴェルスコイ公爵夫人
- 2020年7 - 11月、花組『はいからさんが通る』 - 伊集院伯爵夫人
- 2021年4 - 7月、花組『Cool Beast!!』
- 2021年8 - 9月、花組『哀しみのコルドバ』 - マルーカ『Cool Beast!!』(全国ツアー)
- 2022年4 - 7月、星組『めぐり会いは再び next generation-真夜中の依頼人(ミッドナイト・ガールフレンド)-』 - エメロード『Gran Cantante(グラン カンタンテ)!!』[8]
- 2022年7 - 8月、雪組『ODYSSEY(オデッセイ)-The Age of Discovery-』(梅田芸術劇場)[注釈 1][10]
- 2023年4 - 7月、雪組『Lilac(ライラック)の夢路』 - 夢人/アーシャ『ジュエル・ド・パリ!!』 - カゲソロ[11]
- 2023年8 - 9月、雪組『ジュエル・ド・パリ!!』(全国ツアー) - カゲソロ
- 2024年7 - 8月、花組『ドン・ジュアン』(御園座) - イザベル
出演イベント
[編集]- 1990年12月、一路真輝ディナーショー『夢・飛・行』
- 1991年9月、『レビュー記念日』
- 1991年10月、第32回『宝塚舞踊会』
- 1992年10月、第33回『宝塚舞踊会』
- 1993年7月、『'93宝塚パリ祭』
- 1993年10月、第34回『宝塚舞踊会』
- 1995年7・9 - 10月、轟悠ディナーショー『愛、そして…』
- 1995年12月、一路真輝ディナーショー『Love Songs』
- 1996年5月、一路真輝ディナーショー『Love Songs』
- 1997年6月、轟悠ディナーショー『L'hortensia de Juin』
- 1999年12月、『レビュー・スペシャル'99』
- 2000年1月、安蘭けいディナーショー『ラフ・タイム』
- 2000年11月、紫吹淳ライブコンサート『ALL ABOUT RIKA』
- 2001年4月、『雪組エンカレッジ・コンサート』
- 2002年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2002年10月、『Switch(スウィッチ)』[4]
- 2002年10月、第43回『宝塚舞踊会』
- 2003年1月、『清く正しく美しく』
- 2003年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2003年9月、『レビュー記念日』
- 2004年1月、『Doki・Doki・Night』[注釈 2][4]
- 2005年1月、逸翁デー『タカラヅカ・ホームカミング』
- 2005年12月、『花の道 夢の道 永遠の道』
- 2007年1月、『清く正しく美しく』
- 2008年6月、第2回『イゾラベッラ サロンコンサート』 主演
- 2008年10月、第49回『宝塚舞踊会』
- 2009年11月、第50回記念『宝塚舞踊会』
- 2014年4月、宝塚歌劇100周年 夢の祭典『時を奏でるスミレの花たち』
- 2015年10月、『SUPER GIFT! from Takarazuka stars』[注釈 2][3]
- 2016年12 - 2017年1月、『エリザベート TAKARAZUKA20周年 スペシャル・ガラ・コンサート』[注釈 2]
- 2017年10月、第54回『宝塚舞踊会』[12]
- 2018年5月、『凱旋門』前夜祭
- 2019年6月、『吉崎憲治&岡田敬二 ロマンチックコンサート』[注釈 2]
- 2019年9月、美穂圭子サロンコンサート『Dramatic Rose!!〜あなたがいたから〜』 主演[2]
- 2019年10月、第55回『宝塚舞踊会〜祝舞御代煌(いわいまうみよのきらめき)〜』[13]
- 2023年10 - 11月、『Greatest Dream』[注釈 2][14]
- 2024年11 - 12月、美穂 圭子 35th Anniversary Dinner&Concert『Dear My Home -あなたに贈る物語-』
受賞歴
[編集]- 2016年、『阪急すみれ会パンジー賞』 - 助演賞[15]
脚注
[編集]注釈
[編集]出典
[編集]- ^ a b c d 『宝塚おとめ 2024年度版』 宝塚クリエイティブアーツ、2024年、11頁。ISBN 978-4-86649-258-2。
- ^ a b c d e f g 美穂圭子サロンコンサート「Dramatic Rose!!〜あなたがいたから〜」('19年・宝塚ホテル) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ a b c d 専科、舞台に深みプラス 出演の3人、心意気語る スターファイル。
- ^ a b c d e f g h 雪組 美穂圭子:圭子は本名/The name of タカラジェンヌ 産経新聞。
- ^ a b c d 100年史(人物) 2014, p. 101.
- ^ Talk Variety オシエテ!? #1「五峰亜季・美穂圭子」 タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 雪組副組長 灯奈美が退団 後任は未来優希 産経新聞。
- ^ a b c 『TAKARAZUKA REVUE 2022/SUPERIOR MEMBERS』 宝塚クリエイティブアーツ、2022年、120 - 121頁。ISBN 978-4-86649-194-3。
- ^ 100年史(舞台) 2014, p. 334.
- ^ 彩風咲奈たちが極上の船旅へ誘う雪組「オデッセイ」開幕 Lmaga.jp。
- ^ 【宝塚】雪組彩風咲奈、夢白あやとの新コンビ本拠お披露目開幕 夢追う作品に109期初舞台生も 日刊スポーツ。
- ^ 第54回「宝塚舞踊会」('17年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 第55回「宝塚舞踊会〜祝舞御代煌〜」('19年・宝塚) タカラヅカ・スカイ・ステージ。
- ^ 宝塚歌劇 雪組 pre100th Anniversary「Greatest Dream」 ステージナタリー。
- ^ 『2016年宝塚 Stage Album』 宝塚クリエイティブアーツ、2017年、77頁。ISBN 978-4-86649-005-2。
参考文献
[編集]- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(舞台編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14600-3。
- 監修・著作権者:小林公一『宝塚歌劇100年史 虹の橋 渡りつづけて(人物編)』阪急コミュニケーションズ、2014年4月1日。ISBN 978-4-484-14601-0。