イベント / EVENT

平成22年度軽井沢土曜懇話会

国際高等セミナーハウス(軽井沢)での、著名な講師による多様なテーマの公開講演会です。

公開内容

講演概要と講師略歴（平成14年度〜）
配布資料（平成15年度〜、非公開のものもあります）
講演映像（平成13年度第7回〜、非公開のものもあります）※

講演内容

※講師・演奏者の職名は、開催時のものです。

第1回（1）：2010年9月11日（土）
資料映像【 0:56:10 】	質感を認知する脳の働きへのアプローチ自然科学研究機構生理学研究所教授小松英彦概要を見る人間はさまざまな事物の持つ多様な質感の知覚を通して、現実世界の豊かさを実感するとともに、物の素材や状態などの生存に不可欠な情報を獲得しています。このような質感を認知するという重要な機能が、どのような脳内情報処理によって行われているのかを解明する取り組みはまだ始まったばかりです。そのような取り組みの一端についてご紹介したいと思います。
第1回（2）：2010年9月11日（土）
資料1 資料2 資料3 映像【 1:03:14 】	コンピュテーショナルフォトグラフィ〜ITによるカメラの進化、第２幕〜広島市立大学大学院情報科学研究科教授日浦慎作概要を見るディジタルカメラの性能はいまや十二分なものとなりましたが、カメラの機能や使い方は従来からあまり大きく変わっていません。なぜならディジタルカメラは基本的に、フィルムを撮像素子に置き換えただけのものだからです。そこでカメラ全体の設計を情報処理の観点から見直すことで、ピントをあわせる位置を撮影後に自由に変更するなど、従来のカメラでは不可能だった機能を持つ未来のカメラと、その実現に果たす情報処理の役割について展望します。
第2回（1）：2010年10月16日（土）
映像	科学とコミュニケーション東洋英和女学院大学学長村上陽一郎概要を見る科学者として、コミュニケーションの機会があるとすれば、それは通常学会であり、相手は「同僚」つまりは「同文化」の仲間である。しかし、研究の内容が高度になればなるほど、同文化の仲間の数は減る。そうでない相手、とりわけ非専門家を相手にした科学者は、およそ異言語・異文化のなかで途方に暮れる旅人さながらになる。これではいけないと、科学コミュニケーターあるいは科学インタープリターと称する人材を養成するプログラムが五年前に始まった。科学情報を如何に伝えるか、それは音楽の演奏に通うところがある？
第2回（2）：2010年10月16日（土）
映像	ヴァイオリンコンサート《Romantic Afternoon 〜ロマンティックな午後のひと時》大津純子（ヴァイオリニスト）岡田知子（ピアニスト）スペシャルゲスト：村上陽一郎（チェロ）概要を見る曲目: エイミィ・ビーチ　Amy Beach (1867-1944) 「インヴォケーション　作品５５」　Invocation Op.55 エイミィ・ビーチ　Amy Beach (1867-1944) 「ロマンス」Romance Ｊ．Ｓ．バッハ　J. S. Bach (1685-1750) 「アンダンテ (無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第二番より)」 Andante (from Solo Violin Sonata No.2) Ｆ．メンデルスゾーン　Felix Mendelssohn (1809-1847) 「ピアノ・トリオ第一番ニ短調　作品４９」　Piano Trio No.1 in D-minor Op.49
第3回（1）：2010年11月20日（土）
※配布資料や映像はありません。	Cyber Physical Systemへのシステム制御理論の応用大阪大学大学院基礎工学研究科教授潮俊光概要を見る複数の物理システムを一つの計算機システムによって制御するcyber physical systemを考える。各物理システムに対しては最適制御器が設計されており、周期制御タスクとして実現されているとする。すべての制御タスクを実行すると過負荷となる場合にジョブのスキップを決定する調停器の設計法について紹介する。各ジョブはリリースされると調停器によって実行するかスキップするかが決定される。実行されるジョブはＥＤＦスケジューリングに従って実行されるとする。調停器はスケジューリング可能性と物理システムの安定性とを制約条件として制御性能の劣化が最小となるようにジョブのスキップを行う。
第3回（2）：2010年11月20日（土）
※配布資料や映像はありません。	ハイブリッドシステムとソフトウェア科学早稲田大学理工学術院情報理工学科、NII客員教授上田和紀概要を見る時間の経過に伴って状態が連続変化したり、状態や方程式系自体が離散変化したりするハイブリッドシステムの記述には、これまでオートマトンやペトリネットを拡張した枠組が主に用いられてきた。これに対して我々は、不確実値の扱い、演算結果の保証、シミュレーションと検証の統合などの観点から、制約概念を活用した宣言的モデリング言語HydLaの枠組および処理系の構築を進めている。本講演では、ソフトウェア科学の立場からのハイブリッドシステムへの取組みの意義と上記研究の現状を紹介し、高信頼なサイバーフィジカルシステム実現に向けて理論計算機科学およびソフトウェア研究が取り組むべき課題を考える。

過去の開催情報

お問合せ先

国立情報学研究所総務部企画課広報チーム
〒101-8430　東京都千代田区一ツ橋2-1-2
TEL：03-4212-2145
kouhou（a）nii.ac.jp　※（a）の部分を@に置き換えて送信してください。

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