神田ラーメン わいず/神田

神田で一番の行列の長さを誇るラーメン屋「わいず」。神田駅西口商店街の中腹にあります。カウンター10席もない小さなお店なので常に行列が生じているのですが、ゲストのほとんどはハードボイルド寄りの男子ばかりなので回転は滅法速い。

券売機左上のイチオシメニュー「のり玉ラーメン」を注文。2020年1月時点で1,040円でした。通常のラーメンに海苔と半熟味玉子がトッピングされたものです。調理カスタマイズは麺カタメでオーダー。
最も奥の座席に案内されたのですが、豚骨が煮込まれる寸胴鍋の目の前席であり、店主が魔女よろしく肉と骨を全力でかき混ぜまくっており臨場感抜群です。ガラの濾し方や骨の外し方、麺の湯切りが荒っぽく、飛沫どころか骨やスジまで飛んできそうな勢いです。
入店後数分で着丼。一般的な家系ラーメンのスープよりも相当に色が濃く、魔改造と言って良い濃縮加減でしょう。脂の甘味と醤油の塩味が激しくぶつかり合い、まさにジャンクといった味わいです。ほうれん草も気前の良い量であり、低温調理タイプなのかチャーシューが厚切りでレアな食感で美味。玉子の火入れも完璧。これは立派な総合栄養食である。
麺は木箱に「神田ラーメンわいず特製麺」と書かれており、太目に寄せた中太縮れ麺といった仕様。むちむちとした歯ごたえにコシ。スープとの絡みも良く私のタイプ。具材が多くスープも濃い味であるため、欲を言えばもう少しデフォで麺が多いと嬉しい。次回から大盛りにしよう。

ちなみにコンチプランとして「わいず流 台湾まぜそば」も用意されており、先の麺の旨さから逆算するにコチラも大変魅力的。神田で1杯だけラーメンを言われれば「わいず」と即答。暴力的な味覚なので好みは分かれるかもしれませんが私は好き。オススメです。


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神田は良い街です。東京駅すぐ近くと至便であるのにも関わらず、5,000円も出せばしっかりと飲み食いができるお店が多い。気長に開拓していきたいと思います。

月刊『散歩の達人』のハンディ版。チャラついていない大人向けの硬派なガイドです。地図が解かり易く名所旧跡の紹介もしっかり。神田周辺をお散歩する際には是非。

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