殷王朝の一人の侯でしかなかった周の文王が、まだ紂王の家臣であった時にこの王を攻め、その子武王が殺した。この行為を、反逆行為とみるか、正当性があるかについて孟子は明確にいい切った。「殷の紂王には徳がなかった。徳のない王は単なる匹夫(ひっぷ)(道理のわからない男のこと)である。周の武王が討ったのは匹夫であって、王ではない」と。 . . . 本文を読む
東北新幹線が仙台を出て北へ向かうと、一関市の手前に古川市がある。古川市から20キロほど来たに築館という町がある。平成5年(1993年)、この町のなだらかな丘陵頂部から、約50万年前と推定された石器が45点発見された。この衝撃的な数字によって、築館町(現・栗原市)の高森遺跡の名はいっぺんに有名になった。 . . . 本文を読む