2024-01-03

能登方面の大きな地震被害、今回も大きな計測値と少ない被害報告数・内容と、後から振り返れば緊張のなかににのんきさを求めていたようにさえ見える初期数時間報道雰囲気だった。

まさか「悪いことを言うと本当になる」と思って控えているわけではないはずだが、なまじっか官邸からの発表などがあることもあってか(またそこにすでに死亡者数が含まれいたこともあってか)、「実際の被害現在把握可能な報告と大きな乖離があると考えるべきだ」との態度、あるいは発言には、それを静かにでも強く示すものには、最初期数時間では私はほとんど出会わないままであった。そのことは、その時点でさえ見聞きしていてゾッとするものだった。今回もまた繰り返されてしまったと感じた。

「少しでも少ない被害でおさまってほしい」との心中の願いと、災害初期対応必要な具体的な行動とは別のものである。それは当然だが両立するものであるのは疑う必要のないことだが、SNSでの個人発信はさておき、マスメディアでは後者こそが強く求められるものだ。

すでに発災から丸一日以上経ち、被災地以外の地域においても、状況はより複雑である。この点ひとつにこだわる必要がある段階ではない。次にこのことが思い出されるべきは、次の発災の折になるだろう。「まさかこんなことになるなんて」は個人の感想に任せておけば良い。それで、十分すぎるほどに足りる。

また、このこととセットになる問題意識として、他地域首都機能に向けての現地被害の報告や報道現象や風化についてのそれがある。こちらはまだその段階にいたっておらず、しかし、すぐ次に必ず来る問題ということができるだろう。(そしてこのことは、これまでの大被災地能登地方・北陸地方とを体験記憶を通して繋ぐ機会になり得るだろう。そのネットワーク繋ぎ手のひとつに、直接の被災者ではない私たちもなることができる。)

今は、現地の物的・人的そして情報リソースの不足が問題になっていて、そのことはしばらくの間、振り返りのトピックになるかもしれない。それは間違いなく大きな問題であるが、私たちは、それひとつにとらわれてしまうべきというものでもない。

増田においてで甚だ恐縮ではあるが、問題意識を共有したい。

  • いい加減、避難所の空間の問題は解決して欲しいな感   あと深めに言及しないのはコロナの報道と同じ理由だと思う コロナの非常にアレな報道でさえ過敏な人は不安を煽っているって...

  • はてなーはくだらない感傷にふける前に募金に協力するとか献血するとかできることあるんじゃないの?

  • 有事に情報が錯綜することは技術とか観念でどうにかなることはないのでは(進歩すれば進歩した以上の錯綜が生まれるだけなので)

記事への反応(ブックマークコメント)

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