サテライトオフィス「H1T新宿西口」。オープンスペースのほか、1人用、2人用の個室もある=昨年12月、東京都新宿区(大森貴弘撮影) 新型コロナウイルスの感染拡大でテレワークなど多様な働き方が求められる中、自宅近くで仕事ができる「サテライトオフィス」市場が急成長している。新たな商機と捉える事業者が拠点を拡大し、緊急事態宣言の再発令に伴い、東京都の後押しも活発になった。子育てや介護などの事情を抱えた人でも働きやすい「コロナ後」の社会を見据え、今後もこうした動きは加速しそうだ。(大森貴弘) 「緊急事態宣言下、昼間の人の流れを抑える上で肝になるのがテレワーク。これを機に、ぜひテレワークを強力に進めてほしい」。小池百合子都知事は22日の定例記者会見で、テレワークの推進を改めて呼びかけた。 政府の緊急事態宣言に合わせ、都は「テレワーク緊急強化月間」を打ち出している。企業のテレワーク導入を後押しするため
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