東京都と都内で里親制度の普及に関わる3つの団体が、里親についてより広く知ってもらおうとウェブサイト「Tokyo里親ナビ」を作った。虐待などで親と暮らせない子どもたちの育つ場について、国は施設中心から里親など家庭と同じような環境へと変えていこうとしているが、都内の里親委託率はまだ低い。サイト担当者は「等身大の里親の暮らしや思いを知ってもらうことで、登録者数が増えていけば」と期待する。 若い世代への伝え方を工夫 雑誌を手に取るように サイトは都の委託を受け、東京臨床心理士会とNPO法人キーアセット、二葉乳児院の3団体が運営。担当した二葉乳児院の里親開拓コーディネーター小泉麻子さんは、新聞記者や雑誌編集の仕事をしてきた経験の持ち主。「里親の高齢化が課題となる中、20~40代に親しんでもらえるよう写真やイラストを工夫し、雑誌を手に取るようなつくりを目指した」と話す。 現在、里親として子どもを受け入
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