横浜市教育委員会は25日、市内の小学校給食で使用する食材の一部が納品されず、46校で計約7万食に影響すると発表した。購入契約先の事業者と連絡が取れないといい、欠品食材を抜いて調理するなどして対応する。 給食に使う食材の調達を担う「よこはま学校食育財団」や市教委によると、連絡が取れないのは同市港北区の「出雲屋」。入札を経て1~3月の給食に使う乾物などの食材購入を契約していたが、2月17日から連絡不通となった。 同社の卸先350校に納品状況を確認して代替食材を調達したが、旭区や保土ケ谷区などの学校で25、26、28日に使う凍り豆腐やマグロの油漬けなど4品目の手配が間に合わなかった。 財団は同社の代理人弁護士から破産に向けた手続きを行っていると報告を受けたとしており、3月分については他事業者から確保するめどが付いたという。