過疎化などで教員が確保できず、専門ではない人でも授業を行えるよう臨時で免許を与えたケースが、平成24年度に全国で9000件余りに上ることが文部科学省のまとめで分かりました。 教員の免許は、小学校や中学校など学校の種類ごとや教科ごとに取得しなければなりませんが、やむをえない場合は都道府県教育委員会が臨時で免許を与える制度があります。 文部科学省が平成24年度に授与された臨時免許を調べたところ、小学校で3001件、中学校で2331件、高校で2849件など合わせて9214件に上ったことが分かりました。 前の年度より100件ほど減ったものの6年連続で9000件を超えています。 このうち中学校では数学の臨時免許が395件と最も多かったほか、理科が296件、外国語が264件と、主要5教科も専門ではない人が授業を行っているケースが少なくありません。 文部科学省は「望ましくない」として、臨時免許を安易に与