
2017年4月28日
印鑑大作戦!!
もうね、日本ってホンマめんどくさい(>_<)
LuanShuの日本の会社の口座を開設してくれることになったのだが、
代表取締役が外国人の場合、「もしも何かがあった時に電話で相談出来ないので」一日に動かせるお金は100万円までです!(◎_◎;)
もう既に1000万円以上が動くプロジェクトが始まってるのにそれでは全然足りんじゃろ・・・(>_<)
こっちが通訳用意するからとか、日本語勉強させるから(笑)とか色々言ってみようとは思っても、これは「規則」というよりは銀行によって独断で決める「裁量」みたいなもんだから、その担当者にあーだこーだ言ってもどうにもならない・・・
「でも、末吉さまが今は取締役ですが代表取締役になられてれば末吉さまにお電話差し上げることが出来ますのでその制限は外れます」
!(◎_◎;)・・・代表取締役ってふたりでもええの?!!
役員がワシしかおらん「有限会社ファンキー末吉」みたいなんしかやったことなかったから知らんかった(笑)
はよ言わんかい!!
知ってたらそうしてるがな・・・(>_<)
銀行が言うには「会社の実印があれば末吉さまが帰国なされてしなければならないことはないはずですが」と言うのでたかをくくっていたが、先ほど発注した業者の方から連絡があった。
「法務局に問い合わせたところ、代表取締役になられる方の実印が必要です」
はよ言わんかい!!
数時間前なら日本に帰る小畑に持たせたがな・・・(>_<)
ワシはこれから鄭州、西安、上海、新疆ウィグル自治区とツアーなので日本に持って帰るヒマはない。
誰か日本から取りに来させようかとも思ったけど、連休前なのでチケットが高い(>_<)
だったら連休前に日本に帰る人行く人を探そう!!
日本でいるとこんな発想は出て来ないかも知れないが、
中国社会はとかく「ネットワーク」の世界、
友達の友達が偶然その日に日本に帰る、行くということは十分にあり得る・・・
見れば上海のイベントの前日の出演者にWeiWeiWuuさん!(◎_◎;)
さっそく連絡を取ってみる・・・
「2日に日本に帰りますよ〜」
そうかぁ・・・
2日に着いたのでは3日から連休なので連休前に手続き出来んなぁ・・・
この銀行が言うには、
申請してから1ヶ月以上経ってしまうと審査を最初からということでまた口座開設
遅くなると言うのだ・・・
「他に誰かおらんか〜」
中国在住日本人のネットワークを探してみる・・・
「ゆうき君が1日に上海から日本に帰るそうですよ〜」
30日に娘が北京から上海に行くのでその時に実印持って来てもらってそのゆうき君とやらに渡せばよい!!
「そのゆうき君とやらのWeChat教えて〜」
WeChatIDを教えてもらって繋がろうと思ったらもう繋がっとる!(◎_◎;)
どこで会ったことある人なんやろう・・・
と思ったら「本の即売飲み会https://www.funkyblog.jp/2012/11/post_824.html」でゴールデン街で一緒に飲んだ人ではないか!!!
もうこれで一件落着!!と思ってたら、
今度は中国人ネットワークから連絡が来た。
LuanShuにも
「誰かお前の友達で日本行く人いないか?」
と聞いていたのだ。
「航空会社の友達に聞いてみるよ」
と言ってたのだけれども、
送られて来た連絡先はとある航空会社の社長(>_<)
あのね、社長じゃなくても従業員でも誰でもいいんですけど・・・
・・・ってまあ社長でも日本に行くならそれでいいんですけど・・・(>_<)
「LuanShuから紹介されたって言えばいいの?」
あとはワシが受け渡し等を詰めればいいんだけど、
全く面識もない人なら名刺替わりに「紹介者の名前」は絶対必要である。
「○○航空の朱社長の紹介だと言えばいいよ」
ってまた別の会社の社長かい!!!(◎_◎;)
こいつ社長しか友達おらんのやな・・・(>_<)
まあいい、どっかの航空会社の社長さんだろうが、その社長さんの友達の他の航空会社の社長さんであろうが、誰だろうが、信用出来る人が日本に持って行ってくれるならそれでいい・・・
それにしてもひと息ついたら我ながら凄いと思った・・・
日本にいて何か北京に持って行ってもらうものがあったら、
日本のネットワークでこれだけ探せるか?・・・
日本にいる中国人のネットワークって?・・・
それにしても日本のどっかの航空会社の社長に託す?・・・・(笑)
何はともあれ実印届いたら法人の定款変更して、
晴れて会社の銀行口座が開設か?・・・
いや、まだまだ落とし穴があるような気がしてならん(笑)
Posted by ファンキー末吉 at:17:07 | 固定リンク
2017年4月27日
愛弟子よ、お前はどこに行こうとしている・・・
北京のラップシンガー爽子(Shuangz)のツアーは週末のみなので、雲南省昆明から江蘇省南京の間は他のメンバーは一度北京に帰るのだが、
ワシはLuanShuの日本の会社の銀行口座開設のために直接日本に飛んだ。
日本にはいろんな中国の友人たちが結集していた。
Cold Playのコンサートが東京ドームで行われるのだ・・・
思えばみんな豊かになった。
たかだか(と言ってはなんだが)コンサートを見るためだけのために、
みんなそのためだけにビザ取ってチケット取って飛行機取ってホテル取って・・・
思えば日本がバブル時代だって、
例えばお気に入りの欧米のバンドのワールドツアーが日本に来ないからと言ってそのためだけのために海外に見に行ってただろうか・・・
(日本には必ず来るだろうからそんな経験がなかっただけかも知れないが・・・)
LuanShuの友人の超お金持ち達はまあわかるが、
学生あがりで先日まで布衣(BuYi)のマネージャーやってたような女の子まで来日してるんだから中国は本当に豊かになったと言えよう・・・
そんな中、デブのキーボード張張(Zhang Zhang)も彼女を連れて来日してた。
聞けばもう日本へのマルチビザを取って、
いつでも好きな時に何度でも日本にやって来ることが出来るそうだ。
このマルチビザを取るにはある程度の収入が必要で、
何百万円の銀行口座を政府が凍結させて初めてビザが取得されると言うので、
このデブももう既に十分「金持ち」のランクに入っているということだ!(◎_◎;)
ヤツと出会ったのはこの頃!!
メルマガの日付を見るに、もう15年前のことだ・・・
このスタジオで小間使いとして働いていた美少女を、
「音楽が好きなの?じゃあ俺が何かライブをやってる店に連れてってあげるよ」
と言って連れて来た店でピアノを弾いてたのがこのデブである。
正面に電子ピアノを置いて左側には小さなキーボード、
そうヤマハのポータサウンドを置いていて、
ポータサウンドは鍵盤の左の方を押さえると自動演奏が始まり、
その押さえ方によってコードが変わるので、
デブは超絶なソロをピアノで弾きながらコードチェンジの瞬間だけポータサウンドに左手を伸ばすという今までに見たこともないスタイルでパフォーマンスをやっていた。
「お前トモダチおらんのか!!」
ご機嫌になったワシはステージを降りた彼にそう言って話しかけ、
それから今までの長い長い付き合いになる。
ワシは彼にJazzを教え込むことにしたのだが、
なんと彼はキーがCかAかDでしかソロが弾けないことが発覚(>_<)
「お前なぁ〜1オクターブは12音しかないんだから、
全てのキーってたって12種類しかないってことだ。
12倍練習すればそれでいいってことだろ!!
そもそも毎日酒場で弾いてるんだったら、
今日はどのキー明日はどのキーと、苦手なキーを練習して克服するいいチャンスじゃないか!!」
そう言って彼にアドバイスを与えてからしばらくして、
またその店に行った時に彼が弾いているソロを聞いてびっくり!!
なんとJazzによくある、サビになると半音上に転調するような曲でアドリブをやっていた!(◎_◎;)
つまりDmでアドリブを始めて半音上に転調するとD#m、
黒鍵ばかりのこんな難しいキーでソロが弾けるようになったということだ!!
デブよ、お前頑張ったなぁ・・・(感涙)
と思ってよくよく手元を見てみたらキーが変わってもやっぱり白鍵ばかり使ってソロを弾いてるようだ・・・
なんで?・・・
左手をよく見てみると、ポータサウンドに左手を伸ばして演奏するキーを変更した後に、
器用に電子ピアノのトランスポーズを押して半音上にキーチェンジしているようだ・・・
あかんやろ(>_<)
そんなこんなあって、彼をついに日本に連れて来てツアーを廻った。
「ボク・・・日本に行きたいんです・・・
このままやってるとボク・・・きっとピアノ弾けなくなってしまいます・・・
こんな仕事ばっかやってると、ほんとヘタになってしまうんです・・・
そうやって弾けなくなった人、ボクたくさん知ってます・・・
日本に行って、バーべQさんや田川さんや、
日本の一流の人とセッションして勉強したいんです・・・」
と言ってた彼は、ツアー初日の神戸で西野やすしさんから初見の譜面を渡され、
思うように弾けずに楽屋で泣いていた。
デブよ、人はこうやって上手くなってゆくのだ!!
ワシにはドラムの弟子はおらんが、
ある意味このデブが一番ワシに食らいついて来た「一番弟子」である。
次は筋肉少女帯のミュージカル「アウエィ・イン・ザ・ライフ」のキーボード奏者としてブッキングした。
その頃には
「ボク初めてFunkyさんの仕事ではない自分で仕事を取ったんです」
と言って、自分でもバンバンとミュージシャン仕事を取っていた。
ワシは彼のお父さん(実はワシとそんなに歳は変わらない)にこう言った。
「お父さん、この世界で1ヶ月間北京を開けるということは、
今のポジションに必ず誰かが座ってしまって、帰ったら仕事が全部なくなったという可能性はあります。
でも彼は音楽的にかけがえのない大切なものをたくさん持って帰って来るでしょう。
仕事はゼロになってもいい、そこからまたやり直せば。
お父さん、彼を連れてっていいですね」
実際この仕事は筋肉少女帯の天才ピアニスト三柴理のプレイを完全コピーせねばならない。
「X.Y.Z.→Aのツアーで関西行くけどお前も行くか?」
そう言うワシの誘いを蹴って、
「僕スタジオに篭って練習します」
そう言ってこの舞台音楽に挑んだ・・・
かくして彼がお務め(笑)を終えて帰国した後は、
仕事が全部なくなるどころかそこから売れっ子ミュージシャンへの道をまっしぐらとなる。
3年前のLuanShuの青島コンサートでは、彼は音楽監督として全ての仕事を本当によくやった!!
まあ彼はオーケストラの譜面は書けないのでワシが全部やってあげて、
あとまあ途中一度また雲隠れしたのでその間はワシが全部やってあげて・・・
(あかんやん!!笑)
・・・まあでもここまで大きなコンサートの音楽監督が出来るようになったのだから大したもんだろう。
その時に打ち上げの席で彼がワシに言った言葉・・・
「何言ってんですか!!!
15年前に酒場で弾いてた僕を引っ張り上げてここまでしてくれたのはあなたです!!
あなたは僕の先生であり親であり、僕の音楽の全てです!!
あなたのためだったら何だってやりますよ、当たり前でしょ!!」
いや、その通り!!(笑)
ヤツの今があるのは胸を張って「ワシのおかげ」だし、
ワシとて自分が見込んだ「愛弟子」が大きくなってゆくのを見るのは非常に嬉しいことである。
ところがここ最近それがちょっと変わって来た・・・
去年の中国でのサマードラムスクールの後、
マッド大内さん、佐々木隆さんと共に寧夏へのツアーをブッキングした。
実はこの時の二日目のライブには張張(Zhang Zhang)は参加していない。
「Funkyさん、二日目に郑钧(Zheng Jun)のコンサートが入ってどうしてもそっちに行けないんです」
スケジュールというものは「先に入ったもん勝ち」で、後から何が入ろうが聞く耳持たないのが原則なのだが、まあ彼もこんな大御所と育ての親との間で板挟みになって苦しんでいたのだろう。
「わかりました。向こうに別のキーボードを入れます」
という言葉を聞いて、ワシは折れてやった。
「いいよ、こっちにトラを入れろ。その代わりその交通費なんかは全部お前が出せよ!!」
ヤツだってこの金にもならん小さな仕事のおかげであの大きな仕事を失ったんでは可哀想だろう・・・
今になって思えばこの優しさが仇になった・・・
今年の旧正月休みにFunky末吉トリオで日本ツアーを廻った。
旧正月にはまあ中国では仕事が入らないだろうから、というのでそのようにブッキングしたのだが・・・
「Funkyさん、その時期仕事が入っちゃったんです」
これにはさすがのワシも激怒した。
「お前、この仕事は前々から決まってただろ、どうしてそこに仕事入れる!!」
WeChatメッセージにこんこんと説教メッセージを入れる。
「お前なぁ、金になる、ならないじゃない。
このツアーのために、日本のどれだけの人が尽力して下さったと思ってる?
少なからずお前のことを大好きな日本の友人やファンとかがいてやっと実現したこのツアーをお前はドタキャンしようと言うのか?
それならもうお前に2度と日本の土は踏ませない!!
俺はまた別のキーボードを最初から育てる!!」
実質の「絶交宣言」である。
さすがの彼も
「向こうに代わりのキーボードを入れました」
と連絡が来る。
「当たり前だ!!」
ワシの怒りはまだ収まらない。
旧正月はこれというのはだいぶ前から決まっている。
それを「忘れる」というのは時期が時期だけにありえない。
「言えば何とかしてくれるかな・・・」
ということは即ち、
「こんな金にならない仕事よりこっちの仕事をしたい」
ということではないのか?!!
銭金の話ではない、「ワシの仕事を軽んじる」ということは「ワシを軽んじる」ということだ!!
「仕事に貴賎はない」とワシは思っている。
金にならない仕事が先に決まっていて、
そのせいで大きな仕事を逃したなんてのは日常茶飯事である。
それがワシの「信仰(XinYang:中国語では宗教的な意味ではなく、信じて進むべき道のような意味)」である。
お前がそうではないのならもうお前とは一緒にやれない!!
ワシの剣幕に押されたのかヤツはそれ以来ワシの入れたスケジュールに穴を開けたことはない。
しかし問題なのは「ワシが怖いから」ではない。
あいつの仕事に対する「信仰(XinYang)」がどんなものなのかということである。
「音楽」は「生き様」なのであるから、
その根本である「信仰(XinYang)」が一番大切だとワシは思っている。
「音楽道」とは即ち「武士道」なのだ!!
そして爽子(Shuangz)のツアー、
ヤツは「すみません、僕その2本は参加出来ないんです・・・」
!(◎_◎;)
これはワシの仕事ではない、
バンマスはヤツなんだから別にワシがどうこう言う立場ではないのだが・・・
「そんなんだったら私だって孙楠(Sun Nan)の仕事やりたいわよ」
たった一本のスケジュールがぶつかってたために大きな仕事を断ったよーしーずがそう呟く。
ワシだってそうだ。
そんなことが許されるんだったら仕事なんていくらでもブッキング出来る。
ギャラの高い、メリットの大きいものだけを最終的に選んで小さいやつなんか全部ぶっちすればいいのだ・・・
「Funkyさん、自分のパートは全部録音して、そのプログラム走らせるのFunkyさんのパソコンでやってもらえませんか」
おいおい、何でお前が他の仕事入れた尻拭いをワシがやらねばならん(>_<)
そもそもワシは重いインターフェイス持ってこんな過酷な移動やっとれんぞ・・・
「わかりました。PAのエンジニアに頼みます」
結局現場に着いたらデータに色々トラブルがあるのでワシがエディットしてあげて・・・
・・・ってそんなことやったるからアカンのよな・・・(>_<)
そんなこんなで今回日本で会ってメシを食う。
「いきなりステーキが食いたい」というので彼女と共に奢ってやる。
デブは400gのサーロイン、
彼女は同じく400gをぺろりと平らげた後に更に400g!(◎_◎;)
この細い身体のどこに入るのだろう・・・(笑)
ステーキを食いながらワシはデブに聞いた。
「南京は来るのか?」
「行きますよ、もちろんでしょ」
ワシは聞いた。
「俺は21日の夜中に上海飛んであとは列車で行くけどお前は?」
「僕は一応北京のチケットを取ってるんですけど・・・
南京って直行便ないんですよねぇ・・・」
それからヤツはストーンローゼスとやらを見に武道館へ、
ワシはiPadを忘れたりはしたものの予定通り上海経由南京へ・・・
ところがヤツは来ない・・・
っつうか
「朝いちの便ならギリギリ何時に着いて、ワシと一緒のだとこうで・・・」
などと色々調べて送ってやったのだが返事が来ないのだ。
そう、いつもあいつはそう・・・
都合が悪くなるとぱたっと雲隠れしてしまうのだ・・・(>_<)
かくして・・・ヤツは来なかった。
前回のようにPA席からプログラムを走らせて、
まあライブ自体はそつなく終えた。
南京ライブなう〜 昨日ストーンローゼスの武道館を見てたはずのデブのキーボードがワシの乗る便にも乗っておらず、朝イチで来るのかと思えば来ず!(◎_◎;) ドラムの右手側がぽっかり空いている・・・ 君のための〜席が冷たい〜 もう帰って来んな〜!!(怒) - Spherical Image - RICOH THETA
ライブが終わった頃ヤツからメッセージが入ってた。
「Funkyさん、僕は北京に着きました。
爽子に昨日ライブに参加出来ない旨を連絡しておいたんですけど、
ライブは問題なく終わりましたか」
(>_<)
もうこうなったら
「参加しようと思えば参加出来たのに参加しなかった」
つまり
「参加したくなかった」
ということではないのか?
そして今週末の鄭州、西安にはギタリストと共に参加出来ないと言う・・・(>_<)
まあここまで来たらやられる方(爽子)にも何か問題があるのだろう。
ツアー前に北京で行った大きなコンサートにも、ブッキングしていたDJが来なかった。
幸いリハーサルの途中に爽子本人がそのDJが他の場所でライブをブッキングしているのを発見して大急ぎで今のDJをブッキングした。
そのテのヤツって張張(Zhang Zhang)も同じだが、
都合が悪くなったら雲隠れすんのな(笑)
メッセ入れても入れても返信が来ず、
電話しても出ず、折り返しも来ず・・・
そんな輩に限ってほとぼりが冷めた頃に笑って連絡して来るのだ・・・(>_<)
それが「中国式」だとは思わない。
例えそうだとしても、ワシは30年近いこちらでの仕事の中でそれを変えて来た。
レコーディングするならデモぐらい作りましょうね。
出来たら譜面も書いときましょうね。
仕事には遅刻しないように来ましょう。
酒飲んで来たりせずに体調を万全にして仕事に臨みましょう。
そんな当たり前のことが仕事のレベルをアップする大事なことだったりするのだ!!
人間は神様を超えることは出来ない。
出来たとしたらそれは単なる「たまたま」つまり「偶然」である。
偶然を大きな確率で起こすためには人間に出来ることはただふたつだけ、
「準備」と「努力」である。
音楽を「仕事」としている以上、それはいろんなことがある。
でももしその「偶然」に出会えたとしたら、
それはもう「仕事」というよりも、
かけがえのないものを手に入れた「神様からの贈り物」である。
「仕事」を軽んじてる人間にそんな「偶然」が降りて来るわけがない。
それは別に神がかりなことでも何でもない。
確率論的にそうでしょ!!ということである・・・
デブよ、お前は完璧に仕事を軽んじている。
もうお前がこれ以上進歩することはないだろう。
今度チャンスがあったらゆっくり説教してやろう・・・
と思ってたらメッセが来た。
「Funkyさん、あのエンジニアが今回は来られないそうなんです」
知ってるよ、お前と違って彼はちゃんと今回で最後であとは違う人が来ますとみんなにメッセージ送って挨拶して去っていった・・・
「だから僕が行けない2本はプログラム出す人がいないんです。
Funkyさん出してもらえませんか」
(>_<)
いやね、ワシは西安のあと上海行って2本ライブやって、
そのまま新疆ウィグル自治区に直で行くから余分な器材とか持って行けんから無理!!
しゃーないなぁ・・・まあ方法考えて何とかするけど・・・
・・・ってこれがあかんのかなぁ(>_<)
上海で合流したらちと説教してやるか・・・
Posted by ファンキー末吉 at:16:05 | 固定リンク
2017年4月22日
忘れ物大作戦
南京のライブに間に合うようにと夜中の羽田ー上海便を取っている。
よく乗る羽田ー北京便よりも少し遅い2時50分発である。
香港からJamesがやって来てるということで、
じゃあ新宿ででもメシを食おうということになった。
新宿西口の「いきなりステーキ」である。
ワインをしこたま飲んで、更にゴールデン街へ繰り出す・・・
ゴールデン街にはツヨシの店があって、
以前ツヨシにはJamesの通訳をお願いしたことがあったのだ。
Jamesがツヨシとの再会を喜んでる頃ふと気がついた・・・
「ワシのiPadどこ?」・・・
きっといきなりステーキに置き忘れたのだろうと、
店を出ながら「iPhoneを探す」で現在のiPadの場所を表示させてみる・・・
「別にふたつとも繋がってなくてもiPhoneとiPadとどちらかがネットに繋がってりゃええんちゃうん!!」
という意見もあるが、ワシは日本でも中国でも必ずiPadに現地SIMを挿してどちらもネットに繋がるようにしている。
「だってこんな時に便利でしょ(笑)」
と「iPhoneを探す」が指した場所を見て笑いが消えた・・・
「なんで八王子にあるん???」
ベイエリアのLuanShuんちから車で八王子まで帰って、
駐車場に車停めたら家には帰らずにそのままバスに乗って、
八王子のヨドバシカメラにちょっと寄って駅まで行って、
そしてJRに乗って新宿まで、そして「いきなりステーキ」・・・
「ほな車ん中か?・・・」
しかしよく見るとうちの住所とは違う別の場所にあるようだ・・・
楢原・・・その近くにある施設は・・・西東京バス・・・
もしかして・・・
さっそく「iPhoneを探す」を「紛失モード」にして、
音を鳴らして「拾った人はこの電話番号に電話下さい」というメッセージを表示させる・・・
電話がかかって来た!!
「西東京バス楢原営業所です」
やっぱバスの中に忘れてたのか(>_<)
「すぐに取りに行きます!!」
そう言うのだが大きな問題が・・・
「10時半には営業所は閉まってしまいますので明日おいで下さい」
・・・て今晩の飛行機で飛ぶのに明日では間に合わんがな(>_<)
しかもiPadの中には全ての譜面データがあるので、これがないとライブが出来ん(涙)
「譜面をいつも忘れるからデータ化してiPadに入れといたらええがな」
という考えは、iPadは絶対に失くさない前提の考えなのよ〜(>_<)
閉店まであと20分・・・
「すぐに取りに行きます!!」と言って電話を切り、
お隣の仮谷くんに電話をする・・・
「楢原まで車出せる?」
藁をも掴む思いでそう言ってみるが、
「もう飲んじゃったから無理です」
(>_<)
あ、そう言えば仮谷くんとこにはあーちゃんのお母さんがいて確か免許を持ってたではないか!!
「お母さん!!よろしくお願いします!!!!!!」
「いいですよ、じゃあ住所送って下さい」
電話を切ってネットで検索する・・・
iPadがあれば電話が繋がったままで検索出来るのに・・・(>_<)
調べて仮谷くんに電話をかけ直したら
「こっちで調べてナビに入れてもう出ちゃいました〜
でも住所の最後の数字がナビでヒットしないんですよね〜
ひとつ違いがヒットしたんで取り敢えずそれ入れて出発してます」
あかんやん(>_<)
残り時間あと10分!!
道に迷ってもし営業所が閉まってしまったらもう明日のライブが出来ない(>_<)
「お母さんの電話番号教えて!!」
直接電話してみるが出ない(>_<)
しゃーないので営業所からお母さんにかけてもらおうと営業所に電話するのだけど繋がらない(涙)
お母さんが着かなかった時の為にと、今度はそのお隣の二井原に電話する。
「もしもし、二井原?」
ここでゴールデン街のみんなから非難轟々!!!
「あんた、アメリカから入国拒否で帰って来た人にそんなこと頼むなんてどういう了見なんですか!!!」
おいおい、仮谷くんならよくって二井原ならいかんっつうのって一体どういう了見じゃ(>_<)・・・
かくして二井原の出動を待たずしてお母さんは無事に営業所に着いた!!
閉店時間は過ぎているが、それでもお役所と違ってなんとか対応してくれているようだ。
日本式に「本人確認」とか色々ややこしいが、まあ閉店延長して下さっているだけ「神対応」である・・・
お母さん無事にiPadゲット!!
「これをどうすればいいんですか?」
もうとっくに寝る時間を過ぎているお母さんに新宿まで持って来てもらうわけにはいかない・・・
「店に誰かバイトで物運んでくれる人おらんか〜」
あーちゃんに電話してみる。
「店は今日は休みで今私は店で書類書いてますが・・・」
もうしゃーないな・・・
「あーちゃん!!お母さんからiPadもらってそのまま電車乗って新宿まで持って来て!!!」
もうね、忘れもんなんかするもんじゃない(>_<)
こんなに多くの人に迷惑をかけるのだ・・・
「何時に新宿に着くかわかったら教えて!!駅でピックアップする」
中央線は下りはかなり遅い時間まであるので、あーちゃんが八王子にとんぼ返りするのは時間的に大丈夫だろう、問題はワシが成田に行く時間に間に合うかどうかである。
「12時5分新宿着です!!」
電話がかかって来て調べてみるが・・・羽田までの終電に間に合わない(>_<)
しゃーないのでJRで蒲田まで行ってタクシーに乗る!!
あーちゃんからiPadを受け取り、山手線に座って安心してしまった途端に爆睡(>_<)
「お客さん、終点ですよ!!」
車掌さんに起こされてふと見ると乗り換える予定の品川駅!(◎_◎;)
品川終着の電車でよかった・・・(涙)
満員の京浜東北線に乗り換えて、蒲田駅でタクシー乗り場に行くと長蛇の列(>_<)
・・・おそらくこれが終電だったのね・・・(涙)
しゃーないので時計とにらめっこしながら根気よく待つ・・・
やっとタクシーに飛び乗って羽田国際線ターミナルへ!!
ぎりぎりチェックインに間に合い、後生大事にiPadを抱いて飛行機に乗り込んだ・・・
みなさん、周りの人に大きな迷惑をかけることになりますので、くれぐれも忘れもんには気をつけましょう!!!!(>_<)
Posted by ファンキー末吉 at:07:24 | 固定リンク
2017年4月20日
週末は海外でミュージシャン、平日は日本で会社従業員(>_<)
もうね、わけがわからない(>_<)
なんで日本では全く無名な、
しかも字幕も出ずに中国語で行われる漫才のコンサートで東京国際フォーラムを押さえる?(>_<)
しかも既にチケットぴあでも発売開始されていて、
なんと5万円のVIP席は既に完売???!(◎_◎;)
どうなってんの?・・・日本に中国人何人おるん?
っていうよりその主催がFLY株式会社???・・・!(◎_◎;)
「FunkyのF、LuanShuのL、あとアメリカにいる天才アレンジャー張毅(ZhangYi)のYを取ってFLYっつう会社員を日本で興すから〜」
って一応言われるままにほんのちょびっとだけ資本金入れたんやけど、
ほな取締役!!・・・ってまあ日本人ワシしかおらんからええけど〜・・・
ってその会社でこんな大きなことやられたらもうワシの手にはおえんのですけど〜・・・(泣)
今は香港経由でなくても中国の銀行から多額のお金を日本の銀行に振り込めるらしく、そのためには必然的に会社名義の口座が必要だということで前回物凄い行程で来日!!
もうね、日本の銀行めんどくさい!!(>_<)
事務所の登録地の近くの銀行じゃないとダメだとか、
外国人でこちらに住民票がない人はダメとか、
日本人でも代表取締役でないとダメだとか・・・
ちなみに「取締役」って銀行で書く書類上では「従業員」(>_<)
ワシ・・・生まれてこの方サラリーマンやったことないのにいきなり従業員(>_<)・・・
もうね、前回は代表取締役は日本におらんからということでこの従業員相手に1時間以上面談してどうだこうだ言われて、
「では一週間から10日間後に連絡します〜」
というわけで結果を待ってたところ連絡が来て・・・結局ボツ!!(>_<)
「理由はお伝え出来ません」・・・(涙)
もうね、このおかげで
「また来日して至急別の銀行で口座開設するよーに!!」
というわけでまた緊急来日(>_<)
いやね、別に爽子(Shuangz)のツアーは週末だけだからええのよ、平日は空いてるし・・・
従業員頑張る!!
今回はいくつ銀行廻ったやろ・・・(>_<)
もうね、会社の書類いっぱい持って銀行廻って・・・
1時間以上あーだこーだ言われて手書きでいっぱい書類書いて・・・
でも今回はLuanShuも来日してたので連れてった。
まあ日本語なので「委任状」とやらにサインしてあとはぼーっと聞いてるだけやけど・・・
委任状の住所とか全部手書きで本人が書け」と言うので、
「日本で使ってる漢字で書いてよ!!」
ときつく言い渡す。
日本で使ってる漢字と中国で使ってる漢字は微妙に違ったりするから、
「登記と違う」
とか言われてまたやり直させれたらたまらんもんな・・・
銀行は3時までやってるから本当はもう一軒銀行廻れたんやけど、
「もう無理!!」
ワシの方が限界で、
「もうこのぐらいにしませんか(泣)」
ということで終わりにしてもらった。
それから向かったのは中国の中央電視台の日本支社!(◎_◎;)
いやね、あるのは知ってた。
昔ワシのNHK−BSのドキュメント番組を中国で撮った時、
中国の中央電視台の担当だった人が日本に来ていて再会してLuanShuに紹介したのだが、
なんとその人は今日本支社の社長なのな・・・!(◎_◎;)
しかもそこにはちゃんとした撮影スタジオがあって、
毎日夕方にはそこから全中国に生放送出してるって・・・
知ってた?・・・・知らんわなぁ・・・もう色々びっくり(>_<)
渋谷のオフィスビルの中央電視台に来てみれば、
なんとその人とLuanShuを中心にものものしい会議!(◎_◎;)
しかも当然ながら全部中国語(>_<)
ここは日本か?・・・
会議はヒートアップして、
中国人相手の宣伝だけではなく、
「日本にいる中国人は中国のメディアだけ見てるわけじゃないだろ、日本のメディアにも広告打たなきゃなんないだろ」
ということで山手線まるまる広告とか、
そんな恐ろしい話がぽんぽんと飛び出る!(◎_◎;)
また
「Funky〜すまんが数百万立て替えてここに振り込んどいてくれ〜」
とか、それ以前に現在ワシの個人口座でこの会社の金銭をやり取りしてるんやけど、その口座でこれ以上多額の金のやり取りされても困るがな・・・(>_<)
こりゃ早く会社の口座開設せないかんなぁ・・・
と頭抱えてたらLuanShuがこちらにいる中国人ネットワークを介して中国工商銀行の人間を紹介された・・・
「それええやん!!」
もうね、日本の銀行がここまで中国人の会社の口座開設させたくないなら中国の銀行でええやん!!
・・・って日本に中国工商銀行あるんや・・・!(◎_◎;)
行って来ました!!丸の内の中国工商銀行!!
窓口の女性はどうやら日本人のようだが、
ところどころ張り紙とかは中国語で、一瞬ここが日本なのかどうかわからなくなる・・・
(写真自粛)
担当者がやって二人やって来た。
もちろん中国人(笑)
「中国人ならワシもう何も喋らんし〜代表取締役と中国語で喋ってや〜」
ということでネイティブ同士の融資に関する専門用語の連発!!
ワシ下ネタと音楽用語しかわからんし〜専門用語わからんし〜
・・・と思いきや、よくよく聞いてみるとほとんど雑談!(◎_◎;)
何これ?・・・
日本の銀行だと全くと言っていいほど雑談は挟まない。
ワシが時々
「漢字って選べるけど書けませんよねぇ」
などと言って気分をほぐそうとするのだが、
「そうですねぇ」
で終わる。
それがこの人たち、銀行口座開設の内容は一切喋らずずーっと雑談しているのだ!(◎_◎;)
まあもうひとりの人が時々資料には目を通し、
書類をコピーに行ったりするのだが、
戻って来るとまた雑談に加わる!(◎_◎;)
小一時間そんな風に雑談してただろうか、
「じゃあこちらから連絡しますよ、WeChat教えて下さい」
え?!(◎_◎;)・・・
日本の銀行で「じゃあ連絡はLINEでしますから」とか言うか?・・・
どうやら日本の銀行は必ず電話で連絡する規則があるらしく、
ワシなんか海外にいるんだからメールで連絡に出来ないかと言っても必ず断られる(>_<)
この会社のために日本に派遣されてやって来たマンニーちゃんを連れて行って
「連絡は彼女にお願いします」
と言っても、外国人登録証をコピーして、
来日してまだ半年経ってないからその資格がないなどと言う銀行もあった。
日本でもWeChatで連絡しようや〜
そしたら海外にいても連絡つくしWeChat無料通話で電話も出来るし〜・・・
ほな〜ということで席を立とうとした時に、またLuanShuが衝撃的なことを言った。
「これから昼休みでしょ?一緒にメシでも行きませんか?」
!(◎_◎;)・・・
中国ではおそらくこれで一緒にメシ行ったりするんやろから誘ったんやろうけど・・・
あいにくそのお二人は昼休みに用事があるそうで残念ながらとのことだが・・・
「じゃあ明日の夜でもメシ行こう」
・・・って行くんか??!(◎_◎;)
・・・これ、行ったとしたら日本の銀行やったら絶対クビやな・・・
「じゃあ帰る前に記念撮影」!(◎_◎;)
・・・って中国工商銀行の看板の前で一緒に写真撮りながら考えてたんやけど、
日本の銀行だったら機械的ににとにかく細かく質問をして、
それをデータとして紙に書き込んでそのデータを上司が見てから口座開設するかどうかを判断する。
中国だったらその上司自身が一緒にメシを食って、
この人が本当に悪いことをするかどうか人を見て口座開設するかどうかを判断する・・・
どっちが正しく判断出来るんかのう・・・
もうやるだけのことはやったので次のツアー先、南京に向かう・・・
従業員からミュージシャンに戻りながら考える・・・
実は6月24日ってひとつ仕事が来てるのよなぁ・・・
この若手ロックシンガーの全中国ツアー・・・
「そんなのぶっちしてお前も現場にいろよ!!我が社の最初の大きな仕事なんだからな!!」
って言われても別にワシおってもやることないし・・・
そもそもワシの中国語レベルじゃ中国語の漫才聞いたってわからんし・・・
(最近は難聴で日本語の漫才聞いてもところどころ聞き取れなくて笑えない)
おっても何もやれん「従業員」なんやったら、
週末なんやからミュージシャンしときたいなぁ・・・
・・・と思って今回はチャンスを見てその日は何とか現場に来ないように言おうと思ってたら・・・
銀行の書類持って日本の街並みをこいつと肩を並べて歩いていて、
「あれからもうすぐ30年・・・」
いろんなことを思い出して来た・・・
日本から持って来たCDや楽器を担いで北京の街並みをこうやってこいつと歩いてた・・・
「ファッキンガバメントはロックを恐れている!!
だから俺たちはロックを聞くことも演ることも出来ないんだ!!」
そう言う彼らのために、本気で日本に「亡命」する方法を考えたりしてた・・・
食うや食わずのしがないロックミュージシャンが、
今ではビザを取って自由に日本に来ることが出来るようになって、
一千万単位の金が動くイベントを企画している・・・
そんなこいつのために日本のいろんなこいつの友人が一生懸命動いてこのイベントを成功させようとしている・・・
別に昔から仕事だと思ってヤツらと一緒に色々やってたわけではない。
友達のために色々動いてあげてただけである・・・
ま、週末だけどミュージシャンやめてもう一回従業員になったげてもいいな・・・
そう思いながら南京へ旅立つのであった・・・
Posted by ファンキー末吉 at:07:15 | 固定リンク
2017年4月12日
日本と中国のサマードラムスクール
先ほど北京でミーティングが行われ、中国でのサマードラムスクールの概略も決定しましたので、日本の概略と共にここにお知らせしておきたいと思います。
まず日本のドラムスクールは今年は7月28日〜31日まで千葉のこちらにて行います!!
今までは山のキャンプ場でしたが、今年は海沿いのスタジオ!!
冷房もあるし蚊にも悩まされない!!\(^o^)/
ただ、食事はケータリングということで例年のように居酒屋勝グループの炊き出しはありません(残念)
講師は私ファンキー末吉を校長として、
なんと衛藤浩一先生が副校長に就任!!
これは歴代副校長の佐々木隆さんが中国でのドラムスクールに取られてしまったので仕方なく仕方なくの大出世なのです(残念)
衛藤さんも初回はおイタをして校長からこってりと絞られましたが、
その後は飲み会以外は真面目に、
いや、夜こそ真面目に飲んで大暴れして(笑)今や日本のサマードラムスクールの顔となっております!!
去年は中国の寧夏海賊自治区のドラムスクールから数名の中国人生徒が参加しましたが、
今年は同じスクールと共に新しく北京と青島からも募集を開始しました。
一昨年参加した香港のスクールからも参加を表明されております。
ところがこの会場には定員がある上に、5月には使用料を先に払わねばならないということで、4月末までこちらで「早割」と称してもう受付を始めています。
同様に中国での募集も4月で一度締め切って、そこで定員になればもう第二次募集はしないということになりますので、参加を計画している方は是非この早割の間にお申し込み下さい。
今年は中国人の生徒が多くなるということは、
ギターやベースやキーボードの講師は中国語が喋れる講師がよかろうということで、渋谷有希子と田端翔をブッキングしております。
今までは女性の講師はいなかったので、
夜の宴会での衛藤浩一先生と渋谷有希子先生の絡みが私の楽しみのひとつであります(笑)
毎年参加してくれているバンドゲストRebellioN高校生だった彼らももう20歳を過ぎたから酒が飲めるな・・・
さて、中国のサマードラムスクールは8月11日〜14日まで山東省の「临沂(LinYi)」というところで開催されます。
「临沂(LinYi)」は私はもう何度も行ったことがありますが、
全中国ドラムクリニックツアー2010年 山東省「临沂」その1
全中国ドラムクリニックツアー2010年 山東省「临沂」その2
全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」
全中国ドラムクリニックツアー2012年 山東省「临沂」羊づくし
全中国ひとりドラムツアー2015年 山東省「临沂」
これが日本から行くと直行便がなくて結構大変!!(>_<)
結構苦労して渡航してくれることになる日本からの講師は、
名実共に(笑)副校長の佐々木隆先生!!
そして前回で本場の中華大好きになってしまったマッド大内先生!!
毎回衛藤浩一先生のことも頭をよぎるのですが、
あれを中国に連れてって日中関係にヒビでも入ったらと思うとすぐに頭の中から消し去ります!!(笑)
ギターは同じく田端翔くん、
そしてベースは中国の日中混合バンド「咖啡因(CAFFE-IN)」のベースのMasatoくん。
この二人なら通訳要らんもんな・・・(笑)
キーボードはどうしても中国で見つからず、
八王子からHeyskeさんをブッキング!!
実はHeyskeさんはちょっと中国語を喋れるのよね・・・
福建省の黒社会の知り合いから学んだ福建訛り(笑)
まあ何じゃかんじゃで楽しいメンバーが集まりました。
去年は日本から参加したツワモノがいたけれども、
もし日本から参加したい方がいましたら個別に私に相談して下さい。
去年からこのように日中両国にて開催されることになりましたが、
願わくば日中関係がまた変な風になって中止にならないこと・・・
まあ政治がどのようになっても私と中国の関係は一生切れない関係なので、
どんな形であれこのような活動は続けてゆきたいと思ってます〜
Posted by ファンキー末吉 at:15:53 | 固定リンク
2017年4月11日
作品は極上だけど人間は極悪(笑)
表題は北京のラップシンガー爽子(Shuangz)がやめた事務所の人間が彼を称して言った言葉である(笑)
まあ事務所としては彼を見出して、
ワシに手付金まで払ってデビューさせる段取りをつけてたのに彼女と手に手を取ってタイに逃避行じゃあ腹も立つわのう・・・
「あいつだけは絶対潰してやる!!」
と豪語ししながら、
「でもあいつの作品だけは極上なんだけどなぁ・・・」
で表題の発言となるわけである(笑)
そんな極悪なラップシンガーの全国ツアーが始まった!!
うちの院子で一緒に暮らしている布衣なんかは結成20周年と称して2ヶ月半出ずっぱりのツアーを廻っている(今年は21周年と称して結局毎年やっているのだが)が、デビューしてまだそこそこ数年の若造がこれだけのツアーが組めたら大したもんである。
このツアーの前には「唐果(TangGuo)」(元「星光現場(XingGuangXianChang)」TestamentやLoudnessなどが演ったこともある)北京最大のライブハウスで2デイズ満杯にしている。
(ちなみに彼はこの小屋の動員記録を持っているらしい)
しかし全国ツアーとなれば大手事務所に見放された彼にはなかなか大変であろう・・・告知を見るに全部がライブハウス!(◎_◎;)
いや、布衣だってライブハウスなのだが、
メンバーとまあせいぜいマネージャとエンジニアの方言(FangYan)ぐらいを引き連れての貧乏ツアーなら今の彼らぐらいの動員なら必ず黒字になるだろうが、「歌手」だとバンドメンバーに固定ギャラを支払わなければならないので大変である。
(ちなみに「バンド」だと儲かったぶんをみんなで(中国の場合はエンジニア等にも同様に)均等に分配する)
ワシは真っ先に「採算」を心配した。
「極悪」と言うのだからメンバーのギャラなんか平気で踏み倒しそうなもんである・・・
「一本でも踏み倒しやがったら次以降のスケジュールは全部キャンセルしてやる」
という腹づもりで戦々恐々としてツアーに挑む・・・(笑)
さてツアー初日は遼寧省の省都「瀋陽(ShenYang)」!!
なんと車移動!!!(◎_◎;)
・・・まあ経費節約ね、ええよ・・・気楽に考えてたら車で8時間(>_<)
まあ敬老精神で(笑)ワシには後部座席全部をひとりで使わせてもらってるので、しこたまビール買い込んで酔い潰れて横になって寝れる・・・
初日の移動日はこうして潰れ、着いたら地元の知り合いが労をねぎらってメシを奢ってくれた。
8時間かけてやっと着いた〜 瀋陽は朝鮮族の焼肉が有名だそうで、北京でもよく見る三千里の本店なう〜 - Spherical Image - RICOH THETA
そして再び酔い潰れてホテルでバタンQ(死語)・・・
車の中で寝てても決して疲れは取れてないのね・・・と実感(>_<)
翌日は元気にサウンドチェック!!!
ラップ歌手「爽子」のツアー初日!!青島もそうだったが、まだライブハウスというものがない街では箱バンが入っている店の営業前にライブを行う・・・ 往々にしてドラムが鳴らないようにされてるので大変(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA
ところが終わってから「このまま車で石家庄(ShiJiaZhuang)」まで移動です!と・・・!(◎_◎;)
遼寧省瀋陽から河北省石家庄まで960km・・・これって絶対10時間はかかるんですけど・・・(涙)
飯食って移動したら間に合わんと言うことで、
コンビニで10時間飲むだけのビールと好みの激辛ソーセージも買った・・・
初日終わって河北省まで車で960km移動!(◎_◎;)・・・ってとうきょから九州まで行けるやん!!(>_<) 何で車やねんと思ったら直行便の飛行機はないわ列車移動も早起きで大変なのね・・・ 飯食って酔い潰れて車に乗ろうと思ったら少しでも早く着くようにと車中食・・・ コンビニで10時間飲むだけのビールと好みの激辛ソーセージも買ったしだんだん楽しくなって来たぞ!!(笑) - Spherical Image - RICOH THETA
ところがいざ移動してみると、パーキングで休み休みで結局14時間!!(>_<)
14時間移動の乗り打ちって過去のワシの歴史の中でも最大級の乗り打ちです(涙)
ところがここで問題発生!!
ホテルの駐車場に着いたところで、駐車場代を払えと言う駐車場の管理人と、
「なんでホテルで荷物機材降ろすだけのホテルの駐車場で金払わなきゃなんないんだ!!」
と爽子(Shuangz)が激怒、いきなり助手席のドアを開けて飛び出して行ってその管理人に殴りかかって行った!(◎_◎;)
おいおいやめろよ!!(>_<)
こいつはタダでさえケンカでブタ箱放り込まれてリハがキャンセルになったことだってあるのだ・・・
みんなが一斉に車から降りて彼を止めるが、何発かは命中したのだろう、おじさんがうずくまって寝ている・・・
みんなは「当たってないのに大げさなんだよ」と取り合わなかったが、
結局は救急車や警察まで来る大騒ぎ・・・(>_<)
「ああこのまままたブタ箱だな、今日のライブはキャンセルだな」
などと考えながら、一番気になるのはギャラのこと・・・
「例えキャンセルになっても今日のギャラは絶対に取るからな」
と戦々恐々・・・(笑)
何でツアーに出てここまでギャラのことを心配せないかん・・・(>_<)
ホテルで仮眠してから会場へ出発・・・
その時にちょうど停電でエレベーターが止まっていた。
いつもは温厚なギタリストが階段で降りて来てフロントに噛み付いている・・・
「まあまあまあ」とみんながなだめるのだが・・・
そもそももう14時間乗り打ちの移動なんてやめようよ(>_<)
明るく元気なんワシだけやん・・・(>_<)
気を取り直してサウンドチェック!!
14時間の車移動の後にそのままライブという歴代最強の乗り打ちライブです!! 終わって私は夜行列車で北京に行ってから武漢に飛びます〜 - Spherical Image - RICOH THETA
その後ワシは夜汽車で武漢、そのまま日本に飛んで爽子(Shuangz)の内モンゴルに合流というスケジュールなのでした・・・
つづく