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2023年4月16日

布衣2023年週末プチツアー南京

劇場ツアーが終わって、4月はこのようなイベントだとかドラムクリニックだとかが入って「コロナが終わった」という実感ひとしおである・・・

いつも南京は「欧拉」というライブハウスで演ってたのだが、前回そこは私たちがラストライブで閉まってしまったとか・・・

そして満を持してオープンしたのがこの小屋・・・デカい!(◎_◎;)

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さてドラムのセッティングなのだが、今回はイベント形式で対バンと一緒に廻るのだが、出番はワシらが後で対バンが先。
リハはよくある「逆リハ」というやつで、後で演るバンドが先にリハをやる。

今回シンバルは対バンが持ち込むということで、うちのマネージャーが預かって持って来たのだけれども、その対バンのドラマーがどのようにセッティングするのかわからない。
出来ればあまりセッティングを変えないようにしないと、ワシがセッティングした後でそれを全取っ替えしたりなんかしたら、本番でまたワシが全取っ替えせねばならんので困る・・・

ところが当のそのドラマーがワシらの入り時間に来とらん(>_<)
まあ自分らのリハが数時間後なんだからそうやわのう・・・

「ほなシンバルのセッティング送ってもろたら大体そのようにセッティングしとくわ〜」
ということで届いた写真がこれ!(◎_◎;)

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ハイハットを含めてこの4つを持ち込むのはいいのだが、この人1タムのセッティングではないか!!(>_<)

こりゃ全取っ替えやな、というわけで「来ないのが悪い」とばかり自分のセッティング!!

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全然違う!(笑)・・・というわけでセッティング完了〜!!

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ワシらのリハの途中に対バンのメンバーがやって来たようなのだが、可愛い女の子がワシに向かって挨拶をする・・・!(◎_◎;)
リハが終わって彼女が「私、2012年にあなたのクリニックに参加しました」と!(◎_◎;)

こんだけ中国でドラムクリニックやってたら、そこに来てたドラマーがプロになるっつうのも珍しくはないわのう・・・

ブログ記事:教え子・・・

というわけで本番!!

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同じ動員数でも劇場だとほんのパラパラやけど、ライブハウスだとこんな感じでやっぱ楽しい〜!!

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こんな感じも久しぶりよなぁ〜

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ドラムソロ!!

次の街〜杭州へ〜!!!

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Posted by ファンキー末吉 at:12:04 | 固定リンク

2023年3月20日

布衣劇場ツアー2023浙江省杭州临平大剧院

ブログを書くヒマがないのでまだレポート追いついてないが、2日に一度移動して次の日本番というスケジュールの移動日に、他の地方でのドラムクリニックが入っている・・・(>_<)

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その合間に上海で人と会わねばならなかったのだが、上海まで行ってドタキャン(涙)

しゃーないなぁ〜・・・暴飲暴食!!(笑)

スケジュールに「杭州临平大剧院」と書いてあるので、上海から杭州東駅への切符を買っていたら、「杭州東駅じゃないのよ!!そこだと遠いわよ!!临平駅よ!キー!!!」とマネージャー(>_<)

临平って小屋の名前じゃなく街の名前だったのね・・・

なんと会場駅前の公園の中!!(◎_◎;)

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綺麗な会場である・・・

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素敵なオブジェ!(◎_◎;)

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こうして移動日移動日に他の街に行って別の仕事をしているのを「大変だね」と言われるのだが、実のところ・・・楽しい(笑)

「明日が今日と同じじゃない」のが好きでこんなミュージシャン家業をしているのだが、ツアーに出て「毎日ツアー」というのも、「今日も次の街に行って同じ仕事・・・」というのも飽きてしまうのだ・・・

ずっと外も寒かったし、会場の周りを散歩するなんてこともなかったのう・・・(シミジミ)

会場入り口には「今日の公演」・・・今日の演奏を楽しみに客がここから入って来るのかと思ったらまたシミジミ・・・

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この会場の楽屋は小さいのがたくさんあって大部屋がない(もしくは舞台から遠い)ので、この一番歳上であるワシにはひとり部屋が割り当てられる・・・

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なんか今までも、大部屋とVIPルームというのを二つ使えるよ、ということで「Funkyさんはこちらに」と言われるのだが、なんかひとりだけ阻害されてるような気がしていつも大部屋に行ってたのよね〜・・・

しかし今回は自分の荷物が全部ある!!

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ホテルに着いた時みたいに必要なもの全部取り出して並べたら「自分の部屋」みたいで心地良い・・・

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「会場は飲食禁止よ!!持ち込み飲食は食堂行って食べなきゃなんないのよ!キー!!」とマネージャーは言うが、楽屋にはちゃんとミネラルウォーターが置いてあるのだから、飲食の「食」はともかく、飲み物はいいのではないか・・・

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というわけでコーヒーメーカーを取り出してコーヒーを淹れる〜
これが最高!!

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別にコーヒー通でもなんでもないが、この部屋じゅうにコーヒーの香りが充満して・・・っていいよねぇ〜
日本のミュージシャンはスタジオとかで頻繁にコーヒーを飲む機会が多いが、お茶文化の中国ではみんなお茶である。
給湯器がどこにでもあって、自分の水筒をみんな持っててそこに自分のお茶っぱ入れてて、かなり頻繁にお茶を飲んでいる・・・

まあコーヒーよりは健康にいいのかも知れないが、こうして中国の異文化の中にいて、コーヒーの香りが自分を包み込むことによってそこが異文化ではなく自分の空間になるってむっちゃリラックスするよねぇ・・・

このような楽屋には目の前に鏡があって、電気をつけると自分の顔をイヤと言うほど鮮明に映し出すのだが、見れば髭の剃り残しとかあるし、もう電気カミソリではダメなんだな、とカミソリ買ってちゃんと剃り落としたり、洗面道具は荷物に入っているわけで、ちゃんと歯磨きしてからステージに上がったり・・・

整ってステージ!!(笑)

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ライブでは毎回マルチを回して(デジタル時代にこの表現も変だが笑)ライブを録音しているのだが、この日はうっかり前のデータをバックアップして消すのを忘れてて、容量オーバーで終了してしまった(涙)

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ので今回のドラムソロ、その1の部分はiPhoneの音と観客の音を混ぜたもの・・・
その2とその3はマルチで録ってミックスしたもの・・・

まあなんとか頑張っとるな(笑)

終了後はサイン即売会やって・・・ってよく見たらその時だけ現れてワシらをロビーまで案内する会場のスタッフはおるし、

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楽屋に戻ったら、こうしてワシらが出て行った後掃除をするのを待ってるスタッフがいる・・・

この人たち、それ以外って何の仕事やっとるん?(笑)・・・

まあよい、泣いても笑っても(別に泣いたことはないが)ツアーもあと8本!!
このツアーが終わる頃には春が来とるかのう・・・

ちなみにこれは桜ではなく梅だそうです〜(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:05:56 | 固定リンク

2023年3月18日

布衣劇場ツアー2023江蘇省蘇州张家港保利大剧院

前回のロードムービー

この中にスタッフの舞台設営や撤収の模様が映されているが、いや〜ほんとに頭の下がる思いである。

みんな朝9時半に会場に入り、マネージャーの小文はドラムのセッティングどころか、もうドラムマイクのセッティングや角度調整まで出来るようになっている!(◎_◎;)

照明の丁哥も、照明のセッティングや撤収だけでなく、ドラムや音響機器の撤収まで手伝ってくれている・・・

ところで、この中にはあまり見かけないようなスタッフも多数映っている・・・

ヘルメットを被っている人隊は、おそらく臨時雇いの人達であろう・・・
そしてヘルメットを被ってない人達は、おそらく小屋のスタッフ・・・

そう、片付けの時間になると、いきなり小屋のスタッフがわさわさと現れて来る!(◎_◎;)
この会場、こんなに人が働いてるんや・・・ってな感じである。

まあ小屋を貸すだけだとは言っても、この巨大な小屋を毎日掃除したり、ライブ中に客が前に押し寄せて来たりすると、どこから湧いて来たのか背広姿、女性スーツ姿のスタッフが現れて(一応)制止する・・・

軽く見積もっても20人以上、ひょっとしたら50人近くの人がここで働いているのだと思う・・・

そうそう、そもそもがこのアンダーグラウンドバンドの劇場ツアーをブッキングした保利という親会社、こんなに客も入っとらんのにええんか?と毎回思うのだが、この地方の劇場にスケジュールが埋まってないとすると、このたくさんのスタッフが毎日遊んでいることになってしまう・・・

だから今回のツアーは小都市が多い。
大都市はスケジュールを埋めるのが容易なのだろう、この地方都市を廻る演目をブッキングすることは、親会社としては必要なことなのであろうと想像している・・・

専用のバスで駅まで迎えに来てくれたり、かなり大名ツアーのイメージがあるが、劇団とかになるともっと大人数の移動になるのだ。会場がバスを持ってるとしたら、それもスケジュールが埋まってないと毎日遊ばせることになってしまうのだ・・・
だんだんカラクリが読めて来たぞ・・・(笑)

ちなみにこの会社が持っている劇場の数たるや・・・!(◎_◎;)

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そしてこの親会社の保利という会社はとてつもなく大きな会社であった!(◎_◎;)

Wikipedia保利集団

世界500強の中で191位の会社らしい!(◎_◎;)

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今回のツアーには、その親会社から派遣されて来た4人の若いスタッフが同行している。

リーダー格の男性、これはどうやら親会社が発注した、関連会社である設備会社、つまり楽器とかを手配した会社の人間であるらしい・・・が、ドラムにクレーム入れても全く聞く耳を持ってくれない(>_<)

まあ機材を積んだトラックが無事に着いて搬入が始まり、終わったら全部積み終えるのを見て・・・って見てるだけ?(>_<)

残りの3人は・・・若いなと思ったら学生さんが研修に来ているそうな!(◎_◎;)・・・なるほどそれで、ね・・・(笑)

男性ひとりと女性ふたりなのだが、男性はよく消えてしまうのでようわからん(>_<)

女性ふたりは最近になって終演後のサイン即売会をよく手伝ってくれている・・・それはそれで助かるのよ〜
そしてそれが終わったら一緒にステージ上の片付けを手伝ってくれている・・・ってその他の時間は?(笑)

女の子のうちひとりはこの前客席の一番前でペンライト振ってたし(>_<)

そしてその女の子がなんと!!「Funky老師〜」と言ってこんなプレゼントをくれた!(◎_◎;)

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若い娘の目には、このおじさんがこんな風に見えるんか?・・・ってかこんなん作ってるヒマあったら仕事せぃよ(笑)

そしてこの日は開演前にロビーでこんなイベントをやっていたらしい・・・

地元のドラム教室の生徒募集イベント・・・関連性がようわからん(>_<)

まあその代わりきっとチケット売ってくれるんやろうな・・・というわけで本番開始!!

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ドラムソロ!!

ロビーで演奏してたドラム教室の生徒なのだろう、この子がちゃんとドラムを聞いて「ニュービー」と言っている!(◎_◎;)

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というわけで泣いても笑ってもツアーはあと9本!!!

Posted by ファンキー末吉 at:12:29 | 固定リンク

2023年3月 5日

布衣劇場ツアー2023内モンゴル自治区フフホト呼和浩特乌兰恰特大剧院

今回のツアー初の2本連続ライブ!!
5時起きで北京北駅へ〜

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北京北駅ってワシ初めてなんか?!(◎_◎;)あまり見覚えがないが・・・
始発駅なのでこんな感じ〜

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列車に乗り込む〜

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内モンゴル自治区の省都(?)のフフホトまでは高速鉄道で2時間半〜
モンゴル自治区に入ると景色がこんなん〜

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モンゴルっつうとこの曲を思い出すのよねぇ〜

この曲のレコーディングエピソードはこちら

着いたら軽くメシ入れて会場行ってセッティングしてサウンドチェックしてそのままライブ〜(笑)

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ドラムソロ!!

さすがに疲れて打ち上げもせず〜翌朝はやっぱり寒い(>_<)

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外にモンゴル特色の地元料理でも食べに行きたかったのだが寒すぎて断念(>_<)
ホテルのバイキング〜・・・なんと!!ちゃんとモンゴルミルクティーが〜!!!

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寒い日にはこれがいいのよ〜
ほんま食文化ってその土地土地によく合ってるよねぇ〜・・・

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モンゴルミルクティーには砂糖の入った甘いバージョンと、塩味のバージョンがあるが、ここではより多く親しまれている塩味バージョン!!
そして雑穀やらチーズやらをお好みでトッピング!!

モンゴル人はヨーグルトも必ず飲みます!!

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ちなみに左側の鍋は、羊の内臓を辛く煮詰めたもの(羊杂碎)!!
朝からこれは・・・(>_<)

昼メシはこれまた名物のシューマイ!!

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広東料理のシューマイとは全く違う!!

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焼き餃子のように、これを多めの油で炒めたやつもある!!

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食後の散歩〜街角の看板にはだいたいモンゴル文字でも表記されている・・・

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ちょうどネットで「中国政府がモンゴル文字を禁止に」というニュースを見たが、このむっちゃ広い内モンゴル自治区の全ての看板からモンゴル文字を全部削除するって現実無理やろ〜(笑)

日本人はとかくステレオタイプの考えをする人が多く、「ゼロか全てか」のように考えてる人が多いように見える・・・

「少数民族を弾圧している」・・・そりゃそういう部分もあるのかも知れないが、全てがそうであるわけではない!!

私の家族のような友人であるLaoLuanは漢族だが、奥さんが回族という少数民族である。
生まれた子供は漢族か回族かを選べるそうで、彼らは子供の民族に回族を選んだ。
少数民族の方が色々優遇政策の恩恵を受けれていいと言うのだ。

「宗教を弾圧している!!」・・・
例えば中国政府は「法輪教」という宗教は徹底的に弾圧している。

聞けば天安門広場で何万人も集まった集会を行い、中止命令を出した瞬間に潮が引くようにいなくなり広場にはゴミひとつ落ちてなかったという状況に、時の指導者「江沢民」が激怒したという噂もある・・・

中国政府にとって、中国共産党の言うことを聞かないもの、そして中国共産党以外で大きなリーダーシップを取るような人間は絶対に許せないのだ。

ヤクザ映画に出て来る
「ヤクザはね、ナメられちゃぁ生きてゆけないんですよ」
という台詞を思い出す・・・

ただその宗教弾圧は、中国全土の全ての宗教において行われているわけではない。
街中には至る所にイスラム寺院があるし、キリスト教の教会もよく見る。

ところが日本のマスコミや、それを見る人たちは全くそのような事実は知らないか、もしくはそういうものから目を背けようとしている。

反日デモの時にも書いたが、日本人を殴っている映像を撮ったカメラマンがそれを日本のニュース番組で流す、しかしそれを止めようとしている中国人の映像は決して撮らない。
例え撮ったとしてもテレビ局は決してそれを流さない。

「わかりにくいから」である。

その昔、女子十二楽坊が日本で流行っている時に、中国でNHKの電話インタビューを受けた。

「中国では今や大人気なんでしょ?」
「いや、まだまだ知ってる人は少ないですねぇ〜現在では日本だけで売れてる状況でしょう」
「あの人たちは中国では第一線の一流ミュージシャンなんでしょ?」
「いや、学生に毛が生えたような程度ですよ」

そのインタビュアーは最後には怒ってこう言った。
「それじゃあ番組にならないんですよ!!」

知るかそんなこと!!!アホか!!!

私は全てのマスコミがそうだと思ってるし(それもある種のステレオタイプか?)、そのマスコミやSNSを鵜呑みにしてそう考えてる日本人の全ても私はアホだと思う。

そしてそういう人たちは、そのように発言する私を「中国共産党寄りの人間」として叩いて来るのだ・・・
ほんま「アホか!!」である。

誰だって(私は中国人だってそう感じてると思っているが)中国共産党なんて嫌いである。
でも私は(彼らは)その中国共産党が事実上の一党独裁のこの国で暮らしている。

先日のゼロコロナ政策で嫌気をさした多くの日本人が中国を見限って帰国したが、私はまだこの国に残っている。

同じように中国共産党に嫌気がさした中国人はどうする?
1、同じように嫌気がさして祖国を後にする?
2、革命を起こして自分の理想の国を作る?
3、少々のことは我慢して祖国で暮らす?

人によって違うだろう、外国人だってそうである。

私はまだここにいる・・・
イヤな思いをすることも多いけど、まだ中国ロックのために少しでもと貢献している。
日本のロックに貢献した時代もあったけど(笑)、今となってはもう30年以上もこれをやり続けているのだ。・・・

中国共産党が嫌いなら出てゆけ!!出て行かないんだからきっと中国共産党寄りの人間なんだろ!!・・・そんなアホな考え方はこの広い大陸では通用しない!!
いや世界に出たら、そんな考え方など全く通用しないことを知るべきである。

日本人が「少数民族を弾圧している国」と思っている少数民族自治区で、その少数民族の文字だらけの街中で、その少数民族ならではの食い物を食っている・・・

美味いのよ〜これが・・・

あ、そう言えば中国人はこのモンゴル料理を「中華料理の一種」と思っているなぁ(笑)
モンゴルの文化も「中国の文化のひとつ」だと思っている!(◎_◎;)

そう言えば「亜州鼓魂」というソロアルバムを出した時に、私はこのアルバムでは日本のマーケットなど全く気にしてなかったので(だから日本では全く売れてない)、日本語の曲こそ1曲も収録されてないが、中国語とモンゴル語と韓国語で歌う楽曲を収録した。

その時の中国のインタビューで、インタビュアーがこんな発言をしたなぁ・・・
「日本人なのにどうして全て我が国の言語でアルバムを作ったんですか?」

あ、そうかぁ〜モンゴル語もモンゴル共和国(この国では「外モンゴル」と言う)ではなく、中国の内モンゴル自治区の「方言」だし、韓国語(在日韓国人に歌ってもらったので、ここではそう言うが)も、中国の朝鮮族自治区の「方言」なのな・・・

だからそのうち「外モンゴルも中国!!」とか「朝鮮半島も中国!!」とか言い出さんかのう((((;゚Д゚)))))))

世界平和を祈るぞ〜・・・

Posted by ファンキー末吉 at:05:55 | 固定リンク

2023年2月25日

布衣劇場ツアー2023江蘇省蘇州保利大剧院

泰州から蘇州までは同じ江蘇省なのでバス移動〜・・・だけど3時間以上かかって遠い〜(>_<)

昔から、ツアーに来たらホテルの近所を散歩したりするのが常だったが、今回はホテルが辺鄙なところにあるのと、何よりも寒い!(>_<)

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だから、今回のツアーではとにかくずーっとホテルの部屋から出ない!!
でもこれってホテルが高級だからというのもあるかも知れない・・・

ライブハウスツアーの時にはバンドが自分で金出してホテルを取るので、必然的に会場に近くて一番安いホテルを取る(笑)

今回は主催元が取るので、まあ大会社なんできっと提携しているホテルなんだろうけど、今まで泊まっていたホテルなんかより数段いいホテルを取ってくれている。

「金持ちはいいホテル泊まってもガツガツ遊びに出かけたりせずに、基本的にはホテルから出ないんだよ」
という話を聞いたことがある。

そりゃいいホテルほど居住性がいいのだから、出ずにホテルでぐっすり休みたい気持ちもよくわかる・・・

いいホテルってベッドや枕も違うのか?・・・
あると思います!!・・・睡眠の質もちょっとよくなったような気もする・・・

というわけで、メシ以外全く出歩くことなく次の日本番!!(笑)

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ドラムソロ!!

蘇州に住む日本人には知り合いが多いので、ライブに招待させて頂いた方々と日本食街で打ち上げ!!

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久しぶりの刺身!!!

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大好物のエイヒレ!!!

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そしてこの日はどうしてもこのカマが食いたかった〜(涙)

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何より久しぶりに日本語話しながら酒飲むっつうのが楽しいのよ〜(涙)
SNSとかで日本語には毎日触れてるけど、中国人ばかりとツアー廻ってると、日本語を喋るっつうことが全くないからなぁ〜・・・(>_<)

ところで日本食を食べながらふと考えた・・・
日本料理ってあんまし取り皿が汚れんよねぇ・・・

刺身は(コロナを気にしなければ)直箸で醤油皿に取ってそのまま食べるし、マグロのカマも基本そんな感じやし、冷奴はおひとり様用のが出てくるし、この日はサラダを小皿に取り分けて食ったぐらいかな・・・

まあ取り皿が汚れても、居酒屋によってはテーブルに取り皿が積まれているところもある。

ところが中華と来たら・・・

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この状態で料理が並ぶわけで・・・
そうすると取り皿はあっという間にこんなんなる・・・

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それに対して取り皿というのは・・・

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これは泊まっている高級ホテルのレストランのVIPルームなのだが、実は取り皿は2枚重ねで汚れたら自分で勝手に取り替えて下さいというもの。
それでも中国で数多く食事をしてるが、こんなのは非常に珍しい。
(てかこのテーブルで2枚目の皿を使った人間はひとりもいなかった(笑))

むっちゃ高級なレストランでは、スタッフが廻って来て汚れた皿を取り替えてくれることもあるが、基本中国人は「皿が汚れる=料理の味が混ざる」ということをあまり気にしない・・・どころか「美味しいものと美味しいものが混ざるんだからもっと美味しいだろ」と思っているような節がある・・・

特に味の濃いこのような料理・・・东波肉(日本語でトンポーロー)

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の後に味の薄いこんな料理を食べたら・・・

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全部「东波肉(トンポーロー)」の味になってしまうやん!!(>_<)

日本では例えば食べる前から胡椒など調味料を振りかけてると「味を勝手に変えるな!!」と料理人に怒られたりする・・・

別に中国の料理人は、この薄味の料理が东波肉(日本語でトンポーロー)味になったところであまり気にしてないのではないかと思われる・・・

美味しければいいのよ(笑)

ところで美味しいと言えば、この东波肉(日本語でトンポーロー)を白ごはんに乗せて食うのがむっちゃ美味い!!

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うちの仲間だけかも知れんが、料理が食べ終わった皿に白ごはんを乗っけて食うのもむっちゃ美味!!

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何でも白ごはんにぶっかける!!

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見た目なんかどうでも良い!!美味ければそれでいいのだ!!
しまいには大皿で出て来て取り分けて食べていた白ごはんの、その大皿のまま料理の汁をぶっかける(笑)

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ところでお気づきであろうか・・・日本だとお茶碗のご飯とお椀の味噌汁、みたいにご飯を食べるお茶碗とは別に汁用のお椀が必ず出て来るが、中国には基本それがない!(◎_◎;)

じゃあスープはどうやって飲むの?・・・
このご飯を食った後のお椀で飲むのである!!

その頃にはこのお椀にはあらゆる料理の汁が乗ってぐちゃぐちゃになってしまっているので、スープの味はまたそのぐしゃぐしゃの味が混ざってしまうことになる!(◎_◎;)

日本の料理人だと、「一生懸命作った味を変えずに食べて下さい」と怒るかも知れない。
でも中国では「美味ければそれでいいのだ!!」なのである!!(あろう)・・・

私個人の感想であるが、中国のスープの味は日本の味噌汁なんかに比べると薄味のように感じる。
それはひょっとしたらこのように「味が混ざる」ことを前提で味付けしてるのではないだろうか・・・

あくまでの個人の見解である。
ほんまかどうか知らんけど・・・

Posted by ファンキー末吉 at:14:25 | 固定リンク

2023年2月16日

布衣劇場ツアー2023江西省宜春文化艺术中心大剧院

同じ江西省の赣州から宜春までは高速鉄道で2時間ほど。

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着いたら小雨でギターの小龍が滑って遊ぶ〜(笑)

いつもは駅にバスが迎えに来てて、14人の大所帯がそれに乗ってホテルまで向かうのだが、この日は駅の向かいのホテルにそのまま歩いてチェックイン!(◎_◎;)

まあホテルによっては会場から遠かったりして、会場までバスで送迎だったりするのだが、同じ遠いならこのように駅前のホテルの方がバス料金が倹約できて良い・・・

・・・って主催者の懐の心配をしたって、こんな大会社なんだから心配ご無用という話であるが・・・(>_<)

いろいろ疑問に思ってたことが解けたブログ:布衣劇場ツアー2023湖北省武漢

ところがこの街がとても寒かった(>_<)

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銀川で5度とかって暖かいイメージがあるのだが、ここでは何故か底冷えする・・・
「銀川で5度って太陽が出てるからね、あと銀川は乾いているので底冷えしないけど、ここは湿度が高いからよけいに寒く感じるんだよ」
とのこと・・・

いや、それより何より、ホテルのドアは開けっぱなし、廊下の窓も換気のためか開けっぱなし、室内が室外と同じ温度なので寒いのよ〜(涙)

日本のコンサートホールでライブをやったのはもう遥か昔なので忘れたが、日本って確か会場に暖房入ってたよね?

こちらは何故か暖房が入ってない!(◎_◎;)

楽屋も暖房が入ってなかったりするので外気とほぼ同じ温度(涙)
だからステージで一生懸命ドラム叩いても寒すぎて汗かかん(>_<)

そんな中で一生懸命ライブ!!!

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ドラムソロ!!

この日は物販のサイン即売会なし!!
何故なら・・・「寒いから」(>_<)

ホテルに帰っても寒いし、暖房つけて布団でくるまってメシの集合通知を待つ・・・

今回のツアーで一番困るのがメシ!!
親会社の保利の持っている地方都市の劇場を廻っているだが、どの劇場も繁華街からかなり遠く、周りには何もない!(>_<)

ホテルも大体その近くに取ってくれるのだが、だいたい周りに何もない(>_<)
今回は駅前のホテルではあるが、高速鉄道の駅って新開発地区だったりするので(日本で言うと新神戸駅みたいなもんやね)繁華街からまた遠く、周りに全く何もない(>_<)

また例によってデリバリーを頼んで部屋飲み!!

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近所に何もないのでデリバリーしか選択肢なし!! - Spherical Image - RICOH THETA

次の日の昼飯はどうするか・・・

着いてすぐのメシはホテルのレストランで食ったが、それがまた外気と同じ温度でむっちゃ寒い上に、料理が出て来るのに1時間もかかったのでパス!(>_<)

近所に蘭州ラーメンがあると言うのでそこでメシ!!
西北の蘭州すぐ近くの銀川からツアーに来て、全く関係ない内陸地で蘭州ラーメン(>_<)

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刀削麺もあるよ

スープ麺ではなく麺に具材を乗っけて食べる食べ方もポピュラー〜

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デブのスタッフは近所に15元(円安で300円ほど)で食い放題の店を見つけて来た!!(◎_◎;)

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鳥のもも肉は5元(円安で100円ほど)で追加出来るが、基本的に他の料理はご飯もスープも含めて食べ放題!(◎_◎;)

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彼はもうこのお皿に3杯目食ってるし〜!(◎_◎;)

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いやね、日本の皆さんはこの写真見ると汚くて不味そうに見えるかも知れんが、オカズ乗せご飯(彼の場合はオカズの上にご飯を乗せてるが笑)はこのオカズのスープとご飯をぐちゃぐちゃに混ぜて食うのが一番美味しいのよ〜

というわけで今回の劇場ツアー、各地各地の美味しいものを食べながら・・・というのは無理なような気がします(>_<)

どうでもええけどバレンタインデーなのでスタッフが花束くれた〜

可愛いかしら(笑)

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2022年12月18日

バンドで集団免疫獲得大作戦!!

この記事はこの続きになります。

ブログ記事:急激なゼロコロナ緩和で混乱の北京へ

私がコロナに感染したとしたら、一番疑わしきは土曜日のレコーディング後の飲み会である。
感染してたとしてどのぐらいで反応が出るのか・・・人間というのは不思議なもので、そう言われれば何かしら喉などが痛い気がする(笑)

「Funky、どうだ?反応は出たか?」
いや〜そう言われてみればちょっと喉が痛い気も・・・

「よっしゃー!!」

よっしゃーってあーた(>_<)・・・もう感染したくてしたくて仕方がないのか(笑)

「じゃあみんな明日はいつもより遅めの3時にリハ始めて、終わったらFunkyとメシ行くぞ〜おー!!」

(>_<)

ご丁寧に「家族にはちゃんと事情を説明して、帰ったらちゃんと自宅内で非接触状況を作るように」との手の混みよう(笑)

私はと言えばリハ当日の朝から何やら身体がだるい・・・
熱こそないがリハ休めるなら休みたいぐらいである・・・

まあツアーのためにリハをやるというよりは「感染するためにリハをやる(笑)」みたいなもんなので、マスク着用でリハに行く〜

マスクのままセッティングしてたら、「Funky、マスクは取れよ」とまさに感染目的のリハやん(>_<)

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というわけでリハ開始〜!!
そしてメシ!!

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感染者と同じ皿つついてりゃ感染するのはわかるが、ぐつぐつ煮立った火鍋つついて感染するんか?(笑)

私はと言えばまだ熱はないが、風邪の初期症状と同じく喉は痛いし関節は痛いし、ちょっとしんどいのでそこそこに先に帰らせて頂いた。

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帰りに解熱剤と抗原検査キットを持たされた。
タイミングを見て自分で検査するわけだが、そのタイミングがなかなか難しい・・・

熱などの反応が出てから調べたのでは陰性のままということも多いと言う・・・

WeChatのモーメントを見てみると、日曜日北京から出発する前にちょっとだけ一緒に飲んだ、日本居酒屋の太猫さんがどうやら感染らしき症状が・・・しかし検査キットでは陽性になってないらしい・・・

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まあ感染者爆発している北京で客商売をしているのだから、私から感染したのかどうかはわからんが、私の手元には検査キットはひとつしかないので、もう少し待ってから検査してみようと思う・・・

結局熱も出ず〜喉の痛みも治って来たので〜ぼちぼち抗原検査キットを開けて〜綿棒で鼻をぐりぐり!!付属のミニ試験管に浸けてチャプチャプ!!検査キットに4滴垂らして15分待つ〜・・・って1分で結果出ましたがな!(◎_◎;) 陽性確定!!\(^o^...

末吉覚さんの投稿 2022年12月14日水曜日

というわけでめでたく感染!!\(^o^)/

病気なので喜んでいるわけにもいかないが、バンドのグループチャットは大喜び・・・
まず最初にマネージャーの小文が高熱を出した。
ボーカルのLaoWuとは夫婦なのでここは確実に感染しているとみてよかろう。

一緒にメシを食ったメンバーは私も含めて全部で8人、左隣に座っていたのが小文で、右隣に座っていたエンジニアの海龍が次に発熱!!
あとは喉の痛み程度である・・・

私はと言えば結局熱も出ず、どんどん快方に向かっている。
無症状に近い軽い症状の感染者なのだろう。

次の日には右側ふたつ目に座っていたキーボードが、正面左側に座っていたベーシストが発熱!!
ボーカルのLaoWuも発熱したので、これでギタリスト以外は全員発熱したことになる!(◎_◎;)

検査キットが各地で売り切れて入手困難なので、陽性かどうかは断言出来んが、それぞれの奥さんも次々と感染してゆくのを見るに、これは検査しなくても確実に感染していると言えるだろう・・・

それにしても凄まじい感染力である。
一緒に食事した7人が確実に全員感染!!

そして北京西駅まで車で送ってくれたWingバンドのドラマーからも連絡があった。
「僕も感染しました」

!(◎_◎;)

私を中心に接触した人接触した人全員がバタバタとドミノ倒しのように感染してゆく様を見て、やはり世界をパンデミックに陥れたこのウィルスは物凄いのだなと実感した。

それにしても私は運が良い。
熱でうなされることもなく、少々喉が痛いぐらいで人生7度目の隔離(今回に限り自主隔離)を楽しんでいる。

今までの隔離と違うのは一応病気なので酒が飲めないということである。

商魂逞しい中国人がネットでウィルスを2万円で売っている。

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症状が軽い優良株だと言うが、例え私が感染したのが優良株だとしても、他の人はほとんど発熱している。
株には関係なく本人の体質とコンディションによると思うぞ〜・・・

今回の壮大なる実験(笑)でわかったこと。

1、同じ人から感染しても、人によって病状は違う
2、潜伏期間は2日から4日ぐらいでこれも人によって違う
3、同じ部屋で鍋を食っただけでほぼ全員感染する

日本でこのような集団免疫をバンドで獲得しようなどと思ったバンドはあるまい。
また、思ったとしてもやれないだろう。

これには中国ならではの状況があってのことである。

まずゼロコロナ政策により、いきなり隔離されることが度々あったので、病気をもらって自主隔離することに大きな抵抗がない。

バンドのメンバーは基本バンドしかやってないので、ツアーが始まる前は基本リハーサル以外の仕事がない。

ツアーが何度も中止や延期になっているので、1月からのツアーは中止にしたくない。
ゼロコロナ緩和されたと言っても感染者が出たら中止なので、出来ればツアー出発前に全員感染しておきたい。

サポートメンバーのキーボードは、夜は飲み屋でキーボードを弾いているが、ゼロコロナで店は封鎖、再開しても客足が戻ってないのでその仕事はない。
どうせ仕事がないなら、ただ寝てるより感染して寝てる方が良い。

ただサポートメンバーの中国琴奏者だけは違った。
夜は生徒に教えてるのでメシを食わずに帰ったが、見事に彼女だけは感染していない。
「早くうち来いよ〜キスしてやるから〜」
とみんな言うが(笑)、彼女はきっと感染する気がないのだろう。

日本のバンドだと通常こうなる。
「ツアー前に全員感染して集団免疫を獲得するぞー!!おー!!」
と言ったところで誰も「おー!!」とは言うまい。
みんなそれぞれ自分の「生活」があり、自分の「他の仕事」もある。

だが中国のバンドは(全部が全部そうとは言わないが)「一緒に暮らしている」感覚である。
原始共産制まではいかないが、「運命共同体」として「一緒に頑張って一緒に稼ぐ」・・・
「生活」を共にしているからこそこういうことが出来るのだ。

共産主義を目標としながら「中国独自の社会主義」という超資本主義な現実を突き進むこの中国で、ロックバンドだけが共産的に運営されているというのが面白い・・・


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2022年7月29日

布衣2022年ツアー山東省済南

中国最北端の省黒竜江省から山東省まで南下〜高速鉄道で9時間!!(◎_◎;)
まあ行く時は河南省から12時間やったからまだマシ〜

長い移動日のお供は車内でビール〜

実はこの瓶詰めのピクルスがハルビンの名物!!
西欧のは結構酸っぱいのだが、ハルビンのは酸っぱさ抑えてて食べやすい。
なんだかロシア人はまずこのピクルスを鼻のところまで持っていって匂ってから酒を飲むらしいが、まあその気持ちもわかる香ばしさ。

そういえばハルビン名物の腸詰めをお土産で買ってくれてたのを思い出した。
昔駅とかで買った時にはあんまし美味くなかったんよね〜(>_<)

しかし地元の人が言うには、
「あんなのまがいもんですから!!ホンモノは作ったらすぐ売り切れちゃうんで滅多に手に入りません。では私がまがいもんの中で一番美味いやつを買って来てあげましょう」
ということでプレゼントされたのがこれ!!(笑)

「これ温めないと美味しくないですよ」
「でも高速鉄道やで、無理やろ・・・」
「任して下さい!!」
とヤオヤオ君・・・

中国の列車にはお茶好きの中国人のために必ず給湯器があるので、まさかそこで大量のお湯を汲んでそれで温めるのかと思ったら、なんと食堂車に行ってレンジで温めてもらうのだとか!(◎_◎;)

いくら持ち込み自由の中国でもそこまでは・・・と思ったら、何やらインスタントご飯を購入して、それを温めるついでに温めてもらったのだとか!(◎_◎;)

中国人は考えることが凄いのう〜(笑)


さて、いつもブログ書いてても食レポの旅日記で終わってしまうのだけれども、今回はちょっとドラムの話を中心に〜!!

済南の小屋はまたデカい!!

ドラムセットはYAMAHA!!

オープンハンドになってもうはや1年。
今だに練習したことしか叩けんが、布衣はいっぱいライブをやってるので、他のセッションなんかでももうほとんどのパターンは叩けるようになった。

中国のツアーでは小屋のシンバルも借りて、左側にもライドシンバルを置いて構成によって右と左のライドを叩き分けているのだが、ハイハットのシャフトが通常むっちゃ長いので、それが邪魔になって叩き辛かった(>_<)

仕方がないのでライドをシャフトの上に高々とセッティングしてみたり、シャフトの後側にセッティングしてみたりしてたのだが、前のクラッシュをちょっと右側にセットすることによって、シャフトの前側にセッティング出来ることを発見!!

そうするとあら不思議!!シンバルが全く左右対象になった!(◎_◎;)

まあ右の端はチャイナ、左の端はクラッシュなので違うっちゃ違うが、見た目がこのように揃うと気分的に何やらむっちゃ嬉しい!!(笑)

というわけで気持ちよくライブ開始!!

今回のツアータイトルでもあるHappy Bandという曲では、このビデオではベースのDaWeiはギターソロの間じゅううろうろ歩いてたり、ツインリードではギタリストふたりの間に立ったりして絵になっていたのだが、新加入のLaoXiaoはどうやらどうしていいのやらわからずぽつんと突っ立ってたのでアドバイス。

「この会場みたいにドラム台の後に余裕がある時にはドラマーの後に立てばいいのよ」
ということでやってみた。

うんうん、なかなか絵になるではないか(笑)

アホです(笑)

さてドラムの話になるのだが、オープンハンドで何が難しいというと、左右のコンビネーション。
単に左右を逆にして、複雑なバスドラを踏むのはそんなに難しくないが、ゴーストノート(実際には聞こえてないのだけれども小さな音でスネアを叩いている)とか、それにハイハットなどに16分を加えたりすると、脳の命令系統がぐちゃぐちゃになって全く叩けない(>_<)

まあ思い起こしてみれば、普通に叩いてたって叩き始めの頃はどんなフレーズも叩けなかったんだから同じである(笑)
根気よくゼロから練習して慣れてゆくしかない。

幸い布衣はライブが多いので、ツアー前に練習したものを長いツアーで叩き続けてゆくと、アドレナリンの中で脳の命令形態がシノプスに定着するので便利である。(自分で書いててようわからんが(笑))

そこで今回からこの曲をハイハットやライドも16分で叩く叩き方に変えてみた・・・

まあちょっとたどたどしい感じもあるが、グルーブとしては全く悪くない!!
これでオープンハンドも完成か!!・・・と思ってたら、よく見ると左手でスネアを叩いている時と右手で叩いている時と微妙に違う!(◎_◎;)

今まで気がつかなかったが、左手は更にスネアを叩いた直後にもゴーストノートが入っているではないか!(◎_◎;)

凄いのう・・・脳がそのように命令したわけではないのだが、50年ドラム叩いてたら、左手が勝手に気持ちいいように変えていってくれてたのね・・・!(◎_◎;)

まあ左のライドを叩いたりするのは「場面を変える」意味が大きいので、場面場面で少々ゴーストノートが違ってても問題ない!!
本番で失敗するのはプロとしてあるまじきなので今回のツアーでは無理だが、次の目標としてまた練習してみよう〜がんばれ右手!!(笑)

というわけでドラムソロ

ライブ終わった後LaoWuが、
「Funky、今日のソロむっちゃよかったよ」
と言ってたが、そうかのう・・・(笑)

まあ叩く方と聞く方は感じ方が全く違うので仕方ないが、確かに新しい試みはいくつかやっている・・・

特に冒頭の绿韭菜では、前々からやろうとしてた、スネアとタムを組み合わせた9拍フレーズ→7拍フレーズ→5拍フレーズに続いて、タムとバスドラ、そしてスネアを絡めた7拍フレーズ→5拍フレーズ→3拍フレーズでブレイク!(◎_◎;)

いや〜綺麗やのう〜・・・始まるのが2小節目から始まっているのだが(ひとつのフレーズはどこからでも始められるようにしとくのが大切)、ちゃんとまとめて決めフレーズにすると美しいかも〜・・・

ちなみに去年の夏にアップしたはずのこのフレーズ〜・・・見つからんかったので再アップ!!

ドラムはもちろん練習しなければ上手くならないんだけれども、練習したからといってすぐにライブで叩けるとは限らない。
特にソロなどは、瞬間的に出て来るフレーズのみしか使えないので、練習したものはかなり長い間熟成させないとすぐには出て来るようにならないのよ〜

新しいフレーズを増やすのは大変です〜・・・というわけで打ち上げ!!(笑)

この小屋ではいつも(ではないが)オーナーが小屋のVIPルームでご馳走してくれるのよ〜

魚!(◎_◎;)そうか・・・ツアーもついに海辺に近づいて来たか・・・

鶏のお頭は、接待ではよく出るのだけれども誰かが食べたというのを見たことがない(笑)

というわけでツアーは続く〜・・・コロナでキャンセルも出たのであと27本!!(と振り替え3本)・・・まだまだやん(笑)

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2022年7月10日

布衣2022年ツアー江西省南昌コロナで中止!!

湖南省長沙から、前日に演奏した萍乡を通り越して江西省の省都南昌へ〜
(所要時間90分〜)

革命の地南昌にはとてもロックな黒鉄というライブハウスがある。
これがまた暑いのよ〜(>_<)

布衣春のツアー2018江西省「南昌」

・・・と思ってたら、むっちゃでっかくなっててびっくり!(◎_◎;)

「江西オリジナル音楽基地」ですと!(◎_◎;)

会場もデカい!(◎_◎;)

じゃあセッティングを・・・と思ったらオーナーが事務所(っつうかRock Shopやと)から出て来て私たちをそちらに引っ張り込む・・・

「実は南昌で陽性者が出て、今日のライブは中止・・・」

!(◎_◎;)

前回のツアーでは列車の中で陽性者とニアミスしたということで隔離!(>_<)

中国自慢のコロナIT監視体制が持つ大いなる穴
音楽家ファンキー末吉の「デジタル隔離生活」上

今回はと言うと、実は私たちが南京を離れた後に南京で陽性者が出たらしい!(◎_◎;)
また巻き添え隔離になるかと思ったが、さすが「上に政策あれば下に対策あり」の国・・・

「行動アプリに南京が出るとめんどくさいからね、これ見せて駅の検閲通過しなさい!!」
・・・って人のスクショで通過出来るん?・・・って出来たがな!(◎_◎;)

それより不思議なのは、一緒に行動しててどうしてマネージャーの行動アプリには南京の名前が出ないのだ?

「二つ携帯持ってるから、ひとつは南京の時にオフにしてたの」

!(◎_◎;)・・・そんな裏技があるのか・・・
携帯の場所情報によって行動アプリが反映されるから、電源を切ってた携帯の方にはその場所が反映されないというわけだ・・・

また、裏技で言うと降り立ってすぐその街を離れれば行動アプリには反映されないと言うが、一行はもうホテルにチェックインした後なので、そこでもうこの街に滞在してたことが取り返しのない「事実」として記録が残っている(>_<)

ちなみに陽性者が出たのはこの会場から南に4kmのところ・・・まさに「ニアミス」である。

「出歩くんじゃないわよ!!キー!!」
マネージャーの檄が飛ぶ(笑)

すぐにPCR検査を受けに行かなければならない・・・

電動チャリを借りて北の方の病院へ〜

並ぶ・・・今日陽性者が出たばかりなので街中の人が検査受けに来とるし〜(>_<)

ホテルに帰ったらオーナーがメシを奢ってくれると言う・・・
すぐ近くで陽性者が出たっつうのにええんか?!(◎_◎;)

どうやらいいようである(笑)
上海ロックダウン以降締め付けが緩くなってるのもあるだろうけど、街でマスクしている人も少ないし、もうゼロコロナ政策は終焉に近づいているように感じる・・・

その証拠に行動アプリで表示される行動履歴は、以前は過去14日の行動範囲が全部表示されていたのだが、今は7日間に短縮されている・・・

というわけで、何事もなかったかのようにメシ!!(笑)

酔っ払ってこてん

さて問題はこれからである。
翌日は湖北省潜江まで行って乗り打ちでライブ!!
果たしてニアミスしている私たちが省を越えられるのか?

以前、ニアミスした後に遡って隔離されたこともある。

IT武装も最後は「人力」頼みの中国コロナ監視体制
音楽家ファンキー末吉の「デジタル隔離生活」下

さあどうなる残りのツアー!!

どうでもええけど中国人こんなん好きやなぁ〜(笑)


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2022年7月 6日

布衣2022年ツアー海南省海口

中国の省の中で唯一陸続きでない海南省の海南島へは飛行機で行きます。
列車をそのままフェリーに乗っけるっつうのもあるらしいけど、現実的ではないらしい・・・いつか乗りたい〜

飛行機って嫌いなのよねぇ〜・・・って別に飛行機自体が嫌いとかじゃないんだけど、私の場合はパソコンを充電出来る大容量バッテリーが規則に引っかかるらしく、検査員によるんだけど時々調べられてめんどくさい(>_<)

LaoWu達のギターも、機内持ち込みには長さがオーバーしてると手荷物検査で大揉めしてるし〜(>_<)

週末なので乗り打ち〜空港からそのまま会場へ〜

なんと前回は廃墟ビルの中のむっちゃ見つけにくいアンダーグラウンドな店だったのが、こんな大きなホールに!(◎_◎;)

布衣2021年ツアー海南省海口:
https://www.funkyblog.jp/2021/10/post_1522.html

セッティング開始〜・・・しかし小屋のシンバルはライドがなく、クラッシュもこれしかない(>_<)
しかも一枚は割れてるし〜(涙)

あのね、こんな大きな扇風機4台も買う金があったらライドぐらい買ってよ〜(>_<)

ヤオヤオ君のTシャツ乾かし機になっとるし(笑)

まあ贅沢言っちゃいかん!!過去にはまともに叩けるドラムセットがなかったこともあったんやし〜(笑)

というわけでサウンドチェックも終わってホテルにチェックインに行く時に、ふと楽屋の冷蔵庫を開けてみたら〜・・・

ナニ?!シャンパンがあるやん!!!
楽屋にビールがあるのは中国のライブハウスではほぼデフォルトなのだが、シャンパンがあるのは初めてやぞ〜!!

ライブ終わったらシャンパン飲もうと乾き物持って会場入り〜(笑)

本番開始!!

いや、あのね、こんな立派な照明入れる金があるんやったらライドの一枚ぐらい買うてぇや〜(>_<)

ドラムソロ!!

ステージ終わったらいそいそとシャンパン抜きます〜\(^o^)/

ところで中国のタオバオというネットショップのサイトでは、商品の写真を撮って検索すればその商品のサイトに行けるらしいが、日本でもそうか?

なんとこのシャンパン4万円近くするやん!(◎_◎;)
そんな金あったらライド一枚ぐらい買えるやろ〜(涙)

金色のんを飲み干した後、オーナーが鍋を奢ってくれると言うので、銀色のんも持ち出して持って行ったのだが・・・

ナニこの雰囲気!(◎_◎;)・・・好きやけど(笑)
シャンパンが似合う雰囲気ではない(笑)

何より30度を超える熱帯夜に鍋って(>_<)

しかも、ストロボ焚いて映してるから具が何だかわかるけど、街灯も無い路上で食ってるんだから全く見えなくて闇鍋状態(笑)

湿気も凄くてむっちゃ暑い!!
そりゃそうだ、海南島は中国最南端(中国共産党は南沙諸島も自分とこや言うてるけど)、海渡って西はベトナムである。

みんな上半身裸!!昔の中国を思い出して懐かしい!!

ベトナムっぽい文化もあるのか、調味料が心なしかベトナムとちょっと似てた・・・

この白い調味料がしょっぱいのか辛いのかと思ってたらちょっと甘くてむっちゃ美味かった!(◎_◎;)

結局この銀色のシャンパンも空けてしまったが、ここだけの話、この料理にはシャンパンじゃなくてビールやったかな(>_<)


翌日はまたオーナーが今度は「海辺でバーベQ」を奢ってくれると言うので〜

海南島の最南端の三亞はビーチリゾートの街だが、省都のここの海はこんな感じ。

食材持って来て自分で作るという手作り感満載!!

バーベQ開始〜!!

牡蠣〜!!!

みんなはビール飲んでたけどワシは売店でワインを買って来たぞ〜

何やら流しと違ってカラオケの機械持って歌わせる商売の人が来たのでコンテンツを覗いてみる・・・

アンダーグラウンドバンドの布衣の曲が3曲も入っとるぞ!(◎_◎;)

ご本人に歌ってもらう(笑)

おもろい(笑)・・・それにしても、よく考えてみればこの曲は私が作曲した曲。
私が音楽監督をした96年に大ヒットした映画「疯狂的石头(Crazy Stone)」の挿入歌として中国人なら知らない人はいないと言われてる楽曲である。

日本のカラオケで自分の曲が入っているのはそう珍しくないが、中国で自分の曲がカラオケに入っているのは、よく考えてみると感慨深いのう・・・

他にもないか探してみよう(笑)

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2022年7月 5日

布衣2022年ツアー広西チワン族自治区南寧

更に南下して中国大陸最南の省、広西チワン族自治区へ〜・・・って高速鉄道で8時間!(◎_◎;)・・・遠い(>_<)

本当は金曜日に広東省の朱海が入ってたんだけどコロナで延期、そのおかげでこの日が移動日になった代わりに移動距離が増したというわけである。

広西チワン族自治区はお隣の広東省と併せて「両広」と呼ばれたりしているが、街角でも広東料理の看板はよく見かける。

バンドのお気に入りはホテルの前にある広東風肉乗せご飯の店!!
香港に行ったら必ず食べる私の大好物である〜

白切鶏単品で追加〜このネギ塩タレが好きなのよ〜

ちなみに翌日の昼飯もここと決まっている(笑)

乗せる肉を変えてみた〜

でもやはり広西チワン族自治区の名物と言えば「螺狮粉」!!

「螺狮」というのはタニシのことで、「粉」というのはいわゆるビーフンのことなのだが・・・
でもワシは全くダメ!!むっちゃ臭いのよ〜(>_<)
この「螺狮粉」の店の近所を歩いただけでもう臭いが・・・(涙)

ライブハウスの近くに「越南米粉」という店があったので入ってみた〜

おお!!これこそベトナムのフォーではないか!!
懐かしい〜ちょこっと西に移動してベトナム行きたい〜(涙)

ちなみにチワン族というのはベトナム北部にもいる民族で、そう言えばベトナム人っぽいルックスの人もよく見かける・・・
この辺はベトナムの文化と似たものがあるのかも知れない〜・・・

というわけで現地オフでゆっくり休んで会場入り!!

何をやっとるヤオヤオ君(笑)

この小屋は元々地元のバンドが経営してて、他には類を見ないほど成功した店である。
最初に行った時の話
スネアのヘッドがこれ!!(笑)

セッティング完了〜!!!

本番開始!!

ドラムソロ!!

打ち上げは会場・・・っつうか会場の1階にあるバースペース〜

ここには「永远年轻(永遠に若い)」と書かれたパネルが〜!(◎_◎;)

飲んでたらオーナーにシミジミとこう言われた・・・

「Funkyさんは私の老後の目標です」

老後の目標て(笑)・・・いや〜60歳で定年迎えて働かない国(おかげで60過ぎての労働ビザが大変)でまだ現役でドラム叩いているからのう・・・
凄いねぇとか元気ですねぇとか褒められることは多いが、老後の目標にされたのは初めて(笑)

ツアーは続く〜あと46本!!!


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2022年7月 1日

布衣2022年ツアー福建省福州

週末3連チャン乗り打ちの最後というのが一番疲れているのに、こんな時に限って移動距離が長い(>_<)
・・・と言っても高速鉄道で4時間と言ったら広い中国の中ではむっちゃ近い方なのあるが・・・

8時半の列車と言うと、このコロナの時代、駅での健康アプリや行動アプリのチェックなどで何があるやらわからんので6時には起きて早めに出発せねばならない・・・

着いたらまずメシ!!

そこから歩いて会場へ〜
ツアーの宿というのは会場近くの安宿というのが鉄則ですなぁ〜・・・

セッティング!!

私はいつもスタッフと同じ時間に会場入りするのだが、実はPAエンジニアはスピーカーから大音量でホワイトノイズなどを出して音響のセッティングをしたいし、私はタムとかのチューニングの時に音を出されるのは困るし、PAエンジニアも音を作ってる時にタイコ叩かれると困る。

実は時間の奪い合いなのよね〜・・・

まあ最近は棲み分けが上手く出来てきて、せーのでセッティング始めたら、私がタムのチューニングをしてる時は、エンジニアチームはまだ配線とかしてて音を出せない状態で、タムとスネアが終わった頃配線等が完成してホワイトノイズが流され、私はその間は音が出せないのでシンバルなどをセッティングして、ホワイトノイズが終わったら全体を軽く叩いてみて、そしたらエンジニアチームは「チェックチェック」とか声を出してモニターチェックを始める。

エンジニアチームが全てが終わってからドラムのサウンドチェックになるわけだが、この会場の上には美味しい珈琲屋さんがあるのでカフェオレを飲みながらしばしまったり・・・

ここで気付いたのだが、普段私は街の名前を言われても、どんな会場だったとか、どんなホテルだったとか、全く覚えていない。
だからマメにこのような旅日記を書いてはアップしているのだが、それがなかったら全く覚えていないというのが常だった。

ところが今回の旅は色んなことを結構鮮明に覚えている!(◎_◎;)

「この小屋の上のコーヒーが美味しいんだよね〜」
と言うと、「そんなところまでよく覚えてるなぁ〜」とびっくりされた。

自分でも不思議だなぁと思いながらコーヒーを飲んでたらわかった!!
私は去年のツアーから今年のツアーまで何もしてないのだ!!(◎_◎;)

コロナ前は日本でもツアーしたり、ヒマがあったら東南アジア旅したり、やってることがいっぱいあったので覚えられなかったのだが、去年から今年ってほとんど銀川にいて、隔離されたり隔離されたり(涙)・・・

ああなるほどねという感じである(笑)

ドラムのサウンドチェックが終わる頃、他のメンバーがやって来てそれぞれの楽器をチェックして、みんなで数曲音出して終了!!
あとはホテルに帰って私は仮眠!!

昔はここでみんなメシを食ってたのだが、一度本番前にメシ食って満腹で叩いたら吐きそうになったことがあるので、
(この時:https://www.funkyblog.jp/2019/03/post_1311.html
「ワシは本番前には食わん!!」と宣言したら、まあみんなも何となくここは軽食にして、本番後に打ち上げでちゃんと食おうという雰囲気になっている。

会場からホテルに戻る道すがらセブンイレブンがあって、みんなそこでおでんを買って食っていた・・・

おでんかぁ・・・四川省のファミリーマートでおでん買ったら辛かったし(>_<)

ところがみんなのおでんをちょっとつまませて頂いたら、これが日本風でむっちゃ美味い!(◎_◎;)

もう頭の中は「おでん〜おでん〜」のままライブ!!(笑)

おでんのこと考えながらのドラムソロ!!(笑)

そしてホテルに帰る道すがら書いましたがなぁ〜・・・

もうね、ツユがライブ後の身体に染み渡る〜(涙)
いやね、もうこれですぐ寝たらええんとちゃうん!!
しかし打ち上げにも参加〜・・・これやから太んねん(>_<)

銀川出発して2週間・・・2kg太ってます〜(涙)

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2022年6月24日

布衣2022年ツアー江蘇省蘇州

前日の南京ではライブ終わって打ち上げ行かずに洗濯!!

実は無錫の暴飲暴食で2kg太ったのよ〜(涙)

(65kg台は色なし、66kgは黄色で注意、67kg越したらピンクで危険)
というわけで夜は部屋でバナナとか食べて酒も飲まず健康的に寝た・・・

ところが蘇州に着いたら思い出した〜ここは中国でも珍しいひとつの通りに日本食が密集している日本食ストリートがあるのよ〜(>_<)

「ラーメン食べましょうよ〜」と言うヤオヤオ君の誘いを強い意志で断りながら会場入り!!
蘇州の小屋がまたデカい!!

16時まで昼の部が入ってて、入り時間の16時半に行ってもまだライブ後のサイン会やっとる・・・

うちと違ってファン若い女の子ばっか!!(笑)

ドラムはチューニングしていいということなのでやってたら、サイン会終わってドラマーが上がってきて黙々と片付け始めた・・・
「お前中国でドラム叩いてワシのことも知らんのか!!」と(冗談で)イジメてやろうかと思ったら、ヤオヤオ君に「老師が小屋のスネアじゃ良くないと思ったら僕の使って下さい」って隣に本人がおるんやからワシに言えよ!!怖かったのか?怖かったのだな!!(笑)
「え?でもそれ使ったら君帰れないじゃない」と言ったら、横から小屋の人が「いいんですよこいつ、夜は何もないですから。勉強させてやって下さい」ってお前が言うなよ(笑)
というわけでまず小屋のスネアを黙々とチューニングしてみてふと見るとスネアも彼ももうおらん!(◎_◎;)おーい!!!

というわけでセッティング完了!!

ライブ開始!!

ドラムソロ〜!!!

この日のスペシャルだったことは、ヒット曲である羊肉麺の時に、2番でいきなりLaoWuがセンターから外れてベースのマイクで歌い始めたかと思ったら、ライブハウスのオーナーがステージに上がって来て残りを歌ったということ!(◎_◎;)

いや〜こんな飛び入りなら大歓迎やな〜
前回みたいに呼ばれもしないのに客が勝手にステージ上がって来て歌ったりよりは(笑)

打ち上げは小屋でやるそうで〜
助かるのよなぁ〜そういうの・・・時間が節約出来て良い!!

客席に円卓広げて打ち上げ〜!!

オーナーから、今日の対バンのドラマーを紹介される!(◎_◎;)

怖かったのか恥ずかしかったのか消えてしまっていたが、実はずーっとここにいたのね(笑)

見ればオーナーがむっちゃ可愛がっている・・・

南京のバンドらしいけど、昼間にこの小屋を満杯に出来るって凄いぞ!!
ライブハウスがそんな地元のバンドを育てているなんて、中国にもやっとライブハウス文化が根付いて来たな、と日本のライブハウス世代の私はそう思うと嬉しくなってしまった・・・

頑張れよ!若いドラマー!!
「お前もな!!」と言って欲しかったが、始終緊張しっぱなしであった・・・(笑)


さて翌日は移動日、日式ラーメンを食いたくて仕方のないヤオヤオ君と二人で単独行動をして、日本人街のラーメン屋さんに入った!!

写真

ヤオヤオ君が前回ひとりで入ってむっちゃ美味しかったんですと!!
オススメの醤油ラーメン!!

この低温調理のチャーシューば絶品!!
ついでに餃子も〜

日式羽付き餃子最高!!

移動日なのでビールを頂きます!!

でも値段を見ると結構高い!(◎_◎;)
火山肉ラーメンって円高やから2000円近くするやん!!(◎_◎;)

まあ金を出して美味しいラーメンが食えるならそれで・・・
日本人のいない銀川では絶対食えんし〜・・・

帰ろうと思ったのだが、昔ここ蘇州でひとりドラムをブッキングしてくれたチャッピーさんに、ご挨拶がてらメッセージを送ったら、何やら近所にむっちゃ美味しい蕎麦屋があるらしい!(◎_◎;)

李さんという美人店長がいるらしく、それならお顔を拝みに行こうとハシゴ!!

蕎麦なんて食うのむっちゃ久しぶり!!(涙)
むっちゃ美味かった〜!!!

評判のうなぎも美味しかった〜(涙)

ちなみに私は蕎麦焼酎の蕎麦湯割りを飲みました〜
十数年ぶり!!(涙)

写真

というわけで体重は・・・・(涙)
ツアーは続く・・・

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2022年6月22日

布衣2022年ツアー江蘇省南京

無錫から南京までは高速鉄道で1時間!!近い!!

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・・・いや〜助かるのよねぇ〜書き入れ時の週末はどうしても乗り打ち(移動してその日にライブ)になるので、移動距離が長いとむっちゃ疲れる(>_<)

私のような年寄りは早起きだが、みんな基本的に音楽関係者は朝寝坊なので、少しでも長く寝かせてあげようということで、スタッフの入り時間(ドラマーはチューニングもあるのでスタッフと同じ入り時間)に合わせて、着いて昼メシ食ったら(場合によっては飯食わずに)すぐ会場入りするような時間に着くように移動スケジュールが組まれている。

必然的に、移動日でもない限り、昼メシは手っ取り早く食べれて簡単なモノを食べるのだが、この日は違った!!

小屋が昼の部もブッキングしていて、4時半入りじゃないと会場に入れないのだ。

悪いことにホテルも2時にならなければ部屋に入れない・・・
しゃーないなぁ〜出て来るのに時間がかかるけど「烤鱼(KaoYu)」食いますか〜

この「烤鱼(KaoYu)」という魚の食べ方、今でこそ全中国で大人気の料理なのだが、10年ぐらい前にはさすがの食い道楽の私も知らなかった。

初めて食べたのは湖北省の恩施(EnShi)というところ。
この仕事で行ったのよね〜

ひとりドラムin湖北省恩施土家族苗族自治州

野外でむっちゃ暑くって、ステージ降りてイベントが終わるまで待つのに、楽屋もないので友人の奥野龍太郎と一緒にステージ裏にある小さなローカルの食堂に飛び込んだ。

そこで隣の人が食べてたのがこれである。

「何コレ?頼んでみるか?」

魚をまず皮がカリカリになるまで焼いて、それを辛いタレで煮込むのでむっちゃ時間がかかる・・・
冷えたビールを飲みながら待つ・・・
実は料理が出て来た頃には既に酔っ払ってたのだろう、この辛さにやられて、
「何コレ?むっちゃ飛ぶやん!!」

湖北省も辛い料理で有名である。
お隣の重慶も辛い料理で有名である。
そんな中で外国人など滅多に来ないローカルな食堂で、遠慮のない地元民の味が出て来たんだから辛さで飛んでしまったのだろう・・・


話が大きく逸れてしまったが、そんな料理を普通ライブの前に食べたりはしないが、ホテルに入れるまで2時間もあるのだ。
料理が出て来るのが遅くっても構わないということで久しぶりに食った〜

2時にホテルに入って4時まで爆睡!!(笑)
その後会場入り〜!!

週末金土日は毎週3連チャンなので南京に乗り打ち〜 中国にはMAOとモダンスカイという2大ライブハウス系列店があるけど、それを除いて単体では機材もスタッフもむっちゃちゃんとしてる小屋です〜デカい(>_<) 2階にも立ち見で客を入れる変わった構造なんだけど満杯になると目の前客ばっかりになって壮観!! というわけで今回もソールドアウトですと!!\(^o^)/ 録音用のパソコン台があるのもありがたい〜 - Spherical Image - RICOH THETA

中国にはMAOとモダンスカイという2大ライブハウス系列店があるけど、それを除いて単体では機材もスタッフもむっちゃちゃんとしてる小屋!!

実は引っ越すかなんかで、この日はこの小屋の最後のライブだったようで・・・

2階席に立ち見で客が入るという、ステージから客席をみたらずらりと客が立っているという不思議な作りの小屋だったのに残念やのう〜・・・

ちなみにこの日はソールドアウト!!
満パンの壮観な客席が見れそうである・・・

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セッティング完了〜!!

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実は最近気付いたのだが、オープンハンドになってから、小屋のライドを借りて左側にもライドをセッティングするのだが、通常のハイハットはシャフトが長いので、どうしてもその上に被さるようにライドをセッティングするととても高くなる。
左が高く右が低いようなセッティングになるのであまり気に入ってなかったのよねぇ〜

自分のドラムだったらシャフトを短く切ってやれば済むのだが、人の楽器を勝手に切るわけにもいかん・・・
かと言って切ったのを持ち歩いても、メーカーによってシャフトの太さが違ったりするのよねぇ〜(>_<)

ところがこのようにちょっと後にずらしてやって、このシャフトに左側からライドを叩けば解決する!!(◎_◎;)
ライドを叩いていた左手で前のクラッシュを叩く時には、よいしょとシャフトを跨いで叩かねばならないけど、小屋にクラッシュとシンバルスタンドがあれば左にももう一枚セッティングすれば解決する・・・

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小屋にもよるけど、これがツアーのデフォルトやな!!

小屋によってはシンバルスタンドやドラムセットすらボロボロだったりするが、この小屋はちゃんとメンテされてるし、シンバルのフェルトやネジなどちゃんと全部揃っている(それが当たり前?笑)

スタッフも機敏で、何か足りないものがあるとキビキビと動いて探してくれる・・・(日本ではそれが当たり前(笑))

この小屋がなくなるのではなく引っ越すのであって欲しいのう〜
また引っ越してからもお世話になりたい〜!!

というわけでこの小屋最後のライブ!!

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ドラムソロが凄い熱狂的でびっくり!(◎_◎;)

ちょっと解説すると、まず最初のドラムソロは绿韭菜という曲の後に付けたドラムソロで、またこのテンポ104というのが、16分音符だと遅すぎるし32分音符だと速すぎる。
じゃあ6連符かと言うと、3連系のフレーズってあまり在庫がないのよねぇ〜

というわけで在庫を増やす為に、速度系のドラマーがよく使う、フロアタム3発→左手からスネア3発→右手からロータム3発→左手からハイタム3発というフレーズを組み込んでみた。(30秒辺りから)

速度系のドラマーはこれをそのまま繰り返したりするのだが、104のテンポだとそれほど速度を誇示するほど速くもない(>_<)

そこで自分らしく、上記4つの8分音符の次にスネアを8分音符で入れて5拍フレーズにしてみた。

ところがこの曲のシーケンスは曲中と全く同じものを使っているため、26秒のブレイク(これもウケてるなぁ(驚))の後はAメロ部分・・・この曲は民謡なので小節数がイレギュラーで、ここって実は5小節なのよねぇ〜

3小節Emの後に2小節B7、この2小節は必ず盛り上がる鉄板フレーズになったタムとシンバルを組み合わせた6連となるのだが、この新しい5拍フレーズ、5拍フレーズってただでさえ見失い易いのに3小節で収めるっつうことが出来てなくて、実は1小節早くその決めフレーズに入ってる(>_<)

もっとシーケンスを大きく聞いていればよかったのだが、その1小節ズレて叩いていることに気づかずに次の同じ部分でスティックを落としてしまう・・・(53秒辺り)

実はこの前にもトリロクトゥルクーがやってた5拍フレーズ(スネアのRllrrLに続いてタム回し6連+8分の5拍)をやってるのだが、このフレーズは慣れているのでちゃんと3小節に収まっている。

自信持って違う3小節を叩いているわけだが(笑)スティックを落としたことによってシーケンスが耳に飛び込んで来て、スティック拾いながら小節数を修正してると言う・・・

まあ言わんかったらわからんか・・・そんな裏話でした・・・

続いてドラムソロのための曲に続くのですが(1分40秒辺り)、この元ネタ(笑)は言わずと知れたツェッペリンのモビーディック!!

これですな

実はこの1コーラスの後にはベースソロとギターソロも入っているのですが割愛して(スマン)そのままドラムソロ〜・・・(2分14秒辺り)
って何しようかなと思ったのですが、やっぱグランドファンクのドンブリューワーでしょ!!

昔大好きでよくこのビデオは見てたのだが、実際に自分でこんなん叩いたのん初めて(笑)

実は若い衆にこの映像を見せたら「まんまやないですか!!」と突っ込まれたのだが、そもそも中国でグランドファンク知ってる人があんましおらん。
このビデオが流行ってた頃、この客席でおる人誰もまだ生まれとらん(笑)

というわけで中国人むっちゃ新鮮に聞こえるんやろうなぁ・・・

まあ中国でなくても、草食系男子が増えている日本でもドンブリューワーみたいなこんなパワードラム叩く若い衆おらんやろうからなぁ・・・

というわけで40年同じドラムソロをやっとるドンブリューワーに敬意を表してフロアタムを叩きながら立ち上がってみる(2分34秒辺り)

彼のんと比べると立ち上がるのんがモタついてるなぁ(笑)
まあライブを続けるうちにスピーディーになるやろ・・・ってずっとこれやるんかい!!(笑)・・・やるでしょ〜

実はこのフリーのドラムソロは、導入部分こそドンブリューワーですが、ほんまにやりたいことは、3分18秒辺りからの6連でツーバスを踏みながら上でポリリズムの色んなフレーズを叩くというもの・・・

ところがひとりで練習してた時には色んなフレーズ試してたんやけど、いざ本番になったら全く出て来ん!!(>_<)

常々「練習と本番とは全く違う」と言って来たが、まず本番は練習ん時みたいに冷静じゃない(笑)
頭真っ白になってる状態で出て来るフレーズが本当に身体に入っているフレーズで、そんなフレーズって実は本番でしか生まれて来んのよねぇ〜

かと言って、客を煽ってなんぼのロックドラムソロなわけで、あまりテクニカルに走ると客が冷めてしまう・・・難しいところですが、この部分がツアー中にどれだけ進化してゆくかが楽しみです。

さてどうシメようかと考えてたのですが、3分45秒からのように3連符の4つ取りロール込みから乱れ叩きになってシメるのが良さそうですな。
本当はやりたかったのはこれもドンブリューワーネタですが、次のドラムソロ6分辺りからのフロア→タム→バスドラの3連を叩きながら叫ぶやつ!!
これを速くして終わろうと思ってたのだが、この曲のドラムソロも変化がなかったので、既に鉄板ネタとなってしまったこれは現状ではこの曲に持って来ようと思ってます〜

問題はこの叫んで一番盛り上がったところからどうシメるかですなぁ〜・・・
一番ええとこでまたスティック落としとるし〜(>_<)

本当はこのままテンポを速くしてゆくのがいいのだが、ドラムソロ4種類、ひとつはシーケンスに合わせたミドルテンポ、次にフリーソロの3連系、そしてこのテンポをキープした16系と来てる中で、この曲もフリーテンポにしていいものかどうか悩みどころである・・・

そして4つ目のアンコール(6分38秒)ではプロレス系と言うかおアホ系と言うか(笑)しかしこのスタイルのドラムソロをやるドラマーって中国どころか世界にもおらんからなぁ〜・・・時々「これでええんやろか」と悩む時もあるけど(笑)まあこれは死ぬまでやらなあかんなと覚悟を決めてます〜

7分13秒からの叩いては煽る叩いては煽るのは鉄板ネタとして揺るぎなく、7分52秒からのだんだん速くしてゆくのももう変えられんでしょう。

問題はその次のツーバスに持ってゆくまでの部分(8分18秒から)をどう構築するか・・・まあこれも本番で色々やってから作り上げてゆこうと思います〜

9分12秒からのツーバスを踏みながらの上下分離ネタ!!(これはJazzではサンバの足を踏みながらやります)進軍ラッパフレーズから歌舞伎ネタはもう変えられん(笑)

この上下分離はその昔森山威男さんというJazzドラマーのライブを見に行ってそこで初めて見たのだけれども、ある日突然出来るようになったので、このような笑えるネタにしているところが自分らしい(笑)・・・というわけでこれも死ぬまでやりましょう!!

というわけで今回のツアー4つのドラムソロをどのように考えて構築しているかを詳しく説明しました〜

ちなみにこの4つのドラムソロ、毎回全部・・・ということはあと50回やることとなります〜はてさてどのように進化してゆくやら・・・お楽しみに!!

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2022年6月14日

布衣2022年ツアー山東省潍坊

2022年の前半ツアーはとりあえず2本やって一度帰って来たのだが、ここから108日の55本続くツアーが始まると言う・・・

まあ途中銀川公演の時に帰って来るとは言っても、まあざっと2ヶ月は帰れないわけだからということで〜

冷蔵庫を空にする!!(笑)

いやこの部屋はLaoWuのお母さんが住んでたとかで、私のために住まわせて下さってるわけで、「長い留守の時は総電源を切っておきなさい」と言われたらしゃーないなぁ〜・・・

そしてパッキング!!

毎回毎回「前の日やればええやん!!」と思うのだけれどもどうしても出来ん(>_<)
きっとパッキングした時点でもう旅に出てる感じになって、大事なもの(っつうか自分の全て)が入ったトランク見ながらよう寝んのよなぁ・・・

というわけで毎回当日の朝にパッキングするのだが、当然ながらいつも何か忘れてゆく(>_<)

まあパソコンとかよっぽど大事なものじゃなければどこ行っても買えるからのう〜
というわけで出発!!

初日の移動日12時間強!!・・・てシビれるのう(笑)

きっと前回コロナのために飛行機が欠航になって8回取り直したということがあったので、比較的安全な陸路にしたのだろう。

ワシ以外全員爆睡!!(笑)
「无时不工作(仕事してない時がない」(笑)

着いたらさすがに疲れているのだが、名物の鶏炒めを食わねばならん!!

ぐっすり寝ていざ出陣!!
4年前に来た時は小さなパブ見たいな会場だったが、今回の会場はデカい!(◎_◎;)

楽屋も広い!(◎_◎;)

ドラムはYAMAHAのいいセット!!

今回はヤオヤオ君が
「運ぶの重いからシンバル一枚減らして下さい」
と言うので、小屋にたくさんあったジルジャンばっかになってしまった〜

珍しくチャイナがあったので左にもセッティングしてみた〜今日は左手が忙しい(笑)

このセットで昨日のドラムソロ!!

まあテクニカルな部分もあるけど、今回のテーマは40年全くブレないグランドファンクのドンブリューワー!!

ネットで見て感激したのよねぇ〜
ワシが若い頃見て感激した40年前の彼のドラムソロ!!

そしてネットで見つけた今のドラムソロ!!

同じやん!(◎_◎;)

いや〜40年同じことするってやっぱ凄いで(涙)
というわけで彼に敬意を払って、ドンブリューワースタイルのソロ!!

若い衆にドンブリューワーのドラムソロ聞かせたら、
「Funkyさんの今やってるのってこれと同じじゃないですか!!」
と言われた(笑)

同じですけど何か〜?(笑)
いや、こういうのは下の世代に伝えていかないかん!!
何せ彼がこのドラムソロを始めた時には布衣の客席にいる人は誰もまだ生まれてなかったんやし〜・・・

でも本当はバスドラ3連符に乗っけて色々ポリリズムを使った変態フレーズをしようと思ってたんだけど、このようなロックライブでは結局体力モノしかウケへんのよなぁ〜

まあツアー中に色々育ってゆくでしょう!!

この前に叩く绿韭菜のドラムソロがFacebookでは結構人気なようだ・・・

テンポ104って・・・16分音符では遅すぎるし32分音符ではちょっとしんどいテンポ。
3連符で構築するって結構難しいんやけど、32音符を使ったり、3連符の5拍フレーズなど結構テクニカルなフレーズを使ったりしてもウケず、やっぱ単純なタム3連符左右シンバルが一番ウケる(笑)

まあとどのつまり「芸」ですからな、お客さんに喜んでもらってナンボですm(_ _)m

ドラムソロ3は、ドンブリューワーのように叩きながら「Take you higher」とか叫ぶわけにはいかんので、崔健の「好嘞!!」を叫んでみたらウケた!(◎_◎;)
ドラムカメラのマイクでも叫んでんのか叫んでないのか聞こえんのに、あんな遠い客席では聞こえるんやなぁ・・・毎回やろっ(笑)

そして最後のはもうネタやな(笑)

この、足と手を分離して、手で全く別のことを叩くというこの「ネタ」は、Jazzをやり始めてからもう30年近くはやっとるやろ〜
(Jazzではサンバのリズムを踏みながら、ロックではツーバスを踏みながら進軍ラッパのフレーズを叩く)

これも時々「毎回こんなんでええんやろか」と悩むこともあったけど、ドンブリューワーさんを見てもう悩まん!!
あと10年続けたら40年!!・・・死ぬまでやりまひょ〜

というわけで4本のドラムソロ!!

ライブもむっちゃ盛り上がりました〜!!

打ち上げは小屋のオーナーが奢ってくれた〜
何やら音楽好きが集まりそうなビヤガーデン!!(笑)

いっぱいモニュメントがある〜

山東省の青島ビールの生ビール!!
フルーティーでむっちゃ上手い!!

戻ってから洗濯〜・・・これがツアーで一番大変なBig Jobなのよ〜(涙)
これをサボると翌日Tシャツが発酵していくら洗っても匂いが落ちなくなるのよ〜・・・

ところでこの潍坊(WeiFang)という街は凧で有名なのだとか・・・
「凧に関する思い出」とかインタビューされたけど全く思い出がなかった(>_<)
すまんのう〜・・・

ロードムービー


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2022年6月13日

布衣2022年ツアー初日遼寧省大連

待ちに待ったツアーが始まった〜!!!!

とりあえずは2本やって一度戻って55本!!

なんで土曜日空いてんの〜?
元々は河北省の秦皇島だったのだが、コロナでまだ営業出来てないらしい・・・

ってか大連(遼寧省)〜秦皇島(河北省)〜フフホト(内モンゴル)を移動日なしで乗り打ちって大変やったやろ〜
なくなって土曜日が移動日になってラッキーやな〜・・・って後にやっぱ大変だったのだが(>_<)

元々ツアーは1ヶ月前には始まってた予定で、それが中国のゼロコロナ政策のおかげで中止になってたものだから、ある小屋はそのままのスケジュールで、ある小屋は組み直して空いているところに再ブッキングするので、まあ今回移動が大変なのがあるのは仕方ないと言えよう・・・ライブが出来るだけラッキーである(感謝)

まずは寧夏回族自治区の銀川から遼寧省大連への移動日なのだが、この移動はまず陝西省の西安まで高速鉄道(3時間ちょい)で行って、そこから飛行機で大連まで〜

6時に駅集合なのだが、どうしても荷物のパッキングは前日にようやらん(>_<)
5時起きでパッキング〜絶対何か忘れもんがある〜(>_<)

駅まではタクシーですぐ!!

マッサージしながらみんなの来るのを待つ!!
中国は色んな駅とかにマッサージ機があって便利なのよ〜

乗車!!

まあ西安までは何も問題なく映画一本見れば着いたのだが・・・

着いてすぐまたPCR検査!(◎_◎;)

実はここからが大変!!
西安に入るために銀川でもPCR検査を受けてたのだが、
実は街によってはそこに入るのに2回PCR検査を受けなければならないのだ!!(◎_◎;)
・・・つまりツアー中毎日PCR検査(>_<)

そして西安の空港では
「携帯を電源オフ、もしくは機内モードにしなさい!!キー!!」
とマネージャー・・・

携帯の位置情報で個人の行動を全て国家が監視している国である。
たかだか乗り換えで数時間通過しただけの街に「滞在した」とされて、またとばっちり隔離でもされたら大ごとだからである。

しかし上有政策下有对策(上に政策あれば下に対策あり)とはよく言ったものだ・・・

大連に着いたらまたPCRチェック(>_<)

そして大連の健康管理アプリをダウンロードして個人情報を入力せねばならないのだが、それが例によってまた外国人に対応していない(涙)

ホンマこの国のゼロコロナ政策、もちろん中国人にとっても大変なのだが、ITの先端技術で少しでも人民の手間を減らそうっつうのが、軒並み外国人には使えないのだから悲しくなる(涙)

ところがやはり上有政策下有对策(上に政策あれば下に対策あり)、実はこのアプリをダウンロードして手続きをした最終画面はこれ!!

多くの健康管理アプリは、最終画面を出した時間が表示されたり、その時間が刻々と動いていてスクショを撮れないようにしてたり、
ところがそうするといちいちアプリを開いて最終画面まで行ってからそれを見せるために長蛇の列が出来てしまう。

それを避けるためにご丁寧に「この画面のスクショを撮って見せて下さい」と書かれている。

つまり私のようにアプリをダウンロード出来てない人も、この画像さえ誰かから送って貰えばノーチェックでそこを通れるということである(笑)

ということで無事大連に入れて海鮮!!!
いや〜内陸の銀川にいると海鮮なんか食べる機会ないのよ〜(涙)

次の日はすき家!!

おでん!!

銀川と違って日本人が多い街最高!!

さてとセッティング〜
写真は自粛しますが、実は会場入りの前にPCR検査に行って(毎日やるのよ〜涙)帰りにうんこ踏んづけた(>_<)
いや、踏んづけたと言っても不思議なことに、素足にホテルのサンダル履いてたのだけれども、その踵とサンダルの間に何故かうんこが〜!(◎_◎;)なんでここにスポッとうんこが入るわけ?(>_<)
まあ靴下履いてなくてよかったっつうか、靴じゃなくてよかったっつうか、「うんこだけに運が付いてよかったよかった」とみんなに中国語で言えなかった私は同情だけされて気分が滅入る(笑)
ドラム叩いてスッキリしますか〜!!

いざステージへ!!!

ステージ写真

ロードムービー

この日のドラムソロ!!
今回から1ステージにドラムソロ4本!!

派手な曲がいっぱいあったらよかろうということで新しくドラムソロのための曲を書き下ろしたのよ〜ツェッペリンのモビーディックのような曲でグランドファンクのドンブリューワーのようなソロをする〜って客席おそらくまだ誰も生まれてないし〜(笑)

さてここからが実は大変!!
なんと予定されていたフライトが軒並みキャンセル!!
チケットを8回取り直して、やっと取れたのが翌日朝一番の瀋陽発のフライト!!
ところが瀋陽まで行く足がない。
これに乗れなければあわや次の内モンゴルフフホトのライブは中止になってしまうのだ!(◎_◎;)

たったひとつの方法として、乗り捨てのレンタカーを借りて終演後に飛び出しで瀋陽まで走り、そのまま空港で乗り捨ててフライトに飛び乗るというもの!(◎_◎;)


2台に分乗して機材を詰め込む!!

ボーカルがバンドのために一番働くバンド!!(笑)

運転手も君だ〜(笑)

明け方にやっと瀋陽空港に着く〜
ギリギリで登場〜!!

もうね・・・へとへと(>_<)
ツアーでドラム叩くのは何の辛いこともないが、この移動はさすがにキツい!!
もうゼロコロナ政策やめれ〜(涙)

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2021年12月16日

布衣2021年ツアー山西省太原追加公演

コロナで中止になったり延期になったりでスケジュールがぐちゃぐちゃで〜
この日はさすがに内モンゴルから山西省は飛行機で〜ということになってたのだが突然飛行機が欠航(>_<)

高速鉄道乗り換えがいいのがなかったのか、長くかかる割には出発もゆっくり・・・

エンジニアの海龍(HaiLong)が、朝一番に
「尿酸値を測ってあげる」
と言ってやって来た・・・

痛風の仲間が欲しいのか!(笑)

昼前には出発して駅へ〜

こんな場合はメシはマクドかケンタが多いのよね〜・・・
モンゴル文字のマクド!!

結局店舗で食べる時間はなく列車に持ち込み〜

こんなボックス席みたいな座席あるんや!!(◎_◎;)

実はベースのDaWeiとの間にひとつ席が空いている・・・

美人が乗って来たらどうしよ〜(笑)・・・でもまあ知らん人はこの空間には入りたくないよなぁ〜・・・君のための席が冷たい〜♪

こんな景色が延々と続く〜

太原着いた〜寒いし〜(>_<)

もう夕方の6時半(>_<)

タクシーで会場に向かう〜
会場のあるショッピングモールに着いたら小屋のスタッフが駐車場まで迎えに来て荷物を運んでくれる〜

8時半開演なのに7時にやっと会場入りっつうこのスケジュール〜(笑)
大急ぎでドラムを組むのだが・・・

シンバルのフェルトがストンと下まで落ちたらシンバル止められんし〜

これこのフェルトの下に何かカチッと止める金具があるやろ〜
・・・ってどさっと持って来てもらってもどれも使えない(笑)

結局これを2段重ねにして事なきを得る〜

バスドラのヘッド破れてるけど大丈夫やろか〜

セッティング完了!!

ドラムをチューニングして組み上がるまで最速の45分!!
PAがセッティング終わってバンドでちょっとだけ音出したらもう開演15分前!!
あたふたと着替えてこれでオンタイムで始まるんやから凄いのう!(◎_◎;)

ステージへ〜!!

ヤオヤオ君の前説〜

今日は持ち込みの卓を使わず、小屋の卓を使っているのでいつものように録音が出来ない。
つまり私の仕事が大幅に減ってるので携帯をステージに持ち込んで撮ったり出来るのよ〜(笑)

いや〜出来るもんや・・・(笑)

橘高が言うとった、
「こんな無謀なスケジューリングやめましょうよ、もし出来たら出来たで、ほら出来るやん!!でそれが基準になっちゃいますから」

そやなぁ〜もう午後2時に入る必要はないなぁ〜毎回7時でええやん(笑)

ステージ写真

ドラムソロ〜!!

実は昨日再発したTFCC損傷により、手首を庇うためにジャーマングリップで叩いてるのよね〜

解説動画

<説明文>

TFCC損傷により、手首が親指から小指の方向に動くと痛いので、手の甲を上にして手の甲から手のひらに動くような叩き方、すなわち「ジャーマングリップ」にしたら痛みがない!(◎_◎;)

意外と叩けるもんやなぁ〜スナップの効かせ方のコツさえわかれば、スピードはちょっと落ちるものの結構遜色なく叩けるもんやとわかった!!(笑)

叩いてる方は奏法を全く変えてるのに見てる方は「どこが?」って感じだと思うので、今日のドラムソロ映像3つの後に、今回の叩き方と昔の叩き方の比較映像を作ってアップしてみた〜

一番わかりやすい違いは今日のんは脇が開いとるやろ〜これによってスティックは上から見たら90度ぐらいの「ハ」の字になってて、手の甲が上になって「ネコにゃんにゃんにゃん」みたいな動きに近い、これがジャーマングリップ。

昔の叩き方は脇を閉めるのでスティックの角度が45度ぐらい、っつうのがアメリカングリップで、これは人差し指と親指の付け根が上に来る。

スティックが並行ぐらいまで来ると、親指が上に来て、これがフレンチグリップ。シングルストロークの速い人はテリーボジオ以外みんなこの持ち方やけど、これでワシみたいに手首振って大音量で叩くと、小指の下のくるぶしんとこがグシャっと潰れるからTFCC損傷になるっつうことやな(笑)

まあしばらくはジャーマングリップで自然治癒を待ちましょう〜
クラシックの打楽器奏者みたいで楽しい〜\(^o^)/・・・ってクラシックの人はこんなに力任せに叩かんて(笑)

ライブ終了後はオーナーに海底捞の鍋をご馳走してもらいました〜
ごちそうさまでした〜

滞在時間半日やて(笑)・・・次はゆっくりお世話になります〜

2021年12月11日

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2021年11月30日

布衣2021年ツアー湖北省宣昌

初めての土地「宣昌」・・・何省なん?(笑)

いや、まず暑いのか寒いのかが大事!!
中国は広いので、10日間ずーっと亜熱帯の広東省で暮らしてた私としては寒いところはやっぱ避けたい・・・と言っても避けられるもんではないけど(>_<)

漢口(どこや?)で乗り換えの4時間半の移動〜

大移動!!

ロードムービー

列車内が心持ち寒くなって来たような気がしたので恐る恐るiPhoneの天気アプリを開いて見てみると・・・

んなあったかいわけないやろ!(◎_◎;)
それに今20度で最高気温13度って(笑)

ネットで調べてみると・・・

試しにVPNを通して天気アプリを開いてみると・・・

天気アプリもVPNを通さにゃまともに動かんようになったのか!(◎_◎;)

撮影スタッフの張明は昔世界中を旅してて、外国のIPアドレスが多かったせいか政府から彼のパソコンは国内のサイトにアクVPNが必要になってるとか?・・・

そんなこと言うたら外国人みんなそうやん!!
もしワシもそうなったらどないしょ〜((((;゚Д゚)))))))

まあ何があるやらわからんのが中国ですが、何があっても何とかなるのも中国なので気にせずスルー!!(笑)

この日は移動日なので飯食って寝るだけ〜
ホテルは何やら小高い丘の上にあって、降りて行くのもめんどくさいし寒いし、ホテル併設のレストランで〜

次の日も同じレストランで〜
その後はここも飽きたし外にも出たくないので出前になる〜(>_<)

まあ中国は出前メシも美味いのでええわ〜

一日ゆっくりして次の日会場へ〜

会場は近所の中洲みたいなとこにある色んなレストランが集まるテーマパークのようなところ・・・

色んなモニュメントっつうか人形がある・・・

よく日本では地方に行くとマンホールの蓋を撮影する人がいるけど、私の場合は今後このようなモニュメントと写真を撮ることにしよう(笑)

会場も列車をモチーフにしたコンセプトライブハウス(?)・・・

まあどんな会場でも音がちゃんと出ればええわ〜・・・って初めての会場ではなかなかそうはいかん(>_<)

ギアコだかグロコだかの太鼓?UNOのヘッド?!(◎_◎;)

タムにひとつネジがなく、スネアのを使って先にチューニング〜もうひとつのスネアが来てそれはTAMAで、10個ネジではなく8個ネジなので安もん!!(笑)
そのネジを使おうと思ったらちょっと太い!(◎_◎;)
何なん?このドラムって・・・(>_<)

もともと
「リハももう数曲バランス取る為にやるだけやし3時入りでいいのでは?」
とか言うてたけど、
「初めての小屋は何があるやらわからんから早めに入った方がええって!!」
ということで正解!!
3時に入っとったら間に合わんかったで〜

しゃーないからTAMAのんを使おうと思ったらネジがぎゅうぎゅうでキツくて回らん(>_<)
これ大きさかネジ山が絶対おかしい!!
秘密兵器の工具にチューニングキーを挟んで無理矢理回す〜(笑)

この工具むっちゃ便利!!ドラマーの必需品です!!

しかしこの便利グッズを使っても全くうまくチューニング出来ん(>_<)
しゃーないなぁ〜・・・こんなに抜けんスネアでプレイすんの久しぶりや〜・・・ってしたことあるっつうのが凄いな(笑)中国あるある・・・

シンバルもSilken とかいう見たことメーカーやけど、一応ハンドハンマードでなかなかよい!!

セッティング完了!!
今日はライド代わりに使う18インチを手前に持って来てみた〜

やっぱもう一枚左手前にクラッシュが欲しいところやけど、ないもんはしゃーないなぁ〜・・・(>_<)

ちなみにスネアのネジを買いに行ってくれてたオーナーが本番直前に戻って来たので急遽スネアを変えました!!

やっぱTAMAの8本ネジより名も無いメーカーの10本ネジの方が音が良い!!(笑)

ちなみにこの日からプログラムのシステムを一新!!

RolandのSPD ONEは音源がステレオと、それとは別にクリックがステレオで出力出来るので、全てのプログラムのソロパートをクリックの右側に、クリックを左側に変更!!

こうすれば3chをPAエンジニアに送ることが出来てバランスが取りやすい\(^o^)/
でも大作業だったのよ〜(涙)

レコーディングでこんなに民族楽器とか音いっぱい入れるからこんなことになるのよ〜
自分で入れたんやけど(笑)

本番!!
ヤオヤオ君の前説!!(笑)

この小さな街(失礼、日本で言うと名古屋ぐらいあるかも)にいっぱい集まって頂けました〜!!

ダイブ〜

男前!!

ドラムソロ!!

終わったらシンバルがお亡くなりになってました〜(涙)

お気に入りのSABIANのArtisanクラッシュを、割れたのを削って使ってたけれども、もうここまで割れたらしゃーないなぁ〜・・・

短い間やったけどええ音出してくれた〜繊細な薄いシンバルやのに過酷に使われて短い一生やったな、ごめんな(涙)
ヤオヤオ君が持って帰って宝にするらしいのでそこで余生を送って下さい〜

実はこのライブでは街中のドラマーが全員見に来てたらしい!(◎_◎;)
「オラが村にFunkyさんが来ることはもうないかもよ」
と思ったのかどうか、この日はスティックが全部売り切れて、明日折れたらもうなくなる〜(涙)

と思ったらジャストタイミング!!

日本のパール楽器さんから送ってもらってたスティックと、次のシンバルが北京に届いたそうな〜\(^o^)/

明後日を何とか乗り切ればその次はそれが小屋に届くな・・・
明後日の小屋にいいシンバルがありますように〜!!

打ち上げは近所のレストランで羊肉鍋!!

美味でした〜

2021年11月24日

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2021年11月 5日

布衣2021年ツアー江蘇省蘇州

上海から蘇州はお隣なので高速鉄道で25分!!近い!!
そのまま会場入りしてセッティング〜

今日も電子ドラムとの複合セットなのよ〜

ドラムのチューニングに電子ドラムのプログラムエディットにレコーディングの準備と大変なのよ〜・・・

今日はちょっと電子ドラムのタムを変えてみた・・・
このTD50Xっつうのは生ドラムそっくりに作られていて、タムのパッドも小さいのがあるので今日はそれを一番右に持って来た〜

なぜかと言うと、ハイハットスタンドの棒が長くてその上にタムをセッティング出来ないので、パッドはなるだけ右に寄せたい〜

まあ小さいパッドでも音はフロアタム!!
単なる「スイッチ」なので大きさは関係ないのである(笑)

それと今日のスペシャルは叩いてプログラムチェンジするやつ!!

布頃の曲は基本的に1曲に一音色なので問題ないが、VisionRocksというひとりドラム曲を今日はオープニングでやらせて頂くということで、Rolandの人が「音色切り替え大変でしょう」ということで持って来てくれた〜・・・

さてこれでVisionRocks初の電子ドラムと生ドラム複合版!!

ちなみに2008年の初演バージョン、生ドラムのみのバージョンはこれ!!

電子ドラムのみのバージョンはこれ!!

まあこんな手拍子も出来ない曲を(笑)盛り上がりに来ているお客さんの前でいきなり演奏しても「呆然」やわなぁ・・・(笑)

その反動かライブは盛り上がったぞ〜!!!

電子ドラムと生ドラムの複合セットによるドラムソロ!!

いや〜Rolandの欧米支社の人も「こんなセット見たことない」と言ったという新しい使い方やな(笑)

その辺について、私をこの電子ドラムに引き込んだ張本人の、Roland中国の電子ドラム担当部長が熱く語ってます〜

これ見て部長さんが中国人の部下に「あんたが喋っててどうすんの!!ファンキーさんに喋ってもらわにゃ!!」とダメ出しされたと言うが(笑)、実はうちの同行カメラマン、本当は私にインタビューしたかったんやけど、でも取材嫌いで怖かったのか(笑)ドラムばらしてから「'ちょっと電子ドラムのインタビューを」とか言うから、
「アホか!!なんでドラムのある時に言わんねん!!」
と言ったら怖がって逃げた(笑)

まあ次に電子ドラムをセットした時にやろな〜・・・って今度いつになるんやろ(>_<)

はい、上記の動画で部長が熱く語っているのは蘇州の日本人街。
この街も日本料理屋はこの一本の道にぎゅっとかたまっていて、なんか他の街も真似するような有名な日本ストリートになってるんやと・・・

この前来た時からリニュアルしとるし〜


その中で、夜中に開いてる沖縄料理屋さんをブッキングして下さいました〜

女将さんが「アンタ久シブリネ〜」と握手を求めて来る・・・!(◎_◎;)
昔ここでライブやった時の打ち上げもこの店やったのね〜リニュアルしてたけど・・・

Rolandさん御馳走様でした〜いい経験をさせてもらってどうもありがとう御座います!!
またどっかでこのセット叩けるとええな〜・・・

2021年10月30日

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2021年11月 2日

布衣2021年ツアー上海

上海着いたらお迎えが来て問診へ〜(笑)

その後そのまま居酒屋勝に直行〜みんなの到着を待つ・・・

それにしても勝山はん、
「ツアーメンバー9人やけどええの?」
と何回も聞いたのに
「LaoWuには世話になっとるから酒でも肉でも刺身でも何でも食べて行って下さいと太っ腹!(◎_◎;)

長崎で自分で釣って来たというイカの姿刺しが絶品!!

ブランド牛の長崎牛!!・・・どうやって持って来たんやろ(笑)

大好物の馬刺し!!

刺身、その他!!


世話になった分と世話しとる分の差が激し過ぎるやろ〜(>_<)

ワシはみんながアイスクリーム食べ出した頃撃沈!!(笑)

後で聞くと、ワシが寝てるままそのまま小一時間ほど大騒ぎしてたらしいです〜(笑)

次の朝、二日酔いで目が覚めたらツアーメンバーのグループチャットにマネージャーからメッセが入っとる・・・

「昨夜夜中の1時に飲みに行った人いるでしょ!!自分で申告しなさい!キー!!」
と怒ってらっしゃる・・・
「あ、僕は外滩にちょっと観光に行っただけで・・・」
とベースのDaWei・・・
「嘘つくんじゃないわよ!!キー!!」
なんとどこから入手したのか夜中に彼がバーで飲んでる動画を送りつけて来る!(◎_◎;)

「言ったわよね!!翌日ライブの日はゆっくり休みなさいってキー!!」
って高校生かい!(笑)

・・・というわけで会場入りしてセッティング完了!!

と言いたいところが実は電子ドラムがまだ届いてない(笑)

なんかトランポが会場1kmのところで警察に捕まったんですと!(◎_◎;)

仕方ないので生ドラムの部分だけ先にサウンドチェック〜
してるうちに届いた〜!!

相変わらず壮観やなぁ〜・・・

デカいステージではむしろ普通か?(笑)

今回特筆すべきは、叩いてプログラムチェンジが出来るっつうヤツ!(◎_◎;)
しかし残念ながら調整する時間ナシ(涙)・・・明日から使ってみます〜

左側はもういっぱいいっぱいで置く場所はここしかないのよ〜
明日はまた組む前から考えてみよう・・・

配線も複雑・・・

実はこのセッティング、ハイハットの右側に右のバスドラを鳴らすツインペダルと、そして電子ドラム用のバスドラのペダルがあり、オープンハンドのドラマーじゃないとちょっと叩くの難しいかな・・・

エレドラ部分も、タムが全部正面より右側にあることになり、これもわざわざ右手でハイハットを叩いてたのでは遠すぎて叩けない。

オープンハンドの練習を始めた時にちょうどこの電子ドラムの話が来たのも「縁」やな。
もし時期がずれてたら、少なくともこのセッティングは思いつかん(笑)

本当は銀川からオープニングアクトのバンドが来る予定やったけど、銀川でコロナが発生したため来れなくなった・・・

来れててもこのセットは叩けんかったな(笑)

さて、この日は北京に続いてソールドアウト!!
1000人近く客が入ると言う・・・

本番開始!!

お客さんもいっぱい入りました〜!(◎_◎;)

漢方薬飲んでるから元気いっぱい!!(笑)

ドラムソロ!!

いや〜アンコールのおアホなプロレス技も、デカいところでやると感動的なドラムソロに聞こえるな(笑)

ロードムービー・・・今回はハーモニカのゲストが来てくれました〜
あと銀川の仲間が開いたバーのレポートと居酒屋勝!!

勝山さんお世話になりました〜

2021年10月29日

Posted by ファンキー末吉 at:12:07 | 固定リンク

2021年10月27日

布衣2021年ツアー江蘇省南京

3連チャン最終日の南京への移動〜駅には猫がおった(笑)

駅員さんの話によるとかなりの老猫で、メシもらう時以外全く言うこと聞かんらしいが・・・
(ネコなんてそんなもんか・・・)
じゃらしてみたら食いついたぞ!!頑張れ老猫!!まだまだ若いぞ!!・・・お互い(笑)

また会場着入り〜実はこの南京からRolandさんが電子ドラムを持って来てくれるので、生ドラムと合わせた複合セット!!

右側は生ドラム部分〜

左側は電子ドラム部分〜

壮観である!!(笑)

これをくるりと回って叩き分けるわけだが、実は足が結構忙しい(>_<)

同期出しにエレドラのプログラムチェンジに録音・・・左手も結構忙しい(笑)

配線も複雑!!

かっこよかろ〜(笑)

開場!!

ライブ開始!!

ドラムソロ!!

この電子ドラムに関するドキュメント映像〜

次の無錫ではドラム台が小さくてこのセットは乗らないのでその次の上海でまたお目見えします〜楽しみ!!

2021年10月24日

Posted by ファンキー末吉 at:14:37 | 固定リンク

2021年10月14日

布衣2021年ツアー広西チワン族自治区南寧

ミャンマーと国境を接する雲南省から南下して、ベトナムと国境を接する広西チワン族自治区へ〜

・・・長旅(>_<)・・・

常春の雲南では別にそんなに厚着してたわけではないのだが、列車が南下するに連れてみんながこう呟く・・・「暑い」・・・

列車を降りて見てみるとやっぱ気温が高い!(◎_◎;)

さすが大分南に来ましたなぁ・・・

前回のホテルは繁華街のど真ん中にあったのだが、今回はちょっと辺鄙なところなので周りに何もない(>_<)

メシは選択肢なしで向かいの火鍋・・・

思い出した!!最初にこの地に来たのは布衣のイベント!!
その打ち上げも火鍋だった!!

打ち上げは火鍋〜!!! 麻辣牛肉頼んだら凄いのんが出て来た(笑) 食いますとも!!飛びますとも!! - Spherical Image - RICOH THETA

そして次の日ベトナムのダナンに飛ぶために空港に行くタクシーの中でエマージェンシー!(◎_◎;)
高速のパーキングで停まってもらったのだがトイレが修理中!(>_<)
もう死ぬ思いで我慢して、空港着いてトイレに飛び込んで何とか間に合った〜(涙)

元々、ここからベトナムまでのバスがあるということで本当は陸路で行きたかったのよ〜
でもみんなに反対されて飛行機にしたのだが、この状態でバスに乗ってたらとしたら・・・
((((;゚Д゚)))))))

広西チワン族自治区には他にもうんこにまつわる話がある・・・

高速のパーキングでうんこしてたらバス置いてかれて
しゃーないから高速をマラソンで走ってバスを追いかけた事件

うんこの思い出多過ぎ(>_<)


さてこの日はゆっくり寝て次の日本番〜会場へ向かふ!!

暑い(>_<)

南寧のライブハウスは地元のバンドが運営するライブハウスで、全国でも珍しく経営的に順調だったらしい・・・

今回は小屋がリニュアル!!

セッティング〜

さすがロックバンドが運営するライブハウス!!スネアにどくろがプリントされてるん初めて見た!(◎_◎;)

リムショットというのは、スティックの端っこを置く位置によって音色が変わるので、一番いい音になるところにペンで印をつけたりするのだが、このスネアの場合は・・・

どくろの口の上に置けば一番いい音だった〜(笑)

ドラムソロ!!

今回はステージ写真が多し!!

さてライブ終了後、本当なら
「明日は朝早いから今日はご飯みんなで食べないからね!!各自コンビニとかで買って部屋で食べてすぐ寝なさいよキー!!」
ということになってたのだが、コンビニで野菜は食えないので、
「じゃあ俺の分は楽屋に野菜料理出前して置いといてよ〜終了後それ食べてホテル帰ればいいでしょ」
と言ってたのだが、結局みんな楽屋で食べることになった・・・

奢ってくれたオーナー

これでええやん!!
食べに行くと集合する時間とか移動する時間とか注文する時間とか、結局このパターンが一番時間の節約になる・・・

さて帰って寝て6時起きで海南島へ〜

2021年9月24日

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2021年10月12日

布衣2021年ツアー雲南省昆明

私の曲で昆明の青い空という曲がある・・・

このアルバムの5曲目「楽しくいこうよ」という曲の原題である。

当時はこの雲南省の省都、昆明に行ったこともなかったので、雲南の青い空をイメージして作ったのだが、いや昆明には確かに青い空はあるのだが、イメージとは大きくかけ離れた大都会である(笑)

ホテルの近所の大ショッピングモール群!!

この中のひとつのショッピングモールの中に会場がある・・・

もう中国には全国至る所にライブハウスがあるのだが、その中でも大きなチェーンのひとつであるモダンスカイ!!

デカい!(◎_◎;)

楽屋もデカいのだが、この落書きを見るとやはり日本のライブハウスを思い出す・・・
全世界ミュージシャンは楽屋に落書きせないかんのか?(笑)

セッティング!!

だんだんお城が狭くなる(笑)

オーディエンスもいっぱい来た〜

ステージ写真

ドラムソロ


さて、ライブが終わったら携帯にメッセージが入っていた・・・
「打ち上げ用意してるからおいで〜」
誰だか思い出せんが、聞けばボーカルのLaoWuんとこにも同じ人から入っている・・・前に演奏したライブハウスの人?・・・知らんけどまあええわ〜(笑)タクシーに乗って打ち上げ会場へ〜・・・

会場はまた別のショッピングモールの最上階にあるバー!!
既に色んな人がいて「Funky久しぶり〜」とか言われるけど思い出せん(笑)

メイン料理は韓国名物のプデチゲ(部隊鍋)!!

だけかと思ったらステーキ!!!

いや〜本格的やなぁ・・・と思ったら、味はやっぱ中国の牛(>_<)

日式焼肉も寿司も、もう至る所で美味しいものが食える中国であるが、ステーキだけはやっぱなかなかええのんに当たらんのう・・・(涙)

さてここに実は有名人が二人来ていた・・・

まずひとりだけ肌の色が黒い男がいるが、彼は黒人でもなんでもなく雲南の少数民族。
この時に事務所の人間から紹介された「南征北战NZBZ」というユニットのボーカリストである。

ブログ記事:360度画像で綴るファンキー末吉のとある北京の一日(+α)

この時に私がSNSでカバー曲を募集したユニットである。

実はあれから何回が仕事はしたが、何せネットの時代である、こうしてちゃんと顔を合わせるのは初めてであった(笑)

「どうなの最近?・・・」と聞いてみるが、どうやら昔の事務所はやめて、今はその事務所と裁判中であるらしい・・・(>_<)

紹介してくれた事務所のスタッフの心境を想像してちょっと心が凹む・・・


そしてもうひとりは、その隣で写真に映っている夜叉というバンドのボーカル。

どこかでライブを見たことがあるなぁ・・・
むっちゃヘビーなハードコアバンドだったのだが、ある日を境にボーカル以外のメンバーを一新してポップスバンドのようになってしまった(>_<)

ロックに飽きたのか?(笑)まあそうしなければ売れなかったのか・・・

ハードコアだった時代には、彼らは中国で一番多くライブを廻るバンドだった。
どこに行っても100人を超えるロックファンが集まり、
「布衣もこういう風になればいいのに・・・」
と思いつつ、本当に布衣は今では中国で一番ツアーを廻るバンドになってしまった(笑)

昔のメンバーとは面識があったのだが、どうやらボーカルとは初対面に近い存在だったようで、
「僕のアイドルドラマーです。お会い出来て光栄です」
と挨拶された・・・

極悪なハードコアバンドだったバンドのボーカルとは思えないぐらいの好青年である(笑)


この二人は今では昆明に住んでいるらしいのだが、それを聞いて色々考えてみた・・・
日本では何故出来ないのか?・・・

その昔、沖縄がブームになって色んなミュージシャンが沖縄に移住したという話を聞いた・・・
でもそれは私なんかが知っている、それこそ「知る人ぞ知る」ミュージシャンであって、彼らのように誰もが知ってる有名人ではない。

しかもそれも「一時のブーム」だったのか、もうみんな帰って来てるような気が・・・(笑)

日本だと、成功すると都内の一番高い場所に豪邸を買って・・・とかが一般的であるような気がするが、中国だと成功すると「自分が住みやすいところ」に移住する傾向があるように思える・・・

最近は売れてなくても、まあ布衣のように高々アンダーグラウンドでツアーやって生活出来るようなバンドでも生まれ故郷の寧夏回族自治区銀川に住んでいる。
そんなバンドが結構多いような気がする・・・

その昔、布衣も地元の一番のバンドだったが、こんな田舎町でバントやってても未来はないので都会に出て行こうと北京に出て行った・・・

何故北京に行くのか?何故上海や他の大都市ではなかったのか?

それは日本の状況を見ればよくわかる。
関西の芸人が、大阪拠点では全国区になれないのでみんな東京に引っ越して来た・・・

日本は今もそんな状況なのだろうが、中国はインターネットによって時代が変わった!!

日本ではプロモーションとかがテレビに集中するので、そのテレビ局がある東京に行かないとプロモーションが出来ない。
芸人さんが関西ローカルではなく全国放送に乗らないと全国区になれないのと同じである。

ところが中国にはテレビ局が400以上あるのだ、今やテレビなんて誰も見ない!!

お化け番組を作ったテレビ局も、今では地上波ではなくネットテレビがその活動の中心である。

それも湖南電視台とか、日本で言うとテレビ高知みたいな曲が全国誰でも知らない人はいないほどのお化け番組を作っているのだ!(◎_◎;)

つまり日本みたいに「東京詣で」をしなければならない理由はこの国ではもうどこにもない。

興味がなかったので断ったが、こんな話があった。

その湖南電視台は歌手のオーディション番組が大ヒットしたが、今では他の局がそのドラマー版の番組を作ってヒットしているらしい!(◎_◎;)

そのプロデューサーが私のファンらしく、助手のヤオヤオ君に出演依頼を連絡して来た。

「凄いですよFunkyさん!!あなたは今、有名だと言っても音楽をやってる人、ロックが好きな人だけの中で有名なだけですけど、これに出ればあなたはもう全ての中国人に対して有名になれますよ。出ましょう!!」

「やだ!!」(笑)

どうしても納得しないヤオヤオ君に一生懸命説明する。
「有名になって何の得があるの?昔の日本での生活みたいに音楽じゃない他ごとをいっぱいやらされて生活すんの?」

そもそもが音楽をやってる人たちの中で有名だから音楽の仕事が来る。
音楽と関係ない人たちの間でも有名になったら、その音楽の仕事が増えるか?
結局「音楽でない仕事」が増えるだけなのだ・・・

日本でのファンキー末吉は所詮は「爆風スランプの人」。
スタジオ仕事をくれる人もいないし、いたとしても事務所は「自分とこ所属の人間の名声を利用される」ということで、その対価としてはゼロがいくつも少ないそんな「技術仕事」なんかやらせない。

そんな生活をもう一度やるぐらいだったら、一本いくらのドラムの仕事がなくなって飢え死にした方がマシである(>_<)

話がそれたが、そのテレビ曲が出した条件は、「収録にはその局まで行くこと」、すなわち北京ではないその地方局のある田舎町に出向いて行くことだった・・・

つまりもう「北京詣で」は必要ない。
つまり北京に住んでいたとしてもその田舎局に行かねばならないのだから、敢えてわざわざ物価の高い北京に住まなければならない理由はもうないのだ。
プロモーションも今は全てネットだしどこに住んでても取材は受けられる・・・

またバンドの場合、その大きな収入のほとんどは音楽イベントの出演である。

例えばフジロックなどのイベントの場合、出演者の東京からの旅費は負担するが沖縄からの旅費は出せないなどと主催者が言うことはない。

同様に中国のイベント、そのほとんどが地方都市なのだが、バンドがどこに住んでようが主催者がその旅費を負担することは全く問題ない。

布衣の場合、ツアーの出発点が北京であろうが銀川であろうが、その経費にそんなに大きな違いはない。
それよりも日々の生活費やバカ高い家賃の方がメンバーやスタッフの生活を直撃する。

だから見てみればみんな住みやすい生まれ故郷や、雲南省の大理のような物価の安くて気候のいい桃源郷のようなところにバンドごと引っ越す。

そこでみんなでゆったり暮らしながらのんびりバンド活動をやればいいのだ・・・

日本ではまだまだそんな生活は一般的ではないな・・・
あ、ラウドネスが今、タッカンは大阪で二井原は八王子、ドラマーは札幌だと聞いたような・・・

やっぱ日本でそれが一般的でないのは「テレビ」やな・・・
ラウドネスぐらい「テレビは別に〜」になってないと無理なのかも〜

どっちにしろ、日本が中国のようにITが進んで、テレビが廃れて、私が実家のあった高知に住んで・・・という未来はどうしても見えない・・・

何が悪いのか?・・・「変わる」ということクォ必要以上に恐れる国民性か?・・・

雲南省昆明で暮らす、この二人の有名ミュージシャンを見てそんなことを考える夜であった・・・

2021年9月21日

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2021年7月10日

布衣2021年ツアー黒竜江省ハルビン

中国東北部の悠久の大地・・・かつて戦争してまでここが欲しかった日本軍の気持ちが少しわかるような気がする・・・

前回までの小屋も結構大きかったけど、更に大きくなってリニュアル!!
今回のツアーの小屋は往々にして小屋が大きくなっているような気がする・・・
まあ潰れてる小屋も多いのだろう、リニュアルする資金力がある小屋だけが生き残っているのかも知れない・・・

ドリンク売り場にはこんなスローガン(笑)が〜

恋愛も仕事もどっちも大変だよ、でもLoveなんかLiveに比べてどこがいいの?(笑)

さてくすっとしながらステージに上がると、なんとドラムのヘッドが外されている!(◎_◎;)

そしてドリル式チューニングキーが置かれておるし〜・・・なんで?!(◎_◎;)

「Funkyさんが来たらタムのヘッド全部張り替えるらしいぜ」という噂が回っとるのか?
まあええけど〜ほな新しいヘッド出して〜張り替えるし〜

「え?!(◎_◎;)古いのしかありませんけど」
え?!(◎_◎;)・・・ほななんで全部外して「はいどうぞ!!」って待ってるわけ?(>_<)
全部外して同じのん張ってどうしようってーの?(>_<)

もうね、笑うしかない(笑)
すったもんだしてるうちに「あ、新しいヘッドありました!!」
そやろ〜それでないと〜・・・

ってこんな噂が全中国のライブハウスに回ってたらワシ毎回ヘッド総取っ替えせないかんの?(笑)
まあ古いヘッドよりは気持ち良く叩けるからえーけど〜
しゃーないなぁ〜・・・(笑)

ということで新しいヘッドでセッティング!!

新しいヘッドはまだリムに馴染んでないから必然的にちょっとチューニング高めになるのよね〜しゃーないなぁ〜・・・

ホテルに帰ってひと休みして、いざ出陣!!となったら雨上がりに虹が〜!!

今日はいいことあるかなあと思いつつも何もなく〜(笑)

ヤオヤオ君の前説!!(笑)

ドラムソロ!!

いや〜しかしこんな中国の北の外れの街でよう入ったよなぁ〜

おっさん大熱狂!!(笑)

それを受けておっさん頑張ってドラム叩く!!(笑)

旗も振られます!!

民謡メタル「绿韭菜」ではスクラム組んで頭振る〜(笑)

いやいや盛り上がって終わりましたぞ〜

前回来た時には移動日があったので中央通りも見れたけど、いかんせんライブ終了後では閉まってしまうので近所の烧烤!!

いや〜中国東北地方の烧烤は美味いなぁ〜当然ながらハルビンビール!!

そして下戸には「ガワス」〜ノンアルコールビールを甘くしたようなパンを飲み物にしたような不思議な味です〜

久しぶりに見た自動串焼き機!(笑)日本でも見たなぁ〜潰れてないやろか・・・

美味しく焼けました〜

ステージ写真

2021年6月19日

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2021年6月20日

布衣2021年ツアー山東省淄博

どう読むのかもわからなかったこの街・・・見たら個人的にはいっぱい来てるのな!(◎_◎;)

全中国ドラムクリニックツアーその11、山東省「淄博」

全中国ひとりドラムツアー2016年 山東省「淄博」

布衣春のツアー2018山東省その1

布衣2019年春のツアー山東省

まあこの街の一番の思い出はシンバル削ったことですな(笑)

いや、ヒマやったのよ(笑)

この街は会場近くにホテルがないので、リハが終わってホテルに帰らずずーっと会場にいる・・・「じゃあヒマやしシンバルでも削りまひょか〜」ってなわけである・・・


今回のツアーは、稼ぎ時の週末は3本連続だが、それが終わったら月曜日は移動日、火曜日は移動オフとなっていて非常にのんびり出来る・・・

ホテルのブッキングは基本「会場のすぐそばの一番安いホテル」というのが鉄則なのだが、この街のライブハウスの近くには会場近くにホテルがないようで、次の鉄則「交通の便がよいところ」ということで駅から歩いて行けるホテル!!

ここがコーヒーをテーマとした素敵なホテルなのだ〜

部屋には中国茶ではなくコーヒーが置かれている〜\(^o^)/

ホテル前には電動自転車がたくさんあり、スマホでスキャンするだけで乗ることが出来る!!

ちなみに「ちょっとそこまで」で100円かからない・・・非常に便利である。

前回来た時にはこのシステムはまだなかったので、結局「会場とホテルのそばしか知らない」という状況だったが、探検してみるとこの街にも色んな面白いところがいっぱいあるのな!(◎_◎;)

屋台街を発見!!

王府井広場!!(笑)

ヨーグルトバーを発見!!・・・最近酸っぱいものが食いたいのよ〜妊娠したか?(笑)いや、疲れているのだろう・・・

ドーナツの写真を見ると急にミスドが懐かしくなったので頼んでみた・・・

チョコレートべとべと(笑)
でもヨーグルトは甘くなくて非常に美味だった〜・・・数日間お世話になることになる・・・

この街はマッサージが有名ということで、そう言われてみれば街角の色んなところにマッサージ屋さんがあるので入ってみた・・・

なんで梯子で店内へ?(笑)

値段は全身と足裏合わせて60分で1500円ぐらい・・・
日本と比べると安いけど、タイと比べるとやっぱ高いのう・・・

タイが懐かしい(>_<)

ついでに耳かきも〜

さて、2日間ゆっくりさせてもらってライブ当日!!

ドラムソロ

打ち上げ!!

今日の大ヒットは小魚揚げ!!糖醋に漬けて揚げてるんだと!(◎_◎;)
ワシの大好きなアジの南蛮漬けをカリカリに揚げた感じ・・・
最近何故だか酸っぱいモノが食いたいのよねぇ〜妊娠したか?(笑)
と書くと「体型は妊婦と同じです」と返される(>_<)

アンコールのおアホなファンたち(笑)

素敵なロードムービー・・・美女ばっか撮ってるやんこいつ!!(笑)

もうひとつはロードマネージャー文涛(WenTao)君のお話・・・

「ロードマネージャーの仕事ってどんなんですか?」
「はい、保母さんみたいなもんです」って(笑)

そうかぁ・・・こいつやっぱ布衣のファンやったんやなぁ・・・いつも「子守」に感謝してます!!

ステージ写真!!

「お前らに電車ごっこさせる為に書いたんじゃねぇ!!」と草葉の陰ではっつぁんが怒鳴っていそうですが、「いやいや、結構嬉しいんでしょ?」「は、は、は、まあな」と勝手に脳内会話しながら、毎回この曲もツアーで盛り上がってます〜(笑)
中国人が作るとどうしてもシリアスな詞や曲風に偏りがちなので、こんなおアホな(失礼)というかストレートな爆発的な曲はよう作らん・・・この国ではとても貴重ですぞ!はっつぁん!!
というわけで今日もおアホなロックファン達がこの曲で盛り上がるのであった〜・・・(笑)
https://www.facebook.com/permalink.php?story_fbid=2911728099146012&id=2249858155333013


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2021年6月 8日

布衣2021年ツアー河北省保定

週末の連続乗り打ちを経てやっとツアー2度目の移動日と移動オフ・・・

保定は前回は地元のバンドがこれでもかと名物のロバ肉をご馳走してくれたが、別に不味いものではないけれどもそんなにわざわざ食べたいものでもないぞ〜(笑)

今回は若いバンドが現れず、小屋も前回と違っているのかホテルも新しいところ・・・

布衣がホテルを取る基準は、小屋から近いところ!!
イベントとかだと主催者が結構いいホテルを取ってくれるが、自分とこの経費だから必然的に一番安いホテルを取る・・・

いや地下室みたいなところは困るけど、別に窓があって清潔ならどこでもいいのよ〜・・・
ってこの窓!(◎_◎;)

施設の中にはバトミントンとか出来る体育館みたいなのがあり、窓はその中に向かって設置されている!(◎_◎;)

LaoWuの部屋はなんと麻雀部屋!(◎_◎;)

いや、麻雀部屋でもちゃんと寝られればいいけど、隣が麻雀やっててウルサイらしい(笑)

うちの部屋シャワー出んし〜(涙)

やっぱあかんやろ〜ということで部屋を変えてもらった・・・

ピンクのカーテンはどうかと思うが、まあちゃんと休息が取れればカーテンとか別に何色でも良い(笑)

向かいはどうやら刑務所のようだ・・・

百度地図にはここだけ何の情報もない!(◎_◎;)

看守さんが歩いとる!(◎_◎;)

中国の刑務所など入ったことなどないので(日本もないけど)何とか中を見てみたい・・・

まあホテルから見えるのはこの程度・・・悪いことしたら中に入れるかも知れんがやめとこ・・・

みんなは健康的にスポーツをやって過ごすが・・・

ワシはとにかくまずはズボンの修理!!

ついでにマッサージも行った・・・

いや〜痛かったけど効いた〜ふらふらしながら別の店で足裏!!

中国はマッサージ決して安くはないな!!って日本よりは安いけど、タイとかが500円足らずで1時間ぐらいやってもらえるのを見ると、やっぱ安いとこ探しても倍ぐらいはするな・・・

まあツアーは自分の金は滅多に使うことがないのでしばしの贅沢です・・・

あと移動日は郵送物が届く日!!
毎日移動のどっかの小屋やホテルに送っても、届くのが遅れたらアウトなので同じところで数日泊まる移動日に向けて物を送るのだ・・・

汗拭きシートを探していたがネットで買えてここに届いた!!

ネットで買ったコーヒーミル!!

いや〜これが便利!!おかげでコーヒーを飲む量が爆発的に増えた(>_<)
昔の手挽きのミルは銀川に送り返す・・・

こうやって休息と取っていよいよライブ当日!!

こけら落とし多いなぁ(笑)まあ光栄です!!

灼熱の中ドラムソロ!!

そして打ち上げはそのまま会場で〜

入場風景

ステージ写真

末吉のファンはデブのおっさんばかり(笑)

ロードムービー

20210602

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2021年4月 4日

宁夏回族自治区中衛"星空演唱会"

上海で2週間の隔離、そしてここ寧夏回族自治区銀川で更に2週間の自主隔離を終えて北京に帰っていた私に、布衣楽隊のマネージャー小文から連絡があった。

「4月2〜4日空いてる?」

空いてるってVISAの更新以外は何もありまへんがなぁ〜
「じゃあちょっと数日待って、無事契約書を交わしたら大決定で!!」

そうそう、昔はスケジュール入れてもイベントがドタキャンでということがよくあったが、もう数年前からバンドは契約書を交わしてから初めて大決定となる。

「テレビ局からの条件で、犯罪歴がないことというのが来たので、各人気をつけてね!!もし誰かが犯罪を犯したりしたら莫大な違約金を取られるからね」

契約社会の厳しさである・・・

ところがベースの大伟(DaWei)はこの時点で弾かれた。
なんでもちょっと前に飲酒運転で捕まったからだそうだ!(◎_◎;)

私も立ちションとかしてて捕まらないように気をつけねば・・・


さて、というわけで別のベーシストを用意してリハーサルが始まった!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月1日木曜日

例によって詳しい演奏内容がよくわからないのだけれども、どうやらゲスト歌手が来てその人の曲も演奏しなければならないらしい・・・

ボーカルのLaoWuもギターを弾くのだが、バックバンドのギターとなると荷が重いらしく、グループチャット内でギタリストの小龍(XiaoLong)に全て振る!!(笑)

振られた方もこの仕事!!(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月1日木曜日

まあ中国はこの数字譜で通じるのよ〜
キーが変わってもそのままで読めるから便利なのよ〜

楽曲を聞いてみると、シンセばかりで構成されたモロ中国歌謡!(◎_◎;)
「アレンジはバンドに任せるから」と言われているらしいが、数多くこんな仕事をこなしている私から言わせると、全くアレンジを変えた日にゃぁ、歌手が来て「なんか違うなぁ」ということになって、結局「カラオケでやるわ」となって全ての苦労が水の泡となることが多い。

いや、必ずそうなる!!(笑)

なので、ここはカラオケを取り寄せて、それにクリックを打ち込んで、ライブでプログラムを流すシステムに放り込んで、バンドはそのカラオケに合わせるというのが一番安全策である。

末吉覚さんの投稿 2021年4月1日木曜日

こうすれば曲のイメージは原曲のままで、その上に原曲には入ってないドラムやギターが加わってより豪華になる。

ベースが2本鳴ることになるが、この曲のようにバラードであまり動いてないベースラインならば別にユニゾンで2本鳴っててもいいし、邪魔ならばカラオケの方の低音をカットしてやれば良い。

生ドラムが入っててもそれに全く同じく重ねて叩くし、この曲のように打ち込みドラムならば、それを聞きながらそれに生ドラムを被せたレコーディング(中国ではよくやる)のように叩けば良い。

ということでつるっとリハーサルは終了!!
翌日は午後集合で隣街の中卫(ZhongWei)へ向かう〜

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

中卫(ZhongWei)には一度来たことがある。

その時の話:布衣のツアー寧夏回族自治区「中衛」

中卫(ZhongWei)と言えば砂漠と羊肉しかイメージがなかったが、やっぱり羊肉!!(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

ちなみに羊肉でも喉の部分だけを食らう「羊脖子(YangBozi)」というのが珍味!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

その他の料理も寧夏独特の料理ばかりである!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

ちなみに今回主催のテレビ局はむっちゃくちゃ厳しくて、このレストランを含め、局が連れてゆく場所以外は基本ホテルから外出禁止!!!(◎_◎;)

プチ隔離である〜・・・というわけで朝メシも部屋に配達が来る(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

いや〜上海での隔離を思い出すわ〜・・・

その時の話〜隔離生活第一週目隔離生活第二週目

さて例によってドラムのチューニングをせねばならんので、私もスタッフの入り時間に一緒に会場へ〜

砂漠の中をせっせこ進む〜

リゾート地のようなところに入ったら〜・・・

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ステージが!(◎_◎;)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

写真

いやね、むっちゃ寒いんですけど(涙)

砂漠の中でセッティング〜ってむっちゃ寒いんですけど〜山上にはまだ雪が残ってるんですけど〜(涙) カンボジアでは18度下回ったら人が死ぬぞ〜!! しかもステージは昼と夜にもここで!(◎_◎;)・・・死ぬかも(涙)

末吉覚さんの投稿 2021年4月2日金曜日

そういえば札幌雪まつりイベントに出た時に、真冬の雪の上のステージで、ステージ衣装はみんな半袖とかで、まあテレビ局のイベントで2曲だけの演奏だからまだよかったけど、録画見たら時間経過と共に河合の唇がどんどん青くなってたのが印象的やったのう・・・
よう死なんかったのう・・・(笑)

とりあえずドラムのチューニングは終わり、楽屋には暖房を入れてもらって出前メシ!!

楽屋メシ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

メンバーの到着を待ってサウンドチェック〜

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

このライブのポスターが朽ち果てられている(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

楽屋となっとる大きな劇場の中では巨大ポスターが〜・・・

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

でもその砂丘に置いたところで全く目立たんと思うのだが(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

湖の畔のおしゃれなカフェの入り口にはポスターがちゃんと設置されていた。

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ちなみに布衣楽隊の今のアー写はこれなのだが、このイベント参加者はこの写真の中で二人しかおらん・・・
別に写真と実際の人物が半分違っててもあまり気にしないのが中国(笑)

さてこのカフェの中にエレドラが設置され、
「リハを始めてくれ」
と言われるので何かと思ったら、ここから収録開始!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

なんとこのリゾート施設に遊びに来たスター達が、偶然ここでリハーサルをやってる布衣楽隊と会って、
「夜ライブやるの?じゃあ俺たちも出るよ」
という設定とか・・・どのテレビ局でもありそな「設定」である(笑)

そう、ここはホテルもあって砂漠の中の巨大なリゾート施設なのである!(◎_◎;)

これが私のいるオシャレなカフェ!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ホテル!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

プールは壁が透明なのがオシャレ〜

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

夕食はこのビュッフェ!!

こんなむっちゃ田舎街なのに結構客がいるので、宿泊代安いのかなと思って調べてみたら一泊5万円近い!(◎_◎;)

まっこと中国は豊かじゃのう・・・(>_<)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

スター達はカフェで撮影しながら食事・・・
これ間が持たなくてイヤなのよねぇ〜・・・(元スターの愚痴)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

ちなみにスター達の顔ぶれはこんなんらしい・・・
「ファンキーさん誰か知り合いでしょ」と言われるがあいにく誰も知らんかった(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日
末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

さて撮影開始!!
もしこの中に知り合いがいたりなんかすると、ボーカルのLaoWuではなく私に色々話しかけて来て、結局トーク部分に私も頑張らねばならんところだったんでほっとしていたが、ここで問題発生!!

なんとこのテレビ局は犯罪歴だけでなく金髪も禁止!(◎_◎;)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

しゃーないので布衣楽隊の物販で金髪を隠す!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

後ろから覗く金髪もダメらしいので更にバンダナを巻きつける!!

思うに、数年前にテレビで刺青だらけのラップシンガー(私がバックをやっている「爽子(Shuangzi)」ではない)が歌詞でドラッグとかを歌って出入り禁止になり、その煽りで今ではテレビで刺青も禁止で、もっと流れて金髪も禁止ということになっているのだろう・・・

まあええけど(笑)

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

というわけで本番もうすぐ開始!!

客はまあ宿泊客というのもいるかも知れないが、大部分はテレビ局が用意してスター達のファン。
オープンリハで客の前でリハーサル!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

どうやらテレビ局から渡された楽曲は、彼らの誰かの持ち歌というのではなく、このリゾート地のテーマソングみたいなものだったらしい。

誰もちゃんとまともに歌えない(笑)

だから私は言ったのだ!!「カラオケじゃなく、歌入りも作りましょうか」と・・・

SMAP方式で、大勢が同時に歌う場合、カラオケにもちゃんと歌が入ってた方が安全だし、声が2重に聞こえても何も違和感はない。

その可能性も考えてちゃんと編集出来るようにパソコンも持って来たのだが、残念ながらテレビ局はそのやり方を却下(>_<)

まあ純粋な「ライブ」ではなく「公開録画」なんだから、歌えなかったら何回か撮り直せば良い・・・

そして布衣楽隊の曲も何か一緒にというわけで、私が映画音楽のために作って大ヒットした「我爱你亲爱的姑娘」!!
「これなら歌える」ってやっぱ有名なんや、この曲(笑)

かくして「我爱你亲爱的姑娘」はリハ1回、リゾート地のテーマソングは2回ほど練習して本番!!

たまたまこのリゾート地に遊びに来ていた(んなわけはない(笑))スター達が、たまたま布衣楽隊のステージがあったので(笑)一番前で見てたら、「ステージに上がれよ」と言われて上がって歌うという(笑)・・・まあテレビ局らしい演出です・・・

ステージの後には車がずらりと並び、これも「タイアップ」!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

そして今日のメインのタイアップはこの携帯!!

末吉覚さんの投稿 2021年4月4日日曜日

折り畳めるのよねぇ〜セカンド携帯で欲しいのよねぇ〜・・・と思ったらお値段20万円越え(>_<)

頑張ってドラム叩いたらひとつくれんかのう〜・・・ドラムソロ〜〜

冒頭でカッコよく上着を投げ捨てるのだけれども、おかげでその後寒かった〜(>_<)

手がかじかんでいつもの6連がすぐ乱れるのでツーバスの6連にチェンジして早めに収める〜

最後の曲として、今回のこのイベントのテーマに則した、「星」をテーマにした楽曲「流星」・・・でも星なんか出てなかったのよねぇ〜(笑)

まあ天気予報では雨だったのだけれども降らなかっただけマシ!!

20万円越えの携帯をくれるわけでもなく、車をくれるわけでもなく、この豪華リゾート施設の無料宿泊券をくれるわけではなく、また200kmの道を帰ってゆくのであった・・・ちゃんちゃん

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2019年11月29日

布衣2019年秋のツアー江蘇省「南京」

最終4連チャンの後ツアー最終日!!

4時間移動しての乗り打ち!!シビレるのう・・・(笑)
あまりにシビレたので車内弁当!!

もうね、旨いもんでも食ってなやってられん!!・・・って車内弁当はのう・・・(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

実は昨日メンバーのひそひそ話を聞いて、今日のライブが無事に行われるのか心配になっていた。

「〇〇が香港警察を台上で真っ向から批判したもんだから・・・」
「ライブ中止か?!」
「そうよ、まさに俺たちが明日やる南京の小屋よ」
「中止になったのか!(◎_◎;)」
「全部中止らしいよ・・・」

「中国あるある」である・・・(>_<)

「何が正しいか」ではない。
この国では「中国共産党が正しい」のである。
それをそのお膝元で真っ向から批判すると、そのとばっちりはその周りの人、
そして全く関係ない私たちのところまで飛んで来る。

私は途中から話に割り込んで冗談を飛ばしてみる。
「布衣のように"党と共に歩む"バンドは大丈夫なんじゃないか?(笑)」

冗談での「香港デモ隊を指示する」などと大きな声では言えないが、
まあ「冗談で」共産党を支持するのは許される・・・かな?(笑)

よくよく聞いてみたら、ライブキャンセルになったのは、現在中国国内をツアーで廻っている香港人歌手、
香港警察を批判したのはその歌手が台湾での何やら賞の授賞式だったらしい・・・

その瞬間に彼の全ライブは中止!!
そのライブが布衣の前日の南京の同じ小屋で予定されてたということだ。

私はその小屋でそんな発言をしたのでその小屋のライブが全て中止になって、今日の布衣のライブも中止になるかも・・・と心配していたわけだ。

中国あるある・・・

というわけで無事にライブもやれてドラムソロ!!

打ち上げはLaoWuの表弟(BiaoDi:母方の従兄弟)の奢りでご馳走!!

いや〜長かったこのツアーも無事にこれで終了!!

やっちんツアーの後、成田から北京経由で包头

9月20日 内蒙包头为 livehouse
9月21日 内蒙呼市whohot

前回はこの辺であまりの寒さに風邪をひいたが、今回は頑張る!!
夜汽車での大移動で太原へ〜乗り打ち!!

9月22日 山西太原boo lifespace

移動日ありでゆっくり移動!!

9月25日 河北保定壹音乐现场
9月27日 河北石家庄红糖俱乐部

8時間移動で乗り打ち!!

9月28日 江苏徐州尧 livehouse

5時間移動して移動日!!

9月30日 湖北武汉vox

ここからX.Y.Z.→Aのニューアルバムレコーディングのために日本に帰る!!
武漢空港でぷんぷん!!
香港で11時間乗り換え!!

10月5日 南京のフェスティバル

後に北京でレコーディング〜札幌TOセッションの後合流!!

10月16日 固原 大原livehouse 
10月18日 银川 西桥HOUSE 

寒かった〜(>_<)・・・ほんま札幌より寒かった!!
さすがにウルムチへは飛行機移動!!

10月19日 乌鲁木齐 嬉游livehouse 

10月20日 嘉峪关 贤良方正
10月23日 张掖 屿LiveHouse  

寒かった〜(>_<)でも風邪はひかず!!

10月25日 西宁 南墙音乐-聂现场

この辺ではもう疲れていてバーのお姉ちゃんに癒される(笑)

10月26日 兰州 葵艺术空间

3時間半乗り打ち!!

10月27日 西安 1935Livehouse  
10月30日 漢中 漢Livehouse

移動2時間半で移動日あり!!

11月1日 成都 乐空间
11月2日 重庆 寅派动力

移動4時間乗り打ち!!

11月3日 昆明 ModernSkyLAB
11月6日 大理 核屏

雲南省は天国でした〜・・・6時間半かけて南に移動!!

11月8日 南宁 候朋现场HOPELIVE 

ここだけはむっちゃ暖かかった〜4時間半かけて北上して乗り打ち!!

11月9日 贵阳 勁LIVEHOUSE 

メンバーは半数が風邪でダウン!!3時間半かけて乗り打ち!!

11月10日 长沙 MAOLivehouse

ライブ終了後そのまま夜汽車で12時間!!

11月13日 南阳 星Livehouse

移動日移動オフありで太る!!(笑)

11月15日 邢台 沐Livehouse 
11月16日 北京 疆进酒OMNISPACE 
11月17日 廊坊 深核Livehouse 

強烈な寒さでついに風邪をひく!!(>_<)

11月18日 南京 欧拉艺术空间 

ついにツアー終了!!

あまりに寒かったので私はLaoWuに言いましたよ、
「春は沿岸沿い廻って、秋に西北廻るの逆にしようよ!!」

しかし春にはハルビンとか北方も廻っているのである。
冬のハルビン・・・マイナス40度((((;゚Д゚)))))))

ええです!!来年も寒さに負けず頑張ります!!(>_<)

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2019年11月15日

布衣2019年秋のツアー貴州省「貴陽」

ミャンマーの隣、雲南省大理から8時間かけて南下したと思ったら、
今度は中国の最南西端、ベトナムの隣、広西チワン族自治区南寧からまた北上して山ん中の貴州省「貴陽」までの乗り打ち・・・これがまた遠かった・・・

朝6時に起きて6時間近くかけてやっと着くんだから、
例えて言うと、東京から飛行機使わずに新幹線で鹿児島まで行ったと思ったら、
今度は当日朝いちでまた新幹線乗って名古屋でその日にライブをやるようなもんだ・・・

風邪でメンバー、スタッフの半数がダウンしているという中、
私は元気いっぱいでドラムソロ!!(笑)

いやね、元気なコツは「マイペース」かな・・・

自分のペースを持っていてそれを頑固に守る。
睡眠をいっぱい取ればいいのだけど、年寄りは朝早く起きてしまうので、
起きたら起きたで楽しいことをする!!

列車移動は好きな映画を見る!!
(当日ライブの時は酒は飲まない)
眠くなったら寝るし、眠くならなかったら3本続けて見る!!

着いてドラムをチューニングして、
サウンドチェックして疲れてたらホテルで寝る!!

出番まで1時間でも寝られればそこで体力はまた蓄えられる!!

そして美味しいものを食う!!

いや〜さすがにライブ終了後で明日も朝早いとなると半数が出て来ませんわ(笑)

むっちゃ疲れてたらそのまま酒飲まずに寝ることもあるけど、
やっぱ地元の美味しいもの食ってビール飲んで、
幸せホルモンいっぱい出して満足して寝ると次の日も心なしかすっきりしている。

きっと「分眠」が出来る体質なのだろう、
しんどければ列車の中でも飛行機でも熟睡して着いたらスッキリしてるし、
眠りもそのぶん深いのかも知れない、
他の人が10時間眠らなければスッキリしないのが数時間でスッキリする。

いや、やっぱ「ストレス」やろうな・・・
イヤなことやってたら疲れる、疲れたら身体もガタが来る。

美味しいもんも我慢して、ライブのためライブのために毎日そのために全てを犠牲にして生活してたらやっぱ身体もガタが来るだろう。

私の場合、「ライブ→各地の美味いもん→ビール→バタンQ」でひとセットで「楽しい」なんやろな・・・

移動はまあなければないでその方が楽なのだが、
そこに映画とか移動日だとビールとか、そこに楽しいもんがあるから差し引き「楽しい」、
つまり毎日ずーっと「楽しい」わけであります(笑)

そのペースを乱されるもの、
例えばこの前の武漢の時みたいに突然知らない人が入って来てペースを乱されたり、
列車で話しかけられて映画中断されるだけでも腹立つもんな(笑)

まあ「わがまま」、それが健康の秘訣ですよ!!
幸い敬老精神旺盛なここ中国では、ほとんどストレスなく楽しく旅をすることが出来ることが大きいかな・・・

かと言いながら次の日はさすがに「疲れた」と言わざるを得ない過酷な移動であったのだ・・・続く

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布衣2019年秋のツアー広西チワン族自治区「南寧」

ミャンマーの隣、雲南省大理から、ベトナムの隣、広西チワン族自治区南寧まで列車で7時間の旅〜

山ん中を通るので景色はこんなん・・・

さすが中国最南西部、暖かい\(^o^)/

雲南省も常春の桃源郷ではあるものの、その前の極寒の地でスタッフ、メンバーの半数は風邪をひいてしまったようだ・・・
この日は(あまり)暴飲暴食はせずに爆睡!!

翌日散歩がてら小屋の近くまで来てみたら歩行者天国がオシャレなこと!(◎_◎;)!!

ライブハウス近くの歩行者天国がとってもオシャレな件について・・・ 風邪をひかないようにと引き始めの薬を買ってくれたのだが、漢方は量が多くて・・・(>_<) とりあえずケーキを食って考えよう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

とりあえずケーキを食いながら、どどんと渡された風邪のひき始めに効くという漢方の飲み方をじっくりと読む・・・
漢方は量が多いのよねぇ・・・(>_<)

ビタミンC!!

いわゆる「風邪薬」というのは風邪の諸症状を抑えるだけなので、
この漢方というのは即効性はないにしても身体の根本から風邪に対抗するように変革する(ような気がする)ので良い・・・

元気いっぱいドラムソロ!!(笑)

いや〜音楽の「才能」などと一言で言うけれど、
やっぱ音楽活動を続けるということにおいては「体力」こそが一番の「才能」!!

丈夫に生んでくれた両親に感謝するのみである・・・


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2019年10月29日

布衣2019年秋のツアー甘粛省

ウルムチから列車に乗って甘粛省まで〜

まるで勘違いやったけど、ウルムチの隣町が蘭州やと思ってて、
前回は高速鉄道で12時間かけて移動というのでびっくりしたけど、
今回はその途中の街でライブ!!

またそこまでが6時間の旅・・・2時間以上走って全く景色が変わらない(笑)

着いたところが「嘉峪关(JiaYuGuan)」という人工20万人の小さな街・・・

ウルムチから6時間かかってやっと「嘉峪关(JiaYuGuan)」に着いた〜!! ウルムチの隣町って12時間かかる蘭州かと思ったら途中にいっぱい街があるのね・・・ってか駅前みごとに何もないんですけど(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

駅なんにもないし〜(笑)

着いてすぐさまセッティングしてライブ!!

ライブハウスのオーナーが打ち上げに連れて行ってくれたが、
これがなければ寂れた駅と何もないライブハウス近辺しか知らずに終わるところであった(笑)

銀川ライブ後の打ち上げ!! - Spherical Image - RICOH THETA

次の日は移動日!!前回では最後に追加公演として行った街「张掖(ZhangYe)」
実はこの辺だったのね・・・

地元の人からまたご馳走責め!!

宿泊はこんな素敵なところ・・・

移動日と来て次の日が現地オフなので朝から牛肉麺!!

夜もご馳走責め!!

そして食後にライブハウスのオーナーが箱バンやってるという店へ・・・
こうやって生活費を稼ぎながら地元でライブハウスやってるっつうのが非常に心温まる話である・・・

次の日やっとライブ!!(笑)
いや〜寒かった・・・(>_<)

打ち上げに連れて行ってくれたところがまた寒かった(>_<)

甘粛省张掖での打ち上げ - Spherical Image - RICOH THETA

暖房もないガラス張りの小さな部屋にぎゅうぎゅうで入って、人の温もりと料理の火だけで暖を取る・・・

甘粛省张掖での打ち上げ - Spherical Image - RICOH THETA

でも料理は美味かったぞ!!

羊の頭を焼いたヤツ!!

脳味噌と目玉を召す・・・

寒いのを除いてはなかなか楽しい数日間であった。
地元の方々、どうもありがとう!!
来年もまた来るであろう・・・(笑)


そして、次の日はちょっと青海省に抜けてライブをやるのだが、
それはまた別の項で書くとして、その次の日の蘭州!!

まあ着いたら蘭州ラーメンはいっときます!!

前の日の青海省西寧が空気が薄くて大変だったが、
高地トレーニングを終えた感じで身体が軽い!(◎_◎;)

次の朝も蘭州ラーメンを召して次の街「西安」へと向かふ〜

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2019年10月28日

布衣2019年秋のツアー新疆ウィグル自治区「ウルムチ」

ウィグル問題に関しては専門家でも「日本では報じづらい」と言うだけあって、
さすがにSNSにちょっと書き込むと香ばしいのが数人現れて来る・・・(>_<)

新疆ウィグル自治区が中国の火種であったり火薬庫であったり、
そういうことを書くと噛み付いて来るのだ(>_<)

まあ私とてウィグル問題の専門家ではないが、
30年ほぼ中国で暮らして来て、ウィグル族のミュージシャンとバンドをやったりレコーディングをやったりその他いろいろ付き合いが多い自分としては、この文中にある、

中国国家の少数民族政策・宗教政策やユーラシア史への理解
世界の民族問題への基本的なリテラシー、イスラム・トルコ文化への理解
中国語・英語・ウイグル語だけではなく、トルコ語やアラビア語などに精通している

とはとても思えない人から罵声を浴びせられるとカチンと来るのである(>_<)

もうね、フォロワーが数千人しかいない私のTwitterなんてそのぐらいのメディアなんだから、イヤならそちらがブロックして欲しい・・・

でもね、この書き込み(訂正済み)で私が言いたかったのは、
全中国色んなところにライブに行っている私が、
「たかだかライブハウスにこれだけのセキュリティーチェックがある街はここだけである」
ということである。

まあそれだけ「テロ」が多いということね・・・

訂正前の書き込みでは「漢民族に対するテロ」と書いたが、
「政府に対する」が正しいということでまるっぽ削って訂正した。
でも漢民族が政府やってるわかやからこの辺も書き方が難しいわのう・・・(>_<)

まあ色々書きづらい問題もあるが、ウィグル問題が中国の火薬庫のひとつであることは間違いなかろう・・・

特集:中国の火薬庫 ウイグル
中国の「火薬庫」は香港にあらず - ロイター

そんな中で「ロック」で平和を・・・などと思ってみても、いつも無力感に苛まれて落ち込んでしまう。

何せこの街で漢民族のバンド(メンバーには回族も日本人もいるが)を見に来るオーディエンスにはウィグル族はほとんどいないのだ(>_<)

内モンゴル自治区では明らかにモンゴル族というオーディエンスも多いのになぁ・・・

多民族国家マレーシアでは、Wingのコンサートなどでマレーシア行った時、マレー系の友人にそのコンサートのことを言っても、
「チャイニーズのコンサートの情報は全くわかんないからなぁ・・・」
と言われた。

中華系の人は中華系の音楽しか聞かないし、
マレー系の人はマレー系の音楽しか聞かないんだと・・・

まあおそらくここ新疆ウィグル自治区でも、ウィグル族はウィグル族の音楽しか聞かないのだろう・・・

その点、昔存在した「阿凡提(AFanTi)」というバンドは革新的だった。
北京のミュージシャンに連れられて彼らが演奏する新疆ウィグル料理屋に行ったのだが、
そのダンサブルなリズムと民族的なメロディー、そして心地よいウィグル語の響きが素晴らしくて何度もその店に通ったものだ。

特筆すべきは、漢民族である私の友人たちがみんなそのウィグル語の曲を覚えて歌っているのだ!(◎_◎;)

・・・ロックやなぁ・・・

沖縄の言葉で歌う喜納昌吉の歌を我々ヤマトンチュの人々が覚えて歌うみたいな・・・

(沖縄問題やアイヌ問題に触れるとまた香ばしいのが出て来るかもわからんが・・・もうあなた達私の書き込み見ないで!!(涙))

兎にも角にも、この私がどれだけ頑張ってドラムで世界平和を叫ぼうが、
そのウィグル族が見に来ないのだからどうやってもそこには届かない(>_<)

まあそれでも届け!!とばかりドラムを叩く!!

吐きぞうなのは出番前にこれを食ったから(笑)

「食い物は文化」と言うが、この辺の食い物もすこぶる美味い!!
ウィグル族の友人たちも私の知り合いだけのことだが非常にいいヤツばかりである。

まあそうではないテロ組織のウィグル人もいるのだろう・・・
実際に見たことはないけれども、中国政府もウィグル族相手に色んな無法なこともしているらしい・・・

こんなところでドラム叩いたってどうなるもんではないが、
まあ香港も含めて、火薬庫が爆発することなく平和になれることを心から祈りながら今日もドラムを叩くぞ・・・

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2019年10月22日

布衣2019年秋のツアー寧夏回族自治区

TOセッションの札幌イベントのため、
行きは北京ー札幌(直行便)、しかし帰りはそのまま寧夏回族自治区でのツアー再開となるので、なんとかその日のうちに銀川まで着かねばならぬ・・・

結局朝一番で大阪まで飛び、上海で乗り継いで「札幌ー大阪ー上海ー銀川」という大移動(笑)

なんとかその日の夜には着いたが、すぐにレコーディングだと!(◎_◎;)

まあ寧夏回族自治区にこれほどのスタジオが出来たつうことが興味深い・・・
これなら布衣のレコーディングは全部ここで出来るではないか・・・

終わって羊肉串!!・・・しかしやっぱ本場は美味い!!

翌日は「羊杂碎(羊のホルモンスープ)」を食ってこの日のライブ地「固原(GuYuan)」へ〜

見れば銀川と蘭州と西安の真ん中・・・
車で4時間もかかるのな・・・そりゃ前日には絶対銀川に着いとけと言われるはずじゃ・・・

そしてここでも羊責め!!

ついでにライブ!!(笑)

翌日は早起きしてまた車で4時間かけて銀川でレコーディング!!

X.Y.Z.→Aニューアルバムのギャングコーラスをここで録ったのじゃが、
以前は北京でやってた作業がここ銀川で出来るようになったというのもありがたいことである・・・

そして夜も羊!!(笑)

布衣のホームグランドである銀川でのライブ!!

打ち上げはそのまま楽屋で!!(ちなみにツマミは羊肉串を出前(笑))

銀川ライブ後の打ち上げ!! - Spherical Image - RICOH THETA

ホームグランドなのでやはり知り合いがいっぱい来る。
ワシはライブで死ぬほど暑くてぐったりじゃし、シンバルスタンドが倒れたショックで演奏にミスがあったので少々心情不好(日本語で何と言うのじゃ?)だったのでいちいち相手にするのがちょっと苦痛・・・(>_<)

対バンも地元のバンドが二つ、地元のロックを応援したいLaoWuの考えもよくわかる。
バンドのメンバーもあの伝説のドラマーFunkyと話がしたいのもわかる。
サインが欲しいのもわかる。

しかし
「じゃあ僕はFunkyさんの使いかけのスティックに・・・」
と言って太鼓のとこに置いてあるスティックを勝手に持って来るのはどうかと思うぞ!!

まあええわ!!疲れてるし・・・(笑)

というわけで次の日は新疆ウィグル自治区ウルムチへの大移動!!
新しいスティックで心機一転して頑張りましょう!!(笑)

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2019年10月 2日

布衣2019年秋のツアー江蘇省「徐州」

徐州徐州と人馬は進む〜・・・という歌があるように、
徐州というところは中国の交通の要地だと思っていたので、
何となく河北省からも近いのではと勘違いしてた私だが、
乗り打ちなのに何と当日5時起き!!(涙)

むくり・・・5時起きで今日の街、徐州へと向かふ・・・済南経由で8時間の乗り打ち(>_<) 我ながらようやるわと思ふ・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

朝飯は高速鉄道駅にてマクド!!
お粥と油条(揚げパン)のセットなど中国マクドならでは〜

朝メシは列車駅にてマクド!! お粥と油条(揚げパン)のセットなど中国マクドならでは〜 - Spherical Image - RICOH THETA

結構遠いのよ〜(>_<)
途中山東省済南で乗り換えて8時間!!

皆さんお疲れ・・・

乗り換え駅では一斉にマッサージ(笑)
駅に必ずマッサージチェアーがあるのも中国ならでは・・・

徐州はひとりドラムなどでは何度か来たことがあるが、
布衣としては初めての土地。

ライブハウスもどんなところかわからず、スタッフが色々と心配してやり取りをしている・・・

着いたら、ステージもその日に突貫で作ったような小屋・・・

そんな中でのドラムソロ!!

最後の曲終わってスネアが緩んでたから、ステージ降りる前に手前のネジを締めたのよね〜
でも叩いてみるとまだ緩んでるような音が・・・
そのままアンコールでドラムソロ!!

・・・ってかあーた!!よく見たらスネア破れてるやん!(◎_◎;)

何とか鳴る打点を探して叩く・・・
ところが裂け目が更に裂けて最後の方にはその打点も見つからない!(>_<)

幸い裂け目は中央に向かってるのではなく横に向かっているのでそのまま横に向かって裂けた。中央に向かってたらもうどうしようもなかったぞ・・・

あと2曲のバラードは何とかフロアタムとかの音を足しながら叩く!!

いや〜長くやってるといろんなことがあるもんです(笑)

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2019年5月14日

布衣2019年春のツアーを振り返って

今回のツアータイトルは「一甲子」。

これは十干(じっかん)という「甲・乙・丙・丁・戊・己・庚・辛・壬・癸」の10個の並びと、
十二支(じゅうにし)の「子・丑・寅・卯・辰・巳・午・未・申・酉・戌・亥」のそれぞれの最初「甲」と「子」の組み合わせは60年に一回であるということから、「Funky60歳記念ツアー!!」という意味合いがある(らしい)・・・

オフィシャルサイトからの回顧レポートによると、


《一甲子》巡演首轮36站半程回顾记,
(ツアーの最初の半分、36箇所を振り返るよ)

24载布衣,60甲子鼓魂,
(結成24周年の布衣、60歳のドラムスピリッツ)

50/70/80/90后,
(50年代生まれ、70年代生まれ、80年代生まれ、90年代生まれ)

9人布队,4万公里摇滚取经路,走着
(9人のメンバーが4万キロのロックの道を行くよ)


・・・4万キロ!(◎_◎;)・・・って地球一周??・・・
・・・って実はこれは秋のツアーと合わせての走行距離で、春の36箇所ではだいたい半周だとか・・・それでも凄いのう・・・

布衣は現在では中国のバンドの中で一番多くツアーを廻っているバンドらしい。

動員数ではまだまだこれを上回るバンドはあるが、
そんなバンドはもうこんなに細かくツアーを回らない。
大きな会場ばかりをピックアップして、必然的に本数は減ってゆく・・・

LaoWuと最初に出会った頃から、飲めば
「バンドはなぁ、ライブやで!!ツアーやで!!」
と言ってた私の影響をモロに受けていると言えよう(笑)

今では大ロックスターとなっている、友人の謝天笑が、LaoWuにこうアドバイスしてたのを聞いたことがある。

「ライブハウスもなぁ、選ばなきゃダメだよ。
アンダーグラウンドなとこに出演してたらいつまで経ってもアンダーグラウンド。
バンドが大きくなったらそれにつれて大きなところでやって箔を付けなきゃ」

いわゆる自らを「ブランド」にしていって大きくなってゆく手法だが、
LaoWuはそれを一喝してそれからもアンダーグラウンドな小屋を回り続けている。

「あんな田舎街のライブハウスなんてちゃんと演奏出来るの?」
という街に行って演奏して、
「布衣がライブやったらしいぜ」
ということで他のバンドも「じゃあやってみるか」になる。

つまりは「先駆者」である。

想像だが、小さな街のオーナーからしてみたら、
メシ奢るから、ホテル代ぐらい出してやるからというわけかも知れない。

ブッキングはまことに巧妙で、
そういう小さな街は平日にブッキング、
週末は動員力が見込める大きな街をうまくブッキングしている。

3月15日(金)広東省珠海
3月16日(土)広東省広州
3月17日(日)広東省深圳
3月18-19日:移動日、現地オフ
3月20日(水)広東省东莞

(ブログ記「布衣2019年春のツアー広東省」)
エピソード:ここでライブ前に広東メシ満腹食って終演後に吐く(>_<)
それ以降ライブ前には食わない!!

ライブ終了後にそのまま空港へ三亜まで飛ぶのではなく海口まで飛んで列車移動

3月22日(金)海南省三亚(飛行機移動)
3月23日(土)海南省海口

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー海南省」)

3月24日(日)福建省福州(飛行機移動)
3月25-26日:移動日、現地オフ(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
3月27日(水)福建省厦门

(ブログ記事:「布衣2019年春のツアー福建省」)

3月28日:移動日
3月29日(金) 江西省赣州
3月30日(土)江西省南昌

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江西省」)

3月31日(日)浙江省温州
4月1日:移動日
4月2日(火)安徽省黄山

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー浙江省と安徽省黄山」)

4月3日:移動日
4月4日(木)浙江省杭州(ブログ記事はこの中に)
4月5日(金)上海

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー上海」)

4月6日(土)江蘇省无锡
4月7日(日)江蘇省苏州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー江蘇省」)

4月8日:移動日

4月9日(火)安徽省銅陵
4月10日(水)安徽省芜湖
4月11日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月12日(金)安徽省安庆
4月13日(土)安徽省合肥
4月14日(日)安徽省六安
4月15-16日:移動日、現地オフ
4月17日 安徽省淮南

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー安徽省」)

4月18日:移動日
4月19日(金)河南省开封
4月20日(土)河南省新乡
4月21日(日)河南省安阳

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省」)

4月22-23日:移動日、現地オフ
4月24日(水)山东省临沂
4月25日:移動日(私はビザの申請のために北京にとんぼ返り)
4月26日(金)山东省青岛
4月27日(土)山东省济南
4月28日(日)山东省淄博

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー山東省」)

4月29-5月2日:移動日、現地オフ
5月3日(金)黑龙江省哈尔滨

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー黒竜江省ハルビン」)

5月4日(土)辽宁省沈阳
5月5日 吉林 长春

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー遼寧省「瀋陽」と吉林省「長春」」)

5月6-7日:移動日、現地オフ
5月8日(水)河北省沧州

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河北省「沧州」」)

5月7日:移動日
5月10日(金)河南省郑州
5月11日(土)天津
5月12日(日)辽宁省大连

(ブログ記事「布衣2019年春のツアー河南省「鄭州」、天津、遼寧省「大連」」)


いや〜非常にうまく組まれている・・・
飛行機移動は海南島に渡る2本だけで、あとは全部列車移動!!

ちなみに海南島には橋とかトンネルで大陸と繋がってるわけではなく、
列車移動だとそのまま列車がフェリーに積み込まれて渡るらしい!(◎_◎;)

乗ってみたいのう・・・
(と言ったらアホかと言われた(笑)列車に缶詰で蒸し暑いらしい)


さてこのように上手いことツアーを組んでるので、9人の大所帯で廻っても何とか赤字にならずに廻れているのであろう。

中国のツアーと日本のツアーの相違点!!

中国の不利な部分、それはチケット代が圧倒的に安いこと(>_<)
日本だと5千円や6千円もザラだが、中国では200元(3千円ほど)もしたら学生にはもう手が出ないだろう・・・

布衣のチケット代は100元(1500円)前後。
この収入だけで全ての経費を賄い、
政府への楽曲の申請(なんと有料!(◎_◎;))や、Webでの宣伝費なども支払わねばならない・・・

でも中国のよいところは、交通費が圧倒的に安い!!

高速鉄道はだいたい1分乗ってる距離だと1元ぐらいの目処だと言われているが、
東京大阪が2時間だとすると中国だと120元(2000円)!(◎_◎;)

中国の高速鉄道は時速300km以上出るので厳密に正しくはないが、
1万円以上する日本の新幹線よりは格段と安いことに間違いはなかろう・・・

あとホテル代。
日本は「おひとり様おいくら」という世界でも珍しい料金設定で、
中国や諸外国のように「ひと部屋いくら」ではない。

私は「敬老精神」でひとり部屋を取ってもらってるが、
他のスタッフ、メンバーは全員ツイン部屋。
つまり9人いても部屋数は5部屋ですむ。

そしてホテル代が田舎に行けば絶対的に安い!!
ひと部屋2000円程度のもあった!(◎_◎;)


私的にはホテルが会場のすぐ近くにあるというのは非常に助かる!!

まず移動は、乗り打ちの場合、朝早く出発して昼ごろ着くように乗車券をブッキングしているようだ・・・

着いてメシ!!その後に昼寝!!(笑)

いやいや、この「シエスタ」っつうのが非常に助かるのだよ!!

その後、いつもだいたい3時頃からスタッフが会場入りするのだが、
私はドラムのチューニングがあるので一緒に入る。

4時頃メンバーがやって来て、
サウンドチェックはもう毎日やってる曲だから決まった2曲しかやらん。

5時にはホテルに戻ってまたごろごろ・・・これがいいのよ!!
中国のライブは(ってアメリカもそうで日本が早すぎる)だいたい8時半頃始まるので、
疲れている時とかはまたここで仮眠!!

長い列車移動も、iPadで映画を何本か見てればいいし、
飛行機と違って自由に立ち上がって車内をうろうろ出来る。

何より、飛行機は欠航という恐ろしい罠が待ち構えているので列車移動の方が確実である。

それもこれも中国の高速鉄道網が今ではこんなに網の目のように張り巡らされているから出来ることである。

中国高速鉄道網

春のツアーは南の方から東北の方まで廻ったわけだが、
秋のツアーでは今度は内陸部の西北を廻る・・・

移動距離がハンパないのよね〜地球半周以上するかも〜(笑)

今回の移動Map!!(直線距離で書いてるけど実際は色んな乗り換えで移動した)

BuYiTourMap2019Spring.jpg

日本の大きさと比べたらこんな感じ〜

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2019年4月22日

布衣2019年春のツアー河南省

前回爽子(Shuangzi)のツアーでお世話になったLuanShuのお友達
実は隣町の開封(KaiFeng)という街の人だったようで・・・

前回のツアーの時も「開封には来ないのか」とウルサイ(>_<)

そんなこともあってのこと(?)なのか今回初めて開封でのライブが実現した。
安徽省淮南から河南省開封への移動日は朝から「何時に着くんだ」とウルサイ(>_<)

わざわざ駅まで迎えに来てくれた・・・

前回の鄭州でのメッセージグループに着いた旨を投稿したら、
「アニキは日本の東京から中国の東京に来たんだよ」
という書き込み・・・???どういう意味???

聞けばここ開封は宋の都、昔は「東京」と呼ばれていたらしい!(◎_◎;)

北京と南京は知ってたが、東京もあったのね!(◎_◎;)
ちなみに西安は西京と呼ばれていたらしい・・・

ライブハウスは河南大学の近くにあるらしく、
大学の周りは屋台で埋め尽くされていていい感じの街・・・

「屋台は開封の文化だよ」
と説明されたが、北京も上海も、大都市からはどんどんなくなっているこの風景・・・

その日ご馳走してくれた料理で一番美味かったのがこの鯉!!

鯉は小骨が多いので揚げてから調理をするが、
酢豚のタレを絡ませるのはよく見るが、この醤油ダレが絶品であった・・・

まあこの日は食い終わってからゆっくり寝かせてもらって、
翌朝ちょっと街をぶらぶらしたら何と喫茶店が!!(◎_◎;)

さすが学生街・・・サンドイッチのモーニングがあるというので頼んでみた。

洋風ではあるが味は中華(笑)


さて夜のライブも学生だらけで大盛り上がり!!

これこれ、ダイブは危険だからやめなはれ!!

全く予定されてないところでドラムソロを振られるので何かと思ってたらLaoWuのギターの弦が切れたのね!(◎_◎;)

さて何をやるか・・・次の曲バラードなんですけど(>_<)
何をやろうか考えながらソロを叩いてたけど、やっぱプロレス技に(笑)

しゃーないなぁ〜・・・

右手ー左手ー右足の3連が終わっても戻って来んから左足も加えて4連!!まだ戻って来ん!!(◎_◎;)
日本では弦が切れることを想定して色々準備するけどこちらでは弦は切れん前提やからなぁ・・・
しゃーないなぁ〜・・・5連まで行った時にやっと出て来た・・・

リズムソロ!!

ちなみにステージが狭くてドラムを真ん中に置けないのでこのように端っこに追いやられています(笑)

終了後は店にあった「不接受批评啤酒」!!
つまり「批判は受け付けませんビール」!!(笑)


その後は待ち構えていた「お友達」と食事!!

地元開封からひとり、お隣鄭州からひとり、LuanShuから紹介された人がとても熱烈な件について・・・(>_<) しゃーないなぁ〜・・・ワシだけでも付き合わないかんやないの〜これが中国!! でもLaoWuは小屋のオーナーんとこ行って他のスタッフは駆けつけてくれて助かった〜\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

鶏肉が絶品でした〜

シメは名物の胡辣汤(HuLaTang)!!
酸辣汤(スワンラータン)の酸っぱくないやつです!!

焼肉マンも名物だとか・・・


次の日の新郷(XinXiang)は去年も来たアンダーグラウンドなライブハウス!!
客が熱狂的なのよ〜!(◎_◎;)

当然ながら暑いのよ〜(涙)・・・
朦朧としながらドラムソロ!!

サイン即売会も終わって放心してたら、
「メシはどうするか?」と・・・

「ホテルに出前頼んで食おうか・・・」
となってたけど、それでは酒の選択肢がビールしかない。

「それならここに出前しよう!!」
ということになって打ち上げ!!

店で飲むといいのは酒が何でもあること!!

まずはワインを頼む!!

中国ではだいたい店のオーナーが酒を奢ってくれます。レストランで飲むとビールの後は白酒しかない環境から店で飲むと何でもあるから助かるのです!!今日はワイン!!その後カクテルをご馳走になる所存でございます。 ツアーメンバー9人もいて酒が飲めるのこのベーシストだけ(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

そしてカクテル!!

さすがB52の連続イッキは効きますなぁ・・・
千鳥足で帰って上着を忘れてまたスタッフに迷惑をかける(>_<)


ちょっと酒も残りつつ次の街「安陽(AnYang)」

ここは前回来た時にも思い出深かったのだけれども、
地元のバンドが手作りで作ったライブハウス!!

(その時の話〜https://www.funkyblog.jp/2018/05/post_1250.html

ライブハウスは潰れておらずにまだあった〜!!\(^o^)/

ドラムセットは台湾製のMapex!!

シンバルが得体の知れないメーカー(笑)

せっかくなのでそのまま叩かせて頂いた・・・

ところで、この3本の河南省と、来月にある省都の鄭州には河南省の若いバンドがOAとして同行していて、若いドラマーにステージの上からワシのドラムを見るようにと指示していた。

勉強になったかのう・・・ドラムソロ!!

まあ気合いだけでも伝われば(笑)


さてそのまま打ち上げに行くのだけれども、
このライブハウスのオーナーでもある地元のバンド、
前回来た時は火鍋屋を経営してたのだけれども、
それが潰れて飲み屋になったと聞いていたのだけれども・・・

何と立派な居酒屋!!

去年はこんな看板を出して店を休んでライブに来てたのだけれども、
今年も!!!(◎_◎;)

料理を作ってくれるのは二人のドラマー!!


給仕は刺青だらけのベーシスト!!

いや〜かっこいい!!(涙)
ほんま、みんなかっこよくって涙が出て来た・・・

世界で一番ロックな居酒屋!!
次に来た時も潰れずにいて欲しい・・・






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2019年4月19日

布衣2019年春のツアー安徽省

4月1日に一度黄山に入ったもののまた浙江省に抜け、
(その辺の話はこちら
上海江蘇省と廻って、ここからが本格的に安徽省のツアー!!

安徽省はいつも長いのよねぇ・・・

思うに、昔は一番貧しかった安徽省が、今は経済発展目覚ましく、
それゆえお金持ちも多くライブハウスもどんどん出来て来ているからではないかと思う・・・


はてさて、江蘇省蘇州から安徽省銅陵(TongLing)へと移動〜

前回と同じホテルに泊まって、その前のマッサージ屋で働く少数民族と飲む!!

いやね、ずーっと寒かったからやっと「ワシの夏が帰って来た!!」と思ったのよね・・・
そしたらこの後どんどん気温が下がり、次の日は雨になって気温11度(>_<)
まあ中国の春はこんなもんね・・・

でもドラムを叩けば熱気ムンムン(死語)!!

終演後は小屋のオーナーがケーキを用意してくれました〜

まあ誕生日はまだまだ7月なんですけど(笑)

中国では「今年が60歳」と言うと毎日がもうお祝いなんですと・・・
まあこちらは「数え歳」ですからな・・・もう60歳・・・

次は珍しく平日2連チャン!!
初めて来た芜湖(WuHu)という街のライブハウスにはなんとネコがいる!(◎_◎;)

騒音・・・大丈夫なんやろか・・・

ネコを気にせず大音量でドラムソロ!!

そしてその後は私はビザの申請のために北京にとんぼ返り!!

とんぼ返りでドラムソロ!!(別にバク転をしているという意味ではない)

安徽省安慶(AnQing)、この日はそんなに客が多かったわけではないのだけれども、その少ない客にめがけてダイブをする危険なお客さん!(◎_◎;)

いや、危ないからやめなはれって・・・(>_<)

ちなみに日本ではライブで死人が出たことがあってモッシュやダイブは通常は禁止されているのだが、
規制だらけのような中国では逆にこれらは規制されていない。

まあそのうち死人が出ると思います(>_<)


続いて省都である合肥(HeFei)に移動!!
乗り打ちでドラムソロ!!

ツアーも長いので煮詰まらないようにリズムソロでは新しいフレーズもどんどん入れてゆきますが、フリーソロはいつもと同じプロレス技!!(笑)


週末は必ず3連チャンなので、そのまま初めての場所「六安(LiuAn)」に移動、乗り打ち!!

初めての土地ではオーナーがご馳走してくれることが多く、
この日も素敵なホテルに泊まらせて頂いてご馳走してくれました!!

出番前なのでビールは飲まず、ドラムソロ!!

「Funkyさん、今日のドラムの音はむっちゃよかったですねぇ」
とスタッフのヤオヤオ君。
「そうかぁ?一生懸命チューニングしたからなぁ・・・」
と気をよくしていたが、動画を見ると・・・ヤオヤオ君、スマホのマイク部分を手で覆って撮影したね?・・・音がこもっておる(>_<)

アンコールの方はちゃんと撮れていた!!

この日のステージをバーカウンターから食い入るように見ている若い衆がいると思ったら、この店で箱バンをしている地元の若いドラマー。

その後、店に出前を取って打ち上げしてたら色々と聞いて来るので酔いどれドラム教室!!


次の日、その次の日は移動日現地オフなのだが、
きっとオーナーがホテルを取ってくれるからだろう、次の日も六安に滞在して、いいホテルでゆっくり休ませて頂きました〜

その翌日にゆっくりと淮南(HuaiNan)に移動〜
またこちらのオーナーからもいっぱいご馳走になりました〜

この街は去年の春のツアーでは初日だったので記憶によく残っているのだが、
その時はたしか小小屋のドラムセットを叩いた。

ツアー初日のライブハウスを借りてゲネプロ、いやニューアルバムの曲は初めて演奏するのでリハーサル〜(笑) 中国のライブハウスはシンバルを常備してないところが多いので持ち込むならクラッシュ2枚の軽装備、タムも1タムでやりまする!! - Spherical Image - RICOH THETA

ところが今回は地元のパール倶楽部の老師がパールのセットを持って来てくれた!!

張老師、実は20年前に上海で会っているらしい・・・
写真を見せてくれたのだが全然覚えとらん(笑)

さすが30年もこの国で活動していると全国どこに行っても知り合いがおるのう・・・
(ワシは覚えていないのだが・・・(>_<))

ドラムソロ!!

どうやらヤオヤオ君、携帯を手で覆って撮ってたわけではなく、
携帯を横にするとマイクとの接触なのかおかしくなるようだ・・・

パソコンで修正してアップ!!次からは私の携帯で撮ってもらおう・・・

縦にして撮ると大丈夫!!


はい、かくして長かった安徽省のツアーも終わり、いよいよ北上!!河南省へ向かいます〜

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2019年4月14日

布衣2019年春のツアー江蘇省

さて、上海で美女達と共演した後は、またむさ苦しい男どもの御一行で旅が続く・・・

無錫、蘇州は上海からすぐなので移動が楽である。

蘇州から無錫もタクシーで行ける距離で、
蘇州に住む朋友チャッピーさんも駆けつけてくれた。

会場がまた広いのよ・・・

相変わらずおもろい顔してドラム叩いてます(笑)

ドラムソロ!!

フリーソロは真後ろからのアングルで!!

鉄板ネタ(笑)手足完全分離の進軍ラッパフレーズ!!

客席から見たらこんな感じ・・・

そして、その日は偶然にもチャッピーさんのお店「COCORO」が開店1周年記念だったらしく、華を添えに行って来ました〜

ちょっとドラム叩いたらこんなにご祝儀くれた〜\(^o^)/

実は1年前の今日、開店パーティーの時も布衣ツアーで無錫にいたので華を添えに行っていた!(◎_◎;)

縁ですなぁ・・・というわけで、無錫に来たら必ずここに寄るでしょう(笑)


散々ご馳走になってベロンベロンでホテルに帰って二日酔いで隣町蘇州へ移動!!
蘇州は東洋のベニス!!水路がたくさんあって綺麗な街です・・・

ライブハウス!!
水路沿いにあって素敵な空間・・・

でも狭い(>_<)・・・ここに昨日と同じ人数が入るのだ・・・(涙)

こんな感じ・・・

ドラムソロ!!

終了後そのまま蘇州の日本人街へ行って打ち上げ〜!!

週末4連荘終了!!まだまだ元気です(笑)


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2019年4月11日

布衣2019年春のツアー上海

数日前のことである。
取材かなんかでLaoWuが
「上海はスペシャルライブになるからね、民族楽器も何人も入れて・・・」
とか言ってるので、思わず
「何のこと?」
と聞き返してしまった。

ワシはドラマーでもあるけどお前らのプロデューサーやぞ!!
何でワシにひと言も言わん!!
・・・ってか譜面誰が書くのよ!!

「え?言ってなかったっけ?・・・」
(>_<)・・・まあええわ、やる曲言うてや、譜面書くし・・・

「いや、今回は民族奏者が耳コピするから大丈夫」
・・・大丈夫かなぁ・・・(不安)

しばらくしてから「4・5民乐」というチャットグループが作られて、参加する民族楽器奏者と私とが初めて繋がった。

挨拶を交わして、今ライブで使ってる民族楽器単独のプログラム音源も送りつけておく。

そしてこの時点ではこの民族楽器奏者が美人揃いであることも、いや女性であることさえ知らなかったのだが、当日会場に入ってぶったまげた!(◎_◎;)

びわ奏者の韩妍(Han Yan)ちゃん

古筝奏者の关琳(Guan Lin)ちゃん

そして揚琴奏者の易镍泽星(YiNie ZeXing)ちゃん

何なのこれ?!!
その昔アンプラグドのコンサートやった時はおっさんばっかりやったやないかい!!(涙)

それぞれのアー写はこんな感じ・・・


いや、むしろすっぴんで普段着の方が全然可愛いぞ!!

そして気になるのが、会場をうろうろしているもう一人の美女・・・
その正体は後に明らかになる・・・


さて美女に見とれてばかりはいられない。
耳コピで適当に演奏されてて音がぶつかったりしてたら直さねばならないので、普段何も返さないモニターには民族楽器を爆音で返してもらう。

・・・ってか美女たちも自分の音をモニターするのに四苦八苦しているようだ。

ドラムやエレキギターの音と比べて民族楽器の音はとても小さい上に、
琵琶は音程が危ういのをチョーキングなど使って調整しながら弾くし、
古筝も弦を左手で押してチョーキングして弾いたりするので、
自分の音が聞こえないと音程がぐちゃぐちゃになってしまう。

ほぼ毎日ライブをやってるバンドメンバーはもうリハなど数曲しかやらないが、今回は初めてのお手合わせ(美女相手だとイヤらしく聞こえるなぁ・・・笑)なので、一緒にやる(これもイヤらしく聞こえるのはワシの心が汚れているのか・・・笑)曲は全部リハーサルをやらねばならない。

結構ヘトヘトでリハーサルを終えたのだが、本番までの間美女と楽屋で一緒にとなったら疲れも吹っ飛ぶに違いない・・・\(^o^)/

ところが楽屋は全く別(>_<)
彼女たちは彼女たちの楽屋で、ワシらはワシらでむさ苦しい楽屋なのでついでに昨日干せなかった洗濯物などを干す(笑)

その間、彼女たちはメークをし、衣装に着替え、楽屋で写真大会をしていたようだ・・・

はい、ここに第4の美女がいます・・・その正体は打ち上げの時に明らかに・・・


さて本番!!

うむ、やっぱり何より華がある!!

そして彼女たちのプレイ、
革命の楽曲しか聞かずに育った世代とは違い、
あらゆる音楽を聞いて育った彼女たち世代はリズム感もあり音楽的にも柔軟。

来年には民族楽器を入れたセルフカバーアルバムを出して、彼女たちも一緒にツアーを廻ろうという話で盛り上がっている。

楽器のセッティングとモニターがうまく作れる会場だったらそれもいいと思うぞ・・・これマジで。


さて打ち上げ!!

美女と打ち上げなう〜・・・って美女は右後ろに回せば4人現れますが、よくもまあこれだけ個性の違う美女ばっかり集めたと思う・・・ 一番奥の琵琶奏者はアイドル系、2番目の琴奏者はプリプリのキーボード似、隣の揚琴はセクシー系、そして4人目のマネージャーが一番美女と思ってたら実は二胡奏者で4人は幼馴染の同級生!(◎_◎;) この場で民族楽器を加えた布衣ビックバンドが結成!!来年はこれで廻ることに・・・ 楽しくなりそうじゃ・・・(笑) 祝!!コンサート大成功!! - Spherical Image - RICOH THETA

ここで4人目の美女の正体が明かされる・・・
マネージャーと思ったら実は二胡奏者で、
彼女たち4人は幼馴染で同級生だと・・・

というわけで二胡奏者も含めて4人の民族楽器グループと一緒に来年はツアーを廻る・・・かな?

とりあえず12月24日には北京で大きなコンサートがあるらしいので、その時にはこの4人を入れてやってみよう\(^o^)/

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2019年4月10日

布衣2019年春のツアー浙江省と安徽省黄山

さて次の日は江西省南昌から浙江省温州まで行って乗り打ち!!
これが結構遠い(>_<)

着いてすぐセッティング!!

温州の小屋は歴代一番小さな小屋で、
前回来た時にはドラムセットを端っこにセッティングしてたのだが、
今回は無理して(笑)一応真ん中に・・・

でも2台のドラムを寄せ集めてるので色がバラバラ(笑)

色もバラバラならハードウェアもバラバラ・・・
TAMA系のタムフォルダをYAMAHA系のタムに挿す方法を会得!!

見たこともないメーカー・・・

見たこともないヘッド、TOYAMA(笑)

まあどんなドラムでもやることは同じ!!・・・ドラムソロ!!

汗だくで終了!!

実は前回はむっちゃ美味い海鮮をご馳走になったので、
「海鮮!!海鮮!!」
とずーっと言ってたら、オーナーが地元の人しか知らないコアな海鮮レストランに連れて行ってくれた!(◎_◎;)

スタイルはやはり目の前で食材を選んで料理の仕方を指定するシステム。

白ワインも飲んでバタンQ(死語)・・・翌日は安徽省の黄山へと向かふ・・・


黄山のホテルで見つけた米酒!!

中国はビールの後は白酒という他に選択肢のない状況なので、
実はその前の江西省赣州(GanZhou)で米酒を見つけて、こりゃいいなと思ってたのだが、今回黄山のホテルでそれを発見して持ち歩くことに・・・

いや〜アルコール度数8度という強くない酒なんだけど悪酔いする・・・(>_<)

この日は酔いつぶれてゆっくり寝て、次の日のドラムソロ!!

リズムソロはハーフテンポで始めたけど客が「Funky!Funky!」と言い始めたので急遽ノーマルテンポに変更!!
フリーテンポのソロではメンバーが楽屋でアホを真似してます(笑)

終了後はホテルに帰らずにそのまま打ち上げに行くというので会場で待ってたのだけれども、よく考えたら「バー」なのでカクテルがある!!

特製のカクテルを作って頂きました〜

そして打ち上げ!!

打ち上げで出た巨大な天津飯のような料理・・・

実は「お焦げ」でした!(◎_◎;)


次の日は移動日なんだけど、その前にまたオーナーさんがご馳走してれて、
それが何と安徽省の食の博物館!(◎_◎;)

その中にある高級レストラン!!!

置物が凄い!!(笑)

昼ごはんはまた豪華な宴席で!(◎_◎;) 安徽省食の博物館内のレストラン・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

一応米酒も持ち込みましたが、高級ワイン赤と白があったので飲まず!!
この料理の数々・・・

ちなみに↑これ↑は安徽料理名物の臭鳜鱼(ChouGuiYu)・・・とても臭い(>_<)

いや〜久々の超高級料理〜\(^o^)/
いつぞやの青島の貴賓館でご馳走になった料理に匹敵する料理のレベルでした・・・


・・・さてこのまま赤ワインと白ワインで酔っ払って杭州に着いたら、
また地元の偉い人がご馳走してくれた〜!!

今回は黄酒!!日本では「紹興酒」とひとくくりにされるが、
紹興酒は黄酒の中の「紹興」という街で作られたお酒。

もうね、黄酒も米酒と同じぐらい酔っ払うのでバタンQ(死語)で、
次の日の昼間も、今度は誰も奢ってくれずバンドの自腹のはずなのにまたご馳走!(◎_◎;)

美容室で洗髪して・・・

昼寝してからライブ!!

終了後はパール楽器杭州工場の日本人スタッフ達とドラム談義・・・

杭州にはパールドラムの工場があるので日本人スタッフをライブにご招待〜その後一緒に飲んだんだけど、やっぱ日本の職人さん凄いな・・・ コップを叩く、こんな音がする、コップに色紙を巻く、もうそんな音はしないでしょ!!だからパールドラムの最高機種は巻かずに塗る!!しかも何層も!!一層目の色と6層目の色は違うでしょ、それを経験で塗り分ける!(◎_◎;) 30年前日本に工場があった頃私が遊びに行ってその時にサインした職人さんが今中国の工場にいる!! - Spherical Image - RICOH THETA

やっぱ日本の職人さん凄いな・・・

コップを叩く、こんな音がする、コップに色紙を巻く、もうそんな音はしないでしょ!!だからパールドラムの最高機種は巻かずに塗る!!何層にも塗る!!

第一層の色は木と混ざってこんな色、それが第六層になるとこんな色になるというのは30年の経験があって初めてわかること!!

日本の工場を台湾と杭州に移転してメイドインジャパンじゃなくなったという人たち!!この職人さんがいる限りパールドラムは永遠にメイドインジャパンですぞ!!

パール楽器さん、84年のデビュー時からのお付き合いですのでもう35年になりますか・・・

一生の付き合いになると思います。今後ともよろしくお願い致します!!

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2019年3月31日

布衣2019年春のツアー海南省

広東省东莞(DongGuan)でのライブが終わって、そのまま空港へ〜・・・

朝4時起きとかになるので、そのまま空港に行った方が楽だと・・・

ライブ終わってそのまま空港へ〜・・・今回の移動の中で一番過酷かな・・・いや移動がじゃなく待ち時間が・・・ ここでしばし朝イチの飛行機を待って、海南島の北っ側の海口まで飛んで、そこから列車で南っ側の三亜まで〜 乗り打ち出来るスケジュールやけど移動日でよかった〜・・・ってそれならもっとゆっくり出発せーよ〜!!海口ではなくて三亜に飛べよ〜!! 安かったのだな!!そのチケットが一番安かったのだな!!(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

いや、楽ちゃうし!(笑)

そして飛行機乗って次のライブ地「三亜」に飛ぶのかと思ったら海口やし・・・
このチケットの方が安かったのだな!!そうなのだな!!・・・

海口で列車に乗り換えて三亜へ〜 この乗り換えっつうのが結婚しんどいのよね〜 なぜ三亜に直接飛ばん?!! 安かったのか!!これが安かったのだな!!(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

三亜で高速鉄道に乗り換えて2時間足らず、やっと三亜に着いた〜!!

海だ〜!!!\(^o^)/

海だ〜!!!\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

ホテルは実は私の後ろに見える高級リゾートホテル!!
(とは言ってもアンダーグラウンドバンドなので一番安いところ探したんやろうけど)

超有名リゾート地三亜ではホテル代も高く、
そのホテル代を捻出するために东莞(DongGuan)でのホテルや移動をケチったんやと・・・

大歓迎!!

三亜は中国では有数のリゾート地なのでホテルが高いのだ〜ビーチ沿いのこのホテルも絶対高い!! だからここで泊まれるように昨日のホテル代を浮かしたんだと!! ありがたやありがたや、さもなくばいつものようにライブハウス近くの安宿で泊まって今日乗り打ち・・・ よかったよかった!三亜で移動日万歳!!\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

夜はこんなとこで海鮮食って、

白ワイン飲んで千鳥足でホテルに帰る道すがら、海岸で踊るおばちゃん達・・・

いや、お決まりの老人ディスコも浜辺でやってたらオシャレやねぇ〜・・・

もうね、実は30度近いベトナムのダナンから気温差20度以上の北京に帰って風邪引いてたんやけど、また30度近い海南島来たら治ってもーた!!

やっぱ歳とってくると暖かいところがえいねぇ・・・シミジミ・・・


たっぷり休養を取って次の日はライブ!!

いや〜暑かった(>_<)

南国って基本暑かったらドアとか開けとくし、
ガラス張りの一枚だけのドアで外気が30度やったら、
なんぼ冷房かけても狭いところに100人入った屋内は・・・((((;゚Д゚)))))))

朦朧としながらプロレス技を決めました!!(笑)


さて次の日は店のスタッフが車で3時間かけて機材を運んでくれたのでほぼ手ぶらで海口入り。
いや〜毎回山ほどの機材を持って歩いてるスタッフにとっては一番の息抜きでした〜

さて海口の小屋は前回もやったんだけど、
歴代3本の指に入るほど暑い小屋だった。

ちなみに1番が鄭州、2番が青島かもしくはここ・・・みたいな。

ところが開演直前に雨が降って肌寒くなり、演奏中はちょうどいい温度!(◎_◎;)!!

南方の街はガラス扉だったり密閉されてなかったり、
外の温度が暑いといくら冷房をかけても冷えないのだが、
逆に温度が低いとまたそれがすぐにいいように影響するようだ・・・

打ち上げはいつもの盐焗鸡(YanJuJi)!!

実は海南鶏、HaiNan Chickenって海南島にはないのよ。
あれはシンガポール発祥の食べ物で、海南島にはこのような鶏料理!!

実は鶏の前にお粥が出てくる・・・

鶏がものすごく塩っ辛くて、だからこの何も入ってないお粥によく合うのよねぇ・・・

熱々を手でむしって食べる!!

はらわたを抜いて漢方みたいな調味料を詰めて蒸してある・・・

ご馳走さまでした!!
海南いいとこ!!風邪もすっかり治りました!!!\(^o^)/

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2019年3月26日

布衣2019年春のツアー広東省

布衣の春のツアーが広東省から始まった。

私はベトナムのダナンにいたので、

そこから広州にでも飛べば近かったのだが、
今回はビザの申請のためにどうしても北京から入国せねばならず、
大回りだけど北京に飛んでそこから珠海へ飛ぶ(>_<)

北京から珠海まで国内線で3時間半近くかかるってやっぱり中国は広いなぁ・・・

着いたら牛ホルモン鍋食って乗り打ちライブ!!


さて珠海の小屋は小さな小屋なので、ゲネプロ代わりに新しい曲順を試すにはもってこい!!
今回はバラードから始まってだんだん盛り上がってゆくメニュー。

最後はお決まりの大盛り上がりなのだが、
ドラムソロが入るいつもの曲で終わって、
アンコールではギターソロから入ってたところ、
「今回のツアーのテーマはFunky還暦!!だからドラムソロやって!!」
ということでアンコールはドラムソロから!(◎_◎;)

体力系のドラムソロを2曲続けてって結構キツいのよねぇ・・・
まあやるけど(笑)

最後の曲の曲中はオンテンポでソロ!!

アンコールはフリーテンポでソロなのでプロレス技!!(笑)

この日は手応えを見て曲順などを変更して次の場所「広州」へ移動!!
例によってツアー前半ぶんの切符をどさっと渡される・・・

いつも失くしてしまわんかヒヤヒヤなのよねぇ・・・(笑)

さてと、ツアー初日のいつもの儀式!!前半行程の列車チケットを発券して配布!! 今回は13枚!!・・・失くしたらあかん失くしたらあかん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

広州の小屋はデカい!!またいっぱい集まったもんだ・・・

ドラムソロ

プロレス技・・・アホですなぁ・・・(笑)

今回は金土日は必ず3連荘でライブなのでその3本目は深センに移動してライブ!!

ラス前の曲・・・いつもこんな感じで盛り上がります!!

バラードは大合唱!!

私が作って布衣の代表曲となった羊肉麺という曲では最前列で泣きながら大合唱するファンも・・・

そしてやけにカメラ目線のファン(笑)

ドラムソロ!!

プロレス技は撮り損ねでいくつかに分割・・・


金土日ライブをやったら月曜日は移動日〜!!

初めて行く街、东莞(DongGuan)〜
ここは昔は不毛な農村地帯だったそうだが、
広州と深セン香港の間に位置することからそれらの下請け工場によって大発展を遂げた。

その結果出稼ぎ労働者が多くなりそれ相手の売春婦で全中国的に有名となる。
その規模は8500億円産業となりGDPの10%を占めるまでに至ったというから驚きである。

でも2014年の摘発により1000人が逮捕、10万人が街を出たそうな・・・
今は性風俗産業は地下に潜ってしまったというから残念(>_<)

まあ潜ってなくても金ないから行かんけどな(笑)


移動日はまずは洗濯する!!
汗でベトベトになったTシャツはそのまま放っておくと雑菌が繁殖して、
洗っても洗っても匂いが落ちなくなる・・・

ファブリーズなども使うけど、やっぱ小まめに洗うのが一番なのよねぇ・・・

新兵器!!USB洗濯機!!!

でもこの流しじゃあまり落ちなかったので折りたたみ式のバケツを購入!!
通販から届いたら試してみよう・・・


东莞(DongGuan)でのドラムソロ!!

プロレス技!!

吐くかと思た・・・ってか終わったら吐いたし(>_<)

もう出番前はメシは食いません!!(>_<)

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2018年11月27日

布衣秋のツアー2018貴州省「貴陽」

貴陽(GuiYang)とは色々縁があるようで何回か来たことがある。

今ではもう50箇所以上廻っているだろう全中国クリニックツアーの初回でも来たし、
思い出深いのが、八王子でライブ終了後に上海経由で貴陽に飛び
演奏してすぐにまた上海経由で関空に飛んでライブ・・・しかし貴陽での演奏は中国政府のお達しによりドタキャン(笑)

もう私の人生の中では忘れられない街なのですが、
最初に来たのは実は布衣初期のツアー

この時代にはまだこの街にはちゃんとしたライブハウスはなく、
ロック好きの老板(LaoBan:社長さん)が開いた生演奏のパブみたいなところで演奏してたのが、
もう今ではこんな本格的なライブハウスが出来ている・・・


ここには珍しく14インチのタムがあったのでセッティングしてみる・・・

そうなのよねぇ・・・14で深胴だったりすると高さが必然的に高くなってしまうのよねぇ・・・
だから中国ではあまり見かけることがないのだろう・・・使ってないからヘッドが新品(笑)

しかしチューニングしているうちに発見!!
なんとリムが歪んでいた(>_<)

こうなるとヘッドが均一に締まらないので、所々こんな風にたわんだりしてしまう(>_<)

もうね、こうなるとチューニングは大変!!
でも騙し騙し何とかチューニングしてマウントしてみると、
今度は10のタムを一番左にセッティングするのに十分な高さのタムフォルダがない(>_<)

しゃーないなぁ・・・ということで、その低いタムフォルダに14タムをマウントしてフロアタム代わりに・・・
そして16インチのフロアタムを置いて多点セットの完成!!

2台のドラムセットの混合なので色がまちまちだけどそれはご愛嬌(笑)

ところがこの騙し騙しチューニングしたタムが、本番ではよく鳴った!(◎_◎;)

特に14と16のフロアをいっぺんに叩くと重低音が物凄い!!
・・・というわけで、楽しくなってそれを多用したドラムソロ!!

ほんとライブとはドラムセットとの「出会い」ですな。
どんなドラムセットかによって叩き方も全然違って来るからな・・・

いい「出会い」でした!!

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2018年11月22日

布衣秋のツアー2018湖南省「懐化」

湖南省は春のツアーでいくつか廻っていたのだが、
廻りきれなかったところを今回拾ったのだろう・・・

湖北省から湖南省へはその名前の通り南下して行けばよいので近い。
いわゆるお隣の省である。

と言っても途中武漢で乗り換えてやっぱり半日近く潰れてしまう・・・

潜江では小屋の近辺にしかいなかったので知らなかったが、
実は潜江というのはザリガニで有名な街で、
全中国に出荷される90%がここで養殖されているのだとか・・・

至る所にザリガニのオブジェや・・・

ザリガニ専門店!!

そして駅でもザリガニを売っている!(◎_◎;)

ザリガニとワッフルの組み合わせって・・・(笑)

朝も早よからはこのセットメニューはなかったということで、
スタッフが土産物の店から買って来てくれた。

冷えてても美味いぞ!!
言われなければ味は「海老」である。

移動日なので朝からザリガニで一杯!!

着いてゆっくり休んで翌日にライブ!!

ところがこの小屋がまたアンダーグラウンドで、
重慶で昔、摘発とのイタチごっこで営業してたライブハウスを思い出した・・・

こちら

埃っぽいのもイヤだが、ドラムセットがボロで、歴代一番チューニングに苦労した・・・

そしてライブが始まってびっくり!!
最前列は美女ばっか!(◎_◎;)

湖南省って美人が多いのか?・・・特に小畑の真正面には陳慧琳(ケリー・チャン)激似の超美女!!(◎_◎;)

ステージ写真を撮っているスタッフもちゃんと彼女を激写してました(笑)

いやね、普段は気が散るので客席など見ないのだが、
この美女にはついつい目がいってしまって大変(笑)

よく見てたら数人の取り巻きの男の子に連れて来てもらって無理矢理最前列に立たされているような感じで、最初の頃はあくびなどしてたのだが(よう見てるなぁ・・・(笑))、
そのうち小畑がイケメンだと気付いたのか、ずーっと小畑にロックオン!!

しかも顔ばっか見ててギター見てないし(笑)

きっとドラムソロの時も小畑を見てたのだろう・・・全く気にせずドラムソロ!!

まあ気にするも何も、ソロが始まったらすぐにスネアが破けるという歴史的なドラムソロです(笑)
それどころではない・・・貴重映像ですな・・・

ちなみにこのドラムソロ映像の中にもこの美女が写り込んでいたようなので編集して抽出しました〜

男はアホやねぇ〜(笑)

ついでにアンコールに小畑がソロで出てゆく時にこの美女のことを言ったら、
いつも弾いてる速弾きフレーズが1.5倍ほど速く弾かれていたのを聞いて、
やっぱ「男はアホやねぇ〜」・・・速く弾けるんなら毎回この速度で弾けよ!!(笑)

そしてライブが終わると、美女は取り巻きにエスコートされて物販も買わずにとっとと帰りましたとさ。
ちゃんちゃん(笑)

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2018年11月21日

布衣秋のツアー2018湖北省

布衣のツアー、今回は湖北省だけいっぱい廻る・・・こんな感じ

2018HuBeiTourMap.png

ちなみに去年はほぼ省都である武漢だけだったらしいが、
ひとつの地方都市に連絡してやることになったら、
ライブハウスの横のつながりで「うちにも、うちにも」ということになったらしい・・・

まずは荊州(JinagZhou)!!
重慶から列車で5時間!!しかしこの日は習さんが上海に行くということで、
上海方面の列車に対するセキュリティーがむっちゃ厳しい(>_<)

でもね、マクド買いに行ったスタッフが買ったマクドだけひょいと中に渡せるんだから、このセキュリティーチェックの意味ってほとんどないよね(笑)

中国にはこんな不条理なことがとても多い・・・

5時間列車で爆睡して三国志の関羽の街「荊州」!! 小屋は武漢を中心に色んなところにあるVOXライブハウス!!これまたアンダーグラウンドな〜(笑) 今日はきっと酸欠ですな・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

さて荊州のライブハウスは武漢のチャーン店であろうVox。
しかしこれが結構アンダーグラウンドなライブハウスなのよねぇ・・・

でも小さなライブハウスの方が雰囲気あるよねぇ・・・

ドラムソロ!!

そして次の街、「孝感(XiaoGan」へ移動!!

さてと、昨日の荊州に引き続き全く名前も聞いたことないような街を廻ります〜(と言っても日本の6大都市の末端ぐらいの大きさはあるだろうが(驚)) 荊州〜孝感〜十堰(Shi Yan)~武漢〜鄂州​(EZhou)~黄石〜潜江〜怀化~贵阳~张掖(ZhamgYe)・・・って行ったことあるないよりも漢字も読めん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

ここのライブハウスがまた小ちゃい!!(笑)

湖北省孝感(XiaoGan)どこや?(笑) 今日の小屋がまたアンダーグラウンドな・・・ってちっちゃ!(笑) いや、大きな小屋よりこんなちっちゃな小屋でぎゅーぎゅーの方が「ロック」やで!!酸欠になるけど・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この空間に100人ぐらい客が来るっつうんやから凄いことになりそう・・・

ベースは横向いて弾いてたらしいし(笑)

ドラムソロ!!

そして一番遠い移動!!漢口で乗り換えて1日かけて湖北省の最西北「十堰(ShiYan)」まで移動!!

いつもなら着いてメシ食ってバタンQ(死語)なのだが、
何やら寝付かれず、翌日のライブ会場にひとりでふらっと酒を飲みに来た・・・

久しぶりに一人でふらっと飲みに来た・・・ 異国の初めて来た街で一人でふらっとなんて何年振りかしら・・・ ホテルの向かいが明日演奏すらライブハウスだったのよ〜 若いバーテンダーが「あれ?あんたドラマーでしょ?」そうよ、明日ここでライブだからふらっと飲みに来たのよ〜何か強いカクテル作って〜・・・ 風邪ひいてたり制作が立て込んで寝てなかったり、嫌なことあってストレス溜まったり、でも時々こうやってリセットするのもいいね・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

「あんた、ドラマーでしょ?」
若い店長らしき人間と美人バーテンダーがもてなしてくれて、全部奢ってくれた\(^o^)/

「この街には1軒しかライブハウスがなくてね、それも潰れて新しくここに作ったんだ・・・」
どこの国でも田舎でライブハウスをやるのは大変なんだなぁ・・・と実感・・・

まあどこに行ってもやることは同じ!!
ドラムソロ!!

この日は夜汽車で武漢まで移動なので、
小屋の人が色々買って来てくれて小屋で打ち上げ〜!!

ライブ終了後そのまま夜汽車に乗って武漢に行くということで、店の人が色々買って来てくれました〜羊肉串もいいけどこの「牛油(NiuYou)」が最高!!単なる牛肉の脂身ではなく、筋も入ってて噛みごたえがある希少部位なので高いらしい・・・ これ食ったら夜汽車に乗りますー - Spherical Image - RICOH THETA

夜汽車でぐっすり眠れるように、前の日も飲んだ火のついたカクテルを頼んでみました〜

火がつくぐらいだからキツい酒なんだけど甘くて飲みやすい!!
すぐに酔っ払って美人バーテンダーが益々美人に見えます!!

列車に乗ったらこんな有様でぶっ倒れてました〜(笑)

二日酔いで武漢着〜!!

寝台列車で二日酔いの図〜(>_<) 武漢に着きました〜入り時間の2時までホテルで休むでしょう〜ああ休むでしょう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

昼過ぎまで休んでサウンドチェック!!
この小屋にはネコがいた〜(笑)


(facebookアプリで見ると3Dに見えます〜)

ドラムソロ!!

ここからはご近所の地方都市を廻る。

中国あるある・・・「鄂州(E Zhou)」のライブハウスはステージの端っこにドラムセット!!

ドラムソロ!!
客席からアップした映像があったので見てみたら、
いや〜こんな感じなのね〜・・・(驚)

次の日もお隣の街なので車で移動〜
黄石(HuangShi)のライブハウスにはピカチューがっ!!(笑)

ドラムソロ!!

週末4連チャンで移動して乗り打ちだったのでちょいとひと息!!

4連チャンのライブ終了後も小屋にてご馳走になったのだけれども、お客さんも帰って身内ばかりになったので、カクテルを頂きながら「おすし」の仮ミックスを流してもらってます。Jazzにはやっぱカクテルが合うねぇ・・・毎日ロックやってのツアー生活のちょっとした息抜き・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

次の日は移動日でドラム叩かないので飲む!!

湖北省最後の街「潜江(QianJiang)」に着いて、また翌日ライブする小屋で一杯!!
・・・とここでこんな張り紙が・・・

武漢みたいな大きい街で一発だけライブだと、
地方都市から客がやって来て満杯になるかも知れんが、
その地方都市でライブやるとその街の人は武漢まで来ないから、
必然的に武漢での動員が下がることになる。

効率で言うと、一本だけ大きなところでやった方がいいのかも知れないけど、
こういう風に地方都市を細かく廻るということは、
こんなライブハウスを応援すること。

毛沢東が地方都市から革命を始めて「長征」という長い長い道のりでこの国を作ったように、
中国ロックの創始者「崔健(CuiJian)」がそれになぞらえて「新长征路上的摇滚」という曲を歌ってロックを広めたように、
中国ロックの歴史はこうやって作られてゆくんだなと感じた・・・

私も今、中国ロックの1ページの中にいる!!
ドラムソロ!!

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2018年11月 6日

布衣秋のツアー2018雲南省

広西チワン族自治区「南寧」から始まった布衣秋のツアー後半戦!!
次の街「昆明」までは800kmもあるのに列車移動(>_<)

さてと、5時起きで今回の移動チケット発券して、雲南省昆明まで移動して乗り打ちライブ〜・・・って800kmぐらいあるのになんで列車なん?・・・ 安いから〜飛行機と違って遅れたり欠航したりしないから〜とか色々理由はあるだろうが、基本的にこの人たち800kmって近いと思ってるのよね(笑) まあこの前のウルムチ〜蘭州12時間よりマシ!! - Spherical Image - RICOH THETA

まあこの人たち800kmって近いと思ってるのね・・・(笑)
まあ前回のウルムチー蘭州の高速鉄道12時間よりはマシじゃが・・・

座席は毎回誰の隣かは違うのだが、今回は隣がよーしーず!!

さすがに朝5時起きではお疲れと見え、口をほげーと開けて爆睡!(◎_◎;)
美女のこの容赦ない寝顔はマニアにはたまらんじゃろうが、
後々のツアーでバンド内紛争が起きるのが怖いのでチケットで顔を隠しました〜(笑)

さて、昆明のこの日は運悪く、中国最大のロックイベントのひとつ「ストロベリーフェス」が同じく昆明で開かれるというわけで、地元のロックファンはほとんどがそちらに流れてしまい、
「今日はお客さんがあまりいないからね」
と言われていたが、まあデカい小屋ではあるがこんだけ入ったら上等である。

布衣と出会って10数年、
出会った頃に行なっていた結成10周年記念ライブは動員10人足らず、
私も駆り出されてビール代にもならなかったバンドが大きくなったもんよのう・・・シミジミ・・・

この日のドラムソロ!!

そして翌日はいよいよ桃源郷「大理」へ向かふ〜

今日も早起きして移動して乗り打ち〜とりあえずは駅まで!! この世の桃源郷雲南省大理までは昆明からはこんな車で5時間かけて行ってたけど今は新幹線が通ってるんですと!(◎_◎;) 中国の発展は速度が目まぐるしい・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

昔は昆明からはこんな車で5時間かけて行ってたけど、今はなんと高速鉄道が通ってるんですと!(◎_◎;)

中国の発展は速度が目まぐるしい・・・

旅のお供は四暗刻楽隊!!
寧夏のバンドで、LaoWuが何とか彼らにチャンスをという訳で今回は1週間オープニングアクトとして同行することになったということだ・・・

昆明駅にてスクラム!! この1週間は寧夏のバンド四暗刻と旅をします!! - Spherical Image - RICOH THETA

楽しいヤツらです!!

こんだけの機材を一緒に運んでくれるだけでもホント助かるのよ〜・・・

こんなバンドです!!


この世の桃源郷「大理」には色んな友人が移住して来ていて、
そのうちの一人が元布衣のドラマー「武鋭(Wu Rui)」!!

実は布衣最大のヒット曲「我爱你亲爱的姑娘」は、LaoWuではなく彼が歌ったのだ!1

まあ彼はバンドともめて出て行ったわけではないが、
通常、ヒット曲を歌っている人間がバンドを出て行くと、
そのヒット曲をソロで歌いたいが為にバンドと揉めたりする。

中国ロック史の中で一番金を稼いだ零点というバンドは、
出て行ったボーカルに「バンド時代の曲は歌うな!!」という訴訟にまで発展している。

まあファンからしてもオリジナルを歌っている人の声でその曲を聞きたいものなのだろうが、まあアンダーグランドが幸いしたのか、布衣の場合、何の絵エキスキューズモせずにしれっとLaoWuが歌っている(笑)

ところが今日は「ホンモノ」がいるんだからということで彼をゲストとしてステージに上げて、「ホンモノ」でこの曲を演奏!!

その後は彼が開いたというバーで一杯!!

元布衣のドラマー武鋭がバーを開いたというのでみんなで飲みに来ました〜 - Spherical Image - RICOH THETA

・・・では済まずにべろんべろん(笑)

強い酒飲まされてバタンQ(死語) ここは昔の北京ににてます似ている・・・ 友達がバーを開いたら毎日誰かが来てバカなことばっか言って酔いつぶれて・・・ 発展目覚ましい北京ではみんなも忙しく、ここ大理で久しぶりに体感。 ここもじきに発展してそうなってしまうのか・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

それにしても彼の生活・・・理想だと思う!!

バンドごとこの桃源郷に引っ越して来て、
週末にロックフェスとかあればここからそれに参加する。

旅費は主催者が出すので別に北京からだろうが大理からだろうが主催者としては同じなのだ。

だったらバンドの方も同じ住むなら北京とか物価も高く世知辛い街に住むより、
こうしてバンドごと桃源郷に引っ越して来てのんびり暮らす方が全然いい!!

どうして日本でこれが出来ない?!!

それはやはりひとつにはロックイベントの少なさ(>_<)
日本では年に10本もあればいい方だが、中国ではヘタしたら月にそれぐらいある・・・

バンドへのギャラも、アンダーグランドでも推定100万円近くもらっているだろうから、
少々知名度が上がれば十分それで食っていけるのだ・・・

んなことを考えながらこの日のドラムソロ!!


次の日は桃源郷でオフということで、髪の毛を〜・・・

そしてこの後、せっかくつけ毛をしたんだからと、次のライブから頭の振り方を盾から横に変えようと姑息なことを考え始めることになる・・・(笑)


さて次のライブ地「麗江」に向けて出発!!

高速鉄道はまだ麗江まで伸びてないので、ここからは鈍行!!
鈍行というと、非常に長い距離を走ることになるので寝台車も必ずあるのだが、
この列車は何と食堂車!!そしてカラオケルームまである!!!(◎_◎;)

年末には高速鉄道が麗江まで伸び、
噂によれば「一帯一路」政策によりそのままラオスまで伸びてタイまで繋がるという噂・・・

そうなるとこんな素敵な列車はお払い箱になるのね・・・
発展と共に失われてゆくものが多い・・・(>_<)

しゃーないなぁ・・・というわけで麗江!!
ここも桃源郷です!!

ドラムソロ!!

標高2400メートル!!富士山の7合目!!空気が薄いのよ〜(涙)


グルメはやっぱこの辺はキノコ鍋!!
3箇所全部で食べました〜

こちら

「石板焼」という看板が大理にも至る所にあったんだけれども、
ここ麗江で召すことが出来ました〜!!

そして一行は四川省成都へと向かふ〜・・・

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2018年10月29日

布衣秋のツアー2018広西チワン族自治区「南寧」

私のX.Y.Z.→AとJazzツアーの為に、前回の蘭州から間が空いてしまいましたが布衣の秋のツアーが再開!!

後半は広西チワン族自治区「南寧」ということで八王子から南寧に駆けつけるが・・・これが遠い(>_<)

まずは5時に起きて高尾発の成田エキスプレスに乗る・・・
これがなかったら4時に起きて5時発の成田行きのバスに乗らねばならなかったところなので助かるのよ〜もっと便増やして〜!!

5時起きで広西チワン族自治区南寧へ〜 飛行機乗り継いでドアtoドアで14時間もかかるのか!(◎_◎;)・・・でもやっぱ八王子〜成田が一番大変やな(笑) 1日に数本ある高尾発の成田エキスプレスが助かるなぁ・・・貸切やし(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

・・・ってこんな貸切状態やったら無理やわな(笑)

2時間成田エキスプレスに揺られ、
フライトの2時間半前に着いて、無事搭乗手続きを終えて上海へ〜

フライト時間2時間半、自宅から成田より短い(笑)

13:25に着いて、2時間半のトランジットを経て南寧へ〜
フライト時間3時間15分!(◎_◎;)

やっぱ中国は広いなぁ・・・

結局ドアtoドアで16時間かけて到着〜!!

朝5時に家出てから16時間〜やっと南寧に着きました〜 明日から1カ月のツアー!! - Spherical Image - RICOH THETA

なんと中国の最南西、もうすぐベトナムなのよ〜

それにしてもこの辺に来たら思い出すのはこの事件!!

高速のパーキングでうんこしてたらバス置いてかれて
しゃーないから高速をマラソンで走ってバスを追いかけた事件

まあ人生色々です。
うんこは人生にいろんな彩りを添えます(笑)・・・

前回布衣のイベントで来た時にもこれを食って・・・

次の朝ひとりでタクシーに乗って空港まで行く時にエマージェンシー!!((((;゚Д゚)))))))

高速にはパーキングがあったのだが全面改修中で使えず、
何とか伝説を作ることなく空港のトイレに駆け込むことが出来ました・・・(笑)


さて今回の布衣はイベントではなくライブハウス!!

NanNingLiveHouse.JPG

なんとここは地元のバンドが経営しているライブハウスらしい!(◎_◎;)!!

春のツアーで行った安陽でも地元のバンドが経営するライブハウスでライブをしたが、
ここは一等地の映画館の隣、聞けば全国でも珍しく商業的に成功しているライブハウスらしい・・・

なるほどリハーサルの時にスタッフがドラムの横で食い入るように私を見ていて、
叩き終わったらいちいち親指を立てていたので、スタッフは全員バンドのメンバーらしい(笑)

性根を入れてドラムソロ!!

打ち上げはそのままライブハウスで行いました〜

ライブハウスでそのまま打ち上げなう〜 このライブハウスは彼ら地元のバンドのメンバーが経営してて、全国でも珍しく赤字でないという!(◎_◎;) ずーっと布衣に来て欲しかったんだと!! どの土地でもライブハウスは物語があるのう・・・(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

ライブハウスは色々とドラマがあって面白いなぁ〜・・・

後半のツアーは17本!!次は雲南省へ向かいます!!

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2018年10月21日

布衣秋のツアー2018甘粛省「蘭州」

春と秋に数十本ずつほどツアーを廻る布衣楽隊、
今回の秋のツアーは私が途中にX.Y.Z.→AとJazzツアーがあるので、
わざわざそのスケジュールを避けてその前後2回に分けて組んでくれた・・・

蘭州は秋の前半の最後のツアー先である。

蘭州と言えば「蘭州牛肉麺」!!
日本でも流行っているらしく、この書き込みが日本人に反応が大きい(笑)

でも美食は牛肉麺だけではない!!
美食街の正宁街夜市!!

そう、この日は新疆ウイグル自治区ウルムチから高速鉄道で移動したのだ。
移動時間12時間って、日本だと函館から鹿児島まで行ける(>_<)

そうそう、ウルムチで発覚したのだけれども、
銀川のホテルにこの列車の切符を忘れて来たのよね(涙)

中国で切符を失くすと大変です!!(>_<)
こうなる・・・

というわけで来るまでには色々あったけれども、
ライブハウスに来てやることは同じ!!

会場入りしてみると、なんと昨日の会場の半分以下の広さ!(◎_◎;)
ここに昨日の倍以上の人間が入るんだと・・・(>_<)

布衣秋のツアー前半最終日!! 今日の小屋はまた狭い!(◎_◎;) 聞くところによると、この店は宣伝を打つ客が入りきれないのでいつもシークレットでやるとか・・・ それでもウルムチの倍入るのではという噂・・・恐ろしか話ばい(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

まあ酸欠と灼熱はロックドラマーと生まれたからには避けて通れない道なのでやるしかない!!

おいおい、子供は危険やぞ!!・・・と思ったら最後には2階の楽屋に通されてそこで見てたようです(笑)

この日のドラムソロ!!

そして翌日には北京に帰って数本仕事をして、
X.Y.Z.→Aのツアー、そしてJazzツアー!!

それが終わったらまた広西チワン族自治区南寧からツアー後半開始!!

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2018年10月 6日

布衣秋のツアー2018新疆ウィグル自治区「ウルムチ」

ウルムチは前回来た時にも思ったが、とにかく「セキュリティーが厳しい」(>_<)

北京なんかでも地下鉄乗るときにも飛行機乗る時みたいなセキュリティーチェックがあるのでうんざりするが、ここウルムチではホテルからライブハウスから、およそ人が集まるところには全てセキュリティーチェックがある!(◎_◎;)

まあ日本は平和なのである。
中国当局の発表だけで、ここ新疆ウィグル自治区だけで年間200のテロが起こっていると言う・・・
まあメディアも国のもの、一党独裁体制にとって都合の悪いことは絶対言わないこの国で「200」と発表されているのだったら、実際はその数倍の数のテロが起こっているというのが現状だろう・・・

何にもない山の上を何時間も飛んで、やっとウルムチに降り立ってすぐに目にするのがスローガン!!

まあどこの街にもスローガンはあるのだが、
ここウルムチで見ると「スローガンとは出来ないことを掲げるのだな」と思えて仕方がない・・・

あと、時差!!

中国国内は新疆ウィグル自治区含め全て北京と同じ中国時間を採用しているのだが、
なにせタイよりもミャンマーよりも西に位置しているのである!(◎_◎;)

勝手に現地時間として「ウルムチ時間」を採用して生活しているというのも頷ける。

なにせ通常ライブ開始時間の8時半になってもまだまだ明るいのだ!(◎_◎;)
この日のライブは北京時間9時半、ウルムチ時間7時半より開始!!

いや〜いっぱい入った・・・

しかしウルムチでライブをやるといつも思うのだ。
「来てるの漢民族だけ?・・・」

ウィキペディアによれば新疆ウィグル自治区のウィグル族は45パーセント、
それに対して漢民族は40パーセント。

同じ比率で客が来たとしたら、漢民族の客よりもウィグル族の客の方が多いはずである。

しかし実際は、爽子の時は見る限り全員漢民族、
今回布衣の時には、もろウィグルだなぁというルックスの女の子がひとり、
こりゃウィグルの血が入ってるなという美女(ウィグル族は男女共に本当に美形)が数人のみである。

爽子は北京語のラップなのでウィグル族がいなくて布衣は歌なので数人いたという話ではない、単に動員数の問題だと思う。

つまり、ここウルムチではウィグル族は漢民族の音楽を聞かないのだ!(◎_◎;)

これは多民族国家マレーシアでも見られる現象である。
Wingのワールドツアーでマレーシアに行った時、
東京で知り合ったマレーシアのバンドを訪ねて行ったら、
「そうなの?そんなチャイニーズの歌手がいて今日コンサートなのね?
私たちは全くチャイニーズの曲は聞かないから知らなかったわ・・・」
と言われてびっくりした。

同様に中華系マレーシアンはマレー系の音楽はほとんど聞かない。

まあこれはこれでこの国マレーシアは何とかうまく多民族国家を運営しているのでよかろう。
問題はこのテロ問題山積みの中国である。

民族問題の火種はチベット、モンゴル、ウィグルと多岐に渡るが、
やはりここ新疆ウィグル自治区が一番激しいように感じる。

モンゴルにも民族的対立があるんだとしても、
ライブをやって、「あ、これはモンゴル人だ」とぱっと見でわかるモンゴル人は少ないが、ウィグル族は一眼でわかるほど異質な民族なのだ。
(びっくりするほど美男美女が多い)

それが例えば中国系マレーシアンのように、チャイニーズの文化は守りながらもマレーシアという国家に「愛国(スローガンにあるね)」の気持ちを持っているのと違って、
ここウルムチではどうもウィグル族が同じくらい(でいいから)中国共産党を愛しているとはどうも思えない。

マレーシアのWingのライブにマレー系の客がいないからと言って、
「ああそんなもんか」
としか思わなかったが、ここウルムチでこの現実は、
「大丈夫かなぁ・・・この国・・・」
と思うような現象に思えて来る・・・

そう考えると、昔北京にあった「阿凡提(AFanTi)」というバンドは素晴らしい!!

昔同名のウィグル料理屋の箱バンだったのだが、
彼らが演奏するそのウィグル語の音楽が素晴らしく、
北京のロックミュージシャンにも少なからず影響を与えた。

私がウィグルの曲を少しでも知っているとしたら全て彼らからの影響である。

政治と人民は違うというのは常で、北京の漢民族(を含めて全ての民族)は彼らの音楽を愛し、彼らの民族を尊重し、フレンドシップを築いて来た。
暴動を起こす一部のウィグル族を除いて、その気持ちはウィグル族とて同じだろう。

独立を掲げる→武力で制圧する→対立が深まる
というこの図式の中で、この「阿凡提(AFanTi)」のように音楽によってその垣根を取っ払えるバンドがまた出て来ないものか・・・
そしてそんな漢民族のバンドが出て来ないものか・・・

そんなことを考えながらこの日はドラムソロをぶっ叩いた。
ウィグル族の朋友たちために、そして世界平和のために・・・


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2018年9月25日

布衣秋のツアー2018北京麦田フェスティバル

元々はこの日は青海省「西寧」から次の寧夏海賊自治区銀川までの移動日だったのだろう、近くを拾ってゆく理想の組み方だったのにここにいきなり北京でのイベントが飛び込んで来た・・・そう想像している・・・

このおかげで過酷な移動(>_<)・・・一行は4時半に起きて北京へ向かふ・・・

4時半起きで北京へごー!! 本来なら寧夏回族自治区の銀川への移動日だったのがイベントが飛び込んで来たのよね〜しゃーないなぁ〜・・・ せっかく高山病反応にももう落ち着いて来たんやけどなぁ〜・・・まあ来よう!! - Spherical Image - RICOH THETA

北京空港には主催者が用意した車が迎えに来ているのだが、
如何せん会場は北京市内の南の方・・・結局2時間近く車に揺られるハメに・・・

青海省より遠いやん(>_<)

ふう・・・国内線なのに2時間15分って中国はやっぱデカいなぁ〜・・・ イベント主催者のよこした車で会場入り〜(市内南なので1時間以上(>_<)) - Spherical Image - RICOH THETA

会場に着いたらもうイベントは始まっていて、
私たちの前はラッパーのステージで、ドラマーはいなかったのでタムを持って来てもらってステージ袖でチューニング・・・

会場はもう溢れんばかりの客・・・!(◎_◎;)

前の演者が終わると一応客席からは見えないように幕が上がるのだが、
音はそのまままる聞こえのままサウンドチェック!!

麦田Festivalセッティングちう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

サウンドチェックが終わったら申し訳程度に一度ステージを降りて、
幕が降りたらまた出て来てライブ開始!!

ここまでの映像がロードムービーにまとめられてます・・・

このように和やかにコンサートが終わると思ってたら、
実はとんでもないことが起こって来る・・・

ふと気づくと客が一団となって何かを叫んでいるのである。

「下去!!下去!!」

ステージ上では聞き取れなかったのだが、後で聞いたらいわゆる「帰れコール」!(◎_◎;)

LaoWuの態度を見てたらいたって普通なのでまさかブーイングが起きてるとは思わな買ったが、実はこのイベントはロックイベントではなく、麦田というレコード会社が主催する「流行歌」のイベントだったのだ・・・

流行歌ファンにだってロックが好きな輩はいる。
ロックファンは布衣のステージに狂喜乱舞するが、
それが流行歌ファンには不快でたまらない。

なにせ彼女たちは徹夜で並んでこの一番前の席を取っているのだ。
前からはわけのわからないウルサい演奏、後ろからはわけのわからない連中の歓声・・・
彼女たちからしたら「ウルサいわねぇ!!もうやめてよ!!」ということだったのだろう・・・

また中国では今だにロックコンサートでは日本では危険なので禁止されているモッシュやダイブをしたりするが、
まあ見ての通りぎゅうぎゅうなのでそれが出来る状態ではない。

それでも後ろから押されたりするのだろう、キレた流行歌ファンが、
徹夜で並ぶために持ち込んだ折り畳み椅子を後ろのロックファンのところに投げつけて流血騒ぎにもなったと言う・・・

BuYiMaiTian2018WeiBo.PNG

乱闘も起こってたのだろうが、如何せんステージからは客席はもう一面の「豆粒」なので状況が全くわからない・・・

とにかくこの「ロックバンド布衣」の登場によって、「流行歌ファン」と「ロックファン」の間に大戦争が勃発したということなのだ!(◎_◎;)


LaoWuは「帰れコール」を受けながら全く動じることなくステージを進めてゆく・・・

以下は私が後で思ったこと・・・

思えば私が最初に出会った頃、布衣結成10周年と銘打って小さなライブハウスで記念ライブを行ったが、そんな節目の記念ライブにも関わらず客は10人。

その後一緒に何度かライブもやったが、まあ・・・客がいたことがない(笑)

別に男前でもファッショナブルでもない、「農民ボーカル」とまで言われているこの男・・・
器用でもないので流行りの音楽を作ることも歌うことも出来ない。

「これをこう変えればもっと売れるのに」
という考えすらなく、ただ自分が出来ることだけを変わらずずーっとやり続けて来て今がある。

満場の拍手で迎えられたって、客から「帰れ」と言われたって、
この男にとっては自分が歌えるたったひとつのこの「自分の音楽」を歌うしかないのだ・・・

だからいつもの通りに「自分の音楽」を歌った・・・そういうことなのだと思う。

でも私なりに言わせてもらうと、
布衣の音楽はそんな激しいロックばかりではない。

我爱你亲爱的姑娘」、これは私が作った映画音楽の挿入歌で、
中国人では知らない人はいないというぐらいに「流行」した音楽でもある。

激しい曲では「出発」、これも何かの大きなタイアップになって知名度が高い・・・
(・・・って有名なのん俺が書いた曲ばっかりやないの〜(笑))

この場にいた流行歌ファンはどう思っただろう・・・
「こんなウルサい音楽、やめてしまえ」
と思ってたら自分でも知っている曲が演奏されて、それがこの毛嫌いしてたこのバンドの曲なのだ・・・

そしてソロ回し・・・いわゆる「技術の祭典・・・
まあちょっと違うけど、言うならば「サーカス」や、もっと言ったら「雑技団」みたいなもんである。

いくらロックが嫌いな流行歌ファンだって、長年命をかけて培って来た「芸」というのはわからないわけはない。

小畑秀光のギターソロ!!

実はこれは私の「ミス」であったのだが、
「イベントだろ?ロックファンが多いんだったら小畑のソロを入れとけよ」
とLaoWuに助言していたのだ。

「ギターソロは曲中にもいっぱいあるじゃん」
と言うのを、
「曲中のソロは中国人ギタリストでもみんな弾いてる。でもギター単独のソロなんて中国人ギタリストには誰も出来ないだろ」
と言って説得したのだが、もちろんこの時点でこのイベントが「流行歌イベント」だとは夢にも思ってない。

まあ小畑にとっても客が実は大ブーイングをしてるなんて夢にも思ってないわけで、
たとえ思ったとしてもこいつのは「命がけで客を煽る」しか選択肢ないのだかしゃーない(笑)

人数比のほどはわからないが、「流行歌ファン」と「ロックファン」が戦争をしてたのだとすると、この頃にはもう「ロックファン」が大圧勝だということである。

布衣のステージ終了!!

終了〜!! - Spherical Image - RICOH THETA

そして次の日の移動の時に雑談でこの「帰れコール」の事を初めて聞くこととなった。

WeiBoという中国のTwitterみたいなサイトにあるこのイベントの主催者アカウントにある布衣もページには、既に何百という書き込み・・・
・・・というよりここがまた「流行歌ファン」と「ロックファン」のなじり合いとなって炎上している・・・

BuYiMaiTian2018WeiBo2.jpg

日本だとロックファンが歌謡曲をバカにして・・・みたいなことはあったかもわからんが、流行歌ファンがロックファンに対してこんなに敵意を燃やすなんてやっぱり「中国ならでは」なのだろうか・・・

ジャニーズのイベントにメタリカが出演したってこうにはならんぞ・・・と思うが、もしその時にメタリカが全ジャニーズファンを自分のファンにしたとしたら、「ロックって凄いなぁ」と私は思うぞ!!

布衣もなかなか善戦したのではないか?
中国ロックもなかなか素晴らしい!!

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2018年9月13日

布衣秋のツアー2018河北省

さて布衣の秋のツアー、初日は河北省保定(BaoDing)!!

河北省は北京と隣接しているのでみんなは一度北京に集合してから保定入り。
でも私とよーしーずは上海でライブがあったため、
遠くは上海から高速鉄道にて保定入り・・・これが遠かった(>_<)

まずはその前の日には居酒屋勝で打ち上げをしていたために、勝山亭に帰ったのは夜中の3時(>_<)
5時起きなのでそのまま起きてりゃいいやと思ってたら寝落ちしてたらしく、
出発時間の5時半によーしーずに起こされた!(◎_◎;)

こりゃいかん!!とそのまま荷物を詰め込んでタクシーに〜

いつもの上海虹橋駅発かと思ったらあまり使わない上海駅発!(◎_◎;)
よーしーずがいなかったら虹橋行ってたわ〜・・・(>_<)

5時半起きで上海駅〜今日から1ヶ月のツアー〜高速鉄道で5時間かけて北京乗り換えで河北省保定ツアー初日!(◎_◎;)・・・今日ば本番なんて信じられん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

さてここから高速鉄道で5時間足らず!!
日本で行ったら東京から福岡まで行ける・・・(>_<)

もうね・・・眠いの・・・顔ぱんぱん(>_<)

そのまま北京で乗り換え時間1時間半!!
更に北京から高速鉄道で2時間・・・東京から名古屋まで行ける・・・(>_<)

会場まで車で30分・・・ドアtoドアで10時間(>_<)・・・ゆうにアメリカまで行ける(涙)

8時間かけて移動して現場着〜(ヘタしたらアメリカまで行けてるやん(>_<)) 若いドラマーが「僕あなたのドラム聞いて育ったんです!!勉強させて下さい!!」 「おうっええぞ、その代わりな、耳で聞いて学ぶなよ、心で聞けよ心で!」 カッコつけてもーた〜(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

会場着いたら若いドラマーが待ち構えていて、
「僕はあなたのドラム聞いて育ったんです!!」

!(◎_◎;)

まあ14歳の時に初めて亜州鼓魂を聞いてドラムを始めたと言うのだから、もう若いドラマーはそういう世代なのかな・・・
次の世代だと「許魏を聞いて育ったんです」と言うだろう・・・

もっと下の世代だと「布衣聞いて育ったんです」・・・LaoWuよ〜そうなるように頑張れ!!(笑)


ライブは初日から大盛り上がり!!

この日のドラムソロ!!

せっかくの多点タムでチューニングもばっちしだったのでタム回し中心でまとめてみた・・・

終了して打ち上げ〜
この街はロバ肉で有名らしく、打ち上げでロバ肉〜

打ち上げなう〜 ここ河北省保定の名物はロバ肉だそうで、ロバ肉の色々な部位が盛られて出て来ました〜オスのアソコとかメスのアソコとか・・・説明受けてもようわからんし〜まあどの部位も似たようなお味です〜 - Spherical Image - RICOH THETA

でもね、これだけ人数がいて、酒飲むのほぼ私ひとり(>_<)
対バンの四暗刻ってバンド、刺青入れてバリバリのデスメタルやってるのにみんな酒飲めん(笑)

翌日は四暗刻も一緒に次の街「石家庄」へ移動〜

次のツアー先「石家庄」へ移動〜 昨日の対バン「四暗刻」が今日も一緒なので、敬老精神で荷物全部持ってくれるので楽です(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

この時に四暗刻のメンバーが荷物持ちをしてくれていて、そこで初めて石家庄でも一緒なのかと知る〜(笑)

ここでSNSで投稿してくれた方の素晴らしい一句!!

「四暗刻〜単騎待ちせず〜荷物持ち〜」

お後がよろしいようで〜

他のメンバーより先に会場入ってセッティングとチューニングをするのがドラマーの務めです!! いや〜今日はまた広い会場やのう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

さてまた例の如くスタッフと共に先に会場入ってチューニング〜
いや〜この会場も広い!!(◎_◎;)

まあ広くても狭くてもやることは一緒やけど・・・(笑)

ライブも盛り上がりました〜!!

ドラムソロ!!
前日はタム回しでまとめたので、この日はリズム系でまとめてみました〜

打ち上げはオーナーがライブハウスに出前を取ってくれてそこで〜
いや、こういうのもなかなかいいね・・・

打ち上げはオーナーが色々出前頼んでくれてライブハウス会場で〜 - Spherical Image - RICOH THETA


次の日は移動日なので昼からビールを飲みます〜

今日は移動日でドラムを叩かないから昼からビールを飲みます〜 ・・・って毎度の如く頼み過ぎやろ〜(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

着いてからもやることがないのでビールを飲みます〜

移動日なので夜もビールを飲みます!(笑) まあ毎度の如く頼み過ぎ(>_<) ホルモン大王の異名にかけて中国のホルモン(おそらくマルチョウ)を頼んでみました・・・(以下ノーコメント) - Spherical Image - RICOH THETA

ちなみにこの「ホルモン」っつう食い物は日本以外では全くあかんな(>_<)

戦後の貧困の中で在日朝鮮人が「ほーるもん(関西弁で捨てるもんの意)」だった牛の内臓を、生のまま何度も洗って店に出したのが始まりという説があるが、
一度その腸を洗っているらしき店の近くに行ったことがあったのだが、
その店の周りがそれはそれは臭かったのを覚えている。

まあ内臓の中はウンコやからな、
それを全部丁寧に水洗いするのは至難の技。
それはそれは臭い(>_<)・・・

しかし海外ではそんなめんどくさいことはしない。
ぐっさぐっさ切ってお湯に放り込んで湯がく。

まあ簡単かも知れんが旨味も一緒に逃げてしまうのよね・・・

だからこのホルモンも食感はあるものの旨味はなくパサパサ(>_<)
でもそれを甘酢で味付けして中華風・・・ちょっと不思議な味でした〜


さてこの邢台という街、どう読むのかもわからんかったが、
「Xing2Tai2」、シンタイと読むらしい・・・

翌朝ひとりで朝飯を食いに行ったのだが、
肉まん屋のおばちゃんと全く言葉が通じない!(◎_◎;)

向こうが言ってる言葉も訛りがキツくて聞き取れんし、
こちらの言う言葉も全く通じない(>_<)

「この辺の人は標準語を聞くことも少ないから慣れてないんだよ」
とメンバーは言うが、
北京から高速鉄道で2時間ぐらいの土地でもうこんなに文化が違うのかと思うと、
「やっぱ中国は広いなぁ・・・」
と思ってしまう・・・


さて次の日は現地オフということなので洗濯!!

・・・と言っても、前回使った秘密兵器は北京に忘れて来てしまったのでドライクリーニング店に飛び込んでみた・・・

中国のツアーは洗濯との戦い!(>_<) 移動日なのでコインランドリーを探したが見つからず、ドライクリーニングに飛び込んでTシャツ類だけ洗ってもらいました〜1枚10元(150円)・・・ちと高いがしゃーないなぁ〜 パンツと靴下は自分で洗うことにしました(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

52元!!日本円で約800円!!
まあ高いと言えば高いが、そんなもんかと言えばそんなもん(笑)

この日は洗濯以外やることがないのでまたビールを飲むのだが・・・

XingTaiKaoRouDian.jpg

クリーニング屋の近くで見つけたこの日式焼肉・・・
メンバーみんなは吉野家で牛丼買って食うらしいので、ワシひとりで入ってみた・・・

XingTaiKaoRou.jpg

粉の調味料があるのが中国式ではあるが、うん!!なかなかいけるぞ!!

・・・しかし例によって頼み過ぎ(>_<)
肉好きのよーしーずを呼び出してみる・・・

「今牛丼来たところですから・・・」
「その牛丼を持ってここで食えば良い!!」

そうなのよ〜中国のお店は基本持ち込みOKなのよね〜

・・・というわけで世にも不思議な焼肉屋に牛丼の図(笑)

XingTaiKaoRouJiYeJia.jpg

ビールを2本飲んで寝てすぐ晩飯(笑)

移動日の夜はラムしゃぶ!! 上海のライブでRICHOの総経理から頂いた360度カメラTHETAのワイン!(◎_◎;)を今日は開けます!! 中国らしくVIPに配ってるやつなのだろうか、むっちゃ美味い!!\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

実は上海のライブでRICOHの総経理がワインをくれたのよね〜

なんとRICOH THETA Vのワイン!(◎_◎;)

VIPなんかに配るんやろか・・・超高級そうなフランスワイン!!

むっちゃ美味しく頂きました〜\(^o^)/

・・・と食レポばっかになってしまいました(>_<)
次の日はやっとライブ!!(笑)

いつものようにスタッフと一緒に会場に一番乗りしてドラムをチューニング!!

「邢台」ってどう読むやらわからん街で、朝メシのおばちゃんは訛りキツくて全く言葉通じひんし(>_<)、河北省は北京の隣なのに「外国人に慣れてないんでしょ」とメンバー、バンドも初めてのこんな街で客が入るのか?しかもそこそこデカい・・・ まあ客がいてもいなくてもやることは同じなので、今日のドラムセットを組んでどんなソロにしようかと思案中〜 - Spherical Image - RICOH THETA

ライブはいつものように盛り上がり〜

ドラムソロ!!

なんかよーしーずのFacebookに長押ししたら写真が動くのんがアップされてました〜ブログでも動くかしら・・・

ロードムービーがアップされてましたが、
これ・・・私がごろごろしとるところしか写ってないやん!!(>_<)

そして数泊した邢台を後にして次の街、太原へ〜

・・・とその前に麺でも食っていきましょう〜
・・・って麺はええけどこの持ち込みのウサギの燻製はどうも・・・(>_<)

Posted by ファンキー末吉 at:09:43 | 固定リンク

2018年6月 1日

布衣春のツアー2018ファイナル「天津」

前回の遼寧省「瀋陽」が個人的には一番の出来だったので、
「昨日を超えようぜ!」
とLaoWuに声をかけてステージへ!!

この日は広州青島と同じく女性歌手がゲストに入ったのだが、
ちょうど彼女が崔健(Cui Jian)のカバー曲「新长征路上的摇滚(新しい長征の路の上のロック)」を歌い始めた時に、ちょうど客が「摇滚(ROCK)」と書かれた旗を客席で振り始めたのだ!(◎_◎;)

BuYi2018TianJinCuiJianSong.JPG

思えば30年前、
この中国ロックの創始者「崔健(Cui Jian)」が、毛沢東の長征になぞらえて「ロックの長征」と歌い、中国共産党に「けしからん」と言われた時代・・・
今と違って高速鉄道も全く整備されてない時代に、
それこそ「茨の道を歩いて行軍」するかのように、全中国にロックを広めた。

今ではアンダーグラウンドのロックバンドがこうして高速鉄道で各地を廻り、
若者たちが自由に集まって来て大暴れに暴れ、
そしてこんな小娘(失礼)が自由にこの偉人の歌を歌うことが出来る・・・

なんかこの旗を見た瞬間に、今まで私が見て来た中国ロックの20数年間が走馬灯のように思い出されて来て、この曲が一番感激したぞ(笑)

この日のドラムソロ!!

小畑秀光はもうギターなど弾かなくていいところまで解脱したようです(アンコールでダイブして戻って来た時の映像より)

客の盛り上がり!!

布衣2018上半期ツアー千秋楽!! - Spherical Image - RICOH THETA

ダイブしている小畑が撮った360度画像(笑)

小畑ダイブして人の海の中(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

3月29日、安徽省「淮南」から始まった37本のツアーはこれにて終了!!
私はこのライブで既に今年107本が終了!!

次は布衣は9月から今回行ってない地区を中心にまた始まります。

私はX.Y.Z.→Aのツアーがあるので「その時期は2軍ドラマーにお願いしてね」ち言ってたのであるが、わざわざその時期に入ってたライブを動かしてまで完全にスケジュールを合わせてくれた!(◎_◎;)

いいですよ、やりましょ!!
今年はライブ200本は行けそうやな・・・(笑)

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2018年5月30日

布衣春のツアー2018遼寧省「大連」「瀋陽」

さて話はちょっと戻るが、
山東省ツアー最後の街「烟台」から飛行機で渤海を越えて大連へ〜

YanTaiDaLianMap.PNG

ご覧の通り陸路で行くと大回り、
船で行くという選択肢もあったが、
時間的なことと船酔いを恐れて飛行機ということになったようだ・・・

海鮮で有名な街「大連」は日本人も多く、
Facebookで「ここ出演したことがある」とか、
「タクシーで15分ぐらいのところに住んでるのに」
とか日本人からメッセージも届く。

「大連の小屋は歴代3番目に暑いですからね」
と聞いていたが、普通のバーにステージがあるだけのような小屋では、
結局天井が低いので、詰め込めるだけ詰め込んだらその上に空間がなくなるから空気が少なくて冷房がおっつかないのだ(>_<)

ふうふう言いながらドラムソロ!!

人の気も知らずに客がダイブしとるし〜(>_<)
まあ中国の客は何でもありです(笑)

この小屋のオーナーはミュージシャンで自分もバンドやってツアーとか廻ってるらしく、
ミュージシャンシップよろしくみんなを連れて打ち上げをご馳走してくれた。

日本と違って中国のライブハウスは毎日ライブをやってるわけではなく、
(箱バンみたいのが入って毎日演奏してるバーはあるが)
時々開催されるライブの中で、こうして北京からアンダーグラウンドとは言え有名バンドが来てくれるというのはやっぱ嬉しいのだろう・・・

ご馳走さまでした!!


そしてその後北上して、黒竜江省「ハルビン」吉林省「長春」を挟んでまた遼寧省に戻って来た。

瀋陽・・・昔の呼び名を「奉天」という・・・

この街に来る度にいつもこの人のことを想う・・・

李香蘭・・・またの名を山口淑子・・・日中の間で数奇な運命を駆け抜けた、もはや「歴史上の人物」と言っても過言ではない。

この街、奉天で生まれ、
日本人に中国語を教えていたお父さんに、完璧な中国語を教え込まれて、
中国人スター「李香蘭」として満州映画などでも大活躍することとなる・・・

戦争が終わって、中華民国政府から「漢奸(売国奴・祖国反逆者)」の廉で軍事裁判にかけられ、処刑される寸前に日本人であることが証明されて命からがら引き上げ船に乗って帰国した話は、李香蘭を題材にした映画やドラマ、ミュージカルではクライマックスのシーンである。

面白いのは、その引き上げ船に乗って一緒に引き揚げた「野口久光」という人は、
私のJazz仲間であるピアニスト「ジャバ」のお父さんである。

映画などで友達のお父さん役というのが演じられているのを不思議な気持ちで見ていた(笑)

私が「李香蘭」という存在を知ったのは、
90年に初めて中国を訪れて以来、
中国に関する本などを読みあさっていて頃である。

本屋でふと見つけた「李香蘭〜私の半生」という本を読んで大きな影響を受けた。

一番感激した部分は、
関東軍が満州鉄道を爆破した事件(柳条湖(溝)事件)が起こった時に、
李香蘭のお父さんが
「関東軍の馬鹿野郎!!中国語もろくに喋れないくせに」
と呟いたところである。

当時、「アジアブーム」に乗って、私の所属事務所も含めて色んな日本企業が中国に進出していたが、どれも「ジャパンマネーで中国人の頬っぺたを叩く」ような状況で、それをいつも心苦しく思っていた。

「中国人の方があんた達より数倍金儲けに長けてるんだから、その内に大きなしっぺ返しに会うよ」
と思ったら、やはりそのほとんどは無様なほどに中国から撤退した(笑)

「日本のやり方が最高なんだ。だからこのやり方でやれ」
というような進出の仕方が私にはどうも整理的に嫌でたまらなかったのだが、
この本の中の「中国語も喋れないくせに」という一言が私の人生を大きく変えた。

最初は片言の英語で中国ロッカーとコミュニケーションを取っていたのだが、
「これではダメだ」
と思って中国語の猛勉強を始めたのもこの一言に背中を押されたからである。

実は私はお亡くなりになる前に、一度ご自宅にて李香蘭さんとお会いしたことがある。

「何日君再来」という曲の数奇な運命を取材する特別番組で、
私がそのナビゲーターとして取材させて頂いたのだ。

芸能界から退いて長かった彼女が、私のこの番組によって久しぶりにブラウン管に登場するという「歴史的な」インタビューであった。

リビングに通されたはいいけど、ご本人はなかなか部屋から出て来ない。

恐らく、往年の銀幕の大スターが、
長い年月を経てまたこうしてブラウン管に登場することに、心の準備とか色々あるんだろうと漠然と想像していた。

中国から来た若いカメラマンが、彼女の登場シーンを撮ろうとカメラを構えていたのを、私は「中国語で(笑)」それを止めた。

「いいか、若いお前は知らないかも知れないが、この人は歴史上の偉大な人物なんだ。最大の敬意を払って接するんだぞ」

それから30分、私たちは無言でひたすら待ち続けた。

少々の緊張の面持ちと、明るい笑顔を携えて出て来た往年の銀幕のスターは、
もう御歳85歳と言えど衰えぬ強いオーラを発していた。

「何日君再来」の話をする時には上海時代の思い出と共に本当に楽しそうに語って下さった。

私が中国語を交えて話をすると、
「あら発音いいわねぇ」
と褒めて下さって、
「本に書かれていたあのお父様のあの一言で頑張って勉強したんです」
この程度ですけれども・・・と頭を掻きながら答えたのを覚えている・・・


余談が長くなってしまった(笑)

そんな街(どんな街や(笑))、瀋陽でのライブ!!
工場を改造した(?)のであろう芸術村の中にあるライブハウスは天井も高く、
「こりゃ今日はそんなに暑くならんな」
と思ってたら、
「今日は600枚チケットが売れてるらしい」
と言う!(◎_◎;)

出会った頃にはライブやっても数人しか集まらなかったバンドが、
ずーっとライブをやり続けたらこれだけ動員出来るバンドになった。

素晴らしいことである・・・

しかし蓋を開けてみると当日客もいるので600人ではきかない(>_<)
大盛り上がりの中でライブ終了!!

客席の様子

いつものドラムソロ!!

実はこの日も楽器電源が落ちて、
仕方ないのでドラムソロ!!(笑)

停電とかアクシデントは逆に盛り上がるよなぁ・・・
この日は歴代最高のライブが出来たと思う。

今回ツアーのテーマソング、故)加賀八朗作「黄金色した憎いヤツ」中国語バージョン「啤酒怪兽]

故人もこの曲が海を越えてダイブとかモッシュとかされることになろうとは思ってもみなかったやろうな(笑)

中国のネットチャート急上昇中!!

今年のサマードラムスクールの課題曲のひとつでもあります。

そしてツアーは次がいよいよ最終日!!天津へと向かふ・・・

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2018年5月27日

布衣春のツアー2018吉林省「長春」

黒竜江省「ハルビン」から吉林省「長春」までは高速鉄道で1時間ほど。

思えばこの全中国に網の目のように張り巡らされた高速鉄道網によってどれだけ便利になったものか・・・

しかし中国!!不便なものはやはりとことん不便(>_<)

まず人知れず(国内のニュースでは全く報道されない)毎日べらぼうな数のテロが起こっていると言われている中国、駅に入る時にも空港と同じようにセキュリティーチェックがある。

そして、手荷物検査のあとに、空港と同じように重量オーバーの検査???

長いツアーでハルビン駅だけ何故か荷物超過で足止め・・・列車やのに重量オーバーって!(◎_◎;) 女性マネージャーがカメラ回しながら「お前何もんじゃ!身分証明書見せろ」と詰め寄る・・・中国人女性怒らせたら怖いよ(笑) 結局9人だから割れば重量OK!!揉め損でした(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

写真は
「おいおいお前らちょっと来い!!重量オーバーの超過料金を払え!!」
と言われてモメている図・・・

列車なのに重量オーバー???・・・
長い間中国で列車の旅をしているが、こんなんは初めてどころか意味ないやろ(>_<)

まあ得てしてこのような不条理なことを一方的に押し付けられるのがここ「事実上の一党独裁体制」である中国である・・・

現代っ子である若いスタッフは猛反発、
女性マネージャーは「キー!!!」

だいたいにして中国人女性を怒らせるもんじゃない((((;゚Д゚)))))))

駅員に向かって
「まずお前は何もんかをちゃんと説明しろ!!そして工作証を提示しろ!!」

それを若いスタッフがカメラを回しながら詰め寄るんだから凄まじい!(◎_◎;)

いくら独裁体制だと言えどネットの力は大きく、
プライバシーまで晒されて炎上させられたんじゃたまらない、
駅員も絶対に工作証を出そうとしない。

「どこの誰だかちゃんと言えないような人間の言うことをどうして聞かなきゃなんないの!!」
ピシャッと女性マネージャー・・・

モメること10分を超え、これ以上モメてたら列車に乗り遅れてしまうので、
「じゃあこっちは9人だからね、重量量りましょ、ああ量りましょうとも」

ということで量ったところ160kg。
ひとり20kgの9人で180kgまでOKなので余裕でセーフ!!

しかしこのシステムには穴があって、
ゴロゴロ引きずっている私のリュックだとか手荷物はチェックせず、
スーツケースとかハードケースの器材だけをチェックするので余裕なのである。

後で聞いたら
「この地方だけ駅が金を稼ぎたくてそうしてるんだ」
という話だが、
「上に政策あれば下に対策あり」のこの国で、
こんなザルのような「規則」がいつまで効力を発揮するのかは疑問である・・・


さてこの日は早い列車を取っていたのでてっきり乗り打ちだろうと思ってたら、
なんとライブは翌日でこの日は移動日!(◎_◎;)

ゆっくり休ませて頂いて、夜には会場の下見に行こうというのでついて行った。

もうね、中国のツアーではビールの後が白酒で、
ワインやカクテルが飲めるチャンスってほんとないのよね〜

店の奢りでしこたま飲んで歌って帰りました〜(笑)


この小さなバーでやるのかと思ったら、
壁をぶち抜いて隣に大きなコンサートホールがあり、
まあそうじゃなきゃこの人数は無理じゃわのう・・・



という感じでドラムソロ!!

ライブ終わったら本当はまたこの店でゆっくりカクテルでも飲みたい気分なのだが、
店の人が打ち上げに連れてってくれるというで、考えた末・・・

2018ChangChunWine.JPG

ワインを一本開けてもらい、
ハルビン駅で買ったロシア風味のハルビンソーセージを温めてもらって、
スタッフの片付けが終わるまでひとり飲み\(^o^)/

そのままワインとソーセージの残りを持って打ち上げに向かうのであった〜!!

打ち上げ会場のレストランとかが持ち込みOKな中国最高!!
どれだけで飲んでもライブハウスが必ず酒を奢ってくれる中国最高!!

ツアーはついに残すところ後2本!!瀋陽と天津のみとなりました〜

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布衣春のツアー2018黒竜江省「ハルビン」

山東省「煙台」から遼寧省「大連」に渡って、遼寧省は後の「瀋陽」と一緒に書くとして、とりあえず次の黒竜江省「ハルビン」!!

この布衣のツアーまで、私は福建省とこの黒竜江省だけが行ったことがなかったのですが、これにて中国の全ての省と自治区を制覇!!\(^o^)/

Map20180523.jpg

いや〜それでも日本の方がまだ多いな・・・狭いところにびっしりと・・・

中国の西の方、下の方のラサから上の方ウルムチまでがぽっかりと空いているが、
この辺になるともうチベットの奥地、ウィグル地方の奥地で、ライブハウスなんかありゃんせんが・・・行きたいのう・・・(ワシは冒険家か!!笑)

というわけで、初の黒竜江省!!・・・と言っても、
ツアーとはどこに行っても会場と、ホテルと、メシを食いに行くところしか知らないので、ロシア風情の街並みや名物などには一切触れることなくライブ!!

ドラムソロはまあいいとして、アンコールでは小畑秀光がギターを置いてダイブ!!(◎_◎;)

動画を見ると、最初のダイブは見事撃沈!!(笑)
そのまま男性客の多い中央で仕切り直して見事成功!!

おーい〜帰って来い〜・・・いやいや、別にこの曲はお前おらんでも成り立つからずーっとそっちで遊んどれ(笑)

この会場はビール工場跡地を改造したもので、
なんと「苺ビール」なるものを醸造してるとか・・・

スタッフがもらって楽屋まで持って来てくれた・・・超美味!(◎_◎;)
いや〜このビールを飲むためだけにもう一度ここに来てもええなぁ・・・

打ち上げは近所の串焼き屋に行ったのだが、
そこでLaoWuが変な飲み物を飲んでいる・・・

「面包发酿饮料」・・・つまり「パンを発酵させた飲み物」??!(◎_◎;)

ノンアルコールで、とりあえず飲んでみたのだが・・・
本当にパンの味がする!!!(◎_◎;)

いろんな変わった飲み物があるもんじゃと感心してたらスタッフがこんな飲み物を飲んでいた!!

「珍珍」は「ちんちん」と読むんじゃないですからね!!
中国語では「ZhenZhen」つまり「じぇんじぇん」と読むんですからね!!

じぇんじぇん問題なし!!

・・・お後がよろしいようで〜

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2018年5月25日

ツアーこぼれ話:酒グセ

「なくて七癖」と言うが、酒グセにも色々あるようだ・・・

ある日、メシを食っている時にみんなが、
その場にいないひとりのツアーメンバーの話を深刻な顔をして話している・・・

このツアーメンバーは基本的に酒を飲まない人間が多いのだが、
そいつだけは結構酒を飲む。

昔からよく一緒に飲んでたヤツではあるが、私自身彼のことをそんなに「酒癖が悪い」とは思ったことがない。

ところがそれはどうやら、
私がいつも先に酔い潰れて知らないだけであったようだ・・・

まあ酒グセにも色々ある。

私の場合は悪酔いすると説教を始めるらしく、
昔「団長」というギタリストに散々説教をして、
「二度とあんたとは飲まない」
と宣言されたこともある(笑)

和佐田も時々愚痴っぽくなることがあるし、
二井原はエロくなるし(元々か・・・笑)
橘高は・・・

まあヤツは断酒したからここでは触れないでおこう・・・(笑)

さてこのツアーメンバーのひとり、
全中国各地に友達がいるらしく、着いたら地元の仲間と飲み歩いている。

残りのメンバーはそこで深酒して帰って来てからの彼の「酒癖」を心配しているのだ・・・

私なんかは酔っ払うと「眠い」とか「しんどい」とかになってすぐ寝てしまうのでよいが、こいつの場合はそこからが長い(>_<)

もう自分では全く覚えてなく延々と飲み続けるのだから、
酒代が勿体無いから「もう飲むな」という感じである。

そしてこいつの酒グセ・・・どこにでも小便をするのである!(◎_◎;)

ある時は人のライブを見に行って、
ソファーにどっかと座ったまま酔っ払って、
そのままソファーの上でイチモツを取り出してジョーっとやったり!(◎_◎;)

今回のツアーではホテルに帰ってからベットの上でジョーっとやったり(>_<)
ひどい時には同部屋の身体にジョーっとぶっかけたり!(◎_◎;)

それはそれはもう大変らしい・・・

一度などペットボトルの中にジョーっとやって
(それならいいではないか・・・笑)
朝起きたら例によって全く何も覚えてないから起き抜けにそれを飲んでオエーっとなったり・・・
(まあそれなら誰にも迷惑をかけてないからいいか・・・笑)

「トイレ行けよ」と突っ込みたいところだが、
それが出来ないのがまた「酒グセ」である・・・

座長のLaoWuは大変である。
「わかったよ、俺からよく言っとくから」

ツアー中のライブハウスででもジョーっとやられたら、
それは「バンド」のせいになるのだ。

全国のライブハウスにその噂は瞬く間に広まる。
「布衣が来たんだけどさぁ・・・」

そうならないうちに釘を刺しとこうということである。

それを聞いてから私は彼に酒を勧めるのをやめたが、
見れば本人も座長からクギを刺されて大人しくなっているのか、何となくセーブしてるような気もする・・・

しかしそれが続かないのも「酒飲み」の習性である・・・

ツアーもあと3本!!
開放感から「今日は飲もう」という雰囲気になって来ることは重々考えられる。

無事にツアーが終わりますように・・・(笑)

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2018年5月20日

布衣春のツアー2018山東省その2

さて、済南駅を降りたらダッシュで走って、日照駅までの鈍行に間に合うか!!?
いっぱいの器材を抱えてデッキで待機する御一行・・・

駅員さんに
「乗り換えホームはどこ?近いの?」
と聞いてもよくわからない。

席なしで乗車しているおじさんが、
「ホームは近いけどねぇ・・・」
と知った顔・・・

「間に合わねえよ」

話好きの中国人は何でもずけずけとモノを言うので、
デッキの降り口付近ではさながら「討論会」である(笑)

「無理だ!!やっぱもうひとつ向こうの駅で降りよう!!」
LaoWoがそう判断してWeChatでみんなに連絡を回す。

降りてダッシュするつもりで待ち構えているスタッフも全員器材を置いて席に戻る。

当初の計画通り、次の「曲阜東」駅で降りて、
タクシーで「曲阜」駅まで走って、
乗れなかった日照行きの列車を待ち伏せするという作戦を遂行する。

いざやってみると実際は時間的には余裕!!
そやから言うたやろ〜(笑)

QuFuStation.JPG

駅ちっちゃ!!(笑)

QuFuHaragonashi.JPG

駅前で名物らしい中華クレープで腹ごなし、待合室へ入る・・・

済南駅で乗り換えられず、次の曲阜東駅まで行ってそこからタクシーで乗るはずの列車が停まる曲阜駅まで来て間に合った〜!\(^o^)/駅ちっちゃ!(笑) ここは孔子の故郷やと!(◎_◎;) 「子曰く」から始まる有名なお言葉がいっぱい書かれているがさすがに原文は難し過ぎてわからん(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

至る所に「子曰く」で始まる「論語」の原文が貼られているが、
聞くところによるとこの街は孔子の生まれ故郷なんだと・・・!(◎_◎;)

今度はゆっくり旅行で来たいもんじゃのう・・・
(田舎過ぎてさすがにライブハウスはないやろ・・・(笑))

待合室では小畑が切符を取り出して不思議そうな顔してスタッフに身振り手振りで何やら質問をしている・・・

あ、こいつだけ今何が起こっているのかわかってないのね(笑)

すまんすまん、よーしーずがいたら逐一説明してくれただろうが、
ずーっと中国語で話してて小畑に説明すんの忘れてた(>_<)

まあこういうこと(このブログ後半)ですよと説明してやっと納得(笑)

中国の鈍行列車は
「软卧(コンパートメント寝台)」
「硬卧(普通寝台)」
「软座(グリーン席)」
「硬座(普通座席)」
「无座(席なし)」
に分かれていて、
今回は昼間の移動なのだけれども「硬卧(普通寝台)」を取ってくれている!(◎_◎;)

曲阜から日照までの寝台車 - Spherical Image - RICOH THETA

6人部屋・・・知らないおっさんも一緒だけど取り敢えず横になったらすぐこてん・・・
5時間熟睡したらもう終点の日照でした〜

いや〜遠かった(涙)・・・いや距離じゃなく一番大変な移動やったな・・・ 日照って素敵な名前やのに雨(>_<) 海沿いなので海鮮なう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

「日照」という素敵な名前なのにあいにくの雨(>_<)
海沿いなので海鮮を頂いてまたこてん・・・

ライブハウスはホテルの斜め前という絶好のロケーション!!
しかしこのライブハウスも暑かった〜(>_<)

いっぱい汗をかいたので冷たいビールを飲みたいところなのだが、
昼間っから気になっていたホテルの隣のお店!!

打ち上げはここしかないでしょう!!
ということで何故日本人こんなにこの店にこだわるのか全く理解出来ない中国人を説得してここで打ち上げ!!

次の日はお隣の临沂(LinYi)へ向かふ・・・

去年の中国でのサマードラムスクールを行った場所である。

次のツアー先「临沂」へごー!! 高速鉄道が通ってないので鈍行ですが1時間半でも敢えて寝台車!!・・・楽しい(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

寝台車で食すインスタントラーメンは格別なのだ〜

寝台車で食うインスタントラーメンは格別なのです!! ほんとならビールも欲しいところだけど乗り打ちで本番だから我慢・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

瀬戸大橋がまだ出来てなかった頃の宇高連絡船で食す「うどん」と同じやね・・・(笑)


さて、
「今日やるライブハウスは昔院子に住んでたWenZi(ウェンズ)の店だよ」
と言われていたのだが誰だか全く思い出せない・・・

しかし会ってみると「あ、こいつか!!」と一瞬で思い出した。

LinYiWenZi.jpg

ステージ裏には簡単なレコーディングスタジオも作られていて、
その入り口にはワシの写真が貼られていた・・・

LinYiWenZiStudio.jpg

いや〜嬉しいねぇ・・・昔貧民街で一緒に暮らしてた連中がこうやって地元に帰って一国一城の主となって、
今一緒に廻っているエンジニアの海龍もそうだが、
こうやってお互いの「縁」が切れずにまた何かで一緒になれるというのは非常に嬉しいことである・・・

けどなぁ、WenZi、ひと言だけ言わせてもらってもええか〜
「アンダーグラウンドなのはええけど、掃除ぐらいせぇよ!!(笑)」

この日のドラムソロ!!

そしてこのまま夜中の1時半発の夜行列車に乗って次のツアー先「煙台」に向かうのだが・・・

今日のライブハウスは昔一緒に院子で暮らしてた仲間が開いた店だった!(◎_◎;) 積もる話もマウンテンなのだが、1時半の夜汽車で煙台に向かわねばならん(>_<) 1時間だけ打ち上げなう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

1時間しか時間ないけど打ち上げ!!(笑)

寝台車は「软卧(コンパートメント寝台)」の4人部屋なのだが、
部屋割りでずーっと揉めている・・・

「デブほどイビキがうるさい」と言うが、
「幸福三大人」と呼ばれているこの3人は同じ部屋に放り込まれるとして、
あとひとり誰もその部屋に入りたくないのだ(笑)

無理やり2軍ベースの亀仙が押し込まれて、
「早く寝たもん勝ち!!」
のバトルが始まる・・・(笑)

次のツアー先「煙台」まで6時間半の夜行列車〜 「幸福三大人」と呼ばれてるイビキの大きい3人が同じ部屋に押し込まれ、今日は睡眠を賭けた命がけの戦いが始まります!!(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

まあバトルの結果は・・・着いた瞬間のこの表情で想像してみて下さい(笑)

煙台着いた〜\(^o^)/ 誰が一番寝れたかはその表情にて(笑) やっぱ鈍行の旅は風情があるな・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この一連のドキュメンタリー映像〜

「煙台(YanTai)」は渤海に面した素敵な港町。

そこで見つけた素敵な名前のギターショップ!!

YanTaiMetalGuitar.JPG

入らんかったけど(笑)

去年のツアーでは海が見える小さなライブハウスで、
100人ぐらいしかキャパがないのに200人客が来て、
結局100人ぐらいはライブを見れなかったそうなのだが、
そこがリニュアルオープンして立派なコンサートホールに!(◎_◎;)

クーラーも効いていて、久しぶりに冷静なドラムソロ(笑)

さて一行は今から渤海を越えて遼寧省大連へと向かふ・・・

YanTaiDaLianMap.PNG

「大連のこの小屋は歴代3番目に暑い小屋ですからね」
とスタッフは言うが・・・はてさてどんなことになりますやら・・・

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2018年5月17日

布衣春のツアー2018山東省その1

河南省安陽から山東省済南までの移動・・・

2018GoToJiNan.jpg

安阳东站-石家庄站G1952
14:19-15:28
石家庄站-济南站D1625
16:35-19:12

直通の新幹線がないので河北省の石家庄で乗り換え!!

日本だと新幹線は行けばすぐ乗れるし、
空港のようなセキュリティーチェックはないし、
飛行機のように2時間前に行って待っとかねばならんこともないが、
中国ではやっぱ早めに駅に行くので大変なのよねぇ・・・(>_<)

一日がかりで山東省の省都、済南まで移動!!
そこから重い荷物を分担してタクシーでホテルまで着いた頃にはもうヘトヘト・・・

ホテルの隣の「老板恋上鱼(社長が魚に恋をした)」という店の名前に惹かれて入ってみました〜

河南省安陽から山東省済南まで移動してメシ!! ホテルの隣の「老板恋上鱼(社長が魚に恋をした)」という店の名前に惹かれて入ってみました〜 - Spherical Image - RICOH THETA

済南のライブハウス「班卓」は暑かったぁ(>_<)

もともとは普通のバーなのだが、
椅子とテーブルを片付けてそこに詰め込めるだけ詰め込むのだからこんな状態になる!(◎_◎;)

雪崩のように人垣が崩れて、圧死者が出ないかとマジで心配しながら叩く!!
この日のドラムソロ!!

ライブハウスというよりはバーなのだから電源もしっかりしてないわけだから、
アンコールが始まった途端に停電(>_<)

その模様がすぐにネットにアップされている・・・こちら

実はこれが結構劇的だったのよね・・・
映像は電源復帰したら終わっているけど、
このあとすぐにバラードに入ったのが涙もん!!

やっと初日が出たな・・・(笑)

ちなみに客が狂喜乱舞しているこの曲
昔院子でLaoWuが「流氓歌曲(不良の歌)」だよと言って歌ってくれた曲。


罗马表(ローレックス)

我的女朋友,她的条件高她要一块罗马表
(俺の彼女、要求が厳しくてローレックスが欲しいと)
我是个穷光蛋,怎能买的起买的起
(俺なんてクソ貧乏なんだから買えるはずがない)

我去偷钱包,被人抓住了,她在一旁哈哈笑
(しゃーないから人の金盗んだ、捕まった、彼女がハハハと笑った)
笑你妈了个B,都是为了你为了你
(何笑うかこの腐れマ○コ!全部お前のためやないかい!!)

我的男朋友,他的条件高,他要胸大屁股翘
(私の彼氏、要求が厳しくて巨乳で魅惑のお尻)
我的小机场,怎能满足他满足他。
(わたしゃ胸が滑走路だし満足させられないわ)

我去做隆胸,手术失败了,他在一旁哈哈笑
(豊胸手術、失敗、彼がハハハと笑った)
笑你妈了个B,都是为了你为了你
(何笑うかこの腐れマ○コ!全部あんたのためやないかい!!)


これを初めて聞いた時に
「いいね、レコードにしようぜ」
と言ったのだが、
「こんな詞、発売出きるわけないだろ」
と言うので、
「"B"の部分だけ"ピー"って音入れて隠しちゃえばいいよ」
と助言、
さすがにわざわざレコーディングするのは恥ずかしい(情けない)のか、
ライブバージョンに「ピー」入れて発売したら、
このおアホな曲が彼らの代表曲になってしまった(笑)

ちなみに「B」は女性器の蔑称(つまり「おマ○コ」)という意味で、
ライブではここでブレイクになり、客が全員でこれを叫ぶのが可笑しくてたまらない(笑)

まあ全国どこに行ってもこのどうでもいいおアホな曲(笑)が求められるわけだが、
それでもちゃんとバラードでライブを締めて、客がペンライト代わりの携帯のライトを振ってバラード大合唱するのは「大物バンド」の風格がある・・・

打ち上げはお決まりの串焼き!!

山東省済南暑かった〜(>_<) 途中停電して客が大合唱感激したなぁ〜・・・ 初日が出たので打ち上げなう〜\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA


次の日の青島は「ここは2番目に暑い小屋だよ」と言われていたが、
面積が3分の1しかないのに同じ数の客を詰め込むんだから暑いに決まっている(>_<)

朦朧としながらドラムソロ!!

ちなみにはっつぁんの忘れ形見「黄金色した憎いヤツ」や、
英樹さんの忘れ形見「Star」なんかも演奏してます。


次の日はまた初めての土地「潍坊(WeiFang)」、
もうね、読み方がわからんのでいちいち辞書引かないかん(>_<)

ここの会場のステージ反対側には大きなプロジェクターがふたつあって、
そこでずーっとセクシーな映像を流してるのよね・・・
気が散って集中出来ん!!(>_<)

煩悩に負けずにドラムソロ!!

次の日は移動日なのだが移動せずにここでOFF!!
その次の日に乗り打ちした方が楽だという判断なのだろう・・・

淄博(ZiBo)という街にはPearlドラムの活動何度か来たことがある。

ここでもバシっとキメて、さて次の場所「日照(RiZhao)」に移動・・・
ところがこれが大変だった(>_<)

この「日照」という街、名前が素敵なので覚えていたのだが、
以前「连云港」から「青島」までの移動の時、バスで通ったところである。

つまりこの「日照」あたりには高速鉄道が通ってないのである(>_<)

淄博(ZiBo)からだとまず済南(JiNan)に出て、
そこから鈍行に乗り換えて5時間かけてゆくこととなる・・・

ところが前の日からの大雨のせいか、
淄博(ZiBo)駅に着いたら列車が遅れている!(◎_◎;)

列車が遅れたため済南での乗り換えが間に合わないことが確定して途方に暮れるご一行なう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

19分遅れのうちはまだ
「乗り換え時間7分だぞ、済南着いたら走るぞ!!」
などと言っていたのだが、もう24分遅れになったら無理である(>_<)

代替え案を色々考える・・・
ワシとしては、以前通ったことのあるルート、
「青島まで行ってバスで日照」
というのを推していたが、
それだと済南行きとは反対方向の列車に乗らねばならぬ。

スタッフが調べたところによると、
同じ列車で済南で降りずに、
次の「曲阜東」で降りて、
ワシらが乗れなかった列車が「曲阜」に着くのを待ち伏せしてれば乗れるのではということになった。

つまり、

ワシらが乗るはずだった列車は、16:28にワシらを置いて済南を出発するが、
18:43には曲阜という駅を通る。

一方ワシらが今乗っている新幹線は、

予定通りだと16:06に済南に着くところ、24分遅れなので16:30着、
乗り換えには間に合わない。
ところがこのまま乗ってると予定時刻で16:47、24分遅れでも17:11には済南の次の曲阜东駅に着く。

問題は曲阜东から曲阜までこのいっぱいの機材を抱えてタクシーで走って間に合うのか・・・

と思ったら新幹線って「高速鉄道」というぐらいで偉大なや、
1時間半以上の余裕があるということでこの方法を選択!!\(^o^)/

のんびりと新幹線に座っていたのだが、
済南駅が近づいて来るとLaoWuが突然こう言い出した。

「乗り換え時間8分あるぞ!!間に合うぞ!!降りろ!!」

おーい!!絶対間に合わんし!!このまま乗っとこうよう〜(涙)

はてさて御一行は無事に日照まで辿り着けるのだろうか・・・続編に続く・・・

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2018年5月14日

ツアーこぼれ話:洗濯との戦い2

今日は移動日やと思とったら移動せずにオフなんやと!(◎_◎;)

毎日ライブか移動か何かあるより、明日乗り打ちでライブやった方が楽だということらしい・・・
まあええけど・・・ほな洗濯!!

中山さんからタイで譲ってもらったハンディーセコが大活躍!!

汗だくのまま一晩放置すると雑菌が増殖して雑巾化するので、
やっぱその日に洗って干すってのは大事やな!!

バッテリー駆動ではなくUSB電源なのは、中国の航空会社がバッテリーの持ち込みを制限してるので私としては助かるが、
部屋にUPS電源がないと、出かけてる間は電源が切れて回らないということになるので、その場合はパソコンのUSB出力から電源を取る!!

この部屋のようにシャンデリアがあったりすると吊るすところに困らないが、
通常のホテルはなかなか吊るすところがないのよねぇ・・・

窓際のクーラーの吹き出し口に吊るしてカーテンを直撃しながら回す!!

洗濯しない小畑は、本人は全く気にしないのだが、周りが大迷惑だということでよーしーずがついにGパンを洗ってやったそうだ・・・

洋服掛けが設置されてるホテルもあるが、
やっぱ壁掃除をしながら回すことになる(>_<)

Tシャツだけなら十分回るので

Tシャツが乾いてからタオルを回す!!

両方回すとやっぱ壁掃除(>_<)

今日はパンツも洗った!!

ツアーもぼちぼち30本にさしかかろうとして来ると、
「洗濯物を出さない」
という技を習得して来る。

老人介護の精神で(笑)ワシはひとり部屋なので、
基本部屋の中では素っ裸!!

これが一番洗濯物を出さないいい方法である!!

中国人は「健康のため」という理由で寝る時も素っ裸で寝る人間が多いが、
Tシャツを着て寝るとそのぶん洗濯物が増えるので、
洗濯との戦いにおいては「いつも素っ裸」これに限ると思う・・・

あと、ステージ衣装のズボンはもうタイで買った海パン!!
パンツを履かないので洗濯物が増えない上に、乾きが格段に早い!!

あと靴下はもうドラムシューズと共にツインペダルのケースに入れて、ドラムを叩く時にしか履かない!!

普段はタイで買ったサンダルです〜
これで靴下洗う回数も格段に減る・・・

中国ツアーもあと9本!!
洗濯物は極めた感がある・・・(笑)

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2018年5月11日

布衣春のツアー2018河南省

南昌ではステージが死ぬほど暑かったのだが、
「明日の鄭州はもっと暑いよ」
と言われていたので扇風機を用意してもらった。

扇風機って髪の毛が揺れて顔にかかったりしてどうも慣れないのよねぇ・・・
「暑いのには慣れてるが扇風機には慣れてない」
などとかっこいいことを抜かしているレベルではなさそうなので、
とりあえずなるだけ顔の正面に来るように置いて、
リハの時から「弱」で回していたのだが、
もう本番になると「強」にしても来る風は「熱風」で全く役に立たん(>_<)

前回の南昌からツアーメンバーに加わった刺青だらけの2軍ベーシスト(笑)の亀仙(GuiXian)、
よーしずがベース弾いてる時には「コーラス」としてステージに上がって、サイン会の時にも5人でサインしている・・・

手持ち無沙汰なのかコーラスのない部分では小さなシェイカーを振っておる・・・
絶対にシェイカーの音など聞こえんのにな(笑)

昔「カラバオ」というタイの有名バンドが来日した時、
同じようにコーラスだけしてるメンバーとかカウベルだけ叩いてるメンバーとか、
いわゆる「あまり役に立たない」(笑)メンバーがいるのを不思議に思った。

後にインタビューした時に、彼らは一緒にコミューンを作って暮らしているということで、
「暇だろ?じゃあおいでよ。ステージでカウベルでも叩いてりゃいい」
みたいな感じだったのだろう(笑)

当時はそういうのに大きな違和感を抱いてた私だが、
今になると、昔院子で一緒に暮らしていたこいつなんかに、
「ヒマだろ?ステージ上がってシェイカーと頭でも振っとけ」
というのがよく理解出来るようになった(笑)

しかしいくらヒマだからといってお前だけステージでビール飲むな!!(笑)

朦朧としながらドラムソロ!!

打ち上げは毛肚火锅食って冷たいビールで生きてることを確認・・・

次の街、新郷へ向かふ〜

一行は次の遠征先「新郷」へ!! - Spherical Image - RICOH THETA

ここのライブハウスも鄭州ほどではないがそこそこ暑かった・・・

ライブ終わってサイン即売会に会場に出て行ったら、
床が湿気でヌルヌルになってて滑って転びそうになってたんだから相当なもんである(>_<)

人間「慣れ」って恐ろしいな。
鄭州があるからもうこのぐらいでは「暑い」と感じない(笑)

余裕でドラムソロ!!

珠海で初めてソロで叩けるようになった32分バスドラフレーズが自然と出て来るようになった!(◎_◎;)

やっぱ朦朧って大事やな(笑)

実はこの日のライブでは3曲目にLaoWuのギターの弦が切れ、
「弦切れたから」
と言って私に目配せしてステージを降りてゆく・・・

ワシに言われたって・・・
と思いつつ小畑に
「ギターソロやれ!!」
と指示して、いつもアンコールでやるギターソロの部分をここでやらせたので、
しゃーないなぁ・・・アンコールはドラムソロから始まることとなる。

これ・・・疲れるのよね(笑)

この動画はもう中国では何十万回再生されてるらしい!(◎_◎;)
まあ中国ではこのテの体力系プロレス技ドラムソロ(笑)をやるドラマーはおらんからな・・・再生回数100万回を超えると思われ・・・(笑)

さて新郷終わって、次の日に次の場所「安陽」への移動日、
そしてその次の日は現地オフ!!

たっぷり休めるのよ〜\(^o^)/

ブログ書いたりサマドラのPV作ってアップしたり、気分転換に街をぶらぶら・・・
いい感じの「田舎街」で、今の北京が失くしてしまった30年近く前の北京の感じがして懐かし・・・

2018AnYang1.jpg

2018AnYang2.jpg

そんな中でライブ当日にこんな看板!(◎_◎;)

「社長が布衣のライブを見に行くので今日は営業しません」ってwww

実はこの街のライブハウス、新しく出来たとこっつうか「今作ってる」ライブハウスで、前日の段階では「まだ出来てない」とのこと!(◎_◎;)

心配なのでスタッフと一緒に早めに小屋入りする・・・

今日の小屋は今日のライブが「こけら落とし」やと。 昨日の段階で「まだ出来とらん」と!(◎_◎;) 心配なのでスタッフと一緒に入ったのだが出来とるような出来とらんような・・・(笑) まあ音が出て客さえ来れば・・・ってかまだ出来とらん小屋に客が来るの? ファンはネットで調べて来るんやと!(◎_◎;) つまりこのバンドは小屋の客がいなくても全部バンドの客なんやと!(◎_◎;) そりゃ毎回小屋の人によくしてくれるわけや・・・凄いのう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

出来とるような出来てないような・・・(笑)

まあ音がちゃんと出て見に来る客さえいればライブは出来る!!
・・・と思いつつも、看板もないまだ営業もしてないライブハウスに客がどうやって集まって来んの?!(◎_◎;)・・・

聞けばファンはネットなどで調べて集まって来るんだと・・・
その話を聞いてこのライブハウスのことを思い出した。

警察といたちごっこで、オープンしては国家権力に潰され、
また場所を変えてはゲリラ的にオープンする・・・
そんな重慶のライブハウスを思い出したのだ・・・

蓋を開けてみたら、どこから調べてやって来たのか小屋はほぼ満杯!!

イエイ〜!!まだ開店したばかりの看板もないただの地下室にいっぱい集まって来とるぞい!! - Spherical Image - RICOH THETA

打ち上げは小屋の人たちと一緒に鍋!!

BuYiAnYang2018Uchiage.jpg

・・・と思ったらこの小屋のオーナーは地元でバンドやってるメンバーで、
この鍋屋はそのバンドで経営しとるんやと!(◎_◎;)

なるほど小屋には刺青だらけのスタッフばっかりやったはずや・・・(納得)

ちなみに調理師はバンドのドラマー(笑)
本職は西洋料理らしいが、地元に帰って来て、
バンドで鍋屋をやることになって中華に職替えしたらしい・・・

ちなみにこのバンドのメンバーもみんな亜州鼓魂を持っていると言う・・・

ここからは想像だが・・・

学生の頃(おそらく中学校の頃)、亜州鼓魂など中国ロックのアルバムを聞いて、
「おい、俺たちもバンドやろうぜ!!」とバンドを結成!!
「こんな田舎でやっててもダメだ、俺は都会に出る!!」と言ってバンド解散
都会に出て西洋料理屋で働くドラマー
「やっぱ都会はダメ(>_<)故郷に帰るよ・・・」
「帰って来たか、じゃあまた一緒にバンドやろうぜ!!」
「バンドはいいけどさぁ・・・どうやって食っていくんだよ」
「バンドで金出して鍋屋やろうぜ!!お前コックやれ!!」
店は順調に繁盛・・・でもバンドは田舎街には演奏場所がない
「おい、店も軌道に乗ったし、今度はライブハウスやろうぜ!!」
「いいなぁそれ、地元のミュージックシーンにも貢献出来るしな」
「おう、何より俺たちの演奏場所が出来るじゃないか!!」
「やろう!!やろう!!」
「こけら落としにはあの布衣楽隊が決まったぞ!!」
「すげー!!」
「それまでにはちゃんとオープンしなきゃのう・・・」
「んだんだ」
「機材ってどんなの揃えればいいんだ?」
「お前ギタリストなんだからお前やれ!!」
「なんでやねん?!」
「お前だけエフェクターとか色んな機材使ってるやん!!お前やれ!!」
「んぎゃ」
「一番大切な公安とのコネはどうする?!」
「重慶のライブハウスはそれが出来んで転々としてたらしいからのう」
「お前調理師なんだからお前やれ!!」
「なんでやねん?!」
「政府発行の調理師免許持ってんのお前だけなんやからお前なら出来る!!」
「調理師免許と関係ないやん(>_<)」
「おいおい、聞いたか?」
「何やねん」
「今度の布衣のドラマー誰やと思う?」
「誰やねん」
「あのFunkyさんらしいぞ」
「まぢか!(◎_◎;)」
「こりゃドラムセットも新品買っとかないかんのう・・・」
「もう安陽に入ってるらしいぞ」
「まぢか!(◎_◎;)ご飯でもご馳走せないかんやん・・・」
「無理(>_<)!!そんなヒマない」
「そやなぁ・・・メシはなくてもライブは出来るけど小屋が出来てなかったらライブは出来んもんなぁ・・・
「んだんだ」
「ふう・・・当日になってやっと形になったのう・・・」
「店の看板って誰がやるはずやったん?誰も作ってないやん」
「え?!!看板ないのん?客来るん?・・・」
「さぁ・・・」

まあ全くの想像なのだがきっとこんな感じだろうと・・・(笑)

みんな、ライブハウスやるのも鍋屋やるのも、
何よりこうしてバンドをやり続けるのも大変やと思うけど、
次にこの街に来た時にも店は潰れず(笑)、
鍋屋もバンドも健在で、一緒に対バンでライブでも出来たらええな。

河南省の皆さま、色々お世話になりました。
ツアーも残すところあと12本!!

北上して山東省へと向かふ!!

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2018年5月 9日

布衣春のツアー2018江西省「南昌」

タイはバンコクからツアー後半のスタート地「南昌」空港に降り立った。

航空会社は上海の「春秋航空」、
当然ながら乗客は中国人が多く、バンコクのカウンターでも中国語を喋れるタイ人のスタッフが大勢の中国人客の対応に追われていたが、
南昌空港に降りてびっくりしたのは、
なんと外国人客はどうやら私ひとりだけしかいなかったようだ!(◎_◎;)

空港係員が私を見つけ、
最初は人相風体が悪いので調べられてるのかと思ったが、
「中国語話せますか?」
から始まって、丁重に入国カードの書き方を説明してくれる!(◎_◎;)

書き終わったらまた丁重にイミグレまで連れて行ってくれて、
長蛇の列で並んでいる中国人を蹴散らして私を一番前に並ばせ、
そこを臨時の「外国人専用レーン」にしてくれた!(◎_◎;)

久しぶりやなぁ・・・中国で「外国人で得したこと」なんて・・・(笑)

「タイ人の乗客はいないの?」
などと思ってはみたのだが、
「タイ人にとってはこんな中国のマイナーな街・・・」
などと勝手に考えて納得していた・・・

ところがこの「南昌」という街は、実は中国人にとっては非常に有名な街であるらしい!(◎_◎;)

後半ツアーの2軍ベーシスト(笑)である亀仙(GuiXian)のSNSでの書き込みを見てびっくりした。

「到了革命摇滚之乡(ロックの革命の郷に着いた)」

「ここって何かロックの革命の地なの?」
亀仙(GuiXian)に聞いてみると、
まあロックとは関係はないのだが、共産党軍が蜂起した革命の地であることからそのように投稿したということだ!(◎_◎;)

Wikipedia「南昌蜂起」

中国ロックに携わるものにとって、
毛沢東が行なった「革命」とロックを例えて言うことはよくあることである。

例えば中国ロックの創始者「崔健(CuiJIan)」は
「新长征路上的摇滚」という曲で、
毛沢東の「長征」をロックに例えて共産党から大きな反感を買った。

別に毛沢東を茶化しているわけでもなんでもない。
彼は心底、建国の父毛沢東を尊敬してやまないのだ。
(今の共産党をどう思っているのかは別にして)

亀仙(GuiXian)の「到了革命摇滚之乡」という書き込みがずーっと頭に残っていたのだが、
次の日、ここのライブハウス「黒鉄現場」に着いて、私にとっても「ロック」な出来事が起こる・・・


布衣は自らのPAシステムを持ち歩いてツアーをしているので、
スタッフはメンバーよりも早く会場に入って色々セッティングをする。

私はドラムのチューニングがあるのでメンバーより早く会場に入るのだが、
ここではホテルが会場から遠くタクシーを使わねばならないということで、
スタッフのタクシーに一緒に乗り込んでスタッフと一緒に会場入りした。

会場では地元のバンドがリハーサルをしていて、
リハが終わって私のところにすっ飛んで来て恐縮しているので、
「いやこっちがちょっと早く着いただけだから」
などとなだめる。

そしてこんなものを私に差し出してサインを求めるのだ。

96年に中国で発売した私のソロアルバム「亜州鼓魂」のカセットとCD、
そして香港版の「北京の夏」!(◎_◎;)


まずこの「北京の夏」の話からしよう・・・
講談社から発売されたこの漫画は、「天安門にロックが響く」という私の小説を原作として漫画化された。

これは90年にひょんなことから北京に行った私が、
偶然、当時アンダーグランドな活動を余儀なくされていた中国のロックバンド「黒豹」のライブを見たことから始まる。

「中国で本物のロックを見つけた!!」
興奮した私は、インターネットもなかったその時代、
そのレポートを毎日国際ファックスで当時の所属事務所に送りつけていたが、
事務所はそれを全部無視したことにより事務所との確執が始まってゆく・・・
(その辺のことは自叙伝にもこのブログにも書かれています)

ちょっと「気が狂った」ような状態になってた私は、
それこそ本当に狂っているかの如くこの中国ロックの物語を小説に書いた。

ところが当時、私がプロデュースするとある企画でのミーティングの席で、
事務所のトップが私にこんなことを発言した。

「その企画なぁ。桑田はダメだけどバックバンドのメンバーだったら自由に使ってもいいぞ」

そのような事務所である、
爆風スランプの中での私の立場なども推して知るべしであろう・・・

こんな小説など誰も興味を持つはずもない。
私は自分で日本の出版社を訪ねて廻って、
自分の力だけでやっとこの小説が出版されることになったのだ。

この漫画は台湾と香港では中国語に直されて発売されたが、
天安門事件」を扱っているのでもちろん中国大陸では発売されるはずもない。

香港の映画監督「ウォン・カーウァイ」がこのストーリーを映画化しようという話もあったが、
もちろん中国政府がそれを許すはずもなくその企画はお蔵入りしたと聞く・・・

そんな中、子供が生まれたばかりの前の嫁(中国人)の世話をするために、
そのご両親(もちろん中国人)が日本に来ていて偶然この本のことを知った。

それはそれはもの凄い剣幕で私を説教したことを覚えている。

「中国で絶対にやってはいけないことがふたつある。ひとつは黄(色ごと)、もうひとつは政治(政府批判)」
新しく家族になった人間がそんなことをしたら、
一族郎等とんでもない目に遭わされるかわからない。
殺されるかも知れないんだぞ、と・・・

ところがこの南昌のライブハウスには、
そんな「危険な(笑)」本がこうして私の目の前に置かれている。

地元の若いバンドのメンバーだと思ってた彼は、実はこのライブハウスのオーナーだった・・・

聞けばこのライブハウスももう20年近くの歴史があるライブハウスらしい・・・

この「革命の地」で生まれ育ったであろう彼が、
どういう経緯かでこの「危険な書(笑)」を手に入れ、
そして「ロック」という、中国共産党が決して歓迎しなかった音楽を愛し、
こうして地元のバンドに場所を提供してリハーサルをさせている・・・


そしてこの「亜州鼓魂」・・・

当時は中国ではCDなどなかった時代だったのでカセット。
しかも文字通り「擦り切れるまで聴いた」がごとくボロボロである(感涙)・・・

このアルバムに関しても日本でのエピソードがある。

所属事務所のもうひとりのトップとのミーティング・・・
それは私の個人活動に関するミーティングだったのだが、
その人は私にこうはっきりと告げた。

「我が社は爆風スランプの末吉くんとビジネスをしたいのであって、末吉くんの個人活動には興味がない(キッパリ)」

仕方がないので個人活動は自分の力だけでやるしかないのだが、
それがどんどんと大きくなって来てしまうのだから事務所としても困ってしまう・・・

そんな契約をした記憶はないのだが(笑)、
私個人も実は爆風スランプの所属レコード会社にがんじがらめに縛られていたらしい・・・

つまりソロアルバムを出すならそのレコード会社以外からは無理なのだ。

事務所との距離がどんどん離れていっている私のことを慮ってくれて、
事務所はそのレコード会社の幹部クラスとのミーティングをセッティングしてくれた。

「で、どんなアルバムを作りたいのだね?」
日本を代表する大手レコード会社の幹部が私にそう質問する。

「Jazzと中国ロック」
こう答えた私に対して幹部達は大爆笑した。

「そんなものが何枚売れると言うのだね?」

そしてこんな言葉で会議は終わった。
「50万枚も売れないアルバムをどうして当社が出さなくてはならないのかね?」

大笑いされた私のアルバムは、
結局所属事務所のライバル会社が持つレーベルから発売され、
結果中国ロックのバイブルとなる一枚となってゆく・・・

このツアーを一緒に廻っているボーカルのLaoWuは、
当時高校生だった頃このアルバムが欲しくてたまらない。

学生なので金がない、だけどこのアルバムを買いたい。
彼が思いついたのは献血をしてお金をもらう。
つまり「血を売る」ことだった(笑)

でもまだ若いのでまともに行ったのでは血を買ってくれない。

考えた彼は大人の身分証明書を借りて、
その人になりすまして血を売ったのだそうだ。

「え?お前写真より若いなぁ?顔もちょっと違ってないか?」(笑)

思えばLaoWuよりも若いこのライブハウスのオーナーは、
果たしてどのような思いをしてこのアルバムを手に入れたのだろう・・・

そしてどのような思いでこんなにボロボロになるまで聴き込んだのだろう・・・

そしてこの「革命の地」でライブハウスをやって来たのも並大抵の苦労ではなかったろう・・・


そんな店でのライブ・・・いやぁ〜・・・暑かった(>_<)

もうね、並みの暑さではない(涙)
そんな中でのドラムソロ!!

もうね、終了後は彼と一緒に飲んでいろんな話をしたかったんだけどもう・・・「気絶」(笑)

そのままバタンQ(死語)で次の日は河南省鄭州までの大移動なのであった・・・

今日は江西省南昌から河南省鄭州までの乗り打ち4時間の大移動〜 後半のチケット(の一部)をどさっと渡された〜 失くしたらあかん失くしたらあかん〜(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

どさっと渡された後半の移動の切符(の一部)(笑)

布衣の長征は続く・・・

「ロックの長征」は決して生易しい道のりではない。
あの「崔健(CuiJIan)」がそうであったように、
あの毛沢東がそうであったように、

・・・そして私たちの人生がそうであるように・・・

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2018年5月 4日

ツアーこぼれ話:タイへ脱出!!その2

ハワイのワイキキビーチはサンセットビーチとして有名、
つまり西側に面している海である。

逆にダナンのビーチは海から日が昇る

タイのビーチというと・・・

HuaHinPattaya.PNG

シャム湾を挟んでパタヤビーチがサンセット、
向かいにあるホアヒンはサンライズビーチである。

海から昇る朝日を拝まねばなるまい!!

個人的にはこの仏教とイスラムが同居するこの写真が好きやなぁ〜

世界中の人々が仲良く平和に過ごせますように〜

ざぶん

東に面した海では朝日を拝まねばなりませぬ - Spherical Image - RICOH THETA

日が昇りました〜

そしてメシ!!

足裏をほぐしてからバンコクへ向かいます〜

車内はこんな感じ〜

バンコクまで帰りは列車の旅〜同じ4時間でも行きの乗合バスに比べたら天国です!! - Spherical Image - RICOH THETA

クーラーが効き過ぎて寒い(>_<)

急行なので4時間、鈍行だと6時間なんだけど、
今度はのんびり鈍行でもいいな・・・


さてバンコクに着いたら必ず食べる牡蠣と卵炒め!!

バンコクに来たら必ずこの店の牡蠣と卵炒めを食べます!!このカリカリバージョンは他のどの店にもないのです!! 食い終わったら居酒屋勝行って飲んで空港へ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

この店のパリパリバージョンの卵炒めは、散々色んなところを探したけど他の店にはない!!
「羽根つき餃子」みたいな感じでこのパリパリ感がいいのよねぇ・・・

そして歩いてすぐそばの居酒屋勝チェーン、九州酒場「勝」にていつも頼むアジの南蛮漬け!!

九州酒場「勝」にてアジの南蛮漬け!! - Spherical Image - RICOH THETA

なんかツイート見てやって来た人もいたりして、結局6人で焼酎のボトルを2本空けたようだが、私のフライトは朝5:50、まだまだあるのでもう一軒!!

ゴーゴーバーのひしめくパッポンストリートを横目に見ながら日本人相手の店が多いタニヤにあるメック加藤くんのお店!!

メックのお店、バーウッドボール!! - Spherical Image - RICOH THETA

まだ食うんかい!!・・・って「勝」のもりみっちゃんが出前頼んだんですがワシはもう食えん(>_<)

ここでも散々飲んだがまだ1時・・・
ちょっと早いけど空港行って中国戻ります〜

Posted by ファンキー末吉 at:11:10 | 固定リンク

ツアーこぼれ話:タイへ脱出!!その1

中国では5月1日の労働節に合わせて大型連休がある。

この時期にはイベントが多いので、
バンドとしては突然の出演オファーに対応出来るようにツアースケジュールを空けてあったのだが、結局入らず・・・

結局バンドは4月28日湖南省「長沙」の後、5月4日江西省「南昌」までがぽっかりとOFFとなってしまった。

そこで選択肢!!

1)みんなと同じように旅先でオフ(出費なし)
2)ひとり北京に帰る(1300元)
3)ひとり日本に帰る(4000元)
4)ひとりどこかアジア諸国へ飛ぶ(2000元)

まあ同じところに5日間って無理やわな(>_<)
というわけで、新たな刺激を求めて選択肢4!!

チケットを色々と探してみると、
アジア諸国の中ではバンコクが一番安いのな!(◎_◎;)

おまけに長沙からも南昌からも直行便が出ている!(◎_◎;)!(◎_◎;)

というわけでポチリ!!
その旨をツアーメンバーに伝えてたら2軍ベーシストのDaWeiがこんなことを言う・・・

「だったらFunkyさん、华欣海岸っつうのがむっちゃいいですよ?!」

どこやそれ?というわけでググってみたら・・・
(中国なのでGoogleはブロックされているので百度なのだが)

华欣 (泰国中部海滨小城)

英語名「Hua Hin」ということで、そこから日本語名「ホアヒン」をゲット!!それで再検索する・・・

ホアヒンに初めて行く人が知っておくべき観光地を全て紹介するよ

なんとビーチリゾート地じゃないの!!!(◎_◎;)

バンコクからのルートを色々と探ってみるが、
スワンナプーム空港からは直行バスが出ているのだが、
激安チケットの到着空港は残念ながらドンムアン(>_<)

激安チケットは夜中の1:40着、時間を無駄にしない為にも朝イチのバスを探すと、Morchitバスターミナルから乗合バスが出ているらしい・・・

このサイトでチケットをポチリ!!

始発の朝5時の便なのでとりあえず3時頃まで空港で時間を潰す・・・

さてと・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

海南島では食べられなかった海南鶏飯(タイ語でカオマンガイ)を食してタクシーでバスターミナルへ!!

旅は道連れ、週刊アスキー時代の私の担当者デジタルスナフキン中山さんがこの時期バンコクにいるということで誘ってここで合流!!

開いてる窓口に並んでみるが、
言葉も通じずチケット発券がどうやるのかよくわからない(>_<)

うーむ・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

旅慣れた中山さんがどうやらここらしいということを発見!!

むう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

発券もへったくれもない。
スマホの予約画面を見せたら停まっているバンを指差されてそれに乗るだけ(>_<)

4時間(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

この状態で4時間(>_<)
天国への道には地獄もあるもんなのよ・・・ひたすら耐える!!

途中ガソリン休憩・・・なぜか全員車から降ろされる・・・

あと何キロあと何キロとスマホを眺めながら、ホアヒンの街中に降ろされ、
とりあえずメシ!!!

ホアヒン1食目!! - Spherical Image - RICOH THETA

メシ食ったらさっそくソンテウを拾ってビーチを目指す!!

ビーチへ!! - Spherical Image - RICOH THETA

着いた〜!!!\(^o^)/

着いた〜\(^o^)/ - Spherical Image - RICOH THETA

ホアヒンとは「石の頭」という意味で、
名の通り海岸には大きな石がゴロゴロしているが、
ここを外れれば砂浜のビーチである。

基本的にエンジン付きのモータースポーツが禁止されているので、
代わりにお馬さんがいっぱいいて海岸で乗馬が出来るのがこのビーチの特色である。

2018HuaHinUma.PNG

さっそく宿を探す・・・

理想はビーチ沿いで、
ベランダからそのままビーチに出れるような民宿・・・

・・・ってそんなもんはない!!(>_<)

このビーチ沿いは全て高級リゾートホテルが占有していて、
ダナンのビーチみたいに庶民が誰でもたむろできるような感じではないのだ(>_<)

とりあえずその高級ホテルのビーチで一杯!!

ふう・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

このホテルなども高くてとても手が出ないので、
旅慣れた中山さんに手頃なホテルを探してもらい、
チェックインしてメシ!!

昼メシ!! - Spherical Image - RICOH THETA

ホテルで仮眠した後、バイクを借りて街を探索してみる・・・

バイクを借りて街を探索〜 おっちゃん屋台の火ぃかけたままで運転危のうないか? とか言うてるうちにノーヘルで警察に捕まった(>_<) 誰もヘルメットなんかしてないやん!!・・・罰金500パーツ(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

タイのレンタルバイクはベトナムと同じく「満タン返し」ではなく最初からほとんどガソリンが入ってなく、自分の乗る分だけを入れてそのまま返す・・・

この狭い街で2リッターは入れ過ぎだったかのう・・・

街一番のショッピングモールに着いてバイクを停めるのだが、
さすがはバイク大国、巨大なバイク専用の駐車場!!

さすがはバイク社会!!ショッピングモールには巨大なバイク駐車場があり、規則正しく駐輪されている・・・ 停めた場所を忘れたら二度と自分のバイクにたどり着けない・・・ かく言う私もこの写真を見てやっとたどり着いたのであった(>_<) - Spherical Image - RICOH THETA

一体どこに停めたかわからんなるやろと思ったら本当にわからんなって、
この写真を見て番号を確かめて無事にゲット(笑)

そして帰り道で警察に捕まる(>_<)
バイク乗る人誰もヘルメットなんか被ってないからノーヘルOKやと思てたやろ(涙)

ちょうど警察署の前だったので、
バイクを停めて中に連れて行かれて調書取られて罰金500バーツ(約1500円)。

前回パタヤビーチでも左折禁止がわからずに左折して捕まったけど、
その時は警察官が「罰金よこせ」で1000バーツ払って調書も取ってないので、
あの時はきっと警察官が懐に入れたんやろうな・・・(シミジミ)

夜はナイトマーケットに出かけて行ってそこでメシ!!

夜市は楽し - Spherical Image - RICOH THETA

レストランの店員さんがみんなミャンマーの日焼け止め「タナカ」を塗っているのでもしかしたらと思って聞いてみたらやはりミャンマーからの出稼ぎだった・・・

2018HuaHinTanaka.jpg

この日のトドメは足裏マッサージ!!
60分で1000円足らず!!(◎_◎;)・・・安い・・・

今日のトドメに足裏マッサージなう〜 - Spherical Image - RICOH THETA

次の日の朝飯はホテルで〜タイ式お粥が美味い!!

お粥だった・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

翌日のバンコク行きの切符を買いにホアヒン駅へ〜

改札もなく自由にプラットホームへ行き来できる!(◎_◎;)

ホタヒン滞在2日目〜駅まで明日の切符を買いに来ました〜 改札もなく自由にプラットホームまで行き来出来るし〜 末吉右手に見えるのが王族用待合室、ここは昔王宮の保養地だったのよ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

午後はまたビーチへ向かふ・・・

この日の天気予報は一日雨だったので、
ホテルにこもって一日じゅう仕事かなと思ったのだがピーカン!!(◎_◎;)

しゃーないなぁ・・・

天気予報だと一日中雨だということで今日はホテルに籠って仕事をしようと思ってたのだがしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

昼メシは浜辺の屋台にて〜

2018HuaHinHamabeEating.jpg

夜はステーキ!!

ステーキ!! - Spherical Image - RICOH THETA

翌日へ続く・・・

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2018年4月26日

布衣春のツアー2018広東省

福建省アモイから広東省深センまでの移動は新幹線で4時間。
「移動日があってよかった・・・」
という距離である。

深セン北駅に着いて、私はそのままひとり地下鉄で香港へと渡った。

まあその話はおいおいこぼれ話で書くとして、
次の日の昼に深センに帰って来てそのままサウンドチェック!!

日本でも昔、バスドラ、スネア、ハイハットで叩くリズムばっかり外に出ていて、
タムの音が全然出てなかったりしてたこともあったので、
この叩き方でチェックすると全てのタム、シンバルなどを網羅しているので、
ライブでタムの複合リズムなどを叩いても外音は大丈夫だろうということで、
サウンドチェックではいつもこのようなフレーズを叩く。

通常はタムがひとつ少ないので、
フロアタムの位置にバスドラが入ることになる。

この日はタムはひとつ多かったのだが、
せっかくのPearlの最高級機種なのにヘッドが死んでてチューニングが大変(>_<)

ドラムはやっぱメーカーよりもヘッドやチューニングが大事やなぁ・・・シミジミ・・・

そしてライブ!!
いや〜この日もよう入ったのう・・・

この日のドラムソロ!!


よーしーずはここで日本に入ってしまい、8人旅から7人旅となって広州へ〜

広州では女性歌手のゲストが入るということで、
その話はこちらに書いたのでここでは省略。

いや〜ここもよく入った〜・・・

ライブはこんな感じ〜

この日のドラムソロ

そして珠海へ移動〜
ここは週末の3連チャン乗り打ちである。

それまでは数百人入る巨大な「ライブハウス」だったのだが、
ここの小屋はちょっと小さい酒吧(JiuBa:バーの意)みたいなところ。

でも箱バンの演奏が入っているらしく機材は立派・・・
ドラムもDWの立派なドラムセットで、
ヘッドは見たことないようなヘッドだったが鳴りはバッチシ!!

体調もすこぶる良く、ドラムソロは今まで叩いたことないようなフレーズが自然に出て来た!!!(◎_◎;)

だいたいステージ上で頭真っ白になりながら「ウォー!!」ってな感じで叩いてるのである。
「何を叩こう」などと考えてないのだから、出て来るフレーズは「完全に身体に入っているフレーズ」だけである。

リハとか遊びで叩けてるフレーズなどを意図的に
「今日はこれを叩こう」
などと思っても大概「崩壊」してしまうのが常なので、
このように新しいフレーズがとっさに出て来ることは非常に少ない・・・

\(^o^)/

今日のドラムソロの録画を楽しみにステージを降りたら・・・
「Funkyさん、今日は録画してないんです」
とスタッフ!(◎_◎;)

・・・(>_<)・・・

しゃーないなぁ・・・
もう自然とこのフレーズが出ることもないだろうから、
また自然に身体の中に入ったのが出て来るのを待つしかないなぁ・・・(涙)

人生そんなもんです!!と楽屋でビールを飲む・・・

新しいフレーズ・・・いつかソロで使ってやろうと思っても、あの頭真っ白の状態でなかなか出て来るものではない。 だから「叩ける」フレーズはまだまだあるけど、ソロでは実際その一部しか使ってないということなのだ。 ところが今日突然、前々からやろうと思ってたバスドラ32分音符のフレーズを叩いてるではないか!(◎_◎;) 「やったー!!」\(^o^)/・・・と思ったら今日に限って誰も録画してない(>_<) 次に意図的に「やるぞ」と思っても出来ないのよねぇ・・・まあ人生こんなもんです(涙) - Spherical Image - RICOH THETA

ところでアモイでのドラムソロの映像が中国のネットにアップされ、
もう既に20万人を超す閲覧があるという・・・!(◎_◎;)

おもろいのか?おもろいのだな?(笑)・・・

まあ残して欲しい映像は残らず、こんなアホな映像は残るのです!!(笑)
これに懲りずに、いいドラムソロもアホなドラムソロもどんどん残していこうと思います〜<(_ _)>


ところでライブ終了後にLaoWuがこんなことを言った。

「今天感觉有点不一样・・・你也觉得这样吗?(今日はちょっと感じが違ってた気がしたんだけど、あんたもそんな感じあった?)」

きっとそれまで何百人の前で大盛り上がりの「ロック」なライブだったのが、
ここの客は「バーの客」なので、フロントに立ってるLaoWuにとってはちょっと感覚が違ってやりにくかったのだろう・・・

またムカデの話をして、
「考え過ぎないことだよ」
とアドバイスをする・・・

はははと笑って二人とも同時に小畑の方を見た。

「ああ、あいつは客なんか関係ないよ。
ただステージに上がったら客を煽るのみ!!
脳みそがムカデぐらいしかないからな・・・(笑)」


さて、次の日はオフ!!
移動日でもなく、現地でそのまま何もないオフ日は先日の蘇州でもあったのだが、
私はレコーディングのために北京に飛んだので、
実質今回のツアーで私にとっては初めてのオフ日となる。

いや〜別に毎日ドラム叩くのは全く苦にならんけど、
「移動」っつうのは本当に疲れる「労働」やな・・・

本当は対岸のマカオにでも遊びに行こうと思ったのだが、
身体がもう「移動」を拒否していて、
その日は食って飲んでのんびりさせてもらった・・・

昼メシは近所のミシュラン星を持つという中華料理屋。
中国では今「習近平とトランプ首脳会談」という料理が流行っているらしく・・・

とりあえずここで「トランプ大統領」を頼んでみた(笑)

ビール飲んで撃沈〜
ホテルで昼寝して夜は海鮮〜

今日は初の移動日でもないOFF日!!(前回の蘇州では北京に飛んでレコーディングをしてたため) 昼は広東料理でビール、夜は海鮮で白ワインを頂きます!! https://twitter.com/livebarxyz/status/988381955908513792?s=21 - Spherical Image - RICOH THETA

白ワインで撃沈〜恵州へと向かふ・・・

次の日も「移動日」でライブはないので、
着いたらゆっくりとマッサージ!!

今日は広東省恵州への移動日〜着いてすぐさまみんなでフットマッサージ〜 田舎のマッサージは時々「抜き系」だったりするのでみんなと一緒だと安心(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

恵州の小屋もちょっと酒吧(JiuBa:バーの意)みたいなところだったが、
LaoWuも雰囲気に負けることなくいつものプレイをしている。

ところがこのドラムセット、
バスドラが踏めば踏むほど遠くに逃げて行って、
ブレイクの度に手で引っ張り戻すのだが、
もうそれが気になって仕方ない(>_<)

スタッフのヤオヤオを呼んで、
叩きながらジェスチャーで「止めろ」と指示するのだが、
ガムテープ片手にどうやってバスドラを固定するのかがわからずぼーっとしている。

「お前この前教えただろ!!」
と一瞬思ったのだが、教えたのは2軍ベーシストのDaWeiで、
今はステージでベースを弾いている(>_<)

しゃーないなぁ・・・

MCの時に「バスドラの足をガムテープで止めるんだよ!!」と指示したりしながらドラムソロ・・・

まあ気合で乗り切ったが、こんな偉そうなブログ書いておきながら、
自分こそがその「準備」が出来ておらん(>_<)

人間に出来ることなんか「努力」と「準備」しかないのだから、
その「準備」さえちゃんと行っていればこんなトラブルなんか起こらなかった。

いやひょっとしたらこのトラブっている時間に「神様が降りて来た」かも知れないではないか・・・(>_<)

まだまだ修行が足りんのう・・・
次からはリハの時にバスドラが動かなくても一応ガムテープで止めておくことにしよう・・・

「奇跡」が起こるまでにはまだまだ遠い・・・(>_<)

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2018年4月23日

若者よ、もっと経験を積んで帰って来い!!

もう30年近い付き合いで「家族」のような関係であるLaoLuanからツアー先に電話があった。

「この前レコーディングしてもらったあの歌手なんだけどさぁ・・・」

一瞬あまり愉快ではない記憶が思い出されて来た・・・
この歌手である・・・

その後、この歌手の全国ツアーとかをやってくれとかの話もあったが、
私自身がもうこの布衣のツアーで出ずっぱりなので話が立ち消えになっていた。

「Funkyさん、请帮个忙(QingBangGeMang)!!」

つまり「ちょっと助けて下さいよ」・・・中国ではよく出て来る単語であるが、
この言葉から始まる会話は往々にして厄介な話が多い・・・(>_<)

「布衣のツアーにゲストで参加させてやって欲しいんだけど・・・」

いや、私は単なるドラマーとして呼ばれているだけであって、
私が布衣に対してゲストを入れさせる権限など持ってないよ・・・

「その辺の話はボーカルのLaoWuかマネージャーに言ってもらわないと・・・」

「いやそこには話を通してある」
というので、それだったら私がとやかく言う筋合いはない。
LaoWuが「やれ」と言えばやるし、断ったとしたら私の出る幕ではない・・・

・・・ってまあLaoWuも業界の重鎮であるLaoLuanから頼まれたら断れんわのう・・・(笑)

「那拜托了(Na BaiTuoLe:じゃあよろしく頼むよ)!!」
で電話は切れた・・・


かくしてその当日がやって来た。
場所は広東省広州・・・

毎度の如く他のメンバーより早く会場入りしてドラムのチューニングをしてたらマネージャーから連絡が入る。

「歌手がプログラムの件で打ち合わせをしたいらしいのでそちらに行かせます」

ジャンルは歌謡曲なのでギタートリオで再生出来る音ではない。
「プログラム走らせるからそちらで用意しといてね」
と予め伝えてある。

レコーディングでは、あれやこれや自分の作ったDEMOと同じようにしてくれと大きな「こだわり」を見せたので、当日リハでバンドに対してそれと同じ要求をされたんじゃたまったもんじゃない。

プログラムでほとんどの音を流してドラムとベースぐらいを生演奏、
ギターは入っている音に合わせて弾くぐらいでよい。
あわよくばそのままカラオケ流して「あてぶり」にしたいぐらいである(笑)


歌手がやって来た。

「声卡(サウンドカード)は?」
私は真っ先にこう聞いてみた。

通常プログラムを流す時には、
コンピュータを声卡(サウンドカード)と呼ばれるオーディオインターフェイスという機械につないで、
そこから外に出すLRのステレオのプログラム音源、
そしてドラマーだけが聞くクリックのトラックを出力する。

通常コンピュータはステレオでしか再生出来ないので、
もう1chドラマーが聞くクリックを再生しようとすると、
どうしてもこの声卡(サウンドカード)が必要となるのだ。

「声卡(サウンドカード)はFunkyさんのを使うって話ですけど・・・」

足掛け3ヶ月に及ぶ長いツアーで、布衣みたいなロックバンドでは使いもしない声卡(サウンドカード)なんて持ち歩きませんって(>_<)

LaoLuanにしてみたら、私がバンマスの仕事では私がそのプログラムを出す仕事もするので、当然ツアーにも持って来ているだろうと思ったのだろう・・・

まあサバイバルな現場を多くこなしているとわかって来る。
どんな状況ででもやり方はあるのである!!

「じゃあ君の持っているプログラムのデータを、
左側はクリック、右側を音源にしてステレオのmp3で出力してメールで送って」

ちなみにこのやり方は私がひとりドラムとかでやっているやり方で、
外に出す音をモノラルにすることによって、
音を出す機械はiPadでもスマホでも何でもよく、
あのしちめんどくさい声卡(サウンドカード)とか持ち歩かなくてもすむのだ。

「それだったら出力がモノラルになっちゃうじゃない」
などと言おうものなら、
「お前が声卡(サウンドカード)持って来ないのが悪いだろ!!」
と叱り飛ばしてやるところだが、
幸い彼女はその辺をスルー(ほっ)、ところが今度はこんなことを言い出して来る。

「それってどうやって作るんですか?
私出来ないんでFunkyさんやってくれませんか?」

(>_<)

「请帮个忙(QingBangGeMang)」で始まって、
「拜托了(BaiTuoLe)」で終わる要件なんて往々にしてこんなもんである(涙)

サウンドチェックを中断してデータ作り・・・

今日は女性歌手のゲストが入るんですと・・・ この若きシンガーソングライター(>_<) https://www.funkyblog.jp/2017/11/post_1204.html 業界の重鎮LaoLuanから「頼むよ」の電話。 「俺はただのドラマーだからバンドのマネージャーに言ってくれないと」 ボーカルのLaoWuから「頼むよ」(>_<) まあ曲コピーしてドラム叩けばいいんでしょ、バンドがそれでいいなら俺は別に・・・ 「プログラム走らすなら用意しといてね」 いざ蓋を開けてみたら・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

幸い彼女が使っているソフトがLogicだからよかったものの、
私が使ったことのない他のソフトだったら一体どうなったことだろう・・・

まあ私がその新しいソフトを一瞬で使えるようになればいいわけね(>_<)

中国の仕事は往々にして、このように日本では想像出来ないぐらいに私の経験値を上げてくれるのだ・・・(笑)


さて無事に音源も出来上がってリハーサル。

見ればLaoWuのマイクをそのまま使って歌うようなので、PAエンジニアにこう助言する。

「お前らの持ち歩いてるシステムのイヤモニって4chあったよなぁ。
俺がイヤモニ使ってないからそのシステムを彼女にそのまま使わせてやればモニターし易いんじゃない?」

ドラマーは少々モニター環境悪くても演奏出来るけど、
歌う人はモニター悪かったらもう歌えんからね・・・

そしたらPAエンジニアが、彼女がすぐそばにいるにも関わらず私にこんなことを聞いてくる・・・
「彼女はイヤホン持ってますか?」

まあちょっとイライラしてたのだろう、
「俺は彼女の父親じゃねえ!!お前中国語話せるんだろ?俺に聞くな、直接彼女に聞かんかい!!」
などと口走ってしまい、ちょっと反省・・・(>_<)

まあ笑い話で終わってリハーサル開始!!

「プログラムの音が大き過ぎる、ちょっと下げてちょうだい」
彼女もまた私に向かってそう言うので、
「あそこにPAエンジニアのおじさんがいるでしょ?あのおじさんに直接言いなさい」

・・・とこれが後々大きな問題になるとはこの段階で想像だにしていない・・・


本番が始まる。

彼女の歌う曲は、布衣で女性ベーシストのLinNaが歌ってた「彩虹」、
そして彼女のオリジナルで「再見19歳」、
そして中国ロックの創始者「崔健(CuiJIan)」のカバーで「新長征路上的揺滾」の3曲。

LaoWuから
「彩虹は世事难料の次ね」
と言われていたので、
いつものようにど頭からド派手に始まろうと勇んでステージに上がって行ったら、
どういうわけかLaoWuがステージに上がって来ない!(◎_◎;)

「どうしたんだよ〜」
とステージ袖にひっきりなしに合図を送るが、
どういうわけかLaoWuではなく彼女が上がって来て客に向かってMCを始める!(◎_◎;)

「ここで歌うのか?」
大慌てでプログラム再生の準備をして、
ぽかんとしている小畑に日本語で指示を出す。

ベースはよーしーずではなく2軍の中国人ベーシストなのだが、
さすがは中国人、全く慌てていない。
慌てているのは私と小畑、日本人だけである(笑)

「では先輩方の前にちょっとだけ私が歌わせてもらいますのでお付き合い下さい」
私が聞きそびれていたか勘違いしていたか・・・まあそういうことだったのね?・・・

「最初はとってもロックな曲です」
と言って「崔健(CuiJIan)」の「新長征路上的揺滾」を紹介する。

私は「その紹介はあかんじゃろ」と思ったが、
譜面とかプログラム再生の準備でしっちゃかめっちゃかだったのでそのままカウントを出して曲が始まる。

どうして「あかんじゃろ」と思ったかと言うと、
布衣のファンはいわゆる「ロックファン」で、
この日も会場に5〜600人ほど集まってぎゅーぎゅーにひしめき合ってる観客はみんながみんな、布衣の曲を聞いて大暴れに暴れに来ているのである。

またLaoWuの声は崔健(CuiJIan)によく似ている。
きっとLaoWuがこの曲をカバーしたら客は狂喜乱舞することであろう。

ところが女性歌手である。
あんな野太い声やロック的な歌い回しをするわけでもなく、
アレンジもどっかの歌番組でどっかの女性歌手がカバーしたという音源が送られて来たので、その打ち込みのどうしようもない(失礼)バージョンでコピーしている。

客はこのMCで一気に期待度がマックスに上がっている。
おそらくはLaoWuがオリジナルと同じアレンジでこの曲を歌うような、そんな世界を想像してしまっただろう。

盛り上がるに盛り上がれない雰囲気で1曲目が終了!1
2曲目は布衣の曲だったらLaoWuがここで出て来てまた引っ込むことになるので、ここは彼女のオリジナルであることは間違いない。

この曲はプログラムを使うので、
私は再生ボタンに手をかけて彼女のきっかけを待つ・・・

曲タイトルを言ったのですかさず再生ボタンを押してカウントを出す。
そしたらイントロの途中で彼女が曲を止めた!(◎_◎;)

「プログラムの音が出てないんじゃない?」
後ろを向いて私にそう聞く。

私に聞かれたって外に出ているかどうかドラムの位置でわかるわけはない。
もう一度プログラムだけを走らせて「出てるか?」とスタッフに確認する。

「出てる」ということで演奏を再開・・・その間、客はぽかんと待っている・・・

続いて布衣の「彩虹」を歌うのかと思ったら彼女は挨拶してステージを降りたので、
ああ、あの位置で歌うのは「彩虹」1曲なんだな・・・とやっと理解(>_<)


いつものような感じで布衣のステージが始まる・・・

こんな感じ・・・

もうこれだけの客が何事もなかったかのように大暴れ(笑)

途中に彼女のゲストコーナーも布衣の曲なので大盛り上がり。
最終的には何も・・・問題ない。

中国の仕事は始まる時は「どうなるんだろう」と心配になることは多いが、
いつも「必ず終わる」のである。


ライブ終わってPAエンジニアに聞いた。
「プログラムの音、出てたの?」

「ずーっと出てましたよ」

きっとリハーサルでモニターの音量を下げたので、
本番は客が入ってかき消され、それで彼女は「出ていない」と思ってしまったのだろう・・・

老婆心がまたむくむくと湧き出て来て、打ち上げの席で彼女に優しく説教した。
「お前は创作歌手(シンガーソングライター)なんだろ?」

以下お説教本編(実際は中国語でとても優しく語ってます)


お前が客に聞かせたいのは何だ?完璧なアレンジか?
それだったらライブではまず不可能だ。
ライブなんて毎回どんなトラブルが起こるかわからないからね。

演奏まで中断して「プログラム出てる?」なんて聞く必要がどこにある?
ステージ上で俺に聞いたところで俺にだってわかるわけはないだろ?
「もしエンジニアがボリュームを上げ忘れてたとしたら?」
なんて考えてたとしたら、
それって同じ「チーム」の一員であるエンジニアを全く信用してないってことだよね。

でもね、お前は创作歌手(シンガーソングライター)なんだろ?
しかもギター弾きながら歌ってる。
プログラムがなくったって、それだけで最低限「歌」と「楽曲」は伝えることは出来るんじゃないのか?

お前が伝えたいのがお前の「歌」と「楽曲」だとしたら、
もうそれで最低限は伝えることが出来るんだよ。
わざわざ演奏を止めてまで客を待たせる必要はないだろ?

ついでに言わせてもらうと、
たとえバンドのメンバーが演奏間違えたとしたって、
例えばLaoWuだったらギター弾きながら指板見せて「違う!このコード!!」とかやるだろう。
それが「创作歌手(シンガーソングライター)」の底力だよ。

ボーカルはステージに立って最前線で「観客」と対峙する。
誰も助けてなんかくれないんもんなんだよ。
俺に頼って来たって残念だけど何にも助けてあげられない。

お前も创作歌手(シンガーソングライター)だったらお前が自分で戦って、
そして後ろにいる俺たちを引っ張っていってくれ!!

(以上お説教内容)


「説教をする」ということは一種の「愛情」である。
言いながら、「何とかこいつも一人前になってくれればいいのにな」と思って来る。

悪いけど、彼女がレコーディングでこだわったアレンジの細かい部分、
実はライブではいくつか無視させてもらっている。

例えば2番の頭からドラムが入る?
その前の間奏どうすんの?ドラムぼーっとしとくの?
間奏から入るでしょ、ここは・・・

しゃーないなぁ・・・

実は間奏からドラムはしっかり叩いている。
この方が「自然」なので彼女はきっと変えたことすら気づいてないだろう。

その他、レコードバージョンでは色んな部分が「自然」ではない。

そりゃそうだ。
ライブをやって何度も何度も観客と戦って、
打ちひしがれて何度も泣いたことなどない。

「これがいい!!」
自分でパソコン弄って打ち込んで、
それをそのまま生楽器に入れ替えただけの音源がライブでそのまま通用するか?

いや、「ライブバージョン」と「レコードバージョン」というのは存在してしかるべきだろう。
でも、今回初めて知ったであろう「ライブバージョン」のいい部分、
それをレコーディングの時にもし少しでも知ってたら、
いや、ちょっとでも想像出来てたら・・・
レコードバージョンだってこんな形では終わってなかったんじゃないのか・・・

生楽器は「人間」が演奏する。
その「人間」が演奏しにくい不自然なフレーズには「魂」を込めることは出来ない。

そんな「人間」が何人ステージで雁首を揃えたって「1+1」は「2」にもなりやしないよ・・・


年寄りの話も聞いとくもんだ・・・

いや、先輩の話だけを鵜呑みにして自我のないような若者なんかにこれっぽっちも魅力はないが、
年寄りはお前の持ってない「経験」を持っている、
話ぐらい聞いといて参考にしてみたって「損」にはならんぞ。

姥捨山に捨てるにはまだまだ惜しい「年寄り」だと思わんか?(笑)

次は5月の青島。
プログラムのデータを自分で作ってみることから初めて、
この老兵を一番活躍させるようにステージを考えてみたらどうだい?

お前は19歳、まだまだ若い。

もっともっと「矢面」に立って、
もっともっと悔しい思いをして、
流した涙の数だけ成長するだろう・・・

だから若者よ、甘えるな!!
ひとりで立ち向かって全部それを「経験」にしろ!!

少しは成長したお前を青島で待ってるぞ!!

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2018年4月19日

布衣春のツアー2018浙江省と上海

布衣のツアーは続く・・・

江蘇省を廻ったところで2日の移動日、
ここで北京にて仕事を入れていたために、
北京の寒さでやられて完璧に風邪をひいた(>_<)

いや、兆候はあったのだ・・・この時!!

いや〜日本人ライブバーのオープニングパーティーに乱入して、
投げ銭でドラム叩いてしこたま飲み過ぎたのよねぇ・・・

次の日にはちょっとお腹がゆるかった(>_<)・・・

まあ単なる飲み過ぎだろうと思ってそのまま北京に行って寒さにやられて風邪・・・というよりもう風邪の兆候はあったんやろうな・・・

今年の入ってからキャンピングカーで70本日本ツアーとか結局毎日飲んでたわけやから、身体がいいかげん
「風邪でもひかせて休みましょうや」
と主張してたのかも知れない・・・


そして北京から紹興に着いたらいきなり気温が30度(>_<)
これじゃあ身体も悲鳴をあげるわのう・・・

それでもドラムは叩く!!

いや〜腹がゆるいと踏ん張りがきかんからドラム叩くん大変やけど、
風邪ぐらいじゃあリングに上がるボクサーと一緒で、命がけのテンションで鼻水なんか止まってしまうから大丈夫と思ってたら、
そんな命がけのテンションなんて1ステージずーっと続いてるわけじゃないから、
ある曲でいきなり大きなくしゃみが出てスネアが一発抜けてしまったことはナイショ(笑)

まあでも暖かくなったら体調もだいぶ良くなったので、
やはり紹興に来たら紹興酒!!!

実はこれが悪かった・・・

通常ひき始めの風邪ぐらいだったらドラム叩いて大汗かいて、
酒でも飲んでこてんと寝ればすぐ治るのだが、
やっぱり無錫からずーっと続いている風邪なのでここで一気に悪化(>_<)

次の日の寧波でも風邪を吹っ飛ばすべく叩きまくる!!

次の日は上海への移動日!!
居酒屋勝でバンドみんなにご馳走してくれるというのでここで逆療法で飲む!!

シメの皿うどん!!

ちゃんぽん!!

そして満腹へべれげのまま上海の極楽湯日本の極楽湯のチェーン店)に直行!!岩盤浴で汗を流す!!

2018GokurakuyuGanbanyoku.JPG

ビタミンを補給!!

2018GokurakuyuPafe.jpg

これで風邪は撃退!!ここから次第によくなってゆくというのが末吉式(笑)

次の日には体調も改善し、上海ライブ!!
またこの会場がデカかった・・・・!(◎_◎;)


客もよう入ったなぁ・・・知り合った頃は北京でも10人も入らんかったバンドが・・・(笑)

ドラムソロ!!

ところで上海での毎度のサイン会の時に、
ある人が「これにサインして下さい」というのでびっくり!!

AsianDream1.JPG

AsianDream2.JPG

なんと五星旗の香港で発売されたCD!(◎_◎;)
返還前の香港では「五星旗」という名前が中国共産党をイメージしてよくないということで、「Asian Dream」というバンド名で発売されたのよねぇ・・・シミジミ・・・

ワシ自身初めて見たしぃ〜(笑)

でももしこれをワシが入手して日本でライブの物販で売ってたら、
JASRACはまた
「末吉は海賊版を売るようなひどい人間である」
と裁判所に提出するのかな・・・

ほんまヒドい話であった・・・詳しくはこちらで・・・


さて次の日は義烏(YiWu)という街。
体調もよくなったので買い物に行く・・・

iPad Proのスマートキーボードがまた認識されなくなったのよ〜
前回も同じ症状で日本のApple Storeに持って行ったら新品に交換してくれたばかりなのに〜(>_<)

これってワシの使い方が悪いんやろか・・・凹むわ・・・

YiWuShuMaCheng.JPG

見るからに怪しげな電脳城・・・ここで探しに探してゲットしたiPhone用のキーボード!!

YiWuKeyboard.jpg

日本に戻ってまたApple Storeで交換してもらうまではとりあえずこれを使っておこう・・・

というわけでドラムソロ!!

もうね、人が一生懸命ドラムソロやってる間に客はダイブ(跳水(TiaoShui):飛び込みとこちらでは言う)をやりよるし(>_<)

こちら

ホテルの朝食の環境が豪華だったのでゆっくりさせて頂いて杭州へ移動!!

珍しくホテルの朝食バイキングの環境が素晴らしかった件について・・・ 食ったら杭州へ移動!! - Spherical Image - RICOH THETA

杭州では映像のシューティングも入り、音もマルチで録ると言うので、
スネアの裏のヘッドを交換しようとしたのだがいいヘッドがなく、
思えばここにはパール楽器の中国工場があるではないか!!

というわけでいきなり連絡をとってみたのだが、
総経理の玉造さんは本社に帰ってしまい、
ドラムと中国をこよなく愛する深井くんも帰ってしまったということで断念(>_<)

でも玉造さんから連絡をもらったということで、田中さんと大塚さんがライブを見に来てくれた\(^o^)/

今後は直接連絡致します〜今後ともよろしくお願い致します〜

というわけでドラムソロ!!


そして浙江省最終地の温州!!

「温州みかん」というのが日本では有名だが、
実はこれは名前だかここ温州から取っただけで日本産のみかんである!(◎_◎;)

Wikiより

じゃあ当時有名だったという温州の柑橘類って何なん?
・・・というわけで地元の人に探してもらったが・・・

UnshuMikan.JPG

何のこっちゃないネーブルね・・・って別に大して美味しくないし(笑)

というわけでライブ!!
・・・って実はこの会場がとてつもなく狭い(>_<)

12畳ぐらいのスペースで、ステージも狭いのでドラムを端っこに置くしかないというぐらいである・・・

今日の会場は歴代で一番狭い・・・ だいたい12畳ぐらいでステージも狭いのでドラムを真ん中に置けない(>_<) しかしこのツアーの今までの経験では会場の大きさに関係なく同じ人数が来るのよな・・・ 聞くところによると予約だけで200人!(◎_◎;) だからPA席に金網???(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

そこでのドラムソロ!!

打ち上げで海鮮!!

明日も早いし福建省まで大移動やし疲れてるから寝ようと思ったんやけど海鮮で打ち上げやったらしゃーないなぁ〜 - Spherical Image - RICOH THETA

ここの酢がむっちゃ美味かった〜・・・(涙)

というわけで福建省アモイへ向かふ〜

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2018年4月 9日

布衣春のツアー2018江蘇省

江蘇省は安徽省の隣である。

布衣のツアーはまことに効率よく組まれている。
初日の稲毛ー淮南の大移動(笑)以外は、
新幹線で1時間程度の移動ですむ街をうまくつないでいる。

淮南ー合肥:33分
合肥ー安慶:45分
安慶ー黄山:57分と乗り換えて更に56分
黄山ー銅陵:62分

そして
銅陵ー南京:83分
と来てこの日・・・さすが江蘇省の省都、客が600人はいたんじゃないかな!(◎_◎;)

よーしーずが日本かどっかで仕事だということで、
ここから数本はローディーをしてたDaWeiがベース!!

南京だおら〜 今日はよーしーずがいないのでベースは2軍が弾きます(笑) ええなぁ〜このシステム・・・ 秋のツアーは何本か日本のJazzツアーとぶつかっているのでドラムも2軍を養成しておこう(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

この日は打ち上げはザリガニ!!

打ち上げでは小龍蝦(中国語で「小さな伊勢海老」を召す)!! - Spherical Image - RICOH THETA

次の日は移動日なので昼から「烤鱼(KaoYu)」を食ってビール!!

昼メシは烤鱼(KaoYu)!!魚をパリッパリに焼いたあと辛いタレで煮るという四川料理(今は全中国で流行)〜 ニンニク味とマーラー味と2種類頼んだけどやっぱマーラー味でしょ!!ビールが進む・・・ 今日は移動日やからしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

この「烤鱼(KaoYu)」という料理、
魚をパリッパリに焼いたあと辛いタレで煮るという四川料理(今は全中国で流行)で、こんなにビールが進む料理も珍しい!!

ほろ酔いで新幹線に乗って55分、無錫に着いて移動日。

無錫と言えばひとりドラムアジアツアーでお世話になったチャッピーさんがお隣の蘇州にいるので連絡してみたら、何やら日本人バーのリニュアルオープンに携わっているということで訪ねて行った(物販持って(笑))。

今日は移動日でライブがないので無錫の日本人街に来てドラムを叩きます!! 日本人の皆さん物販買ってや〜!!! - Spherical Image - RICOH THETA

いや〜物販が売れた売れた(笑)

日本人駐在員おそるべし!!
・・・というわけで皆さんと一緒にバカやって深酒し過ぎて翌日から体調を崩してしまう(>_<)

飲み過ぎ二日酔い腹下しで無錫ライブ!!

翌日は20分だけ新幹線乗ってお隣の蘇州でライブ!!

ここの楽屋でLaoWuが私にこんなことを言う・・・

「DaWeiが緊張してんだよ。ほら、あのウーゴンの話をしてやってくれよ」

・・・と言うのだが何の話か全くわからない。
よくよく聞いてみるとWuGong、つまり蜈蚣,中国語でムカデのことである。

どこで聞いた話か忘れたがいい話で、
布衣が最初のレコ発ライブの時に緊張しているLaoWuに私が話してやった話らしい・・・(すっかり忘れている(笑))

こんな話である。

ムカデが相変わらずたくさんの足を動かして歩いている。
それを見たアリさんはムカデにこう言った。
「ムカデさん凄いですねぇ。。。そんなたくさんの足をコントロールしてちゃんと歩いてるなんてホント凄い!!」

ムカデをそれを聞いて、
「はて、俺はどうやってこんなにたくさんの足をコントロールしてるんだろう」
と思った瞬間に足がもつれて歩けなくなってしまいましたとさ・・・

「お前は虫けらと同じだよ。虫けらが頭使って考えてどうする?
いつも歩いてるように道を歩いたらそれでいいんだよ」

吹っ切れたのかDaWeiはこの日はいいプレイをしていたように思う。

一行はそのまま蘇州に残って移動日、
私は移動日を利用して北京にトンボ帰りします〜

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2018年4月 4日

布衣春のツアー2018安徽省

70日近くにも及ぶ日本ツアーを終え、最終地の稲毛から終電で羽田へ向かふ・・・
成田ならよかったのに上海行きの夜中便は羽田なのよね〜(>_<)

羽田でチェックインした後はお決まりの寿司!!
しかし「掃除のため休業」!(◎_◎;)

板前さんに頼み込んで何とか開けてもらう・・・

羽田に来たら必ずバッテラと大トロを頼む寿司屋のフードコートが清掃のため休み(>_<) もうね、寿司屋の職人さんに泣いて頼みましたよ・・・ そしたら特別に開店準備してこれだけ握ってくれました\(^o^)/ 日本万歳〜でも2ヶ月中国ツアーです!! https://www.funkyblog.jp/s/2018/03/post.html - Spherical Image - RICOH THETA

朝5時に上海浦東空港に着いて、タクシーで虹橋へ向かふ・・・

上海は浦東が成田、虹橋が羽田みたいなもんか?
浦東がむっちゃ遠いのよ・・・この移動が何気に辛い(>_<)

途中中国第二の物販倉庫(笑)勝山邸に物販の補充に行き、
結局虹橋に着いたのは8時前・・・

11時10分発の列車まで待つこと3時間半・・・これがまた辛い(>_<)

3時間半も待つんやったらしゃーないなぁ〜・・・ - Spherical Image - RICOH THETA

やっと新幹線に乗り込んでそこから4時間・・・これがまた辛い(>_<)

ふう・・・やっと新幹線乗り込んだ頃にはへとへとです・・・こてん - Spherical Image - RICOH THETA

稲毛を出発して20時間後にやっと淮南東駅(どこや?笑)に着き、
迎えに来てくれた地元の人の車で30分、
ホテルに着いたらもうヘロヘロでした・・・

疲れた身体にムチ打って稲毛ライブで腐っている洗濯モンを洗濯!!

久しぶりにゆっくり寝て、洗濯して今日のリハの譜面起こし〜 ひとり部屋万歳!!ゆっくり仕事が出来る\(^o^)/ 小畑はワシと同部屋になってもいつもタバコを吸いにユッコちゃんの部屋でいるので「ほなお前ら二人部屋でええやん!!間違いが起きたらその方が面白いし」と言ってたが、どうやら中国人と同部屋になったようだ・・・残念(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

ひとり部屋万歳!!\(^o^)/
このツアーは行く先々のホテルが私の仕事部屋となります・・・

北京から着いたLaoWuグループと合流してメシ!!
「酒肉店」というお碗で飲む酒と肉の塊をかぶりつく店で肉食ってバタンQ(死語)、
寧夏から来るスタッフチームを待たずにこの日はもう寝ました・・・

長い長い移動も終わり、北京から来たLaoWu達と合流してメシ!! 「酒肉店」お碗で飲む酒と肉の塊をかぶりつく店なう〜 食うだけ食って飲むだけ飲んだら寝る〜 - Spherical Image - RICOH THETA


今回この移動になったのは、
このツアーの演奏曲には最新アルバムからの新曲が多く、
やはり当日リハでは無理だろう、でも一度北京まで飛んでからではロスがあるだろう・・・

・・・ということで翌日の会場を借りてリハーサル!!

ツアー初日のライブハウスを借りてゲネプロ、いやニューアルバムの曲は初めて演奏するのでリハーサル〜(笑) 中国のライブハウスはシンバルを常備してないところが多いので持ち込むならクラッシュ2枚の軽装備、タムも1タムでやりまする!! - Spherical Image - RICOH THETA

これ、サウンドチェックにもなって助かるのよね〜
日本だとライブハウスに毎日ライブが入っていてそうもいかないけど、
中国ではバー営業が常で、この日は夜はライブが入ってないので機材もセッティングもそのままに出来るので助かります・・・

ところでこの辺の名物は「牛肉湯」!!
「湯」は「スープ」という意味なので、いわゆる「牛肉スープ」です。

昼メシは淮南名物の牛肉湯!! - Spherical Image - RICOH THETA

スープと言っても中に春雨や豆腐麺が入っていてこれだけで結構満腹になる。

聞くところによるとこの辺は世界で最初に「豆腐」というものが発明された場所でもあるらしく、夜は豆腐料理の店!!(肉料理もあるけど・・・)

まだツアーが始まってもないのにこの宴会!!(笑) 淮南は世界で初めて豆腐が発明された場所らしく、(肉料理もあるけど)豆腐料理!! 向こう側の料理はトンカツかと思ったら豆腐カツでした!(◎_◎;) - Spherical Image - RICOH THETA

ちなみにぐるりと回して向こう側の料理はトンカツかと思ったら豆腐カツでした!(◎_◎;)


ツアー初日!!大盛り上がりのまま終わりました!!
日本では借金で首が回らないらしいがステージでは首が回りまくる日本人ギタリスト(笑)

この日のドラムソロ!!


さて次の日は安徽省の省都、合肥へ移動!!
ひと月ぶんのチケットの量がハンパないのよ・・・!(◎_◎;)

失くしたら終わるな・・・(笑)

さてと隣町の合肥まで移動〜総勢8名全員グリーン車!(◎_◎;) いや何よりひと月分渡された新幹線チケットの量がハンパない!!(◎_◎;)・・・失くしたら終わるな(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

合肥でのドラムソロ!!

ライブ終了後には同じ経営者が経営しているJazzクラブにて飛び入りセッション!!

いや〜片田舎だと思っていた安徽省でこんな店があって、
Jamセッションが出来るJazzミュージシャンがいるっつうことがびっくりやね・・・

安徽省は10数年前には中国で一番貧しい省だったのに、
ひょっとしたら今は開発が一番目覚ましいところかも知れんね・・・

その後ツアーはこの店の系列店ばっかりです!(◎_◎;)

次の街「安慶」では若者がダイブやモッシュや大変(>_<)
決してそんなタイプの音楽じゃないんやけどなぁ・・・(笑)

安慶でのドラムソロ!!

毎回ドラムソロをアップしてると「今日は違ったフレーズにしよう」と欲が働くのでだんだん辛くなって来る〜(笑)

ところで今回のツアースタッフは、チーフマネージャー、現場マネージャー、PAエンジニア、そしてよーしーずが他の現場に行く日に代わりにベースを弾くベーシスト兼荷物持ち楽器等何でもスタッフがこいつ!!

いや〜楽しいヤツで、小屋によって回線が余ってる時は客席からはちゃんと見えてる場所に影マイクを設置してこいつがコーラスを取る。

言ったらX.Y.Z.→Aでローディーのみーやんがステージでコーラスを取るみたいなもんで、日本だったら何やら不思議な感じだろうけど、何でもありの中国では全然OK!!

盛り上がったら現場マネージャーも出て来て一緒にコーラスを取る。
こういうところがまた中国らしくていいと思うな・・・

黄山ドラムソロ

はい、だんだんネタがなくなって来ました(笑)

翌日は移動日ということで、昼メシは元の時代から営業しているという老舗のレストラン!!

元の時代から営業しているという「南山巷3号」というレストランで地元料理をご馳走になります!! いや、ひとりで食うわけではないんですけどね・・・(笑) - Spherical Image - RICOH THETA

名物は「臭鳜鱼(ChouJueYu)」という、まあくさやの干物の新鮮なやつみたいな・・・臭い!!(>_<)

安徽省最終地は銅陵という街!!

こいつが現場マネージャー!!

ある時はPAエンジニアの助手をしたり、もちろんメインマネージャーの助手もしたり、
何よりライブが始まる前は「前説」までして客を煽る(笑)

こんなん(笑)

昨日はこいつライブ終了後に物販売り場まで来て
「FunkyさんのTシャツなんかどうですか?あなただったらLぐらいで」
とか物販売りまで手伝ってくれた(笑)

思うに中国は日本ほど「役割分担」っつうのが厳密ではなく、
「出来ることを何でもやろう」、
まあ悪く言うと「仕事」よりは「遊び」、
いや、これはこれでいいと思うぞ・・・楽しい(笑)

銅陵でのドラムソロ!!

毎日アップしてるので今日は違うことをやろうとタム回しから入ってみたが、
やはりバスドラがないと客がよくわからないらしく、
急遽いつものバスドラ4分→8分→16分→右手と6連に戻す(笑)

右手だけ奏法で拍手を取ってからキメぐらいは別のフレーズにして納めてみた・・・

でもまあ客が盛り上がることが大事なんだから、
やっぱ欲かかずに今日からは定番フレーズでまとめよう・・・

南京へ移動して今日から江蘇省ツアー!!

Posted by ファンキー末吉 at:07:18 | 固定リンク

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