メインイベント(第6試合)の8人タッグで、瑞希&山下実優&伊藤麻希&鈴芽の“王者チーム”が、辰巳リカ&中島翔子&ハイパーミサヲ&遠藤有栖の“挑戦者チーム”と対戦。山下が19分18秒、Skull Kick(頭部への後ろ回し蹴り)で中島を仕留めて勝利した。
この試合は3・16大田区大会(大田区総合体育館)で開催されるプリンセス・オブ・プリンセス王座戦(王者・瑞希 VS 挑戦者・辰巳リカ)、プリンセスタッグ王座戦(王者組・山下実優&伊藤麻希 VS 挑戦者組・中島翔子&ハイパーミサヲ)、インターナショナル・プリンセス王座戦(王者・鈴芽 VS 挑戦者・遠藤有栖)のトリプル前哨戦。
一進一退の戦いは残り3分で、中島が場外の121000000(山下&伊藤)に対してトペ・コンヒーロ。続いて山下をコーナーに登らせて雪崩式フランケンシュタイナーを狙うが、中島の体をがっちりつかんで耐えた山下が、そのまま中島を抱え上げて雪崩式アティテュード・アジャストメント(デスバレーボム)でたたきつけた。
山下はコーナーのミサヲをハイキックで排除。リング中央でアティテュード・アジャストメントを狙ったが、中島がウラカンラナで切り返した。山下はこれをカウント2で返すと、続くノーザンライト・スープレックスは瑞希がカットに入った。その瑞希と辰巳がやり合っている間に、山下が中島に投げっぱなしジャーマン。Skull Kickは中島が回避し、入ってきたミサヲが山下にジャンピングニーを浴びせた。ミサヲのハイパミ・リターンズは山下がさせず、山下と伊藤の同時攻撃でミサヲを痛めつけると、山下が中島にSkull Kickをたたき込んで3カウントを奪った。
山下は試合後のマイクで「これがチャンピオンチーム! 私たち今日めちゃくちゃ強かったでしょ? 大田区の先も絶対このベルトは私たちのそばにあるし、この先もこのベルト、1、2、2人と、(ベルト2本も人数に含めて)私たち1、2、3、4、4人で世界中駆け回るんで、大田区は享楽共鳴を倒す姿を見に来てください」と胸を張った。
伊藤が「いや、やっぱあんた強い!」と山下をたたえると、山下は「でも私たちやっぱ、瑞希と鈴芽を見てても、コーナーで控えてる時とか見てて、やっぱりめちゃくちゃ刺激もらったし。私は大田区、その後もこの4人でこの東京女子のベルトを背負って進んでいきたいなって思ってるよ。私たちならできると思ってるし、お客さんも楽しみにしててください」と王者の自覚を示し、そこから“王者チーム”のマイクリレーとなった。
鈴芽は「有栖とタイトルマッチやりたいっていう“でじもん”の気持ちだったけど、チャンピオンとしてこうやってみんなと一緒に戦わせてもらって。有栖に負けたくないだけじゃなくて、チャンピオンとしてこのベルトを絶対に渡したくないっていう気持ちが今日さらに強くなったから、大田区、絶対負けません!」と意気込みをあらたにした。
そしてプリプリ王者の瑞希は涙をこらえながら「悔しいです。目の前でこんなに強い姿を見て、こっちの方がすごい刺激になったし。鈴芽ちゃんの一生懸命な姿を見て、すごい刺激になりました。だから、すっごく悔しいんですけど。悔しいだけで終わらない強さを、みんなからもらったので。私もリカさんと初めての対決だとか、そんなすごい大事なことよりも、やっぱりこのベルトをリカさんから守りたいって強く思いました。見ててください!」と話した。
最後は山下が「よっしゃ! じゃあ大田区までいっぱい試合ありますけど、私たち今日も、それ以降もね、限界決めずにさ、やっていこうよ! 私たち、この先もどんどん突き進んでいくんで、みなさん応援よろしくお願いします。限界、自分で決めんなよ! ありがとうございました!」と叫んで大会を締めくくった。