キックボクシングの練習で相手にけがを負わせたとして、千葉中央署は27日までに傷害の疑いで、格闘技「K-1 WORLD GP」スーパー・バンタム級王者の金子晃大選手(28)を書類送検した。1月16日付。起訴を求める「厳重処分」の意見を付けた。
書類送検容疑は、2023年1月2日、千葉市中央区のジムで、30代男性の防具を着けていない顔を殴り、けがをさせた疑い。
署によると、男性の父親が署へ相談。金子選手は事情聴取に「(男性が)距離感をつかんでくれなかった。そこにいたら当たる、という意味でパンチを出した」と話したという。署は、練習の様子を撮影した動画を分析するなどした結果、選手側に行き過ぎがあったと判断した。
K-1の公式サイトによると、金子選手は「K-1 WORLD MAX 2024 世界最強決定トーナメント」で優勝するなどの実績を残している。K-1を運営するM-1スポーツメディアは「現時点でコメントできることはない」としている。