偽の駐車禁止除外指定車標章を使ったとして、警視庁神田署は27日までに、偽造有印公文書行使の疑いで、東京都墨田区、大相撲の元時津風親方坂本正博容疑者(51=元幕内時津海)を逮捕した。署によると、標章は障害のある人らに交付される。
逮捕容疑は2月5日午前9時45分ごろ、墨田区両国4丁目の路上に駐車する際、偽の標章を車のダッシュボードに掲示した疑い。容疑を認めている。
都内に住む知人に交付された標章をカラーコピーし、違法駐車を繰り返していたとみられる。偽の標章は複数確認されており、入手した経緯を調べる。千代田区で昨年7月、標章を掲示して頻繁に路上に止まっている車があるとの通報があり、捜査していた。
坂本容疑者は2021年、新型コロナウイルス対策のガイドラインに違反したとして日本相撲協会から処分を受け、退職した。(共同)