はてなキーワード: ピンクとは
バズったツイートにぶら下がってるAV、全部下腹に毛の生えた小太りおじさんと、キャバ嬢か制服着た女の子。上目遣いのフェラ、激しく揺れるおっぱい、精子を垂らしたピンクの舌、毛の無いまんこのクローズアップ、もう全部見飽きた エロくない。
私はソフトなCFNMと嘔吐動画が見たい。色白で背が高く、細身で、毛の薄いイケメンのやつが見たい。
夜な夜な動画サイトを回り、3次元の供給では満たされないのでpixivのイラストなども漁る。
女側の顔は要らない。百歩譲って入っていても、ボンテージやら狐巫女やら変なコスプレはしないで欲しい。萎えるから。男に媚びるような言葉責めもいらない。様々なアングルで男体だけを見たい(もちろん小綺麗なもの)。
自分の嘔吐動画をアップする女エロ垢は無限に居るのに、男のアカウントは殆どない(あってもオジサンだったり、自分の性欲が透けすぎている嘔吐をしているので全くダメ)。
オカズに困らない男が羨ましい。オカズを決めようとして時間を無駄にしたとか言うけど、私は本当に「無い」インターネット砂漠を何時間も彷徨っている。悔しい。死ぬまで最高のエロ動画に会うことはないんだろうか
可愛い女の子のエロを簡単に視聴できるなんて羨ましい。AVの男役でそそられた事がない。女役も男のために演技しているので、私としてはイマイチだ。
女向けのAVもありますよとかそういう案内は要らない。難しいバランスだけど、女のために演技している男優の演技も厳しいものがある。もっと自然でクオリティが高く、なんなら素人がお金稼ぎのためにアップしているような動画がTwitterに沢山流れてきて欲しい。気に入ったら買うから。お願いします
赤いきつねのアニメCMがXの一部ユーザーから問題定義されている。
子どもの頃からオタクだった私は今でもジャンプ系、悪役令嬢もの、異世界転生もの、BLなどジャンル関係なく多数のアニメを見ている。
つまり女性キャラクターが頬を染めたり胸を揺らしたり、そういう描写には慣れっこ。
その作品を楽しむターゲット向けなのだから、深夜アニメの創作として問題ないのでは、というスタンスだ。
しかし、食品CMとして今話題になっているアニメを見ると、そんな私でも批判されていることに「ああ、なるほどな」と思った。
日ごろから「女らしさとはこういうものだ」というバイアスを押し付けられたり、女性という存在が性的アイコンにされてきたことを心の底で嫌悪してきた女性は多いと思う。
(もちろん「男らしさとはこういうものだ」というバイアスに苦しめられてきた男性も同じように)
そういう苦しみや鬱憤を抱えてきた女性が、食品を売るためのCMで女性を殊更色っぽく描かれることに不快感をおぼえるのは無理もないこと。
ただ、いろんな批判や意見を見ていくうちに違和感を覚える批判内容も増えてきた。
「リアルな女は一人で食べる時に髪を耳にかけたりしない、結ぶかヘアバンドをする」
いや、私ズボラだから結ぶのもヘアバンドも面倒で普通に髪を耳にかけてるけどな……行儀悪いかもだけどそれこそ一人の時だから放っておいてほしい
カップ麺食べる時は眼鏡曇るのが嫌で眼鏡外すけど……眼鏡外しても意外と見えるからテレビもそのまま見ちゃうことあるし
「箸置き不要」
私は箸置き使わないけど、別にカップ麺食べる時に箸置き使う人がいてもよくない??お気に入りの箸置きがあって使うと気分が上がるのかもだし
「唇でお揚げをはむってしたら火傷するよ、こんなことする人いない」
確かに熱そう、でもフーフーした後にお揚げに染みたツユを吸う派の友だちいるからな……
声優さんのほとんどはアニメ向けの演技だと思うけど、現実にもいわゆるアニメ声って言われる声や喋り方の女性はいるよ?
中にはわざとそうしている人もいるかもだけど、本人にそのつもりはなく個性なのに「媚びてる」とか思われているのだとしたらそれは最早ただの偏見では
何か、こういう批判の方向性になったら「こんな女リアルにいないよ」って言われていることをリアルでやっている女性の存在を否定することになっちゃわない?
何だろうこのモヤモヤ、と考えていて思い出した。
小学生の頃、クラスメイトに「〇〇ちゃんピンクが好きってぶりっ子みたい」って揶揄われた時のモヤモヤに近いんだ。
「女の子はピンクが好き」っていうバイアスは良くないって分かるのに、「ピンクが好きな女の子」をちょっと見下してくるあの感じ。
当時は特に気にせずピンクが好きな自分を貫いたけれど、今こうやって思い出すということは同性からちょっと馬鹿にした感じで揶揄われたことは思っていた以上に傷になっていたのかもしれない。
「女性らしさ」というバイアスや性的アイコンにされることに息苦しさを感じるのと同時に、「こんな女性リアルにいるわけない」という「決めつけ」に息苦しさを感じている人がいることも知ってほしい。
現状を見てのとおり「元の話は問題ないと思うが、それに対するアンフェの過激発言がキモすぎるので反対する」という人が大量に出てきちゃう
キモい奴らに支持されてるからって理由で問題ないものを叩くなら単なるバーサーカーじゃん
よって晒上げてアホ扱いする必要がある
例えばダイヤモンドリング、同じカラットで高級ブランドとノーブランドならノーブランドの方が安くていいと思ってたけど、単なるブランド代だけでなく細部が違うんだなと思うようになった。
輝き方はよく言われるけど、ダイヤだけでなく地金の部分が安物はペラペラなことが多い。あと、少しでも材料を減らそうとしてか、ダイヤの裏がえぐれてるとか。
そういうのを総合して、直感でなんとなく高そう、安そうと感じるんだと思う。
と言っても私の場合、全身高そうな格好してる人が付けてたら見抜けないと思うけど。
よくジュエリーやブランドは年相応を言われるけど、それはあると思う。
若い子がゴツイカルティエの豹リングつけてても老けて見えるか無理してるようにしか見えなさそう。
(オバさんはオシャレな人は何やってもいいけど、そうでないとみすぼらしくなってしまう)
(一生物と思っても若い頃に選んだものは結局一生使えないことがほとんど。真珠でも珠が小さいとかで)
スワロフスキー①は自分が若い頃、結婚式に呼ばれるたびにつけてたネックレスと似てる。
いや、描かれてないだけでピンクローター入ってるだろ
アクセの価値は原材料費+加工費+ブランド料(在庫費用含む)で算出できる
ゴールドの場合原材料費は20%未満が相場なので、見栄えだけ欲しいなら安ければ安いほど良い。
ただデザインが複雑になると下手なのは付けない方がマシなので、デザインに凝るなら金積んだほうがいい。
基本的にゴールド・シルバー・プラチナ以外の素材は遠目に見ただけで紛い物とわかるので、エセ金属光沢はやめたほうがいい。
個人的にはゴールドでもピンクやイエローはオススメしない。結局不純なので。シルバーも微妙。
ゴールドもK18以上。K14とかK10のくすみは気づく人は気づく
どうしても取り入れたいなら小粒のダイヤに限る。ただしリセールの価値は無いので使い捨てだと思って使う
ここらへんは石の品質やカット技術がモロに値段に乗るからコスパ悪い。
安物の出す光の反射は分かる人にはわかってしまうので、デカい安物の石を付けてるとおもちゃ感成金感が出てくる
どうすればよかったのか分からなくて毎日ふとした瞬間に思い出してしまう。
義姉は2023年秋、相手方のDVが原因で離婚した。元夫氏は、姪が生まれて歩くようになったくらいから義姉に対してだけ暴力を振るうようになったという。
ただ彼は、大して力のない私と腕相撲をして負けるような人だった。どうして暴力を振るうようになったかは、わからなかった。
離婚成立時5歳の姪は、義姉の前ではしきりに「パパはゴミ。ママが可哀想。ママだけが好き」と言う一で、義姉がいないときは「パパに会いたい」と一晩中泣いた。5歳ながらに母親の顔色を伺っているのは傍目に見てもよく分かった。
その後義姉と姪は義実家(彼女らからすれば実家)に身を寄せた。義姉は元々専業主婦だったので近所のコンビニでアルバイトを始めたものの、身を寄せてから僅か1ヶ月で「彼氏が出来た」と義両親と大揉めしながら姪を連れて家を飛び出した。
夫も義両親もカンカンで、未だに彼女らの話をすると顔色を変えて「もうあんな奴は家族じゃない」という。
私と義姉は仲が良かったと思う。だから着の身着のまま、たった50万のお金(元夫から取れた慰謝料)を手に男の元へ飛び出そうとしていた義姉に慌てて連絡をして「あなたがどうしてもその彼氏が大切なら、幼い姪はあなたの生活が整うまで義実家においていけないか。養育費は私が出す。もし彼氏とダメになったとき、子供の人生を巻き込むようなことがあってはならないから」と伝えてしまった。これは悪手だったと思っている。
当然「私にとってこの子は誰にも譲れない。子供を産んだことがない人にはわからないだろうけど」と睨みながら言われた。
私はその頃、子宮を取ったばかりだった。確かに、私には生涯分かりえない親子の愛だ。
心配していたくせに、彼女に渡そうと思っていた100万を渡せなかった。
私は士業を仕事にしており、それなりに収入もある。義姉が義実家に身を寄せ続けるなら、将来的に金銭的な援助をするつもりだった。
義姉の彼氏はここには書けないような経歴のある人だった。今も一緒に暮らしているのか、別れたのかは分からない。
まだ縁が切れる前、私と会った時に姪はピンクのランドセルが欲しいと言っていた。買ってあげようね、という話をしていたけれど、好みがコロコロ変わるのでもう少ししたらと言われているうちに会えなくなってしまった。
周りに相談すると「別の家族なのだからあなたが干渉することではない」「どんな親でも子供にとっては唯一なのだから、あなたが親代わりになれることはない」「義姉の自業自得なので忘れた方が良い」と言われる。
姪を引き取りたかったのかと言われると、そんなつもりはなかった。義姉には、子を持てぬ私が娘を奪う悪者に見えていたに違いない。
義姉にブロックされたLINEのアイコンが前まで姪とのツーショットだったのに、義姉ひとりの自撮りになっていることに気がついた。
義姉が住んでいた義実家の一室に、姪が残した「ばあばとずっと一緒に住まわしてください」の手紙が、今になって残された荷物の中から出てきたのを義母から知らされた。
彼女らの住んでいるエリアは見当がついているので手を尽くせば探し当てることはできるだろうが、義両親に「あなたがそれ以上情けをかける必要はない」と断られてからポッキリと折れてしまった。
姪がこの先、幸せになれるならそれで構わない。これはただの他人のおばさんのイチャモンで、要らぬ心配なのだと思う。
やりたいと言っていたピアノとバレエを習わせてあげたかった。ピンクのランドセルも買ってあげたかった。
何が正解だったのだろうか。
300円ショップくらいでしかアクセサリー買ったことなかったけど、20代半ばだしそろそろ冠婚葬祭用の真珠(親がくれた)以外のちょっといいアクセサリーとかジュエリー持っていたほうがいいかなと思っていろいろアウトレットとか百貨店とか回ってみた。
1~5万円くらいのファッションブランドのアクセサリー(ケイトスペード、マイケルコース、ヴィヴィアンウエストウッド)、3〜8万円くらいのアクセサリー専門にやってるファッションジュエリー(スワロフスキー、ヴァンドームブティック、4℃、パンドラ)、10万円以上の真珠(ミキモト、タサキ)
いろいろ回ってみたけど、確かに近くで並べてみたら輝きとか違うとは思うけどアクセサリーって小さいしそんなにじーっと見るわけでもないし、正直つけちゃえばわからんのではないかとちょっと思ってしまった。わかるものなんだろうか。特に真珠とダイヤモンド(スワロフスキー)。スワロフスキーってダイヤモンドより全然安価だと思うけど、すごいギラギラ光ってた。なんならダイヤモンドより光ってた。白蝶貝は確かになんか独特のぬるぬるした煌めきがあってチープなものとは違うかわいさを感じたので買ってみようかな。
追記:
なんか伸びていたので買いたい候補を貼ってみる。有識者の方の感想を伺えたら大変ありがたい。ちなみに欲しいのはネックレスとイヤリング。とりあえず見る人が見ると案外わかるものなのか。あと自分がゴールドが似合わなくて、シルバーはゴールドよりはマシだけど少し冷たくて、ピンクゴールドがやピンク真珠が一番安心して心惹かれるけど、ピンクゴールドやピンク真珠はジュエリー界隈では格下というのも初めて知った(まあ普段は好きなものをつければいいとは思うけど、お堅い場ではシルバーやゴールドを選ぼうと思う)
◯白蝶貝
買うとしたらイヤリングと同じネックレスをセットで買おうと思う。デザイン的には一番手持ちの服と合わせやすそう。あと自分の雰囲気にも馴染みやすい気がする。ヴァンドームのほうがぬるぬる光っていて惹かれた。色がピンクなのも好き。
ほんとはこれに蛇ついてるのがいちばんすきなんだけど服に合わないしピアスしかないし悲しい。蛇の指輪は全店売り切れてるぽいあんどケイトスペードの指輪は指のサイズ全然合わない。
https://vendome.jp/vendome_boutique/item/VBME2003__XP
◯遊び真珠
今月中に旅行がてら鳥羽のミキモト真珠島に行こうと思っている。そういえば昔真珠島で買ってもらった一粒パール+賑やかしみたいなネックレスがあったので買うとしたらパールのイヤリング。
正直、服の組み合わせとか、自分に似合うとか置いといたらこれが一番惹かれてる。プリキュアになれそう(?)
でもそもそも結婚式に呼ばれたのがまともなアクセサリーを買うきっかけなのに、結婚式に着る服には全然合わないので、これを買うと式用に上の真珠か白蝶貝も買うことになり出費が大きい。しかし大人のセボンスターみたいでかなり心踊る。
②よりは自分に合っているというか使いやすそうだけど、ちょっとお値段のわりに軽い感じ?がした。
https://www.swarovski.com/ja-JP/p-M5720855/Ariana-Grande-x-Swarovski-Y%E5%AD%97%E5%9E%8B%E3%83%8D%E3%83%83%E3%82%AF%E3%83%AC%E3%82%B9-%E3%82%AF%E3%83%AA%E3%82%B9%E3%82%BF%E3%83%AB%E3%83%BB%E3%83%91%E3%83%BC%E3%83%AB-%E3%83%9F%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%83%E3%83%88-%E3%83%8F%E3%83%BC%E3%83%88-%E3%83%9B%E3%83%AF%E3%82%A4%E3%83%88-%E3%83%AD%E3%82%B8%E3%82%A6%E3%83%A0%E3%83%BB%E3%83%97%E3%83%AC%E3%83%BC%E3%83%86%E3%82%A3%E3%83%B3%E3%82%B0/?variantID=5720855&_gl=1*1pp2xbb*_up*MQ..*_gs*MQ..&gclid=CjwKCAiAtsa9BhAKEiwAUZAszUzTd8fGMhbQcDEtzU8t-W8D5XtcKfAjITwlPDzbQDEfaWrqT1uOYhoCI9UQAvD_BwE&gclsrc=aw.ds
キラキラプリキュアみたいでかわいいんだけど、地味女なので完全に負ける。でもアクセサリーに興味を持った結婚式以外のきっかけが、あのちゃんのプレゼント開封動画でファンの方がプレゼントしていたCHANELのパールが入ったネックレスがとてもかわいかったというのがあって、あれはさすがに高すぎて躊躇するけど、あれみたいなパール+遊び心みたいなものが欲しかったのもあって、これはとても惹かれる。
高2の頃の私はどこにでもいるアホなギャルだった。
携帯で友達とメールしながら化粧してて、あ、彼氏と待ち合わせの時間だと思って慌てて準備して、玄関から母に今日帰らないからご飯いらないと叫んで、
父が「いい加減にしろバカ」みたいなことを怒鳴り返してきたのを無視して家を出て、少し先まで歩いた所で、当時流行ってた厚底の靴がひっかかってコケて、
爪のデコレーションが欠けたのをあーネイル行ったばっかなのにーこんな重いのとれやすいって言ってたネイリストの言うこと正しかったわーと思った、のが最後の記憶。
次にふと気がついたら、知らない家にいて、めちゃくちゃ頭が痛いのと、変なゲームボーイみたいなやつが光って電話マークが出てた。
画面になんちゃら幼稚園みたいなの書いてあって、え?でもボタンないのにどうやって出るの??みたいに思ってたら切れた。
とりあえず知らない人の家だけど、おもちゃとかがあり、生活感があって誘拐された感じでは無かった。
→昨日彼氏と飲みすぎて記憶を失って、これは彼氏の先輩の家とかなのかな?と思って少し待ってたけど、彼氏も家主らしき人も誰も来ない。
とりあえず外に出ようと思ったけど鍵もないし携帯もない…と思いながらぼーっとしてたら、知らないおっさんが小さい子つれてきた。
「お前何やってんの?」「お迎えは?早退して行ったんだけど」「いるなら電話でろよ、心配したわ」とか言うから、は?みたいなこと言ったら、小さい子がママとか言ってまとわりついてきた。
訳が分かんなかったけど、よく見たらネイルも全部とれてるし、洗面所に行き鏡を見たら、金髪とピンクメッシュのロングだった髪も暗い茶髪のボブだった。
は?何これ?って思ってたけど、彼氏も友達もこないし、説明してもおっさんは訳わかんないこというし、私もパニックになった。
電話貸してもらって彼氏と親に電話してみたけど、この番号は使われておりませんになるし。
とりあえず警察にいこうと思ったら止められて、おっさんが大きな病院に連れて行ってくれた。
本当の私は37歳で、記憶を司る期間がやられてしまって、高2以降の記憶がなくなったらしい。
おっさんおっさんだと思っていたのは、私と同い年の夫だった。ついでに言えば私はギャルじゃなくておばさんになっていた。
肝心の高2のギャルだった時の記憶も真実とは違ってて、私はギャルだったことはなく、
彼氏と外泊したりすることもなく、普通に真面目に学校に通っており
何より記憶だと外泊に怒って怒鳴ってた父はおらず母子家庭だったこと。
今でも鮮明にギャルだった自分の記憶があるんだけど、高校生の時の写真とか見ても全然ギャルでもないし系統が違う。
子供のことも全く思い出せなくて、可愛がれないし、
見た目はママなのに中身がママじゃないという状況は子どもに悪いだろうと思って半ば無理やり離婚して、子供はおっさん(夫と名乗る人)に引き取ってもらった。
見た目がママなのに中身がママじゃないのはさすがに残酷すぎると思った。
今も昔のことはほとんど思い出せないけど、私は美容師とかそういう技術の仕事だったみたいで、
やってみたら普通にできたから、離婚後はそれで働いて何とか暮らしている。
夫らしき人は、「お母さんは病気で全部忘れてしまって思い出せなくなった」と説明してくれたみたいだけど、子供からしたら納得はいかなかったと思う。
子供も必死にママこれ覚えてる?これは?とかずっと何度も思い出を言ってくれたんだけど、その健気さが辛いのと思い出せる気もしなくて、もう離れることにした。
今はもうそこから10年くらいたってて、子供も大きくなってて、元旦那も再婚してるし、離婚後は会ってない。
何度も聞かされたから記憶と勘違いしてるだけかもしれないけど、子供が小さかったときに近所の公園に行ったことやパンケーキの上にジュースをこぼしたことや、
子どもが塩昆布が好きだったから試しにパンに乗せて朝に出したらチョコレートパンと勘違いして食べて、子供が怒ったことなどを思い出した。
少し前に家族の付き添いでアニメに嵌った。女性のファンの多いアニメだったので、SNSを駆使して感想を共有しよう!イラストも久々に投稿したい!と思っていた。
結果としてはそれは叶ったし何人か知り合いも出来たが、一人の女性が物凄かった。
私と同じ三十代前半である。
同世代であり、趣味が同じ私はトントン拍子にLINEを交換した。正直、自撮りやリポストが多いことと、スピリチュアル、フェミニスト寄りの発言が多いことから嫌な予感がした。
LINEで地方在住である彼女は、都内を散策したいが行き方が分からないと聞いてこられる。少し一緒に案内してくれないかと言われた。
1日くらいなら良いかと思ったが、成田と羽田空港の違いが分からず、寄り道に中部地方に行きたいが大阪と名古屋どちらが良いかと聞いてこられる。
いずれもLCCである。とりあえず距離を算出して乗り換えの対比を行って漕ぎ着けたが、
「私、家族旅行で都内に行くたび飛行機乗り遅れちゃうんですよね!」「前は渋谷でスマホ落として現地で契約したんです!」とか言われ、
既往と処方薬の一覧の画像を送られてきた。この時点で、一人で、旅行はやめておいては…?と、やんわり止めた。
他の友達からも経済的な事情で止められてるらしく、旅行にいってる場合じゃないよね?と言われているLINEのやり取りが送られていた。
それでも、事情がありどうしても行きたいと言うので、とりあえず旅程だけ聞いて半日だけの合流にした。
他人の外見のことは言及はなるべく避けたいんですが、髪の毛はボサボサでピンクのカラコンでアクシーズの洋服で手作り概念グッズを10個つけて、恰幅の良い女性がいた。ぬいぐるみも持ち歩いている。
私はオフィシャルなメイクくらいしかしないし、カラコンも普段はナチュラルなカラコンしかつけない。アウトレットで買ったミモザ丈のセミワンピースを着ていたし、アッシュグラウンの髪型なのでたしかにお洒落ではないと思う。
会ってしばらく普通に話していて
「〇〇さん乾燥肌ですよね〜」
「〇〇さんは骨ストのイエベなのでそのメイク似合わないですよー!」
アクシーズの洋服で合わせしましょうよ!と言われたのでやんわり断った。
会話のほとんどがスピリチュアル系だった。相性の良い神社がどうとか言われてお祓いしますよーと山手線の満員電車でお祓いされた。周りの乗客からドン引きされた。
会って新宿や渋谷に行きたいです!と言うので調べて乗換案内をした。
成田の行き方が分からんと言って、調べても分からんと言うので、この電車に乗れば着きますよと言ったら
飛び乗ったは良いがクリーン電車だったらしく金がなくて困っていた。
それからしばらくして、
デパコスや洋服を買っているらしい投稿をポツポツしていたので、羽振りが良くなったのかな?と思っていた(彼女は旅行当時専業主婦だった)
ある日、深夜に「私、以前売春したことがあって、今月お金に困っていて、今日出会い系サイトで自分から売春したんです。お金を思ったより貰えなくて、困っています」という内容だった。
貰った額を聞いたら病院に行くには余りに少ない額だった。
とりあえずNPOと警察をおすすめした。警察は余り親身になってくれなかったらしい(正直、当たり前だと思う。)
これまでの生活費は金を使い込んだだけでは…?と疑念を抱いたが、
「貰ったお金は運気が下がるのでこんなお金はパーッと使います!」と言われて、極力距離感を持とうと思った。
性犯罪にあったとかどうとかポストは続けていた。自分から売春しておいて性犯罪とは…と思っていた。
日を改めると今度は私が福祉職の経験があるからと精神障害年金の書類の書き方を聞いてこられ、
「私の方が〇〇さんより障害軽いと思うんです!だから年金〇〇さんも取りましょう!」とLINEを送られてきたので、
そのような診断は受けたことがないし、診察を勧められたこともないし正社員で働いているからと断ると
「正社員ではたらいているかどうかは年金の受給に関係ないですよね!〇〇さんのほうがの障害重いですよ」と言われて
長くなって申し訳ありませんでした。
笑顔がとにかく可愛くて、小さなことにまで気が回って、誰にでも分け隔てなく優しかった。先輩がアニメキャラだったらぽわぽわしたおはなが飛んでただろう。先輩は気にしてたけど高めの身長も好きだった。私が話しかけると首を下に向けて目線を合わせてくれるのが嬉しかった。
ちょっと自信がないところも可愛かった。先輩がネガティブになったらすぐに元気づけようと、自分を卑下する先輩にそんなことないですよ!と言った。
先輩が大好きすぎてずっとくっついてた。
移動教室で偶々会えば手をブンブンと振り、ちょっとした行動にも先輩かわいいかわいいと連発する。
こんな調子のため、私の部内でのキャラは「A先輩大好きっ子」「A先輩推し」に位置づけられた。
私もそうだと思った。
十数年生きてきたなかで女性を恋愛対象として見たことがなかった。初恋も今まで付き合った人も全員男の子だった。
そんな考えは全くの間違いだった。
先輩が卒業してから数ヶ月、恒例として先輩たちが部活に顔を出してくれた。
久しぶりに会うA先輩、以前LINE聞いていた茶髪ではなく金髪(に近い色)だった!どうやら色が落ちてしまったらしい。緩く巻いた明るい髪色は色の白い先輩によく似合っていた。めちゃくちゃかわいいです!と大声で絶賛すると先輩は少しはにかんでありがとうと言った。かわいい。
メイクも先輩に似合っていて可愛かった。
薄づきのメイクは先輩の良さを殺さず引き立てていた。コーラルピンクのリップが本当に可愛くて、メーカーと種類を聞いた。同じのを買おうと思った。
一通り全員でわちゃわちゃと話したあと、先輩とふたりきりになるタイミングができた。
やばい、近い、先輩。かわいい、何ヶ月ぶり?うわー、まつ毛長い、かわいい、かわいい
とぐるぐる考えていたら、先輩が口を開いて言った。
「あのね、彼氏ができたの」
彼氏の話を聞き出そうとしたが、別の部員が来たため、一旦中断してしまった。
その後、他の先輩に、A彼氏できたんだよ〜 と暴露されていた。周りがどよめいて、いいな〜!とかおめでとうございます!とか言ってたけど、私はそれどころじゃない。
先輩に彼氏がいるという事実を、2回も、叩きつけられて脳が破壊されまくっていた。脳細胞はぶちぶちだった。
周りからどんな人だの馴れ初めだのを聞かれても、先輩は恥ずかしそうにはにかんで詳しくは答えなかった。あーかわいい、かわいいけど、この笑顔はもう他の男が独占できるんだよな……。
部活が終わって帰路に着いた。
A先輩と私だけが同じバス路線だったため、必然的に帰り道はふたりきりになる。先輩がまだ部活にいたとき、この時間が嬉しくて嬉しくて仕方がなかった。
先輩の彼氏について根掘り葉掘りしたかったが、多分先輩はあまり話したくないのかもしれないと、先ほど脳破壊されながらも思っていた。
しかし予想とは異なり、先輩はぽつりぽつりと彼氏について話し出した。
驚いて、彼氏さんのこと話すの嫌じゃないんですか!?と言った。すると先輩は、
「増田にだけは話したくて…」
と顔を赤くして言った。
何それ何それ何それ!!!
そんなことを、推しにあなたに言われて、喜ばない私はいないんですが!!!!
と内心ご乱心だったが、必死に気持ちを抑えて、先輩の話に相槌を打った。
恋愛話が大好きな後輩に徹した。
家に帰って、自室に入った瞬間に涙が出てぼろぼろ出てきた。
ずるいと思った。
だって私は、先輩の彼氏が持っているものを一つも持っていなかったのだ。
先輩が上を向いて目が合う高さの身長なんて持っていなかった。私がいつも目線を合わせてもらう方だった。
先輩がかっこいいと言った低い声も持っていなかった。元々高めの声は先輩と話していたら興奮で余計高くなってしまう。
年齢だって私がどれだけ何かを頑張ろうと追いつけない。私は一生先輩の年上にはなれず、年下の後輩ポジションなのだ。
そこで漸く気づいた。
推しなんて言葉で誤魔化していたけど、私はA先輩が好きだ。恋愛対象として好きだ。この感情は紛れもなく恋愛感情だ。
今更気づいたって遅かった。先輩にはもう恋人がいるし、今告白したとて先輩は私のことをそんな対象では見てくれないだろうし、そもそも誠実な先輩は既に恋人がいる状態で私を取り合ってなんかはくれない。
数年ぶりに声を上げて泣いたと思う。
何故こんな話を書いているのかというと、A先輩から結婚したとの報告LINEがきた。お相手は大学のときの彼氏ではないらしい。まだ先のことだが結婚式も予定しているらしく、ぜひ来て欲しいとのことだった。二つ返事で行きますと言った。
私にも彼氏がいる。多分、なんとなくだけど、このまま彼と結婚すると思う。
もし、私と彼の結婚が決まったら、一番にA先輩に報告したいなと思う。
なんか思ったより優しい反応が多くてびっくりした!
自意識過剰乙とか言われるのかと思ってた
当時も親とか会社の人じゃなくてネットに相談すればよかったかも
服装変えたり髪色派手にするのがもう本気で嫌になっちゃってたけど、やっぱり髪の毛と服装変えるのが1番いいのかな
ウィッグとか服装全部じゃなくて一部に取り入れるの検討してみます!いっぱいありがとう!
当時は本当にぼんやり生きてたから頭真っ白でパニック!ってなっちゃって対応しちゃったものの、変な付き纏いはなくても声はかけられるので、流石に今は声かけられたら無視したりしてます!
自分が芋くさいから変な人に声かけられてたっていうのも本当にそうだと思う。垢抜けてない小娘だったし。でも化粧とか覚えて自分比でおしゃれになっても、今度は普通のナンパが増えたのでなんだかなあとは思う…そういう人はついてきたりしないからいいんだけどね
なるべく1人で出かけない、南国の鳥みたいな色の服着るのが1番なのかも…好きな服着たいよ〜
いかがでしたか構文みたいな、AI教えてください構文みたいなのがあるの?
よくわかんないけど、もう年も取ったし大丈夫かな〜って勝手に思って勝手に安心してるだけで、声はかけられなくてもなんか凝視してくる人は髪の毛暗くして伸ばしたら増えたので、対策があるなら可能な限り知りたいって感じです。実家出て一人暮らしだから家バレの危険度上がってるし。(見るだけなら無害だしいいっちゃいいんだけど)
あと風評被害じゃない?ってブコメ見て確かに〜;;と思ったんだけど、「高校の古文の先生」に関しては、似てるからこのくらいの歳なのかなって思ったくらいの気持ちで書いただけです…。
超愛妻家のいい先生だったから似てることに親近感を覚えて警戒するのが遅れたって書こうと思ってたのにすっかり忘れちゃって風評被害になってしまった。先生すみません…授業も面白くて先生のことはすごい好きだったのに…。
【追記終わり】
18〜20歳の頃、チー牛っぽい感じの男性にやたら声をかけられていた。
ふと思い出したので書いてみようと思う。
タイトルは刺激的な方が目を引くかと思ってつけたけど、「不審者遭遇体験記」くらいの気持ちで書いているので悪しからず。
細かいところは日記や自分の過去のツイートを参照してます。細かいところはフェイクを入れたりしているので、矛盾があったらすみません。
18歳の頃、地元の、スーパーの進化系みたいな小さいショッピングモールのエスカレーターでスマホをいじっていると急に後ろから
「すみません」
と声をかけられた。
声をかけてきたのは、当時18歳の私から見たらおじさんだった。30代前半から30代半ばくらいと思ったが、今考えると老け顔の20代の可能性はある。
おじさんには言葉にし難いなんとも言えないオタクっぽい雰囲気があった。
整髪料で整えてない中途半端に長い髪とか、整えてない眉毛とか、半開きの口からそういう印象を受けたのかもしれない。(以降の人たちも全員そうだったので)
田舎の小娘だった私には、自分がナンパされるという発想がまだなかった。何か困ってる人かな?もしかしてエスカレーターでスマホいじってたの怒られるのかな?と思った。
私「なんですか?」
おじさん「あの、ナンパじゃないんですけど可愛いなと思って…おいくつですか?」
私「??…18歳です…」
おじさん「えっ!若いですね!」
私「はあ…」
おじさん「連絡先交換してもらえませんか?」
ここで初めて、不審者!?もしかしてこれナンパ!?と気がついた。
アホな小娘だったので、ナンパじゃないんだ〜…??と思っていた。
私「嫌です、スマホ持ってません」
おじさん「え、でもそれ…」
おじさん「じゃあ家の電話教えてもらえませんか?」
私「嫌です」
ちょうどここでエスカレーターが上についたので、慌てて降りた。
これで解放されるだろうと思っていたが、甘かった。おじさんがついてきたのだ。
スマホを持っていないと意味不明な返答をしてしまったり、完全にどうしたらいいかわからなくなっていた。
しばらくおじさんはついてきて「ちょっとちょっと」「失礼だなあ」というようなことを言っていたが、パニックになりながら歩き回っていたところ偶然レジカウンターの方に向かっていたらしい。
店員に助けを求められると面倒だと思ったのか、おじさんはそこでいなくなった。
私は高校卒業後に地元の企業に就職して、通勤にはバスを使っていた。
田舎なので車社会だったが、免許取り立てで怖かったし車も持っていなかったし、ちょうど自宅の目の前のバス停から会社の目の前のバス停まで1本だった。じゃあバスでいいじゃん!ラッキー!と思っていた。
バス通勤を始めて1年くらい経った頃、ふと帰りのバスで降りる時にやけに凝視してくる人がいるなあと目に止まった。
180度首を動かすようなイメージで、立ち上がってから降りるまでずっと見てくるのだ。
自分もそこまでではないにせよ降りる人がいたら見てしまうことはあるので、すごく周りが気になる人なのかなあ〜と思っていた。
ちょっと頭髪が薄くて、高校の時の古文の先生に似ていた。30代半ばから40代半ばくらいだと思うが、老けてるだけでもう少し若いかもしれない。
ある日うっかり寝てしまって、いつも降りるバス停より先のバス停で降りる羽目になった。
降りると乗降口のところにいつも凝視してくるおじさんが立っていた。
おじさん「いつも○○で降りてる方ですよね?可愛いなと思ってて…」
と声をかけられた。えっ、あれ降りる人が気になってたんじゃなくて私を見てたの???とパニックになった。
すみません…とかなんとか適当なことを言って慌てて走って帰った。
私はとんでもない粗忽者なので、バスで寝てしまって寝ぼけたまま降りることも多く、ハンカチやら傘やら弁当と水筒を入れたサブバックやらを忘れまくるカスの乗客だったのだが、そういえば帰りのバスで忘れると返ってきたことがない…と気がついてしまった。
行きのバスだったり、出先でバスに乗った時は財布でもなんでもちゃんとバスセンターに届いた。でも、帰りのバスで落とし物をすると絶対に届かなかった。
おじさんより後ろの座席に座ると降りる時に凝視されていて、おじさんより前の座席に座った時は後ろの方の高めの席に移動して観察されていることにも気がついた。
気のせいだとか、人を悪く思いすぎだとか散々言われた。読んでいる人もそう思っているだろうと思う。
自分でも気にしすぎかもしれない、私の性格が悪いのかもと悩んだ。
悩んだ末に、通学で同じ路線のバスを利用する友人に、時間を合わせて同じバスに乗って確認をして欲しいと頼んだ。
「完全にあんたのこと見てたわ、疑ってごめん。わざわざ人が減った時に立ち上がって探してたよ。路線変えなよ」
と言われた。
そうは言っても田舎に他の路線なんてほとんどない。後ろの方に乗れば降りる時見られるだけでいいんだし…となるべく帰りは後ろの方に座るようにしていた。
その日はバスが空いていて人がまばらだったので、後ろの方の2人がけの座席に1人で座った。
するとおじさんが隣に座ってきた。
音楽を聴きながら下を向いていたのでしばらく気が付かず、なぜかふっと暗くなったので顔を上げた。
おじさんが上着を広げて通路から私を隠しながら何事か話していた。
びっくりして即座に降車ボタンを押した。
おじさんはついてこなかったので、1本後のバスで帰った。驚き過ぎて弁当箱は忘れたし、もちろん落とし物には届かなかった。
何を言っていたのか聞いておけばよかったな〜と時々思う。
通勤バスは家から離れたバス停から乗るかなり遠回りの路線に変えた。2回も乗り換えがあって最悪だった。
近所の大きい本屋に月光条例を全巻買ったらどれくらい場所を取るか見に行ったときのことだった。
進行方向がずっと同じ人がいて、なんとなく気まずいことはよくあることだと思う。そういう人がいたので、新刊コーナーで立ち止まってやり過ごそうとした。
しかし相手も同じようなところで立ち止まる。横目に確認したところ背の高い男性で、万が一ついてきていたら嫌なので(ちょうどバスおじさんの一連の出来事の直後で過敏になっていた)、絶対に男性が入ってこないようなコーナーでやり過ごしたらいいじゃん!と思いついた。
商業BLコーナーの中でも特別過激なコーナーに向かい、適当にスマホをいじって時間を潰した。半裸の男性とビビットピンクに囲まれて気まずかった。
5分ほど滞在して、もういいだろうと切り上げて月光条例の棚に向かった。
ちょっとやっぱり冊数多いよな〜月光条例だけならギリギリいけるか…でもいずれからくりサーカスもうしとらも欲しいし…と悩んでいたら人が来た。
女性が男性向けエリアにいると、気を遣ってかすぐに退散してしまう人は多い。もし相手が遠慮してゆっくり見れなかったらかなり申し訳ない。
今日買うわけじゃないし退散しようかな…と思っていたら、声をかけられた。
男性「あの、さっきから見てたんですけど、可愛いなと思って…」
ついてきてたの気のせいじゃないんか〜〜い…とかなりげんなりした。
月光条例はちょっと奥まったところにあり、相手は退路を塞ぐような形で立っている。
一切会話を盛り上げず、可能な限り早く切り上げようと思った。
私「はあ、そうですか…」
私「まあ…」
私「はあ…そうですね…うしおととらとか…」
男性「そうなんですね…ちょっとわかんないな…僕はノゲノラとSAOが好きなんです!知ってますか!」
私「知りません(大嘘)」
男性「そうなんですね、ノゲノラは〜〜」
語り出してしまった。すごく興味なさそうにしたはずなのに一切気にしていなかった。
男女を問わず、藤田和日郎を好きな人間とノゲノラやSAOが好きな人間は気が合わないのではないかと思った。
男性「手を触ってもいいですか?」
聞き流していたら急に意味のわからないことを言われた。本当に唐突だった。
退路を絶たれているので激昂されたくなくて了承したが、かなり怖かった。初対面の女性の手は触らない方がいい。
私「いえ、ご飯食べるの嫌いなんです」
私「本当に食べるのって嫌いで…1日2食で…(?)」
塞がれているのと反対側にも通路があることにようやく気がつき、親が心配するんで、とかなんとか適当なことを言って走って本屋を出た。よく考えたら本屋は通常行き止まりにはならないようになっている。
それから1ヶ月ほどして、郊外の大きなショッピングモールに友人と遊びに出た。
ぶらぶらしていると正面から来る背の高い男性が妙にこちらを凝視していた。
通りすがりの知らない人に凝視されることは時々あるので、いつものことだと思ってあまり気にしていなかった。友人は視線が気になったようで、すれ違ってから一瞬振り返って凝視男性を見た。
「ねえ、なんかあの人立ち止まって増田のこと見てるよ」
「気のせいじゃないの?」
そんなわけないじゃん、と思いながら振り返ると、立ち止まってガン見しているし、しかも見覚えがあった。服装が本屋で遭遇した時と全く同じだ。本屋の人だ。
友人にも先日声をかけてきた人だと伝え、とにかくこの場を離れようと早足で距離を取ろうとした。
「待って待って追いかけてきてる」
友人はチラチラ後ろを確認してくれていた。
雑貨屋に入ってぐるぐる棚の間を縫ってから出たり、なんとか距離を稼ごうとするが上手くいかない。
どうにか楽器屋のギターコーナーに隠れて外の様子を伺い、相手が離れた隙に下の階に降りて帰ろう、と打ち合わせた。
大きめのイオンモールなんかを想像していただくとわかりやすいかと思うが、屋上駐車場に向かうエスカレーターがあって、上の踊り場みたいなところから階下が見下ろせるような構造になっているモールだった。
追いかけてきた男性はその踊り場に立って上から私たちのことを探しているようで、出るに出られなくなってしまった。
店員さんに助けを求めることを考えたものの、別に客でもなんでもないのにご迷惑をおかけするのは申し訳なかった。
男性がエスカレーターを降りて移動した隙を見計らって別のエスカレーターを駆け降りた。
が、駆け降りているところを発見された。
下に降りてすぐ友人と二手に分かれ、友人には人目につきやすいところにいてもらって私は先に車に向かった。
10分ほどして友人も車に戻ってきた。
友人「”さっき一緒にいた人はどこに行ったんですか?あの人の連絡先教えてくれませんか?”って言われたよ〜。知りませんってすっとぼけたらこのブスって吐き捨ててどっかいった!」
怖すぎた。暴言を吐かないでほしい。
それ以来仕事以外でほとんど出かけないようになり、どうしても出かける場合は絶対に友人や家族と一緒にいるようにした。
ついでに、会社が倒産しそうだったので転職→仕事の都合で2年ほど他県に転勤したおかげか、幸い3度目の遭遇はしていない。
いずれの人も、話す時距離が異常に近かったり、女慣れしてないんだろうな〜と思った。
それと周りに相談しても全くと言っていいほど受け止めてもらえないことがかなりショックだった。
「自意識過剰なんじゃない?」
「気のせいでしょ」
「思わせぶりなことしたんじゃない?」
「スカート短かったんじゃない?露出の多い服でも着てたんじゃないの?」
これらは本当によく言われた。
私はエスカレーターに乗っていただけ、バスに乗っていただけ、漫画を見ていただけだ。
服装だって就職した時親に相談して買った派手じゃないブラウスに膝下のスカート、無難なパンプスだった。髪の毛だってずっと地毛だった。
真面目に生きてきて、社則に則った服装でこんなことを言われるなんて信じられなかった。
ちなみに、転職したのを機に金髪にして肩まであった髪をベリーショートにしたところパッタリとなくなった。
服装も気が強そうに見えるかどうかで選ぶようになって、好きな色やデザインはずっと二の次だった。
流石に髪も傷むし飽きたしそもそも別に好きでやってないので最近は徐々に暗くして伸ばし、ちょっとずつ好きな服を買っている。
今のところ新たに付き纏われたりはしていないし、好きな格好に戻っていく予定。