はてなキーワード: 巫女とは
もう30年ぐらい前になるが、巫女というか関西の某イベントなので福娘とかいうものに当時の彼女がなるという話で驚いた
詳しくは知らないが、美少女コンテストみたいな感じでニュースでよく流れていたから
可愛かったがめちゃくちゃ可愛いわけでもなく、写真写りがよくなかったからまさか? と思ったし、自分で応募するタイプでも他薦されるタイプでもない
よくよく聞いたら、ちやほやされすぎないほうの、笹とかさらえ売るかかりで、一応書類選考はあるようだけれど履歴書の証明写真で応募するだけで、友達と一緒に受けたと
蛇足だが今はほぼ全人類が写真写り悪いと思ってる。色んなスキルを持ったプロの力で凄い写真が何分の一かで表に出るだけで
結局馴染みのないイベントだったので、行かなかったのか、恥ずかしいからこないでと言われたんだったか、会いに行って一言二言話したんだったか思い出せない
あと、「何さあ〜!もう」って反応は通常の巫女さんとのシチュエーションじゃない、どころかこっちが権禰宜ポジなのでめちゃくちゃ高度ですね
ガルバのイベントや、それこそ風俗でのコスプレで巫女服は見たことあります
結局プレイの時ってイメージ湧かないしあったとしても伝えるのが難しいので楽しい感じにならないのですよね
かけもちガチナースさんは結構居るので、向こうがノリノリで看護師ムーブをしてくださることは沢山あるのですが何が一番刺さったかなぁ
中絶の話!?トラバ先が違うのでは!?と一瞬思ってしまうくらいちゃんとしたお話だった、すごい内容をありがとうございます
神社とかだとどうしても他の普通の会社とかよりは触れてはいけない、みたいな領域だから、そういうことも起こってしまうんだろな...
増田のところは地方都市だったので露骨なことはイメクラ案件くらいしか無かったけど、それでも前のトラバに返したような宮司のタバコの火は巫女が付けるみたいな意味不明仕事があったので、場所によってはもっと色んな方向にエゲツないんだろうなと読ませてもらって改めて思いました
医療従事者の守秘義務みたいなものは田舎では微妙な感じだったりするものだと思うのだが、私の母は中絶事案について結構自分に話してたな。
その一つで、地元の全国区で知られた神社に努める巫女さんが中絶手術をしに来たという話をしていたのを思い出すな。
職場の人の子供を妊娠し、おそらくは不倫で産むことができない子供なので中絶という話だったと思う。
上司と女性社員がそういう関係になるみたいなのは田舎ではよくある話で、それが神社で起こっただけということなんだと思う。
「神社のススメ」という漫画では、神職の親が娘に大きな神社の玉の輿を狙わせるという話も出てたな。
おじさん神職が大きな神社の御曹司という可能性は...ないか。そんなルートだったら結婚しているだろうしな。
学生時代の話だが、雇用期間が年末年始だけのいわゆる臨時巫女のバイト募集に応募したら採用してもらえた。歴史ある旧官幣大社だったのでめちゃくちゃテンションが上がった。(在学中ずっと勤めていたレギュラーのバイトがすでにあったので臨時巫女の応募となった)
あっという間にバイト初日を迎えた。たしか11月の終わりくらいだったか。初日は神社、神道のこと、神様へのご挨拶の仕方などなど、たくさんの配布資料とともに権禰宜さんからしっかりとした説明があり、なんて丁寧なんだろう、これは期待だなァ〜!とワクワクが止まらなかった。
が、次の出勤から始まったのは掃除、掃除、掃除である。もちろん巫女服なんか着ない。ジャージと作務衣である。自信をもって言えるが、この神社の臨時巫女は巫女さんをするためではなく、大掃除をするために雇われていた。たしかに業務内容にも掃除って書いてたしな。ちなみにめちゃくちゃ寒い。
広い境内をひたすらホウキではいてゴミ、主に落ち葉を駆逐していった。本殿の下の手のひら大の石が敷き詰められている場所も掃除のため入れたのは非常に興味深くて良かったが。とは言え女子大生(当時)には手のひら大の石はそこそこ重く、鈍臭いのも相まって人生初の血豆が出来た。
ひたすら掃除をしたあと、退勤時間ギリギリから巫女服を着る練習が始まる。着るのは非常に楽しい。問題は着た後である。
たしか緋袴と白衣以外はほぼ購入だったのでそれらは自分が納得するかたちで持って帰れば良いのだが、脱いだ袴は神社の持ち物なので10分くらいかけて丁寧に丁寧に畳み、畳み終わった後は常勤巫女さんを呼んで畳み方をチェックしてもらう必要があった。合否判定から大きくズレると畳み直しとなる。
しかもその場にいる臨時巫女十数人に対して常勤巫女さんは2-3人だったので、退勤時間から1時間以上経ってもまだチェックしてもらえないこともあった。もちろん賃金は出ない。まあ体験料かな...と思うことにしてやり過ごしていた。
と言うような年末を過ごし、世間の冬休み開始あたりからいよいよお楽しみの巫女バイトの本番が始まった。自分たちでめちゃくちゃ掃除した境内で働くのは気持ちが良かった。
勤務内容はぶっちゃけ店番である。おみくじの対応は参拝客と一喜一憂を共有出来て楽しかった。御神酒の担当も来る人来る人当然楽しそうなので非常に面白かった。
あと増田は結構なブサイクなのだが、ブサイクでも巫女さん!と色んな人が優しく話しかけてくれる。少し参拝客が落ち着いて、境内を竹箒持って掃除していたら写真撮っても良いですかとかも聞かれた。人生でそんなこと聞かれるの、もう結婚式くらいしか無いんじゃないか。
あの初日に神道について熱い説明をしてくれていた権禰宜さん(結構なおじさん)が、奥の休憩室でみんなでふぅと一息ついていると急に常勤巫女さんの1人(めちゃくちゃ可愛い女子大生)の膝の上に「疲れたあ〜!」と言いながら座り、常勤巫女さんも「何さあ〜!もう」と言いながら膝の上の権禰宜さんの頭を撫でていた。イメクラか...!?と衝撃が走った。
大晦日→お正月にかけては夜勤があった。夜の9時から朝の6時までで、休憩は1時間だった。今夜勤ありの友人にこの思い出を言ったら「2,3時間は仮眠室で寝てるよ!?」とビックリされた。こっちもビックリした。
しかも前述の通りいわゆる店番なので、基本的に立ちっぱなしである。交代要員もいない。外に面しているので暖房もクソも無い。一応足元にヒーターがあったが焼石に水である。あと正月と言えどもさすがに朝の3時-5時は参拝客がグッと減り、ただクソ寒い場所で立ってるだけの時間が多くなって、コレが1番キツかった。隣で店番してる子との雑談も勤務中だから限界があるしな。眠気と寒さで現実の景色に夢に出てきているモノが重なり(元気なモンジャラが遊んでいた)、クスリをやってる人の景色ってこんなのなのかなあと勝手な想像をして過ごしていた。
地獄の夜勤が終わってからは家に帰って爆睡し、昼過ぎから正月の空気を改めて味わうことになったような気がする。ちなみに書き忘れていたが緋袴畳みは最初から最後の退勤日まであった。と言っても掃除期間が終わってからは同時にinする臨時巫女が少なかったので、退勤後30分ほどで畳むのが終わって良かった。いや良かったのか?
あとは1月いっぱいまで数回シフトが入ったが、とんどが終わればもうゆったりしたものだった。同じバンドが好きな臨時巫女ちゃんを発見し、在学時はよく一緒にカラオケに行く仲になった。今は増田が就職で出てしまったのであんまり会えていないが。
という、以上思い出でした。
学生時代しか出来ないバイトがしたかったから、この経験は良かったと思う。と同時に権禰宜さんの行動に衝撃を受けていっとき神社で心からの参拝が出来なくなったことも併記しておく。
あと神社によって全然ルールが違うはず。実際増田友人も何人か同じように巫女バイトをしていたが、緋袴畳みは無かったり、ちゃんと仮眠出来たり、掃除が無かったりしていた。なのでもし巫女さんバイトを考えている方がいれば、増田の経験だけが全てでは無いのでぜひ果敢に挑戦してみて欲しい。話のネタになるヨ。ちなみにお賃金は夜勤分込みで平均時給800円ちょっとでした。宗教法人!!!!!
このあと40歳公務員の後悔と失意ともっと自分の可能性を信じてやるべきだったのか見限って結局正解だったのかについての怒涛の嘆きを叩き込もうと思ったんだ。
でもそれを「またGPTに出力させた増田か」と言われたらブチ切れる未来が見えたから辞めることにする。
でも「結果」ぐらいは出ると信じて頑張ってきたのは事実だぜ。
ずっと待っていた結果はどこにもない。
平均値程度の年収を持った無趣味な童貞がインターネットとテレビゲームで暇をつぶすだけの日々。
職場ではいつも居場所を感じ取ることが出来ないままで、パソコンの大先生としてたまに頼られたところでそれで自尊心がなにかしら満たされることもない。
新人から帰ってこない挨拶、ベテランから帰ってこない挨拶、そういった濁りが少しずつ積み重なって失われていく世界そのものへの期待、濃くなり続ける不信感。
時折聞こえる「うぜぇ」「くそっ」「くっさ」「はぁ?」「頭おかしいんだろうな」「マジキメエ」「はぁ?」が全部自分のことに聞こえるのは精神疾患なのか事実なのか俺にも判断がつかないしカウンセラーに問えば「その同僚は実在していますか」でドヤ顔ニタニタ間違いなし。
クソがなんだこの人生は。
これが俺の「結果」だと?
巫山戯るなよ。
巫山戯の文字列最初の一字に「巫女」を思い浮かべるような人生を送りたかったんじゃあない。
巫力はもっと違うぞ令和にもなって懐かしアニメかよおめでてーな。
俺はもっと文化的で健康的で非の打ち所も数えるほどしかないような何かになりたかった。
きっともっと時代が進歩して素晴らしき世界でエリートとして産まれていればベルトコンベアに座ったままでそんな人間だったんだ。
俺はもう「結果」しか求めてないよ。
幼少期、早生まれの運動嫌いの虚弱体質でいつもオラが村のジャイアンに目をつけられていた日々の中で自尊感情を螺くねらせながら育った過去はもう救わなくて良い。
たとえば明日の帰り道でキャトルミューティレーションされて、どっかのUFOでマトリックスの中に閉じ込められた中では俺はイケメンエルフで恋人は妹のロリババァだったりすればもうそれでいいんだ。
「結果」だよ。
もっと具体的で現実的な話をするなら、「自分のスキルが社会的に高値を払ってでも手に入れるべきものとされていて、それによって十二分な報酬と自尊心を得ることが出来る日々」なんだよ。
「コイツ断らなそうだし適当にパソコンのよくわかんねーところ押し付けたろ」じゃ駄目なんだよ。
金・誇り・意味・社会貢献・いやもうとりあえず金と時間があればいいわ。
巫ザケルなとしか言いようがないだろ。
助けてくれよ。
何をどうやって?
知らねえよ。
つうかさ、それを思い悩む必要もない社会に産まれたかったんだよ。
今時の年収600万円ぐらいの暮らしが年収0万円で手に入る社会でさ。
皆が空飛ぶクルマに乗ってワープで出勤して量子通信でネットゲームを遊んでる横を無料の光通信で我慢しながら古代VRMMOの世界に骨を埋めて死ぬだけの人生でいいんだよ。
それさえ叶わない。
それが21世紀だ。
貧しいよな。
本当に貧しいよ。
どやどやとは「男子高校生がふんどしと足袋だけ身につけたほぼ裸の格好でうろつく祭」だ
男の先生とかも同じ格好してる
コロナの時期に3年中止していたが今は復活
この寒い時期にほぼ裸でうろつくが、裸でもみくちゃになった体は熱を発し、裸のおっさんが若者たちに冷水をぶっかけると湯気が生じるのがウリだ
まだまだ子供っぽいガリガリの子、十分鍛えられて腹筋が割れ腕もムキムキな子、ぽっちゃりな子、色んな子がいる
若者たちがやるのは上空からばらまかれるフダの取り合いなのだが、会場が長らく工事中なので会場の前でやっててちょっと趣がない
ぷりっぷりの高校生の肌やむっちりしたおっさんの肌をいっぱい見て元気が出た
福娘はきれいな独特の着物を着て正月だけエビス神社に使える巫女さんのようなものだ
無料で撮り放題の存在だったが、今年からは撮影禁止になってしまった
男成分はどやどやで大量にチャージできたが女成分が足りない
大阪には十日戎(とうかえびす)という行事があり(他の地域にもあるらしいがここでは大阪)、1月9-11日に福笹と称される笹が神社で配布され、素笹を持って帰ったり2千円ぐらいのめでたい飾りを買ってジャラジャラつけて持ち帰ったりする
これにより福を得られて金運が良くなるとされ、大量の屋台が並びにぎわう
金運に興味のないカメコたちも全国から集まり「福娘」を撮影するのが恒例だった
福娘とは、笹や飾りを授与する娘さんのことだ
正月の巫女みたいなもんだが、独特の着物を着て清廉でありがたい感じがする
容姿の良い若い処女だけが福娘に選ばれ、そこからアナウンサーになったりと、有名になりたい関西美女の登竜門の一つになっている
飾りを購入する際に「撮影してもいいですか?」と聞いて許可してくれる子だったら許される程度
当たり前のマナーといえばそうだが、今までは撮り放題だったのに悲しいものだ
ただでさえ人が多いのに立ち止まって粘って撮影する者が多かったので仕方ないだろう
3日の午前中で殆ど人いなかったが、なんか中では巫女さん4人が向こう向いて座ってて、禰宜がなんかやってた。
お賽銭入れてお参りしておみくじ引くときに、甥が財布だしたので「自分(のお金)で(おみくじ)やる?」って聞いたら元気よく「うん!」って
言うので、お金払うの待ってたんだが全然動かないから、「なんや、自分のお金でやるんちゃうんか」ってつぶやいたら窓口の巫女さんが笑ってはった。
ちょっと抜けてるところもあるけど、基本真面目な子なので、そのまま真面目に、元気に育って欲しい。おっちゃんとかタカれるだけタカってええからな
俺が住んでいるのはド田舎で、電車が30分に一本なのは当たり前
お正月でも歩いている人の数より車の数が断然多く、車で少し走れば山の奥まで行くことも出来る
近所には小さな神社があって、ぽつんと寂れていて参拝客はほとんどいない
歩いてすぐのところにあるので小さい頃から初詣はいつもその神社だった
でも今年は違った
友人から旅行に誘われ、旅行先には観光名所になっているほどの大きな神社があり「初詣行こうよ!」と誘われ、つい行ってしまったのだ
その日の夜。昨日のことだ。不思議な夢を見た
それでも女の子は俺のことを責めるようなことはせず、ただただ俺の前で泣き続けていた
その真っ赤な目を、俺に向けながら
俺は何もできなかった。起きた後も、夢のことははっきりと覚えていた
胸がずきずきとする。不思議な気持ちで、でも切なくて、申し訳ない想いで一杯だった
そうすればきっと許してくれる…はすだ
今年結婚をした。
旦那さんは式をやる気がまるでないみたいだったし、お金があるタイプでもないので「このままやらないかなー」と思っていたら、母に「ドレスを着てる姿が見たい」と言われて話が進んだ。旦那さんも、それを言われたらやるしかねえ的な感じで快諾してくれた。
母はウェディングフォトでと言ったけど、私は本音を言うなら結婚式はしたいタイプ。なんかいい塩梅のものはないかといろいろ調べて「神前式がいいのではないか」となった。友人も親戚も呼ばない、一親等だけの小さなお式。
私の家族は遠方に住んでるため、母は来るだろうが父は来ないだろうなーと思っていた。というか実際「近くなら行くけど、関東でやるならお母さんだけどうぞ」って感じだったらしい。旦那さんと私で私の地元へ行くプランも考えたけど、旦那さんは旦那さんで「俺は人形だから」のアピールがひどかったので、旦那さんの負担が少ないよう私たちの居住地近郊ですることにした。(おいこら、我が家の男共よ)
ちなみに、旦那さんの家族はお声がけしたらすぐに参加表明してくれた。
神前式は私も人生で出席したことがないので、どういうものかいまいち具体的な想像ができない。
こじんまりとして、ホテルとかの結婚式よりは安価なイメージがあるぐらい。
とりあえずネット検索で上位に出てきた「お色直し撮影付きで19万円〜!」みたいな謳い文句のところに問い合わせてオンラインで詳細を聞く。
「まあどこも似たようなもんだろ」と、比較検討はせずそのままそこで話を進めた。
もちろん、19万では収まらない。
まず平日で縁起の良くない日以外、ほとんどの日にちにオプション料金がつく。私的には仏滅でも良かったが母が気にするタイプなので大安の次くらいのやつに。さらに、選ぶ着物によってもオプションがつく。私自身こだわりは特にないので高くなくていいよと思っていたけど、いざ着物を選びに店舗へ行くとオプション料金のない着物が何故か見つけられない。比較的安い値段の着物も予約が埋まってたりして選べない。何ということでしょう。小物も綿帽子(白いほっかむりみたいなやつ)も全てオプション料金だ。
ちなみに、女性は実物が並ぶお部屋で数時間かけて選ぶのに対して、男性はタブレット画像。
指シュッ!!!!シュッ!!終わり!!全3種類!!30秒で決まった。今時の男の子はオシャレ好きな子が多いのでそんな子からしたらクソつまらないだろうなと思った。旦那さんもちょっと拍子抜けしてた。
他に当日のヘアメイク代、留袖の着付け代や父の衣装レンタル代等も入れてなんやかんや見積総額は40万くらいに。
そこに別途神社に納める初穂料が10万〜って感じ。終わった後に簡単に食事をしたのでそんなのも入れると60万ぐらいかな。ウェディング会社の人も「ご自身で手配した方が安いですよ」と特に営業してこなかったのが気楽で良かった。
お色直し付きで撮影あり。50万程度で式ができて写真データも大量に残る。私的には安い感覚だったけど、旦那は式当日を迎えるまでの数ヶ月間、ずっと高い高いとぼやいてた。(ええかげんにせえよ)
妹に諭されて「それもそうか」と行くことにしたらしい。日帰り以外で家族旅行なんてほぼ行ったことがないし、ここ数年は居住区内でしか生活してない人だったので新幹線に乗るなんて非常に新鮮だった。母の希望もあり、モーニングも黙って着てた。頭は驚くほどボサボサだったけど。
そんな父は帰路で「楽器の演奏や巫女の舞があって本格的で良かった」と何度も母に話していたらしい。それから、出来上がった写真データを見て「あいつ(私)がずっとニコニコしてたのが印象にのこっとる。それが良かった」とも話していたそうだ。そら良かった。
私の実家は暗い。笑ったりするよりも、じめっとした雰囲気が合う。四人揃った家族写真も多分存在しない。妹の成人式の写真なんて母も妹も死んだヘビの顔してる。ヘビの死骸見たことないけどさ。そういえば私の成人式は家族の誰かと映っている写真もないな。絶縁状態ではないし家族間の交流も盛んな方だとは思うけど、とりあえずあらゆる方面で暗い。
そんなんだから神前式当日、家族写真の撮影中に私は「お父さんが笑ってる!?!?」と声を出して驚いた。「そら笑うわ」って言われた。
父は私たちのこと好きなのかそうでもないのか疎ましいのかよくわからん人なのだけど、私の結婚という儀式を通じて「あ、この人家族のことそれなりに大切にしてるのね」ということがわかって良かったなと思う。
母の表情も嬉しそうだ。年々物忘れが激しくなっていく母だけど、当日の風景を末永く大切にしてくれたらいいなと思う。
留袖を着る機会をつくってあげられたのも良かった。とても綺麗な珍しい柄で、母が手放すときは私が譲り受けてもいいかもと思った。
神前式を通じて夫婦の写真はもちろん、両親と妹との家族写真が手に入ったのはとても良い記念になった。家族写真は全員の遺影になるだろう。
両親がニコッとしてる写真は、何度見てもやはり嬉しい。妹は大体どれも目を瞑ってる。
結婚式は新郎新婦がとても忙しいというが、一親等のみなので特にそんなこともない。おもてなしも礼儀も、神社の人に迷惑をかけなければ重んじなくて良い。すごく気楽だった。
余談だけど、お参りに来た参拝者の方が私たちに「おめでとうございます」と声をかけてくれたり「ええもん見たわ」って表情をしてくれたのもなんだか「うふふ」となった。
ウエディングフォトも数十万かかると聞くし、両家の顔合わせもしてなかったし、それにちょっと色つけたと思えば私的にはこっちの方が断然良かった!
結婚式に強いこだわりがある人にはお勧めしないけど、「そんなにこだわりはないけどなんかカタチにのこるものがしたい」って人にはいいんじゃないかな。
暇だ。
暇なので電車に乗って日帰りできる範囲の近所をブラつくことにした。
毎日同じ電車に乗っているが、方向が違うだけで景色が違って新鮮である。
あと気のせいだと思うが、車内の広告も趣が変わっている気がする。
(そういえば、8番出口の続編がいつかでるんだっけ?)
ごく短い区間の私鉄なので、終点と言っても自宅からは結構近い。
強いて言えば、コンビニ前で一息ついていたアニメキャラ?のTシャツを着たオッサンが目立っていた。
何のキャラか知らんがまぁ、確かに可愛いね、と思いながら通り過ぎる。
特に行先も目的もないが、空腹感はあったので、飲食店を眺めながらとりあえず歩く。
JRの駅との中間地点に、よさそうな定食屋があるらしい。もし見つけたら入ろうと思い、JRの駅の方角に勘で向かう。
なんというか、寂れているとも言えないが、活気があるとも言えない街並みだな・・・と思いつつ歩く
すると前方から異様な出で立ちの女性が。なんのキャラかわからんが、コスプレだろうか。巫女?っぽい?
今まで視界に入る範囲ではそんなイベントをしている気配は全くなかったので、かなりびっくりした。
あぁ、さっきのTシャツのおっさんもそのイベント目当てだったんだな、と一人合点する。
特に面白いことも、美味しそうな店も見つからないままJRの駅前らしき交差点にたどり着いてしまった。
すると何やらアナウンスが聞こえてくる。
なるほど、コスプレイベントは駅前の商店街でやっているらしい。
せっかくなので商店街を見ていくことにする。
ニコニコしたおっさんがごついカメラを構えて、楽し気にコスプレイヤーと話していた。何のコスプレなのかはわからない。
好きなキャラがいるわけでも、写真撮影が趣味なわけでもなく、買い物もする気もないので、凝視するのも申し訳ないなと思い、
横目でコスプレイヤーの皆様を見ながら通り過ぎる。今思えば結構な不審者だな。
何故かわからないが、通路の中央に車が並べられていた。キャラクターが描かれた、派手な車たち。痛車というやつか?
車を背景にコスプレイヤーがポーズを決めていた。んーあれは、ウマ娘だろうか。やったことないからわからん。
一台、やけにクラシカルな車があって、キャラが描かれているわけでもなく、趣旨違わないか?と思ったら
ボンネットはガッツリ痛い仕様だった。車のことも分らんけど、旧車を痛くする文化もあるんだろうか。とにかく金がかかりそうだな・・・・
車やコスプレイヤーやその他諸々を眺めながら歩く。
えーっと、あれは誰だっけ、初音ミクの親戚?VTuberか何か?うわ、あの人すげぇスタイル良いな。誰か知らんけど。
最近の作品はさっぱりだけど、ジブリ作品のコスプレは流石にわかった。
サンとすれ違う。クオリティたけぇな。気付いていないだけで雫と聖司もいたのかもしれない。
黒ずくめなのは、呪術回戦かな・・・ サングラスは五条先生だろうか。
商店街の終わりが見えてきた。
脇に目をやると、屋台で何かを売っている。店員がコスプレしていた。キキとトンボだ。
パンかパイを売っていたら100%買ったんだけどな。なんで、おでんなんだよ。
いや、おそらく、パンもパイも速攻で売り切れたのであろう。誠に残念である。
商店街の出口・・・というか、多分こちらが入口なのだとは思うが、変態仮面が受付にらしき場所に居た。
これはいままでと別の意味で直視はしがたい。すごいなぁ。笑いを嚙み潰して通り過ぎる。
空腹感がどうでも良くなってしまったので、そのまま帰ることにする。
何が言いたいのかと言うと、ジブリって本当にいいもんですね、という話。
「少女漫画」というジャンルの話ではなく、誌名の「少女コミック」である
現在は「Sho-Comi」と名を改めているので、少女コミック時代に絞る
2000年代には「過激な少女漫画」の代表的存在となりネット上では「性コミ」の蔑称で呼ばれ、一部地域で有害図書指定、議員やネットやPTAからの抗議を経て名を変えた
少女漫画といえば月刊誌が多いが、少コミは週刊時代も長く、隔週に落ち着き、Sho-Comiも隔週
黎明期には男性作家もちらほらおり、掲載誌を彷徨う漫画『サイボーグ009』が掲載されたこともある
ギムナジウムを舞台に、自殺した少年トーマを巡り犠牲と信仰について描く文学的な作品。
やや難しい内容のため連載時は人気がなく打ち切りスレスレだったが、今では少女漫画界を代表する名作の一つとして語られている。
日本でギムナジウムもの描いてる人は大体萩尾望都を通ってるだろう。
時を経てから読んだ者にはピンとこないが、実は少女誌連載作品である。
特に少女向け用に作風を変えた感じはないが、女子小学生が主人公(一応)なのは著者なりに少女を意識したのかもしれない。
美への執着と母娘の確執は女性向け作品で繰り返し描かれるテーマだ。
人種差別、同性愛、父子相姦、児童への性暴力などのシリアスな描写が少女漫画界に大きな衝撃を与えた。
当時は朝チュン程度でも過激扱いだったため、連載を編集に反対されたという。
他作品をまず成功させ発言力を得てからようやく連載を許され、連載開始まで6年かかった。
凄惨な展開の数々は少女たちにトラウマを与え、二次創作で幸せにする的な発想のフォロワー作品も生まれた。
スポ根枠である同著者の『真コール!』の方と迷うところだが、実写化しているこちらで。
5人のシスコンなイケメン兄貴に溺愛されつつも同級生男子とラブコメするイケメンパラダイスな作品で、この手の作品でありがちな「実は兄たちとは血縁がない」展開が発生しなかったところが評価できる。
少女漫画界全体としては、外国が舞台で白人への憧憬→現代日本の学園もの、と定番が移り変わったが、本作は中華風の異世界がメイン舞台である。
現代日本から転移した少女が神獣を召喚して国を救う巫女となり、召喚に必要な七人の戦士たちを集めるため国中を冒険するというファンタジーで、「少女には受けないのでは」と編集が渋ったりもしたが、ヒット作となった。
少女の手足が棒のように華奢に描かれる作品が多い中で、むちむちとしてエロティックで、アニメは大きなお兄さんからも人気が出た。
「非処女になったら巫女の資格を失う」ため敵のイケメンがレイプしようと狙ってくるなど、未遂で終わるがエロ描写が多かった。
古代ヒッタイト帝国(現トルコ)に生贄として召喚された現代日本の少女が、武人・政治家としての才覚を発揮し皇帝と共にオリエントの覇権を掴むに至る大河ロマン。
史実エピソードを拾い上げながらニッチなロケーションを描き勉強にもなる作品だが、この時期には性コミ化が進んでおり、むやみなセックスシーンも多い。男が意味もなく全裸になるのは女性向け故か。
現代でリア充だった主人公は、元の世界に帰ることを渇望し、だがヒッタイトにも大切な人ができてしまい、どうすべきか葛藤する。最近の異世界ものではこの手の葛藤は珍しいぐらいだ。
物語の中に性的展開もある前述の作品群と違い、エロこそが主題の作品であり性コミの代表的存在。
惜しげもなく少女の乳首が出てきて俺様イケメンとのエッチな展開が多発、また敵イケメンに愛のないガチの強姦をされる展開もあった。
物議を醸す問題作だがヒット作でもあり、エロは著者は嫌々だったが編集主導とのことで、少コミは急激に性コミ化が進んでいく。現代人が読むとそこまでエロくもないが…。
アニメ版では一切エロがなく、主人公も存在せずイケメンたちが切磋琢磨しながらバンドに励む作品になっている。
宮坂香帆『「彼」first love』(2002-2004)
性コミ化が進んでいく中で、「一見地味女子だが眼鏡を外すと美少女」という古典的設定ながらピュアラブを貫きヒット作となった。
斬新な設定や凝ったストーリーなわけではないのだが、堅実・丁寧に描写を積み重ね、少女漫画らしい少女漫画である。
庶民JKが上級国民生徒の世話係になりセクハラも甘受させられる話で、エロシーンのために物語が捻り出されるようなエロエロ作品。
相手役が合意なく下半身まさぐってきたりだいぶカスで、逆らうと退学なので主人公は逆らえない。上級国民による性的搾取を許すな!
前作『レンアイ至上主義』と合わせ性コミの代表的存在の一人である著者だが、後の作品は清純化が進んでいる。
青木琴美『僕の初恋をキミに捧ぐ』(2005-2008)
青木琴美は『僕は妹に恋をする』ではエロエロだったが、本作では一転して「難病を抱えながらも純愛」というピュアラブストーリーを描いた。
邦画でよくありそうな題材なだけに映画化、ドラマ化を果たした。
エロエロからピュアラブへの回帰を果たした本作が、少女コミックとSho-Comiをまたぐ連載となったのは象徴的だった。
他
これらはメディアミックスもしているが、渡瀬悠宇作品ではやはり『ふしぎ遊戯』が飛び抜けているだろう。
・闇のパープル・アイ
闇のパープルアイはドラマ化やOVA化しているので、そういう意味では天河より上と思う人もいるかもしれない。
少年漫画や青年漫画のイメージの強い著者が、特にガラッと少女向けに変えることなく「掲載誌が少女漫画誌なだけ」というのは『洗礼』があるのでこっちはいいかな?
便乗便乗ゥ
1.ソード・ワールドRPGリプレイ集〈1〉盗賊たちの狂詩曲(ラプソディ) 著:山本弘 初版1989年
これがなければ、TRPGリプレイが多数書籍刊行されることにはならなかった可能性があるくらい、歴史上はとても重要な作品。
さすがに今読むと古臭い部分は否めないが、TRPGに初めて触れた人にも楽しさが伝えられる教科書的な作品ではあります。
2.新ソード・ワールドRPGリプレイ集」シリーズ、通称「へっぽこーず編」 著:秋田みやび 初版2001年
MtGなどのTCGに押されまくってTRPG専門誌が次々と休刊していく中で、TRPGリプレイ書籍の復権に貢献した作品。
駆け出し冒険者が地道にお使い任務を繰り返して実績を重ねて成長し、最後は国家の危機に対抗するほどの力をつける成長譚。
冷静に考えると活躍自体は地味な部分が多かったですが、それを面白く魅せる筆致は確かなものでした。
9巻でアクシデントが起こったせいもありますが、合計10巻は当時のリプレイ作品では最長の巻数。
著者の秋田みやび氏は、経理担当でグループSNEに入社しながらもWeb担当を経て本作品のGM及び執筆を任された異色の経歴。
3.ナイトウィザード リプレイ 紅き月の巫女 著:菊池たけし 初版2003年
実は初出は成人向けゲーム雑誌「E-LOGIN」での連載作品である。
声優の矢薙直樹氏と小暮英麻氏をプレイヤーに迎え、インターネットラジオも同時に配信していたという何から何まで初物尽くし。
声優をプレイヤーに迎えるのは当時は前例がない(推定)ことであり、以降たくさんの作品で声優が起用されていくことになるきっかけとなった作品でもある。
なお、ナイトウィザードは2007年にアニメも放送されたが(このリプレイのキャラの一部も登場)、その前の2004年にアダルトゲーム作品も発売されている(こちらはリプレイとは世界観以外は関係ない)。
4.ご近所メルヒェンRPG ピーカーブー 著:河嶋陶一朗 初版2008年
河嶋氏が考案した汎用のTRPGシステム「サイコロ・フィクション」の第1弾。
子供とお化けがコンビになってプレイする設定のTRPGのため、実際の小学生がプレイに参加している。
歴史上重要なのはその点ではなく、本書はTRPGルールブックの扱いながら、その多くがリプレイに紙面を割かれている点にある。
数頁~十数頁程度のリプレイが掲載されているルールブックは珍しくはなかったが、紙面の半数以上がリプレイパートになっているというのは異例であった。
これ以降、サイコロ・フィクション作品では多くがこの形式をとり、ページが半数以上とまでいくものは多くないが1/4程度以上を占めるものだと、同じ冒険企画局の「艦これRPG」や「幻想ナラトグラフ(東方project二次創作)」だけでなく、F.E.A.R.の「オクトパストラベラーTRPG」等や、グループSNEのソードワールド2.5関連のサプリメントでも同様の形式がとられるようになっている。
5.ダブルクロス The 3rd Edition リプレイ・デザイア 著:加納正顕 初版2010年
TRPGリプレイとしては珍しく、「悪役」側をPCに据えた作品。
ダブルクロスはダメージインフレの激しいTRPGで、PCがHPの2倍以上のダメージを受けることも珍しくないため、防御特化型のPCは成立しづらいと思っており、これ以前のダブルクロスのリプレイ作品でもそのようなPCは一人も居なかったのですが、このリプレイで登場したPC「大門寺朱香」がそのイメージを完全にぶち壊していきました。
なお、PLは声優の若林直美氏。ダブルクロスは初プレイとのことでしたが、別のTRPGのプレイ経験はあったとのことでした。
TRPGリプレイの人気としては、観測比でほぼ最高クラスなのですが、別に証拠はなくやや趣味枠的な扱い。
(次点)
本来はこれを選ぶべきなのでしょうが、執筆者が全く目を通すことができていないため選外に。他にも旧ウォーロック誌上のリプレイとかも挙がるかとは思います。
これも挙げる人が多いかと思いますが、SNEだらけになってしまうこともあり敢えて外しています。リプレイを基にルールが改定された作品としては先駆者と言えるかと思います。
・クトゥルフ神話TRPG るるいえシリーズ 著:内山靖二郎
表紙に狐印氏を起用するなど明らかに狙っていますが、普通にホラー作品としては面白い。ただ、CoCブームに微妙に乗れなかったようにも見えます。
なお一部リプレイ登場キャラは、アニメ「這いよれ!ニャル子さん」SAN期にこっそり登場してたりする。
・アリアンロッド・サガ・シリーズ 著:菊池たけし
表題の通称「無印」以外にも、A-Mまでの派生(作者はきくたけ氏一人ではないが)でリプレイだけでも計40冊以上ととんでもない分量を誇る作品群。