はてなキーワード: 五千円札とは
らしいというか、診断されたからそうなんだけど。SNSでは重いしここに。
最初に、まあ当然だろうなと思った。高齢者に分けられる年齢で、タバコも酒も手放さない時がなかったから。健康には気を遣っているようだったけど、禁煙も禁酒もしなかったし、あるいはできなかったから、本人にとっても気休めなのだと思う。
全く良い父親でないという訳でもない。と思う。ろくでなしではあると信じている。高齢出産だった。だからかわからないけど自分が生まれてから一度も両親は一緒に暮らしたことがないし、父は恐らく養育費なんて出してなかった。二年に一度ぐらいのペースで気紛れに家へ来てお小遣いを置いていったりしたから、なぜか家族から身内扱いされているおじさんという印象の方が強い。誕生日プレゼントとかも全部お金で、札を一枚ぺらっと渡される感じだった。いや会って直接渡される方がレアケースで、ほとんど振込だったような気もする。いらない物よりは便利でいいやと思っていたけど、母からもらった皿を乗せられる新幹線のおもちゃとか、当時大好きだった戦隊もののファンブックみたいなやつの方が印象に残っているし、嬉しかったのだと思う。実際もう物はないけど、ケーキの箱と並んだ新幹線の絵は鮮明に思い出せるし、お気に入りのページ番号は今も咄嗟に答えられる。渡された五千円札で何を買ったのかはもう覚えていない。砂山を削るみたいにちょっとずつお菓子でも買ってたのかもしれないけど、いちいちそんなの記憶してないし、自分のお金と混ざってすぐに見分けなんてつかなくなったと思う。最初の内は「父さんからもらったお金だから」って取っておいてたような覚えもあるようなないような、でも衝動性の人間みたいなものだから、結構すぐに小銭と数枚に崩れていた確率の方が高い。
悪い思い出は枚挙に暇がないほどある。書いてる今も次から次に浮かんでくる。受験期に母との関係が最悪になって、友達からもなぜか突き放されて、でも塾の先生も学校の先生も忙しい時期だったから、誰にも何も相談できず一人でずっと同じ思考ルートをぐるぐるしていたころがあった。塾に向かうホームで飛び込みを考えたことが何回もあって、それがとうとう限界になった日にひたすら遠くまで歩いた。塾の最寄り駅から訳が分からなくほどめちゃくちゃに歩いて、道中、塾講師からの電話で無断欠席を咎められた。よく知らない橋の上で、きったないフェンスが傍にあって、その下に小指の先ぐらいの水量で流れる川があった場所だった。学校終わりだから当然夕方で、象牙みたいな真っ白じゃない色の街灯が頭上にあったから、立ち止まると目立つなあと思ったことを覚えてる。当然母にも叱られた。電話越しに少し歪んだ溜息の音は今でも思い出せるし、その後の喉を絞ったみたいな「金の無駄」という金切り声を、今も夢に見る。お金があれば、私立の選択肢はもっとあっただろうし、そうなれば余裕もあっただろうし、塾だってサボりぐらいなんてことなかったのかもしれない。
この時、この一年間、父親は何もしなかった。当然相談なんてしない、というか親戚のおじさん程度の距離感の人に話せるほどフレンドリーな質じゃないし、向こうも関わりたくないと思っているようにも見えた。受験の話題なんてしないし、ただ例年通り家に来て数日泊まって、それだけで帰っていく。その間の食費とか、生活費とか、入学金だとか、塾の費用だとか、そういったことは何もない。何もなかった。当時はほとんど他人みたいな印象を抱いていた部分もあったから、求めすぎてはいけないとすら思ってた。今思えばそんなことはない、どうして母一人で自分を育てなければならなかったのか。もしも父から自分の養育費が半分でも出ていたなら、きっと母はあそこまで追い詰められなかったのだろうと思う。あの時は自分も母も少し異常だった。貧困は何よりもまず心を削っていく。そこに加えて受験のプレッシャーまでもがあったのだから、母の苦労とはいかほどのものだったか。母は毎日のように声を張り上げて自分へ怒鳴ってから仕事へ行っていたし、自分も自分で不眠気味になり、一日一本のエナジーゼリーのうち半分だけを口にする生活で廊下にぶっ倒れながら、体力やら気力やら諸々の事情で不登校になっていた。当然志望校は落ちて、滑り止めの私立に行った。
自分が小さい頃からちょくちょく両親の言い争いみたいなのはあって、時期によって母がかわいそうだと思ったり、父がかわいそうだと思ったりして、その時々で自分の信条に合う方へ味方というか、話を合わせていた。当然母とは一緒に暮らしているので、その後のことを考えて母の味方をすることの方が多かったが、どうかと思った部分は伝えたりたしなめたりもして、ずっとどちらかの味方という感じではなかった。兄はずっと母の味方だった。
ここ数年で、自分は言い争いに加わらなくなった。と、今書きながら気が付いた。昔は「そういう言い方をしたら相手が激昂するのは当然なのだから、少し言い方を変えるべきだ」と伝えてみたり、「以前にもこの話題でこうなったのだから」とも言ったりしたけど、もう無視をするようになっていた。黙ってスマホで映画とか見ながら、適当な返事をする父と声を荒らげる母の姿をちらちらと見る程度に。また始まったな、といつも思う。
何度も「もう来ない」と言いながら、家のある地域に用があるとき、体のいい無料宿泊所として使っていく。自分が成長する過程で何をも残していないのに、父親面をして物事を言う。いつもいつもその様を滑稽だと思う。人の世話を押し付ける。父が帰った後はいつも父の愚痴に満ちていた。
それでも母づてにガンだと聞いたとき、少しだけ困惑した。一瞬思考停止して、でも、真っ先に浮かんだのは「どの返事をすれば一番角が立たないか」だった。次に「母たちはきっとあれでいて動揺するだろうから、あまり何も思ってない風に相槌打つのがいいかもしれない」。薄情だなと自分で自分のことを思って、あまり関わりのない親戚みたいなものだから仕方ないと自己弁護もした。
母が安心できるように「まあ思っているより大したことないかもしれない」という話をそれらしい聞きかじりのネットニュースとかだけで補って寝室へ見送って、今、やっと一人になってこれを書きながら恐怖を感じている。
幸いなことに、親しい人を失った経験がない。だから、もしも父がどうしようもなく手も尽くせなくて最期だとなった時、想像もできないぐらいショックを受けるのではないかという想像が胸の中にうまれはじめた。きっと嫌な記憶から忘れていく。そうしてごくごく僅かな楽しかった思い出だけが残ってしまうのが恐ろしくて仕方がない。自分は父親を美化したくない。自分が苦しんでいた時に手を差し伸べなかった、自分を育ててくれなかった父であってほしい。多分それぐらいの距離感じゃないと、父の父親たる面を知っている兄や母が悲しむであろう家の中は、あまりにも苦しすぎると思うので。
自分が支えなくてはいけないと思うほど強いメンタルは持ってないし、自分のことを良い人間だとも思ってはいないけど、多分家族の中で一番父といた時間が短いのは自分で、それは兄弟の年齢差とかでは及びもつかないほど、徹底的に少ない。だからきっと、もしも治療にしたってその後にしたってある程度の冷静さを持ちうるのは自分で、ガンについて話していた時の母の震えるような沈黙を思えば、何かがあった時主導せねばならない、というよりもそうあるべきかな、と思う。そうなったとき、治療の過程で見る父のことがやはり残っていく記憶になるのかもしれないと思うと、すごく悔しくて少し怖い。
金曜、つまり昨日のことだ。
俺は今週出張に出ており、終日となった金曜。
最低限の報告を済ませると上司から「直帰していいぞ」と言われ、新幹線に乗って戻ってきたもののマンションの最寄り駅まで行くのは面倒だった。
出張の疲れもあり、どうせ明日は休日だ。それなら今夜は近場のビジホでのんびりしようと思い、ホテルに泊まることにした。
特に何事もなくチェックインし、部屋に入ると一般的なビジホ。特別面白みはないが、かといって不便なこともない。
ただ何かが物足りない。
そこでデリのヘルを呼ぶことにした。
出張中は忙しく、ろくに体のケアも出来なかったのだ、これくらいのご褒美はいいだろう。
適当にスマホで調べて、なんだか良さげなところを見つけて申し込んだ。
あとは部屋で待っていればいい。年甲斐もなく、少しそわそわしながら来るのを待っていた。
すると不意にブザーの音が響き、俺はワクワクしながらドアを開けた。
途端、絶句した。
そこには70過ぎに見える、源平討魔伝に出てくるようなババアが立っていた。
俺は「…あ、もしかして送迎の方ですか?」と一縷の希望を託して尋ねたものの、ババアは首を小さく横に振った。
唖然としている俺を横目にババアは部屋に入るとさっさとドアを閉めた。
俺はベッドの方にゆっくりと戻り、ドスンとベッドに腰かけると「あの…すみませんが…チェンジ…とか、できますか?」と自分でも滅入るような声で聞いた。
ババアは一瞬「え?」っという顔をして、ちょっとばかり顔をしかめた後、「…可能です」と答えた。
「じゃあ、それで・・・お願いします」と俺はか細い声で頼んだ。
するとババアが急に身体を縮めて床にぺたりと座り込み、土下座をするような体勢で「チェンジは可能ですが…その…後生ですから!お客様のちんぽを見せてもらえないでしょうか?」と懇願してきたのだ。
変な気もしたが、ちんぽを見せればチェンジをしてくれる。なら、別に見せたっていいだろう。
そう思って「いいですよ」と俺はベッドから立ち上がり、ファスナーを下げ、パンツからちんぽを出した、その瞬間——
ババアは俺のちんぽに吸い付いた。
え?え?と状況が飲み込めないまま混乱していると、ババアは聞いたこともないような音を立てて俺のちんぽを口の中でしごき出した。
あ…!、あ…!、あ…!
訳が分からず身動きも取れず、一瞬ごとに俺の情緒は目まぐるしく変化し、ババアの口の中は驚くほど潤っていて、いつの間にそれほどの唾液を溜めたのか不思議なほどだった。
あ…あーっ!!!
叫んで抵抗しようともババアは聞く耳を持たず、一心不乱に俺のちんぽを咥え続けていた。
や、やめ——
ろ!!!と口にしたがババアは一切表情を変えず、俺のちんぽしか眼中にないようだった。
既にちんぽ搾乳機と化したババアは無機質に、高速で、俺の俺を口の中で激しく激しくしごき続ける。
ジュボッジュボッジュボジュボジュボッ
ジュボッジュボッジュボジュボジュボッジュボッジュボッジュボジュボジュボッ
ジュボッジュボッジュボジュボジュボッジュボッジュボッジュボジュボジュボッジュボッジュボッジュボジュボジュボッ
俺は射精した。
敗北感に打ちのめされながら俺は財布から5千円札を取り出すとババアに渡し、ババアはこちらの心境を察しているように「まいど、ありがとうございました」とだけ言ってすぐに部屋から出て行った。
俺はそのままベッドに横たわり、部屋の明りを消すと気絶するように眠った。
目が覚めて、チャックアウト前に二度ほど風呂に入り、10時過ぎに部屋を出た。
延長料金をクレカで支払おうと財布を取り出して中身を確認したとき、五千円札が消えていることに気が付いた。
だからといってどうすることもできない。
俺は無力だ。
新紙幣のデザイン見て初めに思ったのが「ダサい」だった人間なんだけど、自分のがダサいと感じた理由は掲題の通りかなと思う。
紙幣に占める数字の大きさと数字自体のデザインが「今までと違うから違和感がある」のではなく「単純にダサい」んだよな。
一万円札の表と五千円札の表はマシだが、それ以外は二段ぐらいレベルが落ちる感じでダサい。
やっぱり数字がデカいのがダサさの主な要因じゃないのかな?千円札は数字そのものもダサい。
元増田にはデザイン変更の必要性を長ったらしく書いてあるが「新紙幣デザインを裏付ける理屈があればダサくない」というモノでもないので、ダサいと感じるモノはダサいのだ。
五千円札:弥助
男女平等のために五千円札にそこまで大したことやってない女性偉人を押し上げるのがブームじゃないですか?
でもこれって次も五千円札にしたら「は?女だから最高額紙幣は無理だと?」ってイチャモンがつくと思うんですよ。
そこで一万円にショボイ女性偉人を輩出したら「は?日本の女はこの程度しかいないと?」ってなるじゃないですか。
つまり、歴代の最高額紙幣に負けない女性偉人が必要になるわけですね。
まあここはまだ納得できる気はするんですよね。
一万円札が女性枠になったことで、今まで女性枠だった五千円札が空白になるわけですよね。
でも既に五千円札ってポリコレ枠みたいなイメージがあるじゃないですか?
下りられないレールっていうか。
一万円に女性を入れたからトレードってやるわけにも行かないっていうか、根強く残る男尊女卑ジジイ的にもここで「今回一番強い男はこれです!」って出してもなんか負けた気がする。
というわけで色々な思惑が絡み合って人種平等枠になっちゃうのかなって。
人種の平等と言っても日本でガチの人種差を感じるシャクシャインとかを紙幣にするのは流石に冒険でしょ?
じゃあ小泉八雲辺りっていうのもありなんですけど、白人を使うと今度は白人至上主義っぽくなってそれはもう今の時代には冒険でしょでしょ?
つうわけで黒人ですよ。
そこでまあ知名度とか「変な方向に活躍しすぎてない」とか色々考慮していくと、無難に弥助が来るのかなって。
千円札っていうとやっぱこう文化や科学で結果を出した人を置いて「日本スゴイんだ!」って世界にアピールする感じじゃないっすか?
でもなんかこうノーベル化学賞とかもいい加減ネタ切れっていうか、案外地味なのしか居ないっていうか、結果出してる人以外と存命っていうかでしょ?
でも手塚治虫ってなんかこう外人から見たら地味な気がするんですよね。
そこで思ったんですけど、鳥山明って世界的にはめっちゃ評価されているなと。
でも鳥山明自体が有名ってよりもドラゴンボールが有名なんですよね。
じゃあもうカカロットでいいじゃんってわけですよ。
法定通貨にアニメキャラクターってマジでクールじゃないっすか?
最近の日本人って失い続けた50年のせいでめっちゃスゴイに飢えてて、特に外人からクールだと思われたくてしょうがないでしょ?
うーん思考実験にすぎないんですけど、マジで悲しくなってきちゃった。
どこに向かってるんだろうねこの国は。
なんなんすかね?
財布にあるはずのない五千円札がある夢を見られて、よかったなあ
フェイクあり
飲みサークルに参加したんだ。
男女6:6の小さい飲みで、テーブルは二つで男だけ途中で席交換するパターン。
居酒屋じゃなくフロアを借りて開催してて、バーみたいな雰囲気になってた。あんまり騒ぐ感じじゃなく、話上手な男がいて、時折笑いながら和やかに進んでった。
それからしばらくして席交換して、俺の座った前にいた女性(以下M子)に気に入られたみたいで、けっこう話が弾んで、終わりの頃にはライン交換した。
その後は二次会行くって話になったんで、オレはとりあえず参加することにした。M子はいつの間にか帰ってて参加しなかったし、特に楽しくはなかったので二次会は割愛する。
その日からM子とはラインでちょくちょくやり取りして、この日にランチどうですか?って誘ってもらえたので喜んでっつって平日だったけど会社休んで会うことにした。
当日、M子の地元って言ってた近くの駅で待ち合わせして、ちょっと早く着いたんだけど、待ってたらしばらくしてM子が来て話しかけてくれたので、一回しか会ってないのによく覚えてたなあって思いつつ、そのままランチのお店に行くことになったわけ。
その駅、オレは全然行かないところなのでよく知らないんだけど、M子は詳しくて駅ビルの上の方にエスカレーター乗って、七階のレストランに連れてかれた。まあ普通の洋食屋さん。
ただ、ランチだしお互いお酒も入ってないから、「スポーツとかしてます?」とか聞かれ「全然してないんだよね」とか答えてて、そんなに話が弾まない。たぶんお互いになんかつまんねって思ったんだろうけど、一時間くらいして食事も終わって帰ろうかってなった。
M子が「お会計、まとめてお金払ってきますね(奢るよの意味ではない)」って言うんで、「いやオレが払うよ(奢るよの意味)」つったんだけど、いえいえ悪いからって伝票を持って譲らない。
なんで仕方ないから二人合わせても三千円しないくらいだし五千円札渡したのね。
それでM子が席を立ってレジに向かったんで慌てて荷物まとめてついていこうとしたら、レジスルーして伝票落としてお店出て行っちゃうの。
オレは、は?って思って混乱したんだけど、すぐお金取られたって思い至った。
たぶんM子は、会計してないから追いかけてこれないと思ったんだろうね。考えが甘いよね、店員さんに「食い逃げです、警察呼んでください」って伝えてすぐお店出て追いかけたよ。
M子はけっこう走って、エスカレーターをかけ降り、三階で一度補足したんだけど、卑怯だよね女性であることを利用してオレをストーカーに仕立てるの。「触らないで」「助けてください、追われてます」とか言ってね。
で、また逃げる。オレも捕まえておくと立場悪くなりそうだから、追いついてもせいぜい道をふさぐくらい。けっこう人はいたけど誰も助けてくれないんだね、こういう時。
一階まで行ってようやく大人しくなって「じゃあ払ってきます」とか言ってお店に戻る。もちろんオレも行くんだけど、エスカレーターで行くので途中で見失っちゃって。どっかで降りたんだろうね。お店戻った時にはオレ一人だった。
しばらくお店で待ってたらお店の人が呼んでくれたであろう警察官が来た。
この時点でお店は未会計。警察の人は来て開口一番「とりあえずお会計して」とか言っている。M子の分に関しては断固拒否。
で、事情聴取。M子はビル出る辺りで捕まったのか交番にいるらしい。オレはお店の近くのスタッフ用の階段の踊り場に連れてかれた。
警察官と話し合い。最初「まとめてお会計して後でM子に請求したら?」とか言ってるが、絶対に取れないのがわかっているので「自分の分しか払いません」とスタンスは変えない。
警察官からお店の人に「別会計できるんですか?」って聞いててもちろん「できますよ」の回答。
「お金盗られてるんですよ」と伝えてなぜか所持品チェックとか受けつつ、ようやく"M子は警察官経由でオレにお金を返し、それぞれ会計して別々に帰す"と話がまとまる。
とりあえずオレからお会計して待つこと10分ほど、他の警察官が来てM子に盗られていたお金を渡される。携帯(無線じゃなかった)でまた別の警察官となんか話してる。M子もお会計終わったらしい。
「帰る方向が同じだからまだまずいね」とか言っててM子が電車乗るとこを警察官が確認してようやく解放となった。
帰りの電車で、なんでM子お咎めなしで帰されてんの?と疑問に思う。
食料品がどんどん値上がりしていっているが、日用雑貨では何でこれが今値下がりするのかよくわからないものがあったりする。自分の日常生活感から思うに、消費者が案外よく値段を確認しないで買い物をしているのにつけこんでお得に見せかけて実は損みたいな売り方をしていた商品が、また内容量を大幅減少させているのを明示せずにちょっぴり値下げしてお得感を出すいつもの戦法を取っただけか、別に内容量をへらしはしなかったが最近はインフレだから何となく買い控えをするかという消費者のいつもの適当なお買い物精神により買い控えられないように値下げしたのかもなあと思う。が、たぶん誰もそれらが値下げされてるのに気づかないだろう。と、適当な一消費者の私は思うのだった。
世の中の人のお買い物のしかたは本当にいい加減なんだなと思う。当店ではコロッケがちょっと安くなったときにびた一文値下げされていないチキンがとても売れた。
出勤して早々、五千円札と500万玉が残り僅かだとレジが警告を出しまくっていたが、お客様たちが続々とやってくるのでなかなか補充できなかった。ところが、お客様のほとんどがバーコード決済をご利用なので、案外釣り切れにはならなかった。五百円玉が残り15枚なんて、五年前だったらヒヤヒヤもんだったが、今ではめっちゃ余裕がある。
……と、思ったところで気づいたが、5月になったら私のコンビニアルバイトは五年目に突入する。当店でのバイト歴は四年目だ。最初に勤めた店はオーナー夫妻が色々な意味でヤバくて職場の人間関係が腐敗しまくっていたので、一年で辞めた。当店のオーナーもたいがいな人間性をお持ちだが、それでも金払いは良いし、従業員に人の道から外れるような無茶苦茶な我慢を強いたりはしないので、当店はまだ勤め易い方の店なんじゃないかなと思う。
遂に、今まで経験した職の中でコンビニのアルバイトが一番歴が長くなってしまった。私の大学時代はコンビニバイトなんか人材の使い捨てしまくりだったのに、今ではやりたい人があまりいないせいで、二十年前ではあり得んくらいに大事にされてしまっている。店舗にもよるのだろうけど。
私が働き始めた頃はピチピチの二十代前半だったAさんが、いまやアラサーになってしまった。一緒にシフトに入るようになった当初は自分が楽するために店は暇であるほどいいといって、夕方の来客数が減るようにとわざと一時間以上も早くに米飯とパンの廃棄をしていたくらいのワルだったAさんだが、ここ数年でワル仲間(深夜バイトの学生達)がみんな辞めてしまい、真面目な女子とおばさんとばかり組まされるようになったせいと、数々の不正をオーナー(の相談相手のコンサル)に見抜かれたせいで、だいぶ真面目になった。接客態度も昔はかなりいい加減だったのが、今では知識面では当店で一番頼りになる店員になった……ところで、コンビニバイトはコンビニバイトのままなのだが、こいつ一体今後の人生どうする気なんだろうという疑問は尽きないのだが、私はそれについて口を挟むことはない。六年以上もコンビニの夜勤をしていて、アラサーになってもまだごく普通に子供を持てる将来を描いている(のにその前段階として誰か女の人と結婚しなければならないというのは考えにないらしい)のはかなり謎だ。
まあ、私的にはAさんと仕事するのは楽でいいんだけど、よい大人は「いいかげん真面目に働けっていうか、いくらコンビニの夜勤を真面目に頑張っても世間的にはそれは真面目に働いたうちには入らないんだぞ」と小言を言うものだと思うのだが、私はいい大人ではないのでそれは言わない。
現場は、市とはいえ地方の田舎、幹線道路沿いにある回転寿司での話。
■1点目
そこの注文システムは、各テーブルにあるタブレット型の端末で注文をすると、回転寿司のレーンから注文した皿が届くようになっている。
回転寿司のレーンからは自由に取れる皿が流れてこないので、端末で食べた料金が計算可能なので皿をわざわざ数える必要がないにも関わらず、帰る前に店員が皿の枚数を数えて金額を確認しにくる謎システム。
他の人の注文した皿を奪ったり、注文したけどレーンから取らなかった人の対策なのだろうか?
■2点目
店舗のレジでは、楽天カードでポイントが貯まる仕組みになっているようで、前で会計をしている人が二人とも楽天カードを店員さん位提示していたが、支払いはなぜか現金。
あなた、そのカードは「iD」のロゴ書いてあるよね? そのカードを端末にタッチするだけで支払いが終わるのに、わざわざカードを財布にしまってそこから五千円札を出す始末。
X年ぶりに県境を超え、都市部に行った。まん延防止だが仕方がない。
ランチタイム。歩道に書かれた定食メニューを見て、ふらっと入る。
席につき、メニューを見て、アルバイトと思しき若者に850円の日替わりを注文。
他の客の様子や、臨席の、私が注文しなかった別の料理を横目で見たりしているうちに、自分の食事が届く。
食べ終わり、レジへ。
あいにく手元に千円札がなく、五千円札を出し、財布を広げたまま待つ。
「まず大きい方から」
受け取る。
三枚しかない。
あれ?千円超えていたのか?抗議する前にメニューをチェックして説明した方がいいか?
なんとリアクションしたものか、咄嗟に判断がつかず、左手で財布を広げたまま、三枚の千円札を右手に持ち、沈黙。
すると
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
こちらが「おつりが足りませんよ」と指摘する 前 に
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
「あ、すいませんすいません」と言ってもう一枚千円札をキャッシュレジスターから出して来たので受け取る。
次にレシートの上に乗せられた100円玉一枚と50円玉1枚を受け取る。
そしてまた
「すません」
「ありがとございました。またどうぞ」
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
『地球の歩き方』に
”観光客は人込みやバザーではひったくりやアイスクリーム詐欺に合わないように気を付けましょう”
と書かれている
高失業率の地中海沿岸諸国(←ポリコレに配慮した表現)のようなところではない国で
やられたのがショックだったよ。
こう書くと妻にATM扱いされた夫の話だと思われるかもしれないがそうではない
読んで字のごとく、自分がATMの中の人として働いたときの話である
今から20年ほど前、某金融機関に入社した私は適当な集合研修を受けたのち、とある支店に配属された
今では多くの金融機関はATMの管理・現金装填を警備会社へアウトソーシングしている ただ当時はそういった雑務も全て職員の仕事であった
郊外の支店であれば比較的平和だったのかもしれないが、私の支店は繁華街のど真ん中にあり、周囲は飲み屋やパチンコ屋、場外馬券売り場などに囲まれていた
そうなると客層は当然悪い
紙幣しか入らない投入口に硬貨を投入しATMを壊そうとするおっさん(口座残高が800円だったので200円入れて1000円にして引き出してパチンコに行きたかったらしい)
「UWF銀行に振込したいのに画面に出てこない」と怒鳴るおっさん(どこの格闘技団体だよ)
紙幣にゴムをつけたまま入金しようとするおっさん(面倒でもゴムは自分ではずせ) などなど
そしてそういったATMトラブル以外にもう一つやっかいだった仕事がATMの現金検査である
これは抜き打ちで行われ、朝出社すると上司から「増田君、今日3号機と5号機の検査ね」と通告される
土日にATMの現金が足りなくなっては一大事なので、金曜の夜にはATMに相応の現金を装填する
これを悪用して金曜の夜にATMから1000万円ほど抜き取り土日の競馬で単勝1.1倍の銀行レースにぶち込み1100万円に増やして1000万円は月曜朝に元通りに返却
そういった手口で着服していた職員が過去に居たらしく、抜き打ち検査は週明けを中心に徹底的に行われていた
ATMを利用停止状態にしたうえで、現金精査ボタンを押すと10分程度でATM内の現金残高が表示される
そののち、中のお金を抜き取り全部数えたうえで上司立ち合いのもとでチェックを行う これだけで1台あたり40~50分はかかってしまう
その間もおっさん客たちはあの手この手でATMを破壊しようとするので、私は朝から晩までATMのメンテナンスに追われていた
最初のころはいくらやってもエラーから復旧せず業者を呼んでいたのだが、自費でピンセットやエアースプレー等を購入した成果もあり、いかなるエラーでもすぐに復旧出来る腕前となっていた
週末の現金装填についても、当初は適当にやっていたので現金不足や現金入れ過ぎになっていたが、支店周辺の情報収集を隈なく行い、
「明日は隣のパチンコ屋で北斗のイベントなので装填額普段の2割増し」「日曜は宝塚記念なので現金目一杯いれて帰ろう」などしっかりした予測が立てられるようになっていた
ATM担当となり半年が経過し、本来ならジョブローテーションで私はもう一人の新入社員と職務を入れ替わる予定だったのだが、そいつが休日にフットサルをやっていてアキレス腱を断裂するという
とんでもないことをやらかしたせいでさすがにATM担当は無理という話となり、これまで同様にそいつは融資事務見習い、私は引き続きATM担当を続けることとなった
当初は重労働だったATM担当も慣れてしまえばなんのことはない 鼻くそをほじりながらでもエラー復旧が出来るようになった私は適当に仕事をさぼりはじめた
ATMの裏は個室となっており客からも他の職員からも見えない そのうえ空調も万全なので居心地もよい 私はこっそり持ち込んだ文庫本を読んで暇を潰していた
そんな私にとんでもない天敵が現れた 今では誰も見ることもなく手にすることもない、そう幻の二千円札の登場である
ATMメーカーは二千円札に対して必要最小限の改修で対応した 「二千円札は入金可能だが出金は出来ない」というシステム変更である
通常のATMは千円札と一万円札は循環(他の顧客が預け入れた紙幣を、別の顧客の支払に充てる)させているが、五千円札や二千円札はその他紙幣用のボックスに収納する仕組としている
通常であればその「その他ボックス」に入るのは五千円札か使用に耐えないくらい損傷した紙幣だけ なのでその他ボックスはかなり小さめに作ってある
そこに二千円札が入るようになってしまったのでその他ボックスが満タンになるというエラーが発生するようになってしまった その都度ボックスから現金を抜き取る作業に追われる私
「まあ二千円札も目新しさでみんな使ってるだけで、すぐに流通しなくなるだろう」そう考えていたところ、二千円札の不人気ぶりに業を煮やした日本銀行はとんでもない手を打ってきた
日本銀行の金庫に山のように積まれた二千円札をどうにかして市中に出すため、各金融機関に対して二千円札の使用を義務化してきたのである
金融機関は新札が必要なときには、日本銀行から必要な分だけ都度引き出す
その引き出しの際に「必ず一定の割合二千円札を引き出すこと」という頭のおかしい通知が出され、日本銀行内に山積みされていた二千円札が市中の金融機関の金庫へと運び込まれていった
しかしながら窓口で二千円札を引き出そうとする顧客はほぼいない 仕方ないので職員に対して「給料支給日には二千円札で現金を引き出して持ち帰ること」という社内通達が出されてしまった
職員はとりあえずは二千円札を持ち帰るが当然使い切れるわけもないので、適当な頃合いを見てこっそりATMで入金する
「窓口で二千円札を引き出して持ち帰る」⇒「使い切れないのでこっそりATMで入金する」⇒「二千円札が大量に入金されてATMでエラー発生」というコンボが完成し、私はエラー対応に追われた
入社2年目の四月、私は1つ下の新入社員にATM担当を引き継ぐはずであった
しかし残念なことに、当支店に配属される予定であった新入社員が入社後の集合研修中に退職するという面白イベントが発生し、私は更に続投することとなった
9回を投げ終えてベンチ裏でアイシングしていたところで、「ごめん、明日以降に備えてリリーフ陣を温存しておきたいんで延長も投げて」と告げられた先発投手の気分を味わいながら私は引き続きATMを直し続けた
そしてある日、「自分が入社したのは日立でも富士通でも沖電気でもねえぞ なんで俺は年中ATMをメンテしてるんだ」ということに気付いた私は会社を辞めることにした
金融機関は何気に離職率が高いので2~3年目の職員が辞めることは別に珍しい話ではない
一応形式的に引き留められはしたが、私の退職の意思が固いことが分かるとその後は事務的な手続きが進められ、申出の翌月末には退職することが出来た
出社最終日、業務終了後に挨拶を終えると支店長と職員一同からそれぞれ餞別を頂いた
「1年ちょいで辞めた自分にもわざわざ餞別を渡すのか」と思いながら受け取ったが、帰宅後に封筒を開けると中には二千円札が数枚
その瞬間私の感傷的な思いは一気に吹っ飛び、「ふざけんなよ!このクソ紙幣のせいで会社辞めることになったんだろうが!」とブチ切れてしまった
自室の机の引き出しを開けると、引き出したあとで使い切れなかった二千円札が10枚程度あった
自分の身の回りからすぐにでも二千円札を消し去らなければと考えた私は手許の二千円札を全て財布に入れ、夜の街へと出かけた
数万円程度のまとまったお金を一晩で使い果たせる場所はどこだろう、色々と考えた私は繁華街にあるラブホテルへ入りそしてデリヘルへ電話をかけた
30分ほどして、ドアがノックされ若くて綺麗な女の子が入ってきた
シャワーを浴びベッドで色々と楽しんだのち、女の子の方からOKを出してきたので私たちは二身合体を果たすことが出来た
出すものを出し終わってずるりとちんちんを抜くと何もついていない 「えっ、はずれちゃったの」と慌てる女の子