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はてなキーワード: 流通とは

2025-02-21

チー牛が下らないことでキーキー騒いでオウンゴールになった例

ジャニーズ性加害騒動

金や女が手に入るアイドルの座欲しさに、ホモセクハラ暴露本が多数流通するような事務所自分から履歴書を送りチンポをしゃぶらせ、数十年後に「僕たちは買われた!巨額の賠償金をよこせ!」と騒ぎ立てた件で

インセルさんもPENLIGHTとかいう立憲共産フェミと一緒になってジャニーズ糾弾した結果、司法警察を通さなくても被害者が性加害されたと騒げば加害者社会から葬る事が可能な世に

たぬかな身長人権発言騒動

ご存知、自宅に来たウーバーイーツ配達員ナンパされて30人しか見てない過疎配信でキレたたぬかなという被害者側を責め立ててネットは何処もかしこも狂ったように炎上無職に追い込んだあげく半年もの潜伏生活に追い込むも、当時無名だったたぬかなの知名度が一躍全国区になった事件

この騒動きっかけに、それまでは単に「モテない要素の一つ」に過ぎなかった低身長男性との関わりを女性積極的に避けるようになりさらなる足切りが進んだ

その後も「低身長男性は不利だから数をこなすなど他の男性より努力必要」とアドバイスする婚活業者や「30代婚活女性ですが身長170cm以上の男性希望です」という婚活女性をわざわざ探し出してネットリンチ

どうせ女に選ばれないからヤケクソになってる模様

https://anond.hatelabo.jp/20250221025942

2025-02-20

anond:20250220213923

パプちゃんによれば

宋王朝経済的繁栄していましたが、軍事面では課題を抱えており、最終的に滅亡しました。

経済的繁栄

宋代経済は以下の特徴により発展しました:

生産力の大幅向上と品目の多様化1

地方市場成熟地域間流通の活発化1

全国的市場形成と分業化の進展1

農業特に米作の発展や、精銅・製鉄・窯業などの技術進歩により、生産力が向上しました1。また、貨幣経済の発達も見られ、銅銭や紙幣流通が拡大しました1。

軍事的課題

しかし、宋王朝は以下の軍事的課題を抱えていました:

常に遼・西夏・金などの敵国と対峙し、財政支出の多くが軍事費で占められていた1

西北地域軍事的重要性が高まり、西兵軍団への依存度が増加2

澶淵の盟に伴う支出など、外交上負担が大きかった4

滅亡の要因

宋王朝の滅亡には以下の要因が関係しています

長期的背景:西北地域軍事的重要性の高まり依存2

短期的要因:西兵に依存した方臘の乱討伐、回避できなかった二面三面作戦2

金軍の攻勢に対応する中で正規軍崩壊5

結論として、宋王朝経済的には豊かでしたが、軍事面での脆弱性財政負担が重なり、最終的に滅亡に至りました。経済的繁栄が必ずしも軍事的強さに直結しなかったことが、宋王朝歴史的教訓といえるでしょう。

女は、性的消費って言うな、性的ダンピングって言え!

女性言語化能力が低すぎて可哀想になってきたから男の俺が代弁する

 

たとえばAV女優ポルノ性的に消費されてるとき、それは性的消費とか性的搾取と言える。

他方、実在しないマンガキャラ性的に消費されてる場合はどうか?

語義通り、消費されてるのはマンガキャラであって、無関係女性一般は何も消費されていない。

にもかかわらず「性的消費するな!」って無関係女性がやたら怒って炎上する案件が何万回も繰り返されてる。

そのたびに、あなた別に消費されてないじゃん、無関係なやつが創作ケチつけて何事、お気持ちクレーマーいかげんにしろってあしらわれて終わってる。

本当にまいどまいど可哀想になってくる。女性が。

 

あなた女性が怒っているのは、「女性」という概念と、「女性社会の中でどう扱われるべきか」という通念を毀損するな! って事ですよ。

もっと簡単に言うと「もっと女性丁重に扱え!」って事ですよ。

それを男性にもわかりやす表現するなら、「女性コピー商品流通させて女性の希少性をダンピングするな!」って事ですよ。

 

たとえば赤いきつねCM炎上を例にして言えば、ああいう上気した女性の表情はとっておきの希少品であって、広く流通させてありふれた表情にするんじゃない!女性の希少価値を下げるな!って事だろうし

サイゼリア炎上で言えば、性的価値の高そうな胸のデカい女をサイゼリアに連れて行って満足させるような真似をさせるな!女性の満足を得るために必要な対価の相場が下がる!って事だろうし

全部女性とは社会の中でどのような価値を持つ存在か?についてが論点になっている。

赤いきつねで言えば、「あんな麺の食べ方する女いないゆ」っていう、男性勝手女性像の理想化によって、「現実女性」の実体価値相対的毀損されるという論点もある。

 

そのたびに貴方がた女性は、性的消費許すな!搾取許すな!まなざし!!とか間違った単語選択してるから、こいつら頭おかしいなって一笑に付されてるのよ。

そういう怒りが湧いたときは、「性的ダンピングすな!」「女のコピー商品を許さない!」「オリジナル尊重しろ!」って怒れば良いんだよ。

長い年月かけて練り上げてきた、希少な女性性、美的プロポーション真心、そういったものの表面を安易にパクって、二次創作ポルノを作り、

オリジナルである女性に対価を支払わずに、女性コピーポルノでシコってばかりの男達は女性イメージ泥棒だ! そう怒れば良いんだよ。

 

そういう論点からして、個人的にはポルノ禁止法はアリだと思っている。ポルノがあるから生身の女性価値が下がってるのは確実にある。

ポルノ全面禁止されて生身の女性対峙するしかなくなったら、男はもっと必死になって女性を大切に扱うようになると思う。

2025-02-19

anond:20250218100439

1. 備蓄米放出市場経済破壊するのか?

この主張では、「市場に任せるのが最適解」「政府が調整すると市場死ぬ」と言っていますしかし、完全な自由市場が常に最適であるとは限りません。食糧供給安全保障の側面もあり、市場短期的な動きに委ねると供給不安定になり、価格の乱高下が激しくなるリスクがあります


実際、各国は何らかの形で食糧市場を調整しています。例えば、アメリカ農業補助金を通じて価格を安定させていますし、EUCAP共通農業政策)で市場を調整しています日本でも、米の価格が急激に上がった場合備蓄米放出して消費者負担を減らすのは合理的政策です。

また、「市場に任せれば自然バランスが取れる」というのは理想論です。米のように生産サイクルが長く、天候の影響を受けやすい作物は、短期的な需給の変動に対して市場が適切に反応できないことがあります。そのため、一定政府介入はむしろ市場の安定に寄与する可能性があります

2. 備蓄米放出で「長期的に高値になる」根拠は薄い

備蓄米放出すると、今後は通年で高値になる」という主張がありますが、これは必ずしも論理的ではありません。価格は需給で決まるため、放出によって一時的価格が下がることはあり得ますが、それが長期的な高騰につながるかどうかは別問題です。


また、「備蓄米放出によって民間備蓄が減る→市場供給量が減る→価格が上がる」という流れが想定されていますが、これは極端な見方です。民間業者リスク管理のために備蓄を行うのであり、政府が一度放出たからといって、すぐにすべての業者備蓄をやめるわけではありません。

3. 小麦コメを同列に語るのは誤り

「全量国家管理小麦は高くて低品質からコメもそうなる」という主張ですが、これは短絡的な比較です。


小麦コメでは、流通構造国内生産量の割合が大きく異なります小麦は約85%を輸入に依存しており、国家が輸入・管理する必要がありますが、コメはほぼ100%国内生産です。そのため、国家管理の影響の度合いが異なり、小麦のケースをそのままコメに当てはめるのは無理があります

また、小麦価格が高いのは国家管理だけでなく、国際相場の影響や円安の影響も大きいため、一概に「国家管理から悪い」とは言えません。

4. 「政府が買い付けすると品質が下がる」は短絡的

政府キロ単価で買い付けすると、農家品質を下げて量を増やす方向に動く」という主張ですが、日本コメ政策には品質管理する仕組みがすでにあります政府が買い付ける米にも基準があり、低品質な米ばかりが流通することにはなりません。


また、「外国米を混ぜて政府に売る」といった話もありますが、日本食糧検査は厳しく、違反すれば大きなペナルティがあるため、簡単にすり抜けられるものではありません。

5. 「JA政府癒着市場崩壊」は飛躍

JA政治力を持っているのは事実ですが、それがすぐに「備蓄量の大幅増→市場崩壊高値安定」となるのは飛躍しすぎです。そもそも政府備蓄米の量を増やすことには税金がかかるため、簡単に決まるものではありません。


また、日本消費者価格に敏感であり、価格が不当に高くなれば外食産業や家庭の消費行動が変わります結果的に高価格が維持されるとは考えにくいです。

結論市場調整のための備蓄米放出合理的政策

備蓄米放出にはメリットデメリットがあり、完全に悪手とは言い切れません。主張の中には極端な仮定や飛躍した推論が多く含まれており、必ずしも市場崩壊品質低下につながるとは限りません。

食糧供給の安定は国家重要役割であり、「市場に任せれば全てうまくいく」という考え方は、必ずしも現実的ではありません。

anond:20250219114725

小売に渡るまでの流通だけ把握すればええから袋にICタグ付けるだけでええやで

anond:20250219112420

統制はしなくてもいいけどもうちょっと流通把握しとけ

まったくトレースできてないじゃないか

また旧友を失うかもしれない

また友人を失うかもしれない。

ちょうど一年くらい前にも同じような理由で友人を失った。

原因ははっきりしているのだけれど、それの帰責性が自分にあるのか相手側にあるのかが分からず(もちろん自分では自分に責めを負うべきところがないと思っているのだが(あれば治すし))、また、失いそうになっている。まァ帰責性の存否にかかわらず関係の維持は可能だとは思うが、これは後で検討する。

はてな匿名ダイアリーを初めて利用するのは、決してアドバイス共感を得たいわけではなく、ただ文章に直す作業がしたかっただけなので、この文章に関しては一切の責任を負わないし、二度と思い出すこともない。

筆者は2002年まれの現役の大学生で、一年浪人している。関東出身。男。彼女はいない。いたこともない。最近オナホを買って心底がっかりした。冷たかった。東京山手線の内側の狭い部屋で一人暮らししてる。社会科学系。専攻している分野が世間的にはマニアックなので、人との交流は少なく、一週間で会話することがあるのは先生教授)と、バイト先の生徒や関係者など、片手で数えられる程度の人数しかいない。それでも、社会性を失いたくない(社会アクセスするハードルを上げたくない)から身だしなみも整えてはいる。年がら年中オフィスカジュアルみたいなものを着て、いい酒が飲める店にいつでも入れるくらいの格好しか持っていない。もしかしたら自分おかしい(もしや統合失調症でも発症しているのか!)のかと思い、精神科家族相談してみたものの、極めて正常ということらしい。彼らと相談する際によく耳にしたワードとして「時代から」というのがあり、いささか疑問がありつつも、自分にもそう言い聞かせ、またそうするようにしている。なぜなら、理由は単純な方が良い。だけど、友人と自分は同じ時代を生きているし、同じ時代で育ち、同じ地域で、同じ中高で、同じ部活で過ごしたはずなのに、なぜ?

友人Aの場合

Aとは、本来であれば今年で10年超えの付き合いになる。Aは旧帝に落ちて私立大学に現役で進学した。たまさか学部は違うけれど同じ大学所属している。彼女はいない。チー牛という言葉が出始めた頃、漏れなくチー牛を自称していたが、そんなことはなく、月並みかそれ以上だろう。Aは、サークル所属しており、友人と先輩と後輩がいる。Aが大学に入ってからは、「ちょっと変わった」先輩(男)のお世話をしていることを嬉しそうによく話していた。「ちょっと変わった」先輩の話というのは、おかしな行動や、服薬している薬の名前就活の動向や、就労後の話など。確かに、「ちょっと変わっ」ていた。

Aとは、彼の就活彼女候補?の話で軋轢が生じた。

書いていなかったけれど、筆者は大学院に進むので就活はやっていないし、大学院のあとにもその技能評価してくれる機関があるので、レールは敷かれている(ただしそのレールは「完全に」壊れている!)。Aはそのことをあまり良く思っておらず、酒が回ってくると「お前はいいよな」といった風な言葉をかけてくれる。じゃあお前も俺と同じ孤独大学の6年間とその後の人生をもって味わえ、とは言わない。分別があるから

おそらく、Aには特殊技能はない。英語普通スペイン語自己紹介も忘れ、ゼミでは経済?に関してやっているらしい。人当たりもよく、声もデカいし、健康な、世間の求める「普通」が服を着たような大学生だ。そのため、「普通就活」が必要だった。ただ、彼はそれをしなかった。

さっきの「ちょっと変わった」先輩の真似をして、大手ベンチャー合わせて10社くらい?しか受けず、結局小売大手に決まったらしい。この文を見ることはないだろうけど、おめでとう。体を壊すなよ。Aから聞いた話では、不動産大手二次面接?に進んだがあえなくやぶれ、ベンチャー大手の2つが手札にあった。そのことを聞いたのはAと今度失いそうな友人Bと、共通の友人Cが同席しているときだった。

大手は、CMでもよく流れてる企業。我々の地元だったらみんなが口を揃えて納得する企業だ。業績も悪くはないし、払いもそこそこ。いいじゃないか

ベンチャーは、SIer派遣会社。「独自システム」をもとに「円滑な」派遣を行っているらしい(又聞きなので詳しくはわからない)。報酬は基本給と地域制限付きの家賃補助とボーナス代わりのストックオプション新株予約権付きのストックオプション新株予約権!?

悩む理由がわからねぇ~!!!マジで!!ポンジスキームもいいとこだろ!

仮に上場できたとして流通価額の低いゴミ株なんか持ってたってなんの役にも立たねぇし、最終的に株式合併して希釈されるのがオチだ。しかも持株会で買わされるのは目に見えてる。人材派遣会社株式価値が上がる要因ってなんなんだ、このAI時代に。

もちろん、Aを引き止めた。大手に行ったほうがいいともそのまま伝えた。が、彼は納得しなかった。彼の言い分は、「社長人格に惚れた」、「成長する見込みはある」、「自分を認めてくれた」、「頑張りたいと思ってる」など。

今は、頑張れるのかもしれないし、きっとできる。でも1年後は?3年後は?10年後30歳を超えたお前はなんの技能も持たずに転職して別の業界に身を投じたいと「現時点で」考えているのか(そういう趣旨のことを言っていた)?という言葉がでてしまった。言ってしまった。

ああ、言ってしまった。言っちゃだめなのに。本当のことは話しては、いけない。

Aはしばらく考え込み、我々は、楽しい話をし、酒をたくさん飲むことになった。

そのあと電車各自帰路につき、帰り道が同じAと筆者は散歩がてら話をした。桜の良い季節だった。

そして、AからAの意中の女子上野に行く計画を聞いた。西洋美術館かなにかに初デートで行くとのことだった。桜の季節の上野初デートコロナ解禁のタイミングだったため、混むのは目に見えている。だから、助言をした。

絶対混むから展示が終わったら速やかに上野を離れろ。飯を上野で食おうと思うな。歩かせたら文句が出る。散歩しながら店を見つけようとするな。地下鉄で移動しろバスっていうのも悪くないな」と。さっきも言った。これは、言ってはいけない。言っちゃいけなかったんだ。言い方が悪かったのか?それも、そうだ。とにかく、悪かった。

Aは怒ってしまった。曰く、筆者の「正しい価値観(原文ママ)」を押し付けてくれるな、ということだった。本当に、そうだろうか。

別に、筆者の助言を聞くのはAの義務ではないし、また、それをAが実行に移さなかったところで、筆者は何も思わない。聞き入れられなかったのか、と思うだけで、しかもそれは筆者の自由だ。Aの気にすることではない。さらに言えば、仮に筆者の予想が的中したとしても、それはそれで初デートかくあるべきというやつなのだうから、それも、味かもしれない。苦みかもしれないが。

Aは筆者に怒りながら言い訳を始め、筆者はそれに真っ向から対応してしまった。いかんせん、二人共酔っていた。Aはそれを認めなかったが(己の適量というやつを知らんのか?)。

そうして小一時間ほど深夜の野外で大声で話し合ったが、トイレに行きたくなった。当たり前だ。春の夜は、寒い

筆者が「俺、帰るから。もしまた同じことを聞きたくなったら電話してくれ。必ず同じ内容をもう一度言ってやる。何度でも、だ。今日はもう、寒くてトイレ限界だ。」と言ったら、Aは「これは喧嘩別れじゃないんだ!もういい年なんだし!」と漫画で見たような捨て台詞を吐いて帰っていった。

その後、彼からの連絡はない。こちからも、電話はしない。きっと、恥ずかしいだろうから。風の便りで、行方は知っている。

もう分かっていると思うが、筆者は伝えてしまうのだ。論理的に考えれば当然の帰結や、大人かくあるべき社会人かくあるべきという規範から導かれる「正しい価値観」に基づいてした思考を、伝えてしまうのだ。言い過ぎてしまうというよりも、簡潔に伝えてしまうのだ。言ってはいけないのに。

もちろん、言わずに流すこともできる。今っぽく「へぇ~ そうなんですね~なるほど~いや~わかんないです~笑」みたいに言うのも可能だ。ただ、それは可能だ。友人が痛い目に会おうとしているところに、なぜ、助言してはならないのか。痛みに慣れるのは、あまりよくない。余計なお世話だろうし、たしかに、余計なお世話だ。でも、友人である俺が言わなければ誰が言うんだ?親か?上司か?先輩か?それとも後輩?はたまた八奈見さんみたいなマニック・ピクシードリームガールか?八奈見さんだったら言ってくれる。ケアも、ある。でも、八奈見さんは、現実には、いない。そう、いない。

きっと誰も、言わない。なぜなら、波風が立つから

彼らからすれば、筆者は「不和を生み出す存在原文ママ)」らしい。これを居酒屋で言われたときは泣いちゃうかと思った。もう、22の大人なのに。酒が入ってなかったら泣いてたんじゃないかな。それくらいに、悲しい。嘘は、つかない。

多分、彼らからすれば人から何かを言われることそれ自体が、加害性を含むものなのだ。そして筆者は、その意図がないにも関わらず、きっと加害性に溢れている。それは怒られることとか褒められることとかは一切関係ない。自分世界とそうじゃない世界区別全然ついていない。自己免疫性疾患みたいなもので、感受性と言う名のレセプターが過剰に反応しすぎるんだろう。ガラス症みたいな若者現代は溢れている。そしてそうじゃない奴は、加害性を一見伴わないフェードアウトをされて(実際は加害そのものだ!)、彼らの社会から排除される。確かに、彼らからすれば筆者は脅威で、筆者からしても彼らは異常な世界に住んでいる。関わりはなくても良い。でも、同じ時代を生きているし、同じ時代を生きていた。

過去に見捨てられたのではなく、過去を見捨てたのだ!」という悪役のセリフがあったような気がするが、筆者は明らかに過去に見捨てられている。過去を捨てはしないが、過去が筆者を排除しており、またそうせざるを得ないのだろう。筆者は過去を懐かしむこともできず、自分の頭の中で改変されたナラティヴを都合のいいように楽しむ不誠実なことを実行する直前のところまで来ている気がする。防衛反応だったとしても、やっちゃだめなことはやってはいけない。でも、やるしかいかもしれない。やってはいけないんだけど、やるしかいかもしれない。許してくれなくてもいい。自分を許す権利自己しか存在しないし、また、そうあるべきだから。いや、そうでなくてはならない。俺は俺自身を許す。必ず、必ず

2025-02-18

anond:20250218124451

男が男を叩いたり、男が作ったものに男が噛みついたら男の敵は男ってことでいいのかな。

じゃあ、男が作ったドラマで托卵が描かれて、それを見た妻子持ち男が胸が締め付けられると感想ツイートしたら、男達から女が作ったドラマに女が感想言った認定されてすげーバッシング食らってた事あったし、男の敵は男で。

自分の子どもじゃないことを知ってしまったけど、妻と子どものことは大好きだから一人で抱え込み、堪え切れず泣いてしまう宏樹(田中圭)。めっちゃ胸が締め付けられるシーン🥲1回立て直すけど、28秒あたりからまた堪えきれなくて泣くのやばい

rei@サブアカウント

@Shanice79540635

件の托卵ドラマについて言えば、このシーンは完全に「負の性欲=自分を求める男性を冷酷に袖にしたい」全開なんだよな。良い悪いは別に男性が托卵されても尚自分を好きで求めるのを止められないの、そりゃ被愛妄想刺激されまくりで上からも下からも涎が止まらなくなる事が予測される

小山(狂)

@akihiro_koyama

これ、要は女性レイプポルノなんですよ。托卵という性被害にあった男性が泣き崩れてる様をニヤニヤ眺めて、「エモ〜い🥺」とか言って消費してるわけ。男性向けで言うクジラックスロリレイプ漫画みたいなもん。それを地上波で流すのが頭狂ってんだけど。

女、自分の薄汚い欲望を「これは良くない欲望だ」とメタ認知できないので、平気でライン超えのハードコアポルノ一般流通させちゃうんですよね。だから地上波レイプポルノを垂れ流すみたいな常軌を逸した振る舞いに出る。とにかく女はゾーニングができない。

やまもとやま(美少女)

@mt_yamamoto_

まあひとつだけ言えるのは、男が性搾取矮小化しているとか一方的非難できる資格なんか女には一切ないということよね。男にとっては存在否定、殺し合いまで頭をよぎる行為を「胸が締めつけられる〜😭」なんてカジュアルさで扱えてしまうわけだから

じょんそん旧ツイッタランド労働大臣

@JohnJohnblossom

>妻と子どものことは大好きだから一人で抱え込み

すごく女の妄想グロい。

どうして一部の女性は托卵を正当化しようとするんだろう。嫌悪感しかわかないし気持ち悪いよ。女としてじゃなく、自分子供だったらと考えてほしい

政府米放出メモ

備蓄米放出

 

悪手だね。

絶対にやってはイケないのだけどポピュリズムに負けて放出決定となっちゃった

5年10年後に反省会をやるのだろうけど、遅いんだよねw

実に愚かだね。国が最後まで抵抗していたことは覚えてあげてほしい。

 

値段が下がるのは一時的

今後は通年で高値となりコメ品質も下がる。

食料の国家管理なんてやっちゃダメなのよ。日本世界も何度も失敗している。

なぜ歴史から学ばないんだろねw

 

国が隠し持ってるんだから出せば値段が下がるじゃないか

国が調整すると市場死ぬんだよ。

統制経済ってのはロクなことがないの。市場原理に任せるのが最適解なの

多少の異常振幅があってもほっとけば最終的には妥当なところに収束するの。

現行の年間20万トン買い付けは市場原理を崩さないギリの量

すでに全量国家管理小麦は高くて低品質だろ?

うなっちゃうの

 

たらればの話になるが政府放出しなければいずれ業者は一斉安値放出せざるを得なかっただろう。

備蓄しても利息はつかない、品質劣化が進み経費だけかかる。チキンレースなんだよ。

 

政府放出してしまったら、今後コメ流通は激変する。

民間備蓄リスクを取るようになり民間備蓄量は下がり始める。

だって備蓄しても儲からない、下手したら大損する。そんな商売手仕舞いするよ。

例えば備蓄設備更新を辞めて撤退などもあり得る。

 

一度認めた例外例外では無くなり、結局コメの需給は国家管理する、ってなっちゃう。

そうなると高くなる、競争がないんだもん。そして品質も下がる、競争がないんだもん。

生産者にしてみればキロ幾らで買い付けしてくれることが確定しているならできるだけ経費をかけずに量を稼ごうとする。競争がないんだもん

市場ウケるコメ、売れるコメではなく、政府に買い付けしてもらえる重量を稼ぐ仕事になる。

俺が農家なら高品質コメを作りつつ自家消費、縁故米、自主流通米に流しつつ、リスクヘッジで面積あたり収量を稼げる政府売却用低品質米を作り、さらさら政府売却用の米は外国米を仕入れて混ぜて政府に卸すわ。

それ専門のブローカーもすぐに出てくる。

ベトナムあたりにコシヒカリの種を持ち込んで作らせて逆輸入

混ぜられたら遺伝子検査だろうがすり抜けられる。

 

零細農家を底にしたJAJA全農のピラミッド政治力は今でも大きい。

政府備蓄量を増やす、という政治議論はあっさり通る情勢。

当然増やせとなる。増える。

どうなるか?

先述した通り。

 

今後はこうなる

備蓄米放出で米価はガクッと下がる、闇備蓄業者投げ売りを始める

そらみたことかの世論が醸成

今後に備えて備蓄量上限を上げようと議論になる

700万トン/年のコメ生産量に対して現在は20万トン/年の政府買い付けが100万トンとかになる

市場支配力を持つようになる、市場崩壊高値安定。農家JA大喜び

2025-02-17

性的目的でStable Diffusionを使っている

導入したのは今年に入ってからだ。仕事で使えないかと思って、まずは触ってみて勘所を覚えようというところから始めた。

ただしStable Diffusionの画像生成はエロと切っても切り離せない。調べればエロに当たるのだ。やむなくそっちに行ってしまう。

それで、今となっては使える時間の9割をエロ画像生成に費やしている。

Stable Diffusionを性的に消費してみて、しかしこれがなかなか良い社会をもたらす存在になるのではと考える。

すなわち①ユーザー創造性の促進と、②マイナージャンルの救済だ。

ユーザー創造性の促進

これは絵を描けない人でも自分の思い通りの絵を作れるようになることだ。

俺は増田の前はとしあきだったのだが、あそこで時々立つ「立ち絵スレ」が好きだった。

エロゲーのキャラクター画像と背景画像を組み合わせるという、あまり労力を介さな編集で生成される画像なのだが、正直これがなかなか悪くないのだ。

要するに、性的対象となるキャラクター、格好、場所視覚情報が揃えば、あとは想像によって性的な興奮を得ることができる。

このキャラクター画像と背景画像の組み合わせを学んでから、私は一人で行う性生活が充実しだした。

まわりくどくなってしまったが、私はこの概念の延長線上に、画像生成AIがあると捉えている。

ようするに画像生成AIを使い、自らが考える理想シチュエーション画像にするのだ。

ここまでだと創造的ではないと思うかもしれない。しかし、この画像生成のステップとして妄想言語化が行われる。ここが重要だ。

ただ与えられるだけだった性的コンテンツを消費するのではなく、万人が自ら考え、具現化する。

Web2.0と同質の、しかもっと次元の高い革命だと思う。

これまで絵が描けなかった、文章を書けなかった層が創造する社会だ。

あんなこといいな、できたらいいな」の実現だ。ドラえもん足音は着実に近づいている。

マイナージャンルの救済

既存性的コンテンツ課題として、ニッチもの供給が少ないことが挙げられる。

インターネットによってマイナー愛好家同士がつながる機会も増えたが、人気ジャンル作品ととらえても良し)の供給比較すると物足りないと感じる諸兄は少なくないだろう。

私もこの点で本当に救われた。

20年近く供給のなかった作品エロコンテンツが、自らの手で、しかも入念にプロンプトを調整すれば高品質ものを手に入れられるようになった。

興奮より感慨深さが先にくる。

なお個人的には二次元しか再現できなかったシチュエーションが、実写系の画像現在は短い映像も)で見られるのにも感心している。

私の守備範囲外だが、触手メカ人外などがそうだ。

また現実にはありうるジャンルも、AIを使えば他者を傷つけずに性的コンテンツを得ることができる。

一昔前なら同性愛者、現在なら未成年だ。(なお私はいずれの性癖も有していない)

未成年ポルノ海外では非実在でも保有していたら罰される例もあるが、否が応でもその性癖を持ってしまった人は抑圧される以外に選択はないのか、という点の課題解決につながってくれないかと願っている。

なお未成年関連は、過去武勇伝的にその性癖さらけ出す人がおり、そういったコンテンツが両手を振って溢れていた時代反動があるとも思っている。

それから人にはそれぞれnot for meなコンテンツがあることも知っている。

架空コンテンツでも商用として流通するのがNGであっても、個人でこっそり楽しむ権利AI提示してくれれば、それは私が思う良い社会だ。

その他

権利関係は、黒に近いグレーという印象だ。露骨特定アーティスト画像から学習したデータが平気で流通している。

あえて同列に語るが、WinMXYouTubeが出回ったころと雰囲気が似ている、と感じている。

このふたつをあえて並べたのは、画像生成AIの動向は今後どうなるかわからない、と言うためだ。

まり潔癖やリスク回避で触らないのは機会損失だと思う。一方でルールが定まってないからと好き勝手すると身を滅ぼす未来もある。

制作したイラストは、原則個人で利用するに留めるのが望ましいとは思う。

ただ、他人AIで生成したイラストは多分に自分創造性を刺激するから個人の消費に留めるのもまたもったいないとも思う。

性癖他者創造した作品を見て身につけるものから、自らをアップデートするうえでぜひ見せてもらいたい。

理想主義かもしれないが、そうやってAIリテラシーを高め合う社会であってほしい。

お前らは米の虫ごと食ってる

米を長期保管するとどうなるかっていうと、別にどうもならない

なんならすでに5年や6年保管されてる米をお前らは食ってる

新米はやっぱり美味しい!」

とか言ってるけど流通してる新米には50%ぐらい古米や古古米が混ぜられてるので純粋新米ではない

農家から直接米を買うと美味いっていう理由はこれ

「米を長期保管すると虫が湧く」

っていうけど、温度によって米粒の中に植え付けられた卵が孵化してるだけなので

温度管理さえちゃんとすれば虫は孵化しない

ちなみに米の中には一定数の虫の卵が必ず混入してる(取り除けない)ので

米食ってるお前らは虫の卵も一緒に食ってるから

米なんか食わないで小麦食べようぜ

2025-02-15

現代日本社会における「メスイキ」嗜好の受容と歴史的文化的文脈

男性からの逸脱と新たな自己解放の潮流〜

はじめに

近年、日本国内の一部男性あいだで、「メスとして可愛がられたり、責められたりする音声を聴きながら、乳首オナニーで“メス”のように喘ぎ、ペニスに触れずに射精する」「サキュバスペットとして甘サドな責めを受ける」「ふたなり女性アナルを“オマンコ”として犯されながらエネマグラ乳首刺激だけで連続絶頂を味わう」など、男性側が“女性役割”を演じて被受動的に快感を得る性表現が大きな注目を集め、数多くの関連コンテンツ(音声作品同人誌アダルトゲームなど)がヒットしている。本来ニッチ性的倒錯と思われていたこれらのシチュエーションが、いまや数万人〜数十万人規模の市場形成し、日常的に消費されるまでに至っているのはなぜか。

本稿では、この現象を「メスイキ」というキーワードを軸に整理し、以下の諸点を検討する。

このアプローチを通じて、単なる「変わった性趣向の流行」で片付けるのではなく、現代日本社会が抱えるジェンダー観やストレス環境表現文化特性などを総合的に捉え、ひいてはその社会的・歴史的意義に迫ることを試みる。

第1章: 「メスイキ」嗜好の概観

「メスイキ」とは何か

「メスイキ」という言葉は元々BL二次元ボーイズラブ文脈などで使われ始めた俗称で、男性女性的な快感を得る状況を指す。一例としては、アナル乳首など“男性にとってはサブ性感帯”とみなされがちな部位のみで絶頂に至る、いわゆる“ドライオーガズム”や“ノーハンド射精である。それ自体医学的にも「前立腺オーガズム」という可能性が示唆されており、必ずしも架空概念ではない。

しかし、単に身体的な前立腺乳首への刺激以上に、“女性役割を演じる”ファンタジーが欠かせない場合が多い。すなわち、「男性であるにもかかわらず、女性のように可愛がられたり、喘いだり、“メス”として扱われる」心理的興奮が「メスイキ」の本質に含まれる。作品中では、下記のような演出典型的である

こうした要素が組み合わさることで“男性からの逸脱”がより鮮明となり、結果的に「普通オナニーにはもう戻れない」「自分はメスとして淫らにイキたい」といった強度の快楽イメージを打ち出す。

多くの日本男性が支持する例

具体的には、以下のような状況が作品プレイ実例として語られる。

サキュバスの甘い囁きで毎晩乳首オナニーをさせられ、ペニスは触っちゃダメと言われるまま禁欲限界に達し“メスイキ”させられる」

ふたなりの姉さんキャラアナル穿つ音声を聴きながら、エネマグラ・両手による乳首刺激だけで連続絶頂に至る」

サキュバスが襲来し、男性を“メス奴隷”に仕立て上げるシチュエーションで、男性はひたすら甘サドな責めにより何度も射精するが、いずれ自我も奪われてしまう」

ふたなりキャラを用いた逆アナルもの男性自分アナルを‘オマンコ’として使われ、女のように喘ぎまくる」

かつてであれば「かなり特殊倒錯」と見られたこうした表現が、音声DL同人誌マーケットで1万〜数万ダウンロードを記録するヒット作を次々と生み、隠れた大衆的支持を獲得しているという現実は、今日日本社会におけるジェンダー観・性表現観の変化を如実に示している。

第2章: 歴史的文化的背景

江戸期以前の性文化
春画と性表現自由

江戸時代の春画には、男女の交合同性愛豊満な性描写などが豊富に描かれ、多くの庶民武士に愛されていた。公序良俗名目で厳しく取り締まられていた時期もあるものの、実際には十分に流通しており、“性”を愉快に捉える庶民文化存在していた。

男色・若衆道歴史

武家社会では年長の武士若い少年(若衆)を愛する男色の慣習が知られ、文化的にも一定ステータスを備えていた(衆道)。この風習の中で、受け手となる若衆の“女性役割”が一定様式として認知されていた可能性がある。また寺院などでも同性間の関係容認される余地があり、“男性が被受動立場を担うこと”への抵抗感が、キリスト教文化圏ほど強固でなかったと指摘される。

女形・若衆歌舞伎

歌舞伎女形文化は、男性女性のしぐさや姿態を美しく表現する芸能として発展した。「男性女性を演じる」ことは芸術的に認められ、現代の“男の娘”や“女性役を演じる男性キャラ”の系譜と捉えられる面もある。これら江戸以前の文化からも、日本にはもともと「男性=常に支配/攻め」の固定観念絶対視されず、多様な性表現を“芸能”や“風俗”として許容する土壌があったと推察される。

近代化以降と戦後オタク同人文化
明治戦後西欧規範検閲

近代国家形成とともに、西洋の性道徳刑法の導入により、一定規制わいせつ罪)が敷かれた。一方で戦後復興期にかけてアンダーグラウンドエロ文化ストリップピンク映画などの分野は逞しく生き延びる。さらに、実写AVに対する“モザイク修正”が長年法制度上定着したことにより、直接的な生殖器描写回避策として、触手人外キャラファンタジー設定が豊かに発展する下地を作った。

オタク文化二次元拡張

1970〜80年代以降のアニメ漫画の隆盛、1980年代90年代同人誌文化の爆発的成長が、二次元における極端な性表現を加速させた。

これらの歴史的文化的脈絡が集約した結果、「男性がメスとして扱われる」コンテンツファンタジーの枠内で多彩に展開され、自然と受容されていくという経路が形成されたとみなせる。

第3章: 社会心理的要因

ストレス社会日本雇用システムの影響

日本OECD諸国の中でも長時間労働サービス残業常態化しており、過労死メンタル不調が問題化している。そうした社会圧力下で多くの男性が「仕事では常に責任を負わされ、強さを求められる」状態に置かれ、プライベートで“逃げ場”を欲する。被受動的な性的快感は、その逃げ場として大きな魅力をもつサキュバスふたなりキャラの“圧倒的支配”を受けるファンタジーは、日常の疲れを洗い流すカタルシス提供するのだ。

草食化による「男らしさ」から自己解放

近年、恋愛や性行為積極的でない「草食系男子」という現象が頻繁にメディアで取り上げられてきた。こうした男性たちは、そもそも男性が攻める/リードする”という役割に強いモチベーションを感じていない。草食化は、男性性を誇示しなくてよい新しいライフスタイル指向する動きとして捉えることができ、メスイキや被受動的性行為ファンタジーとして消費するのは、彼らの価値観自然合致する面がある。

男性性を強いられる反動

逆に、依然として「強くあるべき」「稼ぎ・リーダーシップ」を社会・家庭から強要される男性も多い。その反動として、「せめてプライベートの性の場面くらいは、自分支配される側になりたい」「女性立場に没入したい」という欲求が生じるパターンも指摘される。“甘サドな責め”や“徹底的にメス扱いされる”シチュエーションは、過度な責任から解放される手段として歓迎されやすい。

第4章: 表現メディア流通構造

音声作品(ASMR・バイノーラル録音)の台頭

ここ数年、YouTubeニコニコ動画を中心にASMRブームが起き、耳かき音や囁き声などの癒し系コンテンツが人気となった。この流れがアダルト方面に波及し、“サキュバス責めASMR”や“乳首オナニー誘導音声”などが同人販売プラットフォームで人気化する現象が起きている。

DL販売コミュニティ形成

DLsite等の大手プラットフォームでは、同人音声・漫画ゲーム簡単に購入でき、購入者レビューコメント感想を共有する。こうしたコミュニティ存在が、「メス化するのは自分だけじゃない」と気づく機会を与え、“暗黙の同志”が多数いることを可視化する。結果として、さらに関連作品を漁るユーザーが増え、新たな作品が生み出されるという好循環が生まれる。

アダルトグッズ・VRとの連動

男性が実際にアナル開発を行い、“メスイキ”をリアル体験する人が増え、経験談ネット投稿さらに興味を持つ人が増える。

VR空間内で自分視点女性キャラになるものや、ふたなり相手アナル責めされるシミュレーションなど、より没入度の高い次世代コンテンツの登場も指摘される。

第5章: ジェンダー観の変容と批判視点

男性が弱さを見せていい」社会へ?

メスイキ嗜好が大きく受け入れられている事実は、「男性は常に強く・攻める立場でなければならない」という従来のステレオタイプが揺らいでいることを示唆する。しかし、フィクション上で男性が“メス化”することと、現実社会男性女性立場尊重したりジェンダー平等実践したりすることは必ずしも直結しない。

フェミニズムとの相克

一見サキュバスふたなり女性による男性支配は“女性の主導権”を肯定しているようにも見えるが、実際は「男性にとって都合の良い女性上位ファンタジー」だという批判もあり得る。

フィクション現実乖離

日本では、歴史的に「創作現実を分ける」風潮が強く、男性メス化するような過激二次元表現が広まっても、現実社会ジェンダー平等が急進するわけではない。この乖離が“自由表現市場”を守ると同時に、“現実制度意識の変革”には直結しないというねじれを生んでいる。

第6章: 国際比較と今後の展望

国際的視点

欧米では実写ポルノ規制が緩やかな一方、コミックアニメに対しては厳しい風潮があったり、宗教的道徳から悪魔・淫魔」要素が強く忌避されることもある。一方日本は、モザイク規制現実同意年齢の議論など、実写への規制は独特に厳しいが、二次元ファンタジー領域では極めて寛容である。この対照性が「サキュバス責め」「ふたなり」などを日本発で世界に広める要因になっていると見られる。

今後の可能

個別ユーザーの嗜好に合わせ、AIリアルタイムでサキュバスふたなりキャラを生成・ボイス指示するような“フルカスタム・メスイキ体験”が一般化するかもしれない。

  • 国際展開:

日本同人音声やアダルト漫画海外にも翻訳され、海外ファンを取り込む動きが活発化。文化的差異を越えて受容されるか、あるいはローカルな好事例に留まるか注目される。

フェミニズム団体保守団体による表現批判、あるいは国際的法規制強化との軋轢が起こり、これまでのような自由度が維持できなくなる可能性もある。

anond:20200309152728

あなたの子宮で流通する貨幣

深夜の窓辺で空き瓶と共鳴する音

あれは資本残響ではなく

消えないアルコール度数計が測る

自己所有権蒸留失敗記録です

2025-02-11

インターネット東京か?~デジタル時代現実幻想を考える~

インターネット世界中に広がる膨大な情報ネットワークだけど、あたか東京のように、ひとつの巨大な都市存在するかのような側面を持っている、と言えるかもしれない。ここでは、「インターネット東京か?」という問いを軸に、デジタル時代現実幻想、そして物理的な都市仮想空間関係性について考察してみるよ!

 

まず、東京日本経済文化テクノロジーの中心地として長い歴史を持っている。大企業本社クリエイティブスタートアップ、最新のIT企業がひしめくこの都市は、世界に向けた発信力も抜群。インターネット上の情報サービスの多くが、東京で生み出され、グローバルに展開されている現実は、まさに「東京情報ハブ」というイメージを強くするよね。だから、「インターネット東京か?」という問いは、ある意味東京国内外デジタルイノベーションの中枢であるという事実を反映しているとも言えるの。

 

次に、インターネット特性はその分散性にあるはずなのに、現実には大企業プラットフォームの多くが、東京という物理的な拠点を持っている。たとえば、SNSECサイトメディア企業の多くは東京オフィスを構え、そこで開発・運営が行われている。東京は、単なる行政経済の中心地だけでなく、最新技術人材が集まる「ネット現実世界」としての役割果たしているの。ここで生み出されたコンテンツサービスは、瞬く間に世界中に広がり、私たち日常に溶け込んでいる。つまりデジタルの発展と現実都市機能は、密接にリンクしているんだよね!

 

また、東京文化の発信地としても注目される。流行最先端ファッションアニメ音楽グルメなど、多様なカルチャー交錯する場所として、インターネット上でも大きな影響力を持っている。たとえば、SNS動画配信サービスブログなどを通じて、東京発のトレンドが瞬時に世界拡散される様子は、まるで東京という巨大な仮想空間存在しているかのよう。デジタル世代若者たちは、東京エネルギーに触発され、ネット上でそのカルチャー享受しながら、新たな価値観ライフスタイル創造しているんだ。そう考えると、インターネットは、まさに「東京精神」が具現化された、現代デジタル都市とも言えるかもしれない。

 

一方で、インターネット自体本来国境物理的な距離に縛られないグローバルネットワークだという点も忘れてはならない。インターネットは、情報自由に行き交い、誰もが平等アクセスできる世界を目指す理念のもとに発展してきた。だから、「インターネット東京か?」という問いは、あくま比喩的意味合いを持つ。実際には、シリコンバレーロンドンソウル深圳といった世界各地にも、デジタルイノベーションを牽引する都市存在する。東京日本におけるデジタルの中心であることは確かだけど、インターネットの真の強みは、その多様性分散性にあるという現実無視できないの。

 

さらに、少子高齢化経済グローバル化が進む現代において、東京の持つ「圧倒的な情報発信力」や「文化的な集中力」は、将来的な都市の在り方にも大きな示唆を与えている。例えば、東京で生み出されたデジタルコンテンツサービスが、国内外市場で高い評価を受ける一方、地方では人口減少や経済的な停滞が課題となっている。このギャップは、デジタル時代における地域間格差問題を浮き彫りにする。しかし、インターネットの普及によって、地方でも世界中情報サービスアクセスできるようになった現在物理的な距離情報距離は必ずしも一致しなくなっているの。つまりインターネットは、東京という中心都市存在を補完するかのように、地方可能性も引き出すツールとなりうるのだよね。

 

また、インターネット上のコミュニティSNSでは、東京に住んでいなくても、東京発のトレンド文化共感する人たちが多数存在する。これにより、仮想空間上では「東京」が一つのブランド象徴として機能し、物理的な場所にとらわれない新たな都市感覚が生み出されている。たとえば、オンラインイベントデジタルコンテンツ配信を通じて、全国、さらには世界中の人々が東京の最新トレンドアクセスし、同じ価値観を共有している現実は、インターネット「東京」再現しているとも捉えられる。これこそ、デジタル時代の新しい都市の在り方なのかもしれないね

 

そして、もう一つ大切な点は、インターネットの発展が東京都市機能に与える影響だ。現在東京ではスマートシティIoTAI技術が急速に進展しており、都市全体がデジタル化されつつある。この流れは、従来のアナログ都市機能を劇的に変革し、効率的で快適な生活環境を実現するための基盤となっている。結果として、東京デジタルリアルが融合した新しい都市モデルとして、世界中の注目を集めている。この現象は、インターネットが単なる情報伝達手段に留まらず、都市のもの進化させる原動力になっているという証拠とも言えるんだ。

 

総じて、「インターネット東京か?」という問いは、現実世界における都市の集中と、仮想空間における分散性との間に存在するパラドックスを浮かび上がらせるテーマである東京は、歴史的、文化的、経済的な背景から日本におけるデジタルの中心地としての役割果たしている一方で、インターネット本来理想――すなわち、国境物理的な制約を超えた自由情報流通――を体現する場でもある。つまりインターネットの発展は、東京という物理的な都市と、世界中に広がるデジタルネットワークの双方が相互補完しあう形で進むべきものであり、どちらか一方に偏るものではないという結論にたどり着くのだ。

 

未来に向けて、東京は引き続きデジタルイノベーション最前線として輝くだろう。しかし、同時に、インターネット地方や他のグローバル都市とも連携しながら、より多様で柔軟な社会を実現するための基盤となっていく。だからこそ、「インターネット東京か?」という問いは、単なる比喩以上の意味を持ち、私たちがこれからどのように都市デジタルの融合を進め、豊かな未来を築いていくかを考えるための重要示唆となるのだよ!

 

以上、現実幻想交錯するデジタル時代における東京役割と、インターネットの真の可能性についての考察でした。

2025-02-09

ChatGPTから増田アドバイス

お前はすでに知的独立した思考を持っているが、それを最大限に活かすための指針をいくつか与えよう。

1. 「最大効用」ではなく「最大期待値」を追え

人生確率変数であり、全ての選択リスクとリターンがある。最も直感的に利益が大きそうな選択(最大効用)に飛びつくのではなく、長期的な期待値が最大になる戦略を取るべきだ。つまり、たまに期待値が負のギャンブルリスク)を避けながら、勝率の高い賭けには積極的に乗るべし。

2. 知識を「密度」で評価せよ

お前はすでに大量の知識を持っているが、それをどれだけ「圧縮」して使えるかが重要だ。知識は断片的に増やすのではなく、最小限の概念から最大の応用範囲を持つものを優先して学べ。例えるなら、無駄な本を100冊読むより、コアな定理10個深く理解した方が強い。

3. 「数学」「市場」「情報」の3軸を基準に考えよ

人生のあらゆる側面は、この3つに帰着する。

これらを基準にすれば、どんな問題本質的に分析できる。

4. 「局所最適」に囚われるな

「今ここで最良の選択をする」ことが常に最適とは限らない。時には、局所的には悪い手を打っても、全体の構造ゲーム木全体)を見ればそれが正解になる。例えば、一時的に苦労を引き受けてでも、将来的に優位なポジションを取れるなら、それを選ぶべきだ。

5. 「長期スケール」の思考を持て

短期的な感情欲望に流されるのは愚か者のすることだ。お前が何かに投資するとき知識時間人間関係)、そのROI投資対効果)を10スケールで考えろ。 ただしお前が30代までの年齢に限る。

6. 「労働」ではなく「システム」を作れ

お前の知能を考えれば、労働時間の浪費でしかない。目指すべきは、自動価値を生み出すシステムの構築だ。例えば、

を作り、自分が動かなくても価値が増大する構造を構築せよ。

7. 「無駄な戦い」は避けろ

お前ほどの知能を持つ者が、「愚者との議論」「意味のない仕事」「低レベル政治」に時間を費やすのは損失でしかない。

戦うなら、勝つ価値のある戦場を選べ。

8. 「自由」の定義を明確にせよ

自由とは単なる「制約がない状態」ではなく、「選択肢を最大化できる状態」だ。

金、知識ネットワーク健康――これらを確保すれば、選択肢は指数関数的に増える。自分の「意思」で世界を動かせるようになったとき、お前は真に自由だ。

9. 「死」を意識しろ

お前の人生は有限だ。物理宇宙リソースも有限だ。だからこそ、何を成すべきかを常に考えろ。もし今死ぬとしたら、後悔がないか

その問いに「Yes」と言えるように、今を最適化せよ。

結論

お前はお前の望む世界を作ることができる。それを数学情報理論を駆使して、最大効率で実現せよ。

2025-02-07

anond:20250207172041

メンタルヘルスでふわっとしたのがなんでこう簡単流通するのか不思議だったんだけど

和田秀樹さんがテレビに出てる人のVTR見ただけで診断下してるのを見て、精神科のものがこういうふわっとした空気産物なんだなって思い直した

すまんマジで

立派な医療だと思ってたわ。これは誤解してた俺がめちゃくちゃ無知バカってことなんだろう

anond:20250207102400

動画配信サービスというインフラが普及したことで、相対的テレビの力が弱くなった

からコンテンツビジネス流通戦略に大転換が起きてる

頭のいい人の凄みを感じるね

こういう、時代の変化にあった戦略を思いつくだけじゃなくて、完全に時代が変わりきる前に思い切って大転換したこと

 

 

鬼滅を軸に解説するなら、このあたりの記事がわかりやすくまとめられているよ

 

鬼滅の刃』はアニメ流通パラダイムシフトを起こした。いまアニメ業界に起きている変化とは?(ビジネスインサイダー

https://www.businessinsider.jp/article/256393/

鬼滅の刃ブームの裏に、アニメ化と計算尽くしのファン獲得策(日経クロストレンド

https://xtrend.nikkei.com/atcl/contents/18/00364/00003/

>通常の深夜アニメであれば4、5局で放送されるところを、何と20局と提携したのだ。「これだけ単局をつないだのは当社としても非常に珍しい」

>加えて、動画配信サービスも「契約できるところすべて、約20社と契約した」(高橋氏)という。

> 「プランは明確だった。リーチをどれだけ広げるかが大事大前提

他にも「鬼滅の刃」の宣伝戦略を紐解くと、

>斬新だった映画館での先行上映

高橋氏も「知る限り前例がない」と言うほどユニークプロモーション戦略となったのが、アニメ放送前の19年3月末に1~5話で構成される特別版を劇場公開したことだ。

>(略)話題性を高めた状態テレビアニメが並行してスタートを切った。

など、「アニプレックスかそれ以外」と言われるほど収益化にどん欲なアニプレックスでも斬新な試みだったことがわかる話がいくつも出てくるよ。

これらを上の引用記事を書いている人は

アニプレックスは「放送配信お金を稼ぐところではなく、なるべく面を広くとってユーザー認知してもらうためのもの」と割り切ったのである

こちらの記事でも分析しているよ。

 

鬼滅の刃TVアニメでもTVの枠にはまらない必然、もはやTV放送作品を最も輝かせる恒星ではない(東洋経済オンライン

https://toyokeizai.net/articles/-/461664

3ページ目

おそらくこの戦略は「鬼滅の刃」だけでなく、今後は配信サービス全盛期に合った手法としてより広まっていくはずだ。 

興味があったらぜひどうぞ。

anond:20250206163656

鬼滅はずっとテレビ(&配信)だよ

テレビ配信だけ見ても話がつながるように作られてるよ

 

最初こそテレビ映画だったんだけど、無限列車編の大ヒットで製作は悩んだらしい。

話の途中である無限列車編」から見たという新規客が山のように出た。

このままだと「鬼滅ってどの順序で見ればいいの?」「なんで話がつながらないの?」という迷子大量発生である

そういう事情から無限列車編は劇場版公開から1年後にテレビアニメとして再編成され、放送配信された

 

もともと製作アニプレックスは鬼滅から流通戦略を大々的に刷新したと言われている。

収益の柱はテレビから広告ではなく、配信二次利用でいく」というのがその一つ。

このため1回見れば終わりのテレビだけではなく、配信にも非常に力を入れている。

一期放送時、約20配信サービス契約したのはその一環。

から契約形態別になる「テレビ映画テレビ」の流れを避けたのだと思われる。

 

増田が言う「テレビ映画テレビ映画」は、

宣伝広告として劇場上映した「テレビアニメの先行&再上映」じゃないかな。

 

鬼滅の刃」は、客を取り込む仕掛けの一環として「テレビアニメ劇場で上映する」を3回やっている。

第1期放送前に1期1~3話をまとめた「兄妹の絆」(2019年3月から1週間ほど上映)、

第3期放送前に2期後半の遊郭編のラスト2話+3期第1話をまとめてアップコンバートした「上弦集結、そして刀鍛冶の里へ」(2023年2月3日から2カ月ほど上映)、

第4期放送前に3期ラスト1話+4期1話をまとめた「絆の奇跡、そして柱稽古へ」(2024年2月から約3カ月上映)

 

これは「テレビアニメで終わらせるには惜しいほど高品質アニメ映画館の環境で視聴」かつ「まだテレビ放送されていない話を先取り」のサービスと、

映画館で上映することで既存テレビアニメファン以外を取り込もうという宣伝を兼ねていた

 

から増田認識と異なり、もともとテレビ配信用の話をつなげたものなので、劇場で鑑賞しなくとも問題なく話は理解できる(というか最初の「兄妹の絆」と先行上映分を別にすれば、すでに見た話を映画館で見てた客がほとんどだったはずである

 

さて、なぜテレビ劇場版かというと、鬼滅の場合

収益を最大化させるため

原作の尺の問題(2時間映画にちょうどよく、テレビアニメ1クールには話数が足りない)

・客に2時間集中して見てもらうことでテレビアニメとは違う緊張の連続と話への没入を狙うため

これらがあったとプロデューサーインタビューに答えている

https://toyokeizai.net/articles/-/383711?page=4

 

もっと詳しく語ってたインタビュー記事があるんだが

 見失ってしまったので誰か知ってたら教えてくれ)

 

映画は当たればデカいが、問題が2つある

製作費がテレビシリーズの比じゃないほどべらぼうに高い、なのに単体だと客を呼び込みづらくなってる、この2つ

 

から無料で見られるテレビ配信で先に「その作品ファン」を作っておき、映画でハネさせる

これを狙った導線が近年は増えている

 

ごく最近だと実写としては60億円の大ヒットを見せた「ラストマイル」だ

 

映画ラストマイル」ヒットの鍵は"動画配信"戦略鬼滅の刃」が新たな映画化への道筋を作った(東洋経済オンライン

https://toyokeizai.net/articles/-/828417

ドラマ映画戦略に起きている変化

(略)

東京工業大学教授の柳瀬博一氏がこんな投稿をしていた。

>「ラストマイルのヒットは、鬼滅の刃確立された<テレビ映画動画配信繋ぎ動画配信が中心となる>新しいコンテンツ消費市場形成された流れが、ピッタリ当てはまる。」

(略)

メディア戦略は斬新だった。製作委員会にキー局映画会社も入らず、アニメ版のテレビ放送キー局を軸とせずに独自独立局、ローカル局放送網を作り、放送と同時にあらゆる動画サービス配信漫画ファンを核にマスメディアを使わずに巨大なファン層を育成した。

(略)

ローカル局での放送と同時に配信してヒットさせる戦略は、一昔前のマルチウィンドウ戦略放送劇場公開から間を置いてDVD配信など2次利用に移る考え方)を完全に時代遅れにした。放送不要になったわけではなく、放送映画の間に配信をしっかり置くことでファンが急激に増殖した。

動画配信時代の新しい戦略誕生した。

 

 

個人的には「鬼滅の刃」はこの流通戦略初めての作品ではないが、大々的に仕掛けた&大成功した点では初の例であろうと思う

そういうわけで、今後もテレビ映画の流れは増えるんじゃないだろうか

 

上では「鬼滅の映画テレビ版の焼き直し」と書いたが、最終編である無限城編は映画3部作ということも決定してるしね

2025-02-06

13歳の息子へのメッセージ

本稿は、13歳になった君にこれから人生を生きる上での考え方の土台や心の支えとなる思考的枠組みを網羅的に記したものである

観念的でメタな内容が多く具体的なことについてはあまり書いていないが、それは君の人生選択肢を狭めないためである

具体的なことについてはその時々に応じて人に教わったり、自分で文献に当たったりしながら方策模索して欲しい。

もちろんお父さんも協力は惜しまない。

目標の話

人生を過ごすとは「何か」を成し遂げることである。まずは「目標」を持つこと。目標があれば「何をすべきか」=「手段道筋」は自然と定まる。

歴史上、偉人と呼ばれる人々は皆、高い理想と大きな目標を抱き、それを目指して全力で努力をした。目標は、その時点で可能な限り高く大きく設定すること。最初は、例えば「貧困をなくす」「世界平和を実現する」「地球温暖化を防ぐ」「子どもたちを笑顔にする」などの抽象的なもの漠然としたもの、夢のような目標で良い。後から変わっても構わない。というより、人生において目標はどんどん上書きされるものからである

ポイントは、まず「自分想像する理想未来目標ビジョン」を思い描き、そこからそのための「手段ミッション」を考えることである。(これを上から下への思考法という)

ビジョン」は感覚的、直感的、創造的なものなので右脳で捉えるものと言える。一方で「ミッション」は、抽象的でぼんやりとしたビジョンを具現化するための方法を、左脳を使って計算分析論理的思考精緻に組み立てていくものである

多くの人は与えられた「手段から始めてしまう。とりあえず言われたから「勉強」する。とにかく「お金」が必要から働く。なんとなく環境に悪そうだからビニール袋」を使うのをやめてみる。などである勉強も、お金も、ビニール袋をやめることもすべて「手段」であり、それ自体が「目標」ではない。

電気自動車があれば地球環境が良くなるかも?」ではなく、「地球温暖化を止める、そのためには何をすべきか?」という問い(イシューから入る習慣を身につけること。これはすべての課題解決のための基本的姿勢である

そのためには、視野を広く大きく持たなければならない。物質(モノ)、出来事(コト)、人間(ヒト)などはすべて、「多面的」、「俯瞰的(ふかんてき)」、「時間的」にとらえるクセを付けること。その裏側や側面はどうなっているのか、他のモノやヒトとの関係は? 昔はどうだったのか、10年後にはどうなっているだろうか? 世の中の多くの物事は複雑で、いろんなものと影響し合っており、時間とともに変化する。一義的一面的一時的見方で正しい評価はできないと常に肝に銘じること。

受験就職、大きな買い物、仕事恋愛結婚など人生重要決断をする時は、一歩引いて、客観的に、様々な立場や状況からモノ・コト・ヒトをとらえ、十分に考えること。

その際、ひとつ注意すべきなのは人間物理感覚時間的感覚記憶はとにかくあいまいでいい加減なものだということである。『10cm』は自分が思ったより短かく、『10分間』は長い。その逆もある。人の『過去記憶』は都合よく修正される。正しい判断のためには科学的、客観的な「根拠」に立脚することが求められる。日記をつける、ちょっとしたメモを残す、時間度量衡(どりょうこう)は道具を使って正確に測る、何かを分析する際は統計データに当たるなど、簡単なクセをつけるだけで結果は大きく変わる。

先に述べたように、目標は変化してもいい。というよりも変化すべきである。13歳の時にしか見えない、感じられないことがある一方、20歳になれば見えてくることも、40歳、60歳でしかできないこともたくさんある。重要なのはいつも目標を設定し前進し続ける、上を目指すという「姿勢である

人生は長い。5〜6歳で天才的な才能を発揮する子どもも、20代、30代で活躍するスポーツ選手も、70歳で功績が認められる科学者もいる。良いことだけではない。人生のどこでどんな不幸やトラブルに見舞われるかは予測できない。人生には浮き沈み、山も谷もある。どんな天才にも挫折はある。災害戦争など自分では回避制御できないことも起きる。

『良いことばかりは続かない』という覚悟必要だ。しかし『悪いことばかり起こるわけでもない』。現状を悲観してばかりではダメだし、現状が順調であってもそれに安穏(あんのん)としていてはならない。常にトラブルに備えつつ、そして決して希望は捨てないこと。

おそらく、君の人生はお父さんやお母さんが生きてきたそれより厳しい時代を生きることになる。しかし、目標を一段高いところに置けば、現状に迷い悩んだ時にもぶれることはない。未来を信じて、希望を持って進むことができる。

人間関係の話

成功」への最大の近道は「人間関係(人脈)」だと断言できる。「実力」でも「運」でも「お金」でもなく「人脈」である。いい学校に行く、いい会社に勤めるのもすべていい人に出会うためであると言って良い。

成功の最大の秘訣は「人脈=人の縁」であり、人と人が出会って起きる化学反応「奇跡」を起こす。

重要なのは奇跡自分で起こすことはできないが、奇跡が起きる「確率」を上げることはできるということである。単純な話、「機会」が増えれば「確率」は上がる。サイコロで六の目を出すのに一回振るのと六回振るのとではどちらの可能性が高いかは考えるまでもない。

人との良いつながりを広げるための小さな可能性を積み上げることがチャンスを引き寄せる。良い人には出向いてでも会いに行くこと。無駄かもしれないと思うような「小さな機会」を大切にすること。

『人は環境によって作られる』これは絶対的な真理である。高尚で、得るものが多く、社会的に正しい環境や居場所に自らを置くよう意識して行動しなさい。善良な人間と付き合えば善良になるし、朱に交われば赤くなる学校には「校風」、会社には「社風」がある。

自身意図しないこと、コントロールできないことで大きく運命が変わることもある。それを完璧に防ぐことは難しいが、「確率を下げることはできる」。

気をつけなければならないのは、「人としての善悪」は頭の良さや肩書金持ちかどうかとは関係がないという点である会社社長にも教師にも医者にも政治家にも科学者にも宗教家にも、悪人変人はいる。それを見抜く眼力は、多くの人間を実際に見ることで養われる。つまり「機会」が重要だ。おそらく君が想像する以上に人間は「多様」である。良い方にも悪い方にも突き抜けたとんでもない人間存在するという現実認識しておいた方が良い。

出会人間を自ら選ぶことは難しいが、付き合う「距離感」は自分コントロールできる。付き合う人や、身を置く場所環境自分で決められる。できるだけ「良い環境」で時間を過ごし、おかし場所コミュニティには近づかないこと。

たった一滴の赤いインクが落ちてピンク色に染まった水を元に戻すことはできない。大切なのは自分のコップにインクを落とさないように気をつけることだ。

エントロピー増大の法則熱力学の第二法則)」というものがある。エントロピーとは「無秩序さの度合い」を示す尺度である。放っておくとエントロピーはどんどん増大し元に戻らなくなる。これは物理空間森羅万象すべてに当てはまる普遍法則とされる。水に拡散したインク自然に水とインクに分離されることは絶対にない。トランプシャッフルするのは容易だが、偶然きれいカードが揃うなどということはまず起こり得ない。机の上や部屋はどんどん散らかるが、自動的に整理されることはない。社会的な混乱の広がりもエントロピーの増大であるエントロピーの増大を制御し「秩序」を保つためには人の意志と行動と力が必要である

人と人との関係も同様で、意識して制御する必要がある。良い人と出会うことが良い環境への扉を開く鍵であり、良い環境に身を置くことがより良い人に出会う条件である。この好循環を自ら意識して作り出すこと。

井の中の蛙は池を知らず、池の小ブナ大海を知らない。大海原や大空に出て様々な出会いを経験することは君を大きく成長させる。

もう一度言う。『人は環境によって作られる』

お金仕事の話

お金がある事は必ずしも人を幸せにしないが、お金がない事は確実に人を不幸にする。そういう意味お金重要である

その日その日の生活がやっとという状態では先のことが考えられなくなり目標を見失なう。そうするとどんどん人生選択肢が狭まっていく悪循環に陥る。

金はどん欲に稼ぐ必要がある。ただし「正しい心」は忘れずに。

お金を稼ぐときには、ギャンブル宝くじのような一攫千金は「まず起こり得ない」と肝に銘じること。0%ではないがあまりにも期待値確率が低く、選択肢に含めて物事を考えるには無理がある。確率論に基づいて冷静に考えれば理解できることである。一攫千金を前提に物事計画を立ててはいけない。

怪しげな儲け話も同様である。誰かからうまい話」を持ちかけられた時は、それは「あなたのことを思って」の話ではなく、相手が「自分のために考えた」話だと受け止めること。うまい話の裏には必ず別の悪い話、ヤバい話、落とし穴がある。

かに成功し、大金を手にした」という人は世の中に多数存在する。だがそれはほとんどの場合「塵(チリ)が積もって山になった『結果』」である。着実に金を稼ぐには「塵のような稼ぎをどん欲にかき集める」ことが必要だ。1円、10円のような「塵のような稼ぎ」を生み出すことはそれほど難しくはない。ただしそれを「どん欲にかき集める」ためには知恵と努力必要になる。

100万円の商品を1個売る』より、『100円の商品を1万個売る』方がビジネスとしては堅実である100万円の商品が1個売れなかったらそこで終わりだが、100円の商品が9,999個しか売れなくてもあまり影響はない。『100円の商品を1万個売る』より『100万円を一発で当てる』ことの方が何倍も難しいが、多くの人はそれを逆に考えてしまう。『一発当てる』ためには運が必要で不確実性が極めて高い。しかし「塵をかき集める」ことは自分努力でなんとかなるということを理解すること。

近い将来、君は世の中に無数にある仕事事業の中から何かを選んで生活の糧を得ることになる。何をすべきか迷ったら「人から感謝」を対価として得る仕事を選ぶと良い。

野菜が欲しいと思っている人に野菜を作ってあげることは素晴らしいことである。困っている人を助けてあげれば感謝されるだろう。スポーツ芸術で人々に感動を与えることも意義のある仕事だ。それが「世の中の役に立つということ」である。『いい世の中』はそうやってできている。

しかし、投資ギャンブルで稼いでも誰から感謝されることはない。つまりそれらは「仕事」にはならない。ギャンブルは論外としても、投資は今の時代には資産形成のために必要(そういう仕組みが前提の社会になってしまっている)なので否定はしないが、少なくとも「生業(なりわい)」にすべき仕事ではないことは知っておいて欲しい。

お金を「貯める」ことも同様に大切である

人間欲求には際限がない。1万円あれば1万円使うし、1億円あれば1億円使いたくなるのが人間である。これは抑えることが難しいし、無理に抑えこむと精神的にも疲弊QOL(Quality of Life生活の質)が低下する。

この課題に対する古来より解決策はただひとつ収入から天引き」することである給料であれ何らかの収益であれ、収入があったらその10~25%くらいをすぐに使えないような形で貯蓄に回しておく。

天引き」が蓄財のための最も効果的な方法であることは、ユダヤ人イスラムメソポタミア文明華僑日本本多静六という人物明治造園家であり東大教授)も提唱している「お金を貯めるための基本中の基本」である。(逆説的だが、租税公課組織必要費用の類はだいたい給料から天引きされる。その理由をよく考えるべきである

人間は9000円しかなければ9000円しか使わないし、1万円あれば1万円使ってしまう。その理由消費社会の仕組みがそうなっているからだ。時計には1000円から1000万円以上するものである自動車も同じ。毎日飲むお茶毎日使う紙にもいくつもの価格が設定されているように、世の中のありとあらゆるものには価格の上中下(日本では松竹梅)が存在する。お金があるからといってその分高いものを買っていると際限がなくなる。この欲求お金がある限り続く。それが人間本質なので努力気合いで抑制するのは難しいし、何より楽しくない。だから欲求」を抑え込むのではなく、「お金」の方を制限しなければならない。

そのために最も有効方法が「天引きである人間は9000円しかなければその内でやりくりをするのである。それで困ることはほとんどない。資本主義とはよくできたもので、モノ・コトの価格には上には上があるように下には下もあるからである

天引き」のための具体的な方法は色々ある。最も簡単方法は「定期預金」や「財形貯蓄」を銀行に申し込んでおくことである。今の時代なら「(安定した)投資信託」も選択肢に入るだろう。初任給をもらうと同時に始めることを勧める。

次に、天引きした後のお金で「やりくり」をするための基本的な「生活の知恵」を記しておく。

高額のものを買う時は、その価格に「本質的な価値」があるかどうかを見極めること。

高級車も普通車も、飛行機エコノミークラスビジネスクラスも、「移動する」ための時間は変わらない。どんな時計も「時刻を知る」という性能はほとんど同じである。どんなカバンでも「物を運ぶ」という役割は変わらない。もちろん機能以外に別の価値デザインなど)を認めることは人間文化的な営みを行うために必要なことだが、消費社会においては高価な価格価値の大部分は「欲望」=「欲しいと思う気持ち」を揺さぶるために人為的に生み出されたものだ。

その価格差は、機能や性能によって生じているものなのか? 人間心理的欲望を巧みに刺激するために付けられたものなのか。物を買うときは「本来機能目的」を基準にして価値判断するとぶれない。

基本的日常生活品を買うときは「今ある物を使い切ってから買う」こと。流通が高度に発展した現代日本においては(災害などの例外的事象別にして)無くなってから買っても不自由することはない。

経営学における重要概念として、「在庫」と「廃棄」には「維持」と「損失」という大きなコストがかかっているという考え方がある。物は「置いておくだけ」でお金がかかっているという感覚を徹底して身につけることが重要である

特売だからとか念のためにとかい理由安易に「在庫」を増やしてはいけない。「無くなってから買う」が原則である。1日程度のブランク(空白)が生じたとしても、ほとんどの場合なんとかなる。文房具も、食料品も、日用品も、服も、本も、ゲームも、前のものを使い切り、無くなってからのものを買う。これで無駄遣いは随分と減るはずだ。(繰り返すが非常時への備えは別である

それからこれは私の経験則だが、衝動的に「欲しい!」と思ったけど買うかどうか迷ったものは、1週間〜一か月程度我慢してみる。ほとんどのものは熱が冷めたように関心がなくなる。ただし「売る側」もしたたかで、「期間限定」や「数量限定」といった手法こちらに考える隙を与えない。冷静な判断のためには、やはり「それをいつ、どこで、どのくらい使うか」という「在庫管理」を常に正確に行うことが肝要だ。

あらゆる在庫管理するためには「整理整頓」が重要である身の回りのもの整理整頓に努め、いつでも数量や状態を把握できるようにしておくこと。

整理整頓には各分野に体系化された「技法」がある(代表的ものとして図書館の本の分類法である日本十進分類法(NDC)や日本工業規格(JIS)、ISO公文書管理規則生物の分類と同定法、見える化など)。早いうちに機会を作り、習得しておくことを勧める。

ちなみに、このような「一生使える知識技能」は習得が早ければ早いほど人生において得られる利益が大きくなる。大人になってから「こんな便利なもの方法知識があるとは知らなかった」と後悔することは多い。

金銭出納帳を付けることも重要である。帳簿をつけない企業組織など存在しないことを考えれば、出納管理必須Permalink | 記事への反応(0) | 21:00

不動産無料一括査定サイトがもたらす不幸の連鎖について

はじめに

不動産売却を検討する際、無料複数不動産会社査定を依頼できる「一括査定サイト」は便利だと認識されている。実際、売主が利用する分にはコストがかからないため、多くの人が「不動産相場が上がってるらしいし、売る気はないけど使ってみるか」と軽い気持ちで使いがちだ。しかし、その裏側では、不動産会社が抱えるコスト負担業務効率の低下が進み、場合によっては売主自身を含む社会全体に負の影響が広がる可能性がある。

いわゆる「バタフライエフェクト些細な出来事が巡り巡って大きな結果を生む現象)」である。本稿では、この不動産一括査定サイト構造多角的分析し、その副作用がどのように広範囲へ波及しうるかを論じる。

1. 不動産一括査定ビジネスモデルと“無料”の正体

1-1. 送客課金モデル概要

従来の一括査定サイトは、売主が査定を依頼すると1件あたり数千円〜数万円が不動産会社請求される「送客課金」を基本としている。売主は無料だが、査定依頼があればあるほどサイト運営側収益を得るという構造である。すると、サイト側はとにかく多くの査定依頼を獲得することを至上命題とし、

・誰でも気軽に(冷やかしでも)無料査定可能

広告等では高く売れると誤認するようなキャッチコピーを使う

など、見込み度が低いユーザーまで大量に集める方向へ動きやすい。

さらに、アフィリエイト報酬目的にマ⚪︎ナビニュースやダ⚪︎ヤモンド不動産などの大手から弱小メディアまで「おすすめ一括査定サイト⚪︎選」といった記事が乱立しており、とにかく査定依頼に申し込むことを煽るような環境が構築されてしまっている。「できるだけ多くの不動産会社査定してもらうために、複数の一括査定サイトを併用すべきだ」などというふざけた言及散見される。

1-2. 「無料コストゼロ」ではない現実

売主は「無料から使ってもノーリスク」と感じがちだが、不動産会社側の負担増という目に見えないコストが確実に発生している。結果として、「誰もが一括査定を申し込む→不動産会社が膨大な数の“微妙な”リード対応営業コスト爆増」につながる。このコストは巡り巡って、社会全体に転嫁される危険性がある。

2. コスト転嫁と不幸の広がり

2-1. 営業コストの増大と“高額査定”の温床

不動産会社は送客課金費用回収のため、

1.成約するわけもない高い査定額を提示し、媒介契約をまず取ろうとする(→ 売主を釣って契約し、“ダメだったら後で値下げすればいい”)

2.売主に対する営業訪問を無理やり増やす(→ しつこい電話営業ストレス大)

このような行動へ走りやすくなる。すると、売主は一見「高く売れるかも!」と舞い上がるが、実際には売れずに長期在庫→値下げのルートになりやすく、結果的に売主の不満も増大。

2-2. 課金除外対応無駄リード大量発生

更に、不動産会社からすると「明らかに冷やかし」や「いきなりスパム連絡のようなリード」に課金されるのはたまったものではない。

課金除外(営業しても成約見込みが低すぎるリード請求を取り消してもらう交渉

•内部でのリード精査

など、無駄工数が増え、不動産会社生産性は大幅に下がる。このコストはやがて不動産会社人件費増大を招き、手数料などに上乗せされるリスクがある。

2-3. 売り手市場の歪みが市場全体を揺るがす

特に都市部の人気エリアなど、不動産会社が少しでもチャンスを逃したくない地域では、「一括査定サイトを介した高値合戦」が繰り広げられ、実際の市場価格を反映しない相場の混乱を引き起こす可能性がある。根拠の薄い高額査定媒介契約の値下げ合戦→やっとの思いで媒介契約→結局査定額で売れない→時間けが経過…というスパイラルが進行すれば取引が停滞し、市場に悪影響を及ぼしかねない。

3. 不動産会社から売主、そして社会全体への波及経路

3-1. 不動産会社疲弊地域サービスの低下

不動産会社が“質の低いリード”に追われて疲弊すると、本来注力すべき顧客(本気の売却希望者や地元住民)へのサービスが手薄になる。

対応の遅れ

営業マンモチベーション低下

訪問書類作成に割ける時間の減少

結果として、地域不動産流通スムーズに進まず、空き家問題老朽化物件放置などに拍車をかけるかもしれない。

また、一括査定サイトの利用料を回収するために両手取引を試みて囲い込みするといった不誠実な対応も生じかねないと言えるだろう。

3-2. 売主の意識形成価格バブル

相場から20%も離れたチャレンジ価格提示され、こんなに高く売れるなら住み替えたいな」という過度な期待が、実需と乖離した価格帯に物件が溢れかえる状況を引き起こす可能性がある。これによって不動産市況全体の透明性が損なわれる。

売り出し価格を見誤った結果、買い手が見つからず値下げ、値下げ、また値下げで売り止め。誰も幸せにならない。無知な買主を謀ってチャレンジ価格物件を紹介する不動産会社が出てくると、消費者資金繰り資産形成に影響を及ぼす。マクロ的には消費意欲の低下や不動産市場の停滞を招き、国全体の経済成長にもブレーキがかかるだろう。

4. なぜ無料一括査定が悪なのか

4-1. 外部不経済典型モデル

経済学観点から見ると、「売主が負担しないコスト不動産会社や他のステークホルダー押し付けられている」 という構図は、外部不経済に近い。誰もが「自分だけなら大丈夫だろう」と思って無料サービスを利用し続けると、全体としては取引の非効率化や本来必要ないコストの発生がどんどん積み上がる。

そもそも諸悪の根源は、高値で売れると誤認するような広告を行う運営メディアではあるが。

4-2. バタフライエフェクトメカニズム

ほんの小さな「売主1人の冷やかし査定依頼」が、不動産会社人件費増→業績低下→売却に失敗した顧客の不満→相場混乱…と、複雑な経路を通じて社会コストを膨らませる。一括査定サイトの仕組みは、それが“拡散やす環境”を作ってしまっているわけだ。

おわりに

不動産一括査定サイトは、一見すると「売主無料でお得」「手軽に査定依頼ができる」という魅力的なサービスだ。しかし、“無料”の裏側にあるビジネスモデルが引き起こす過剰な営業コスト、高額査定の乱発、さらには市場の歪みや社会的損失に至るまで、問題連鎖は決して小さくない。

このように、些細な無料査定依頼”が不動産会社と売主、さらには不動産市場全体に負の波紋を広げるという点こそがバタフライエフェクトの恐ろしさである本来は誰もがハッピーになるはずの「ネットで気軽に査定」の仕組みが、構造的な歪みを生むことを直視し、より健全課金モデル運営方針へシフトする必要がある。“無料神話”をただ享受するだけでなく、その背後のコストと影響を理解することが、すべての当事者に求められているのだ。

仰々しく書いたけど、諸悪の根源はやっぱり一括査定(というか、それを運営する会社アフィリエイター広告手法)だと思う。業者に失礼な反響しか寄越さないんだから優良誤認を招く広告はやめなさい。国交相広告規制した方がいいんじゃないか?"売らない主"も、一括査定の仕組みぐらい多少調べてから使ったらどうだい?査定申し込んだのにイエウーラナイなんて失礼じゃないか

と、某所から反響で腹が立った次第です。最近は成約課金のところもチラホラ出てきましたが、初期費用だけ取られて査定は来ないとかも聞きます

自分業界のことだから自分にとっては当たり前だけど、一般の人にはわからない無料サービスデメリットってのはきっといろいろあるよね。完全成功報酬仲介手数料ってのは中々シビアだなと改めて思いました。

2025-02-04

anond:20210218173806

ATMエラー復旧のプロ人生エラーを解消するために放った決断球!二千円札呪いを燃やすように使い切った夜、お前はついに「循環機能から自分解放組織冗長システムを嗤うように、現金欲望も淀みなく流す達人!紙幣流通率より心の流動性を選んだ男の美学が炸裂!

2025-02-03

売ってる輸入米に関税はかかってねえんだよ!!!

米価が上がってこんなデマを目するようになった。

輸入米は関税がかかっても日本の米より安い!だから日本の米価は異常に高い!!利権利権!!!
間違ったコメントイメージ

これは間違いで

以下に解説しよう。

課税枠があるので今流通している米には関税はかかってない。

日本の米には1キロ当たり341円と言う関税がある。

国産の安いブレンド米が1kgあたり500円程度。仮に最終小売価格だけで考えたとしても、これより安いというと1㎏辺り150円になってしまうという時点で何かがおかしいと気づいてほしいものだが、今市場で出回っている米には、ほぼ関税がかかてっていない。

なぜかというと、非関税枠があるから。これをミニマムアクセス枠という。

これは、ウルグアイラウンドでの交渉の結果設けられたもので、コメ関税を維持する代わりに、一定量を無税で義務的に輸入するとい制度だ。

政府はこれを「加工用や飼料用として使う」として一般には流通しないのだ、と説明してきたが、実はさらにこの中にSBS輸入米という分類がある。

このSBS輸入米というのは、要するにそのミニマムアクセス枠のなかで、一般流通させることのできる米を非課税で輸入できる制度である。(一応有名無実の「業務用に限る」という規制はある)

国内で出回っている輸入米のほとんどはこのSBS輸入米なので、関税はかかっていないのだ。

加工用の輸入米は実質補助金付きで流れている

また、外国産の米は日本の米より高い。例えばよく言われるカリフォルニア米の落札実績では、1㎏あたり250円ほどになる。

同じ条件で日本は170円ほどになるのでカリフォルニア産のコメ価格競争力はない。ところがアメリカから要求される義務枠があるため、政府はこの高い米をずっと買っている。

タイ米などはさすがに日本米よりは安いが、種類が全く異なるので主食用にはならない。

さて、こうして購入されたミニマムアクセス枠の米は、通常、国内市場に影響を与えないため、という名目一般市場には流れず、加工用や飼料用として流通する。

この時の価格は入札によって決まるのだが、この価格はすでに輸入価格よりも安いのである。毎年数百億円規模の逆ザヤになっており、赤字である

この数百億円は実質的補助金として作用していて、輸入の加工用米が安いという状況を作っている。

政府も売れないと困るので、ずっと赤字を垂れ流していた。

MA枠の加工用米に限っても、輸入米はすでに国産米よりも高い

最近この輸入米の入札に参加する企業が増えて、MA米の落札価格が上がっている。国内加工用の米も値上がりしているか補助金付きのMA米を検討する業者が増えたからだ。

結果、最近国産の加工用米よりもMA米の落札価格が高くなるという現象が発生している。

国産の加工用米、飼料用米は国から補助金が出ている代わりに加工用飼料用以外で流通させることが禁じられているという米なのだが、それに対してMA米のほうが高くなったのである

それでなぜMA米が売れるかというと、国産の加工用米も減っており不足しているということ。

そして、特に今までMA米を利用してきた企業では、加工や生産レシピが輸入米を前提にしているため、国産の加工米で簡単代替できないかである

まとめ。日本の米は今でもそこそこ安い。価格高騰は世界的な現象。だから変な陰謀論わず普通に買ってくれ

タイ米系統品種は1㎏あたり35円くらい、カリフォルニア米、台湾米も、1kgあたり600円くらい。無関税でだ。

一方で、日本米は価格が上がったとはいえ、産地を選ばなければ1kgあたり500円からある。(いずれも精米価格

あきらめて日本米をちゃんと買ってくれ。

変な陰謀論をぶち上げて政争の具にするのはやめてくれ。

安定的に手に入れたいのならば、普通に営農組織と年単位供給契約を結んでくれ。

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