はてなキーワード: 田畑とは
もう20年ほど前の年末、12月の29や30あたりだったろうか。
その時自分はまだ中学生かそのあたりで、妹も小学生くらいだったと思う。
父は普段から気分のムラが大きく、その日もそういう日で、冷蔵庫の残り物を床に叩きつけて怒鳴りつけていた。
個人的には面白かったのだが、笑ったら殴られるので家から逃げることにした(こんな感じで家にいられなくなって逃げることがたまにあったが、今は離れて暮らしている)。
私たちは寒い地方の田舎に住んでいた。山と田畑と住宅しかないような小さな市町村である。
徒歩で行ける距離にあるコンビニは1件しかない。年末の最高気温は0度を下回るし、積雪もかなりある地域だ。
ゆえに吹雪の中歩き回るのは得策では無いのだが、友達の家には自分の家族の問題で何度も避難させてもらっており、年末まで団欒をお邪魔する勇気は、どうしても自分には無かった。
祖父母の家は両親の職場より遠く、年末ゆえか吹雪ゆえかは忘れたが唯一の公共交通機関のバスは運行していなかった。誰も頼れないと思った。
今思うと、近所の小学校なんかに職員が居たなら路頭に迷った子供くらいなら受け入れてくれるだろうし、なんなら隣家だって頭を下げれば入れてくれるはずだと感じるのだが。
親父に殴られやしまいかとそればかり考えるガキ風情にそんな機転は無かった。
少し考えて、隣町のショッピングモールまで歩くことにした。小さいながら暖かく、フードコートで水も飲めて好きだったし、自転車で行ったこともある。
母の職場も近く、当時の自分には、もうそれしか方法がなかった。
通学バッグを持って、何を着たかは忘れたがとりあえず防寒して、自分と妹は歩いた。
今google mapで調べたが、およそ7kmの道のりである。途中に山があって、たかが7kmといっても子供には過酷だ。
前が見えないながらも携帯なしで目的地までたどり着くことが出来たのは、ひとえに田畑というのが周りが開けていて迷いにくい道だからだと思う。
風を遮るものも無いけど。
吹雪というものを体験したことがない人のために解説するが、まずかなりの勢いでクソデカい雪が目の中に入ってくる。スキー用のゴーグルでもしなければ目を開けていられない。
そして雪の1粒1粒がとても大きい。成人男性の中指の第1関節くらい大きな雪が、とめどなく顔や襟に侵入してくる。冷たいし不快だ。
ただでさえ視界が悪いのに、さらに雪が目にダイレクトアタックしてくる。
そこまで強くない風にも、雪という氷の粒が乗るだけで破壊力が増す。
積雪があるということは、道が悪いということでもある。
常に脛くらいまで積もった雪の中を足で掘ったり蹴散らして進むので、体力の消費が早い。
柔らかい雪を蹴散らしたとて、硬い地面も雪で覆われてゴツゴツ・ギュムギュムしており、大人になった今でも体力を持っていかれる。
その日は雪ばかり降って気温があまり低くなく、凍っていなかったのは幸いだった。
10代の体力があったのも助かった。
家から持ってきたか買ったかは忘れたが、途中でお菓子を食べた記憶があるのもよかったと思う。
積雪があるということは、道路脇に大きな雪の山が築かれる、ということでもある。
道路の除雪で溜まった大量の雪が、歩道と道路の間に大きな壁となる。
高さはおよそ2~3メートル。歩行者側に崩れてくることはほぼないが、沢山ある歩行者用信号のない道路を渡る時、致命的に邪魔であり、事故になりかねない。
視界が悪いなら当然だ。今思うと危なすぎる。
雪がマフラーにびっしりこびりつき、吐く息で水滴になって、外気温で凍ってパリパリになるのが気持ち悪くて嫌いだった。
歩いて汗をかいて全身蒸れているのに、休憩のために座り込んだらたちまち冷えた汗が体の末端からキンキンに冷えて、つま先や指の先から感覚が無くなってゆくのも嫌だった。
子供の頃からの吹雪への慣れや体力もあって当時は耐えることが出来たが、これが妹がもっと幼ければ死んでいたかもしれないな、と今は思う。「年末に子供が2人、吹雪の中行方不明になる」なんて、大人になった今は洒落にもならない話だ。子供ながらなんてことをしたのかと今になって反省しているが、当時を考えるとどうにもできなかったな、とも思う。
昼から歩き始め、猛吹雪を身体中に受けて、なんとか山を超えて、ショッピングモールに着く頃にはもう夕方だった。
入口端の公衆電話で、室内に入り体についた雪が解けてビシャビシャになりながら母の番号に電話をかけ、仕事終わりに拾ってもらい、家に帰る頃には真っ暗だった。
自分たちが家を出て吹雪の中歩いて避難したことについて両親から言及された記憶は無い。怒られた覚えも、謝られた覚えもない。
なんなら自分たちが何も言ったのかも覚えていない。
2013年に起きた、北海道・湧別町の暴風雪により遭難し命を落とした岡田さんと助かった娘さんのニュースを、この時期になると思い出す。
1月2月だったとしても酷い暴風雪に、きっともう大丈夫だろうと思った春先に襲われて、2人ともとても怖い思いをしただろう。
お父さんの冷たくなってゆく体を見ているしかなかった娘さんの気持ちを考えると、心が固く締め付けられる。
自分の命を捨ててまで娘を守ろうとするお父さんの決死の勇気に、今の自分は果たして新しい家族に同じことが出来るだろうか、と襟を正される思いだ(もちろん、自分だってできるだけ家族も両方生き残れるよう努力するが)。
そして、もしもっと自分が出来た子供なら、こんな風に命をかけて自分を守ってくれる存在がいたのかな、とも思う。
以上、あまり参考にならない体験談と自分語りだが、少なくとも幼い自分自身の頑張りを成仏させるため、ここに記しておく。
以前、女装用シリコン性転換パンツを履いて用を足す、という増田を書いた。自分のブログでは書きにくい夏休みの自由研究をまとめたものだった。今回はその続きとして試した実験とそこで得られたものを書き記していく。
寒い季節になった。シリコンパンツにとって汗は大敵で、夏は蒸れてかぶれて大変なことになるということがわかった。ということで、色々試したい事があったのでアマゾンで道具を揃え、久しぶりに倉庫からシリコンパンツを取り出した。
今回の実験に備えて筆者はこの秋を通じ様々なものを準備していた。それが女性用立小便補助デバイスである。
初見の人向けに前提について話しておこう。筆者は生まれ育ちも体格も性格も男だが、いや男であるが故に、幼少期から女性泌尿器に興味があった。ここで泌尿器と強調するのは、筆者の関心が、女性に女性器があることではなく、男性泌尿器がないこと、に向いているからだ。もう少し平易な言葉を使うとすれば、「おちんちんがない、立小便ができない生物の生態」に強い興味があり、それは女性器への興味とは一線を引いているつもりなのである。
幼少期であれば異性と風呂に入ることも着替えをすることもあるが、用を足すことはない。小便小僧はあれど小便少女はB級スポット扱い。「女性の排泄」はベールに包まれている。立小便ができないから個室に入り、行列を作る女性。あの向こうで何が起きているのか。そこに知的好奇心を駆り立てられてしまったのである。
そんな筆者が出会ったのが、女装コスプレ用に男性部をなだらかにするシリコン製の性転換パンツである。これを履くことでなだらかな女性らしい体型を作る事ができ、おまけに内部に配置された管を使って擬似的な女性器からの排尿ができるのだ。この夏にこれを購入し、女性の排尿を擬似体験してみたのだ。
男性は幼少期から公共のトイレで立小便をしている。それがトイレの回転率を上げているとされているため、女子トイレの混雑対策に「女性も立小便をすればいい」と安易に考えやすい。女性が立小便をする方法として頻繁に挙がるのが、旧国立競技場にあったという女性用立小便器「サニスタンド」と、女性用の立小便補助具、そして昭和期にあったと言われる田畑で直接野小便をしていた女性の存在である。
こういう議論を言う人たちは、こうした事例が過去に社会に存在したことを理由にこれらの例を挙げ、立小便をしない女性を怠慢であるかのように語る。しかしこうしたレスバを繰り広げる人たちは、女性器から排尿する経験もなければ、サニスタンドの実物を見たことも、立小便補助デバイスを使ったこともないのである。壁式小便器で用を足す女性の話も年寄りから聞いたり、国会図書館にある古い雑誌のエッセイで見かける程度で、平成の時代には絶滅しているのではないかと想像している。
こうした話を聞いて、幼少期からの好奇心が疼いた筆者は、性転換パンツを履いて和式トイレで排尿をしてみる実験を行った。勢いのない尿が真下にドボドボと落ちた。この実験を通じて女性がトイレで擬音装置を使いたがる理由、紙で拭かなくてはならない理由に触れる事ができた。しかし所詮は擬似的なもので、本当に女性が立小便できない構造をしているのかはわからないまま、あまりの暑さに検証を中断した。
今回は別の視点で女性の立小便について検証する。確かめたいことはずばり「女性用立小便補助デバイスを使えば女性が立ちションすることは容易になるのか」である。
女性の立小便デバイスというのは、速い話が女性の局部に取り付ける漏斗で、男性の陰茎の代わりになってくれるものだ。これらのデバイスについては、キャンプ系YouTuberによるキャンプ向け簡易トイレのレビュー動画という先行研究が十分にあるのでよく見てみる。このチャンネルを見ると、女性の尿は散らばりやすく、また補助具から尿が溢れやすいという話題が出てくる。そしてレビュー結果から商品の当たり外れがかなり大きいという。あくまでもキャンプ向け用品としてのレビューだが、これらのデバイスはどれほど実用に耐えうるものなのか、疑問に思い、実験を計画した。
女性用トイレの回転率を立小便によって上げるには、男性同様に小便器を使って、ズボンを下ろさずに用を足せる事が望ましいと筆者は考えている。
そこで、女性が男性用小便器を利用できる可能性について調査してみることにする。
先行研究のレビュー動画や、過去に作られたサニスタンドの趣旨は、汚れた便座に座らない、しゃがまないなどの衛生面の観点が重要視されていた。さらに、これらをレビューしていたのは女性である。つまり生まれてからずっと和式便器にしゃがみ、洋式便器に座って排尿してきた女性が試しているのであって、その対象は草むらや女性用トイレであって、そこに小便器はないのである。
しかし筆者は男性である。男性だから男性用トイレを使うし、小便器を使って排尿する。性転換パンツで立小便を封じられても、女性用立小便デバイスを使えば、男性と同様に排尿できるはずだ。女性用立小便補助デバイスが女性にとって男性器の代わりになるのなら、それが立小便に有用であるかどうかを判断できるのは、本物の男性器を持つ男性だけなのではないか。筆者は仕事の遅れを関係各所にお詫びして回る激務の中で閃いてしまったのである。
色々語ったが、まとめると、男性用小便器を使えるのは男性と女装した男性だけなので、女性の立小便の可能性はむしろ男性が考えるべきなのではないか、ということだ。
はじめに性転換パンツを着用して、亀頭部に導尿管をつける。この取り付けが甘いと、導尿管から漏れた尿が性転換パンツの裾を伝ってくるので、慎重に行う。装着できたら、まず洋式便器に座って排尿を試してみる。ここで同尿管から排尿できればOKだ。
早速購入した漏斗を試したいところだが、いきなり小便器はハードルが高いので、まずは和式トイレのある公衆トイレへ向かった。先行研究が言うように漏れても、和式便器ならリカバリーが容易だからである。結果は良好で、無事、漏斗から前方に排尿する事ができて、使い方のコツを掴む事ができた。説明書にもあるように、排尿時に漏斗を体に密着させる必要があるのだが、これがシリコンの身体だと密着感を図る事ができず、さらに漏斗が柔らかくて形を保つのが難しいと感じた。
いよいよ小便器での実験だ。小便器の難しいところは個室の用意が難しい点である。家庭に小便器がないので仕方がない。ピンクの竿から排尿するおじさんがいたら間違いなく不審である。なんとかバレないように用を足さなくてはならないので、時間帯を選んで実験に踏み切った。
さっそく小便器の前に立ち、漏斗をズボンのチャックに差し込む。ここでハッとした。漏斗が尿道口に届かない。色々と差し込みかたを試したがうまく姿勢が作れなかった。尿道の位置が男女で違いすぎるのである。
仕方なくズボンとパンツを膝上あたりまで下ろし、性転換パンツの尻を丸出しにして排尿してみる。誰か来ないことを祈りながら立小便にチャレンジし、そそくさとズボンを履き直した。ここで改めて、小便器には紙がないので、あらかじめ生理ナプキンを下着に貼り付けて垂れを防いだ。
さて、この立小便検証の結果は、大学の試験の点数で言えば70点くらいだろう。こう評する理由は、立小便は技術的には可能だが、男性と同じように排尿すると言うと語弊が生じるからだ。
漏斗の漏斗としての機能については十分だが、小便器で使うには壁にあたるくらい、もう少し勢いが欲しいと感じる。男性の排尿は尿道の尿が膀胱に押し出されて高速に放たれ、放物線を描く。しかし漏斗は位置エネルギーで加速するため勢いがなく、漏斗の出口で渦を作って散らばる。小便器の壁まで届かないので、便器の底でばちゃばちゃと飛び散るのである。ペットボトルの水を腰の高さからどぽどぽと溢したような振る舞いしていたと言えばイメージしやすいだろうか。
つぎに良くなかった点として、女性用の漏斗と男性用の服の相性の悪さが挙げられる。ここで男女の泌尿器の構造について整理しよう。筆者の経験に基づくので改めて保健の教科書などで勉強してほしいが、女性の尿道口は男性で言うところの陰嚢の裏側にあり、男性からしたらかなり肛門に高いと感じるだろう。一方男性の陰茎は女性で言うところの恥骨の硬い部分の下から上向きに垂れ下がっていて、憚らずに言えば、いわゆる上付き、下付きの、さらに上に男性の尿道はある。つまり男性のチャック付きズボンはその上の方から陰茎を出す想定の作りをしているので、女性の尿道口にとっては位置が高すぎて、排尿姿勢を作るのが困難になってしまうのである。
筆者の知人女性から、男性の下着を借りたら前に穴が開いているのが面白くて開けて遊んだ、なんて話を聞く事があった。この位置の穴で女性は排尿できないのだ。では女性はどのような服装で排尿する必要があるのだろう。
女性の野外排尿を支援する服は、キャンプ向けなど海外ではすでに商品化されているものもあるようだが、股間を肛門あたりまで大きく開くジッパーなどが必要になると思われる。さらに下着もずらすか開ける余裕が必要だろう。それでいて、ナプキンを当てている時は血がつかないようにずれない仕組みが必要だろう。こんな矛盾したものを全部取り込んでようやく立小便できる服装が出来上がる。あるいはスカートから竿を出すためのチャックでも作るのだろうか、と思うが、筆者はこの半生スカートを履いた事がないのであまり細かいことはわからない。
ここまで考えると、女性の立小便のためにはどうしても尻を丸出しにする必要があるのではないか、と言う考えに至った。そしてこの姿を通路で見られることに抵抗がないかというと、男性でも嫌がる人がいるのだから女性には耐えられないのではないかと思う。(これは本物の女性に聞かないとわからないことだが)
結局はサニスタンド同様、立小便をするにも通路にポンと置いて丸出しで用を足すのは難しいのではないだろうか。そして個室に入って荷物を下ろしてズボンを脱いで…というルーチンを挟むと、結果として洋式トイレと変わらず、回転率を上げるという目的を達成困難なように考えられる。
もちろん、旧来の小便器が男性に特化していることもあって、女性が短時間で排尿するには専用の便器を開発すると言う方法もある。しかし過去に流行らなかったという事情を考えれば、社会を変えてしまうインフラづくりというものがいかに困難かも考慮しなくてはならない。服装と生活も変えてまで早く小便がしたいか。そこまでするよりも並んででも座って用を足すのではないか。こうした社会的のハードルも非常に高いと言うことを学んだ。
また余談だが、今回紙のないトイレでの事故防止ためにナプキンを使用した。筆者はナプキンというものを初めて手にしたのだが、ある程度水を吸っても表面がサラサラしていたので、よく見るCMの言ってることはこれだったのかと驚いた。しかししばらく歩いているとずれて足の付け根にじとっとしたナプキンが触れたり、タオルを絞るように湿り気が染み出してくるような感覚を覚えた。しばらくして脱いでみると下着の周りでナプキンがくしゃくしゃになって下着を湿らせていて、吸水するとはいえ長持ちはしないのかと知らず慌てた。生理中の女性はこれをずっとつけていると聞くが、血を一時的に受け止める道具というだけで血を吸ったら即交換が必要なのだろうか。オムツを履いていた頃の記憶などないので別の気づきを得た。
ここまで色々実験をしてさまざまな発見を得る事ができた。しかし筆者はある女性から結婚を前提とした交際を迫られているのだが、この女装趣味は墓場まで持っていかなくてはならない。交際が具体化したら女装グッズを全て処分するつもりだ。残された時間でより良い研究を試み、また機会があれば結果を発表したいと思う。
さて、この実験を通じ、トイレの壁の向こうで起きていることを双方で糾弾しても何も生まれない事がわかるだろう。男性は性転換パンツを、女性は立小便補助デバイスを、どうか一度試してみてはいかがだろう。必ずしも正確ではないが、きっと新鮮な経験を授けてくれる。それが人生に大きく価値があるかは、筆者も保証できないが。
まあまあリンクしてる気がする。
順位 | 都道府県 | 田面積 | 畑面積 | 面積比 |
---- | ---------- | ---------- | ----- | ----- |
1 | 富山県 | 583823149 | 56711362 | 10.29 |
2 | 滋賀県 | 489521875 | 53779683 | 9.10 |
3 | 福井県 | 377959126 | 49483081 | 7.64 |
4 | 兵庫県 | 688133190 | 119025683 | 5.78 |
5 | 秋田県 | 1295750683 | 224702705 | 5.77 |
6 | 新潟県 | 1553569491 | 326038506 | 4.76 |
7 | 宮城県 | 1106944940 | 302535955 | 3.66 |
8 | 山形県 | 992147093 | 330031805 | 3.01 |
9 | 京都府 | 257254105 | 88852242 | 2.90 |
10 | 山口県 | 444584951 | 158490688 | 2.81 |
11 | 栃木県 | 953366752 | 341327266 | 2.79 |
12 | 石川県 | 390400315 | 141893139 | 2.75 |
13 | 大阪府 | 102367593 | 37502207 | 2.73 |
14 | 福岡県 | 678889808 | 267229543 | 2.54 |
15 | 岐阜県 | 433700531 | 174768235 | 2.48 |
16 | 岡山県 | 591299821 | 240307251 | 2.46 |
17 | 三重県 | 482344975 | 196525395 | 2.45 |
18 | 島根県 | 353370518 | 148014726 | 2.39 |
19 | 奈良県 | 175130027 | 77916769 | 2.25 |
20 | 佐賀県 | 435699014 | 198266133 | 2.20 |
21 | 広島県 | 473636404 | 217972847 | 2.17 |
22 | 香川県 | 262619189 | 125529222 | 2.09 |
23 | 高知県 | 243738368 | 142286749 | 1.71 |
24 | 鳥取県 | 244523219 | 143729420 | 1.70 |
25 | 大分県 | 427927420 | 252641842 | 1.69 |
26 | 岩手県 | 955708539 | 632283412 | 1.51 |
27 | 福島県 | 1055819810 | 712494703 | 1.48 |
28 | 千葉県 | 822143371 | 587381219 | 1.40 |
29 | 徳島県 | 204133248 | 161219396 | 1.27 |
30 | 熊本県 | 686040367 | 560995733 | 1.22 |
31 | 愛知県 | 448865015 | 370840872 | 1.21 |
32 | 青森県 | 824961687 | 685997984 | 1.20 |
33 | 宮崎県 | 368146872 | 371208313 | 0.99 |
34 | 長野県 | 624291840 | 646996167 | 0.96 |
35 | 茨城県 | 914402840 | 952912742 | 0.96 |
36 | 埼玉県 | 386317139 | 464548026 | 0.83 |
37 | 長崎県 | 256896862 | 398295820 | 0.64 |
38 | 愛媛県 | 270633282 | 441831404 | 0.61 |
39 | 和歌山県 | 131876851 | 259534411 | 0.51 |
40 | 静岡県 | 268715282 | 583530204 | 0.46 |
41 | 群馬県 | 250220994 | 560627358 | 0.45 |
42 | 鹿児島県 | 421151067 | 1023223895 | 0.41 |
43 | 山梨県 | 101712346 | 257193171 | 0.40 |
44 | 北海道 | 2328095009 | 8553534280 | 0.27 |
45 | 神奈川県 | 43527587 | 179664996 | 0.24 |
46 | 東京都 | 2849956 | 86404635 | 0.03 |
47 | 沖縄県 | 11710275 | 436919104 | 0.03 |
いいか。
よく聴けよ。
日本のこと好きだよな?
特に、ものづくりが巧くて控えめで自己主張よりも和を以て貴しとなす日本が大好きなんだよな?
昼間は水の澄んだ小川の畔なんかを散歩して蕎麦屋で日本蕎麦を手繰って。
夕暮れは広々した日本家屋の縁側で猫を撫でながら馴染みの酒屋に寄って買ってきた日本酒と旨い肴で一杯。
最高だよな?
分かるぜその気持。
それはおまいらが大好きでオレが大嫌いな安倍晋三とか櫻井よしことかが言うまでもなく、日本にいる全員が愛していると思うぜ。
で、だよ。
そんな日本ってどこにある?って話なんだよ。
意味不明!とか言ってないでもう少し読めや。
静寂の神社がどこにある?
おまいらの大嫌いなアジア系の外人が山のように詰めかけてるか、ド田舎で後継者がいないからって荒れ果ててる神社ばっかじゃねえか。
水の澄んだ小川がどこにある?
広々とした日本家屋がどこにある?
ド田舎ならある?
バカ言うな。
そんなところで働き盛りの世代が暮らせるのか?
周りがみんなお年寄りのなか、1人でデカい日本家屋を買い取って、無職で生活できんのか?
農業がある?
もう手遅れだよ。
それ以外はおまいらの大嫌いなアジア系の金持ち外人がみんな買い取って半導体の工場建ててるよ。
漁業がある?
もうねえよ。
みんなおまいらの大嫌いなアジア系のガイジンの研修生の方が安く便利に使えるから、おまいらの出る幕はもうねえよ。
そのうちそいつらに乗っ取られるか、あまりに奴隷みたいに使ってるからBBC辺りに報道されて、風評被害がキマっちまって誰も見向きもしなくなるのは目に見えてるよ。
なあ。
それがみんな「反日」のせいだと本気で思ってるのか?
おまいらの大好きな憲政史上最長記録を更新した安倍晋三は、何年首相やってたか知ってっか?
06年〜22年だよ。
ほぼ20年に近い期間、おまいらの大好きな日本のトップだったんだよな?
坂道を転げ落ちてんじゃねえか!
おまいらの大好きな安倍晋三が「美しい国日本」とか急になんだか右翼団体みたいなこと言い出して
悪目立ちして当選してたよな?
正直「父ちゃん坊や」以外の何者でもなかったよ。
舌っ足らずで苦労を知らねえお坊ちゃまみてえだったよ。
あの時から大っ嫌いだったよ。
でもよ。
おまいらが日本の誇りを取り戻すんだ!
結局憲政史上最長記録の首相になって、国葬まで税金で出してやったんだよな?
で、その結果。
父ちゃん坊やの親玉みてえな石破とかいう変なヤローが首相になってよ。
安倍晋三の影に隠れて甘い汁をチューチューしてたヤローたちが悪事を暴かれてヒーヒー言ってるじゃねえか。
ガキじゃねえんだからそろそろ目え覚ませって。
このいまの底の底まで落ちてる日本を強いリーダーシップで作ったの誰なんだよ?
安倍晋三だろうが!
なあ
ここまで読んだやつ
何人いるんだろうな
目え覚ませって。
いや、実際の寺は世襲で嫌々とかが多いと思うよ
修行の場もみんな嫌々寺を継いでるような輩ばかりで、陰湿なイジメの温床になったりしてるみたいなこと、ネルケさんが書いてた気がする
そういう人たちが、真面目に修行しに入ってきた人を排除するんだよ
その点、ネルケさんは凄いよ
托鉢に頼らず、自分で田畑を耕して自給自足してるし、お金も一休さん同様に労働して稼いでいる
働かないで、お墓を管理していれば生きていける、なんておかしいんだよ
でも、最近はどんどん墓じまいする傾向があるし、これから寺はどんどん潰れるんじゃないかと思う
キリスト教の教会の牧師だって、サラリーマンと兼業とかが普通で、キリスト教教会はお墓を管理して檀家からお金をもらったりしていない
かくいう増田の家も街の端っこにある
家の裏は性悪な地主おじさんが雑に管理してる、木も生えてる竹藪なんだか竹も生えてる雑木林なんだか分からん敷地がある
近所の池のそばを通るとウシガエルが鳴いてる(子供の時は苦手だった)
季節によって麦畑とか綺麗な緑の田んぼとか黄金色の田んぼとかみかん畑とかが見える
雨の後は遠くの山の稜線が綺麗に見える
車で10分圏内ならスーパー6つ、ドラスト5つ、スタバが1つある
病院はよくある○○科なら大体ある
デカいレース?とかやる競馬場はある(そういう日は道がクソ混むのが嫌だけど街の道路整備とかに補助金みたいなの出してくれてるっぽいからあんまり文句言えない)
ファストフードとか丼もののお店とかファミレスとか、そういうよくあるチェーン店は割とある
個人経営の珈琲が美味しい喫茶店とか石窯のあるカフェとかインドカレーや中華以外の外国料理のお店もある(都心の飲食店ガチャで場所代マシマシみたいな値段と味のとこを引くよりは満足できる)
本屋はTSUTAYA系のやつができて他の店は駆逐された(他の店は品揃え悪かったから別にいいやって感じ)
いちおう跡地とか城趾はあるけど敷地?があるだけなのであまりランドマーク感はない
あと変な名前だと思ってた地名は江戸時代初期からあったものだったりする
同じ時期から残ってる市内の別の地名のついた神社にはちょっと危ない伝統神事みたいなのがある(住んでる場所から離れてるから増田は直接関わりを持ってないけど、その出身の人には神事経験者もいる。危ないのによくやるな〜すごいな〜って思ってる)
他にも○○街道で昔は宿場だったのかな?って感じの地名とかある
手間のかからない軽度の精神身体障害者をひとり加入させて、事業所で放置してるだけでも、一日一人数万円国から降ってくるし、
サービス管理責任者が不在なんてざらにあるし、就労移行支援どころか、A型、B型どころか、障害者にかぎらず老人や児童を対象にしたサービス、
児童なら放課後デイとか学童とかもそうだけどさ、やっぱり福祉事業って色々問題あり過ぎたり、業界が腐ってたり、
生活保護とかもそう、市役所の公務員が横領してたりするのも多すぎる
あと、自分はリニア新幹線なんかは消極的賛成派なんだけどさ、リニアトンネル工事で日本の田畑や地下水脈駄目にするぐらいなら、
どうせリニアの経済効果とか、大阪万博の経済効果とかたかが知れてるんだから、
遠くのリニアより、目の前の満員電車とか、頻繁な人身事故とか、痴漢とか、身近な問題なんとかしてくれよ
うちの市はリニア特需期待して、馬鹿みたいに長い工事を継続してるけど、仕方ないけど工事で街が不便になっちゃったし、
リニアが開通しても多分そんなにこの街に人は来ないし、来るにしてもこの街に住んでない余所者にフラフラされたら、
治安が悪いこの街の治安が更に悪くなっちゃうし、迷惑でしかないわけで、
新しく開発される地区にデカいビルとかマンションが建っても、この街のスーパーとかのキャパは現時点でもう限界にしか思えないし、
これ以上人が増えてもどうすんのよ?という感じだし、
何が言いたいのかよくわかんなくなっちゃったけど、もう政治にどうにかしてもらうしかない範疇なのに、政治には期待できなことばかりで、もううんざり…😟
勉強になった…😟
しかし、僕の妻は感情がない、をキモイとか言ってるやつがいるが、十年後に家政婦ロボ市場はほぼ中国が独占してるだろうね、このままだと
テスラとかも出してるだろうけど、金髪ブロンドよりアジア系の方が日本では人気が出るはず
日本はもうロボット大国でさえない、工業用ロボットも確実に日本の独占ではなくなってくる
ファナックはその辺を既に見越していて、第二の創業として射出成型機とかやってた気がするし、流石だよね、富士の裾野の黄色い会社は
昭和の亡霊みたなリニア新幹線とか万博とかなにやってんだろうね
リニアなんて確実にコンコルド効果であって、振り上げた拳を降ろせないだけで、経済効果なんてたかが知れてると思う上に、近隣の田畑とか地下水荒らして、なにやってんだろうね…
理由は考えればわかるんだけどね(周りが新しくなっただけパターン)、違和感は拭えない
そして空き地がゼロ、無駄スペースがない、全部がちっちゃくてコンパクト
建物が縦に長い
東京来る1個前は札幌だったんだけど、そっちはそっちで家と家の間に謎の空間があって面白かった
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人口密度高いから、ああいう小規模店舗とか、マニアックなニッチジャンルの店舗が生き残る
地方に居た時はショッピングモールが都会的であって、その延長線上に東京があると思ってたが
実際はそんなことはなく、都心に行くほど店舗は小さくなる、品揃えも当然悪くなるが客は大量にいる
これは奇妙な体験だった
自分の想像していた大都会はちょっと中心から離れた場所やベッドタウンに存在してる感じ、千葉とか船橋とか大宮とか立川とか武蔵小杉とかベイエリアとか
二子玉川の堤外地に建つマンションが高値を付けてる事に嘆いて小字地図という面白いものを公開してくれた人がいる。
でもその事をまとめたtogetterではそれに対して間違ったり不適当なツイートばかり拾ってるので指摘するよ。
https://b.hatena.ne.jp/entry/s/togetter.com/li/2381841
二子玉川には堤防の切れ目があった。陸閘ともいう。閘はパナマ運河などの閘門の閘で、板で締め切って水をブロックして水位を変化させるものだ。それが陸にあるから陸閘。
https://maps.app.goo.gl/DKKV4c1kefy3BVSE9
余談だがこの道は結構重要な道で、江戸時代の矢倉沢往還(青山通り大山道)だった。真っ直ぐ行って多摩川に出たところに渡船(二子の渡し)があったのだ。川を渡って崖を上ると二子の宿場に着く。
ここは瀬田村の一部で、スレッドで指摘されている通り、瀬田村の字堤外と呼ばれる無人地帯であった。
こんな辺鄙な所だったが、渋谷からほぼ路面電車の玉川電鉄が開通し、その終点の「玉川」という駅が出来た。この路線は溝の口を目指しており道路橋の二子橋を走る事になっていたのだが、その二子橋がまだ出来ないので暫定の終点である。
すると交通が便利になったので人が訪れるようになった。そして多摩川沿いに料亭が立ち並ぶようになった。当時の料亭は料理だけじゃなくて芸者遊びとかそういうの込みの業態である。
ここは瀬田村堤外とロクな地名ではなかったので、対岸の二子と駅名の玉川をとって「二子玉川」と呼ばれるようになった。
元々瀬田の崖の下には殆ど人が住んでいなかった。出水リスクがあるからである。堤防は基本無いか、霞提である程度の出水を前提としていた。そこに人が住み始めたら危ないに決まっている。また鉄道が次々開通すると他の低地にも人が住むようになる。
そして以前から洪水危険地に住んでいた住民と新住民が「堤防を作ってくれ」という陳情をするに至り、近代的な連続堤で多摩川を封じ込める、という工事がなされる事になった。二子橋の開通が遅れたのも堤防の工事を先行させる為である。
だがこれに反対をする者も居た。その一つが二子玉川の料亭業者達で、堤防で目隠しされたら商売上がったりだ、と言うのである。
そこでここの料亭地域ではこの地域を川の中に取り残す形で堤防が築かれる事になった。
しかしそれだと料亭群に行くのにいちいち堤防上りが必要だ。そこで堤防に切れ目を入れて先のリンクの陸閘を2つ作る事にした。一か所縦のスロットが見えるが、多摩川の水位が上がる時はここに板を入れる。それだと水圧で折れてしまうので、水防活動で後ろ側に土嚢を積みまくって抵抗力にする。これを角落しと言う。
料亭だけの場合は万が一の場合は逃げれば良いし、自分たちで了承した事だし建て直しすれば良い。だが昭和に入ると戦争があり料亭どころではなく全て潰れてしまった。そして戦後の復興と経済成長で宅地不足となり、この危ない土地は売られて住宅地として転用されてしまったのである。
長らくこのままだったがもういい加減何とかすべしという事になり、あいも変わらず新堤防に反対する住民も居たが話をまとめて、住宅と川の間に新堤防を作る事になった。2008頃から事業スタートし、数年で堤防は完成した。何しろ何もない河原に堤防を作るだけなので工事は早い。
ところがだ。2019年に台風19号が暴れ狂うと、新堤防は機能していたのに一体は浸水して泥まみれになってしまったのだ!何故だ!?
https://maps.app.goo.gl/uQur4hgpRZnac7tB7
左側に囲い板が立っているが、これは慌てて工事を開始した為で、但し堤防はまだ出来ていない。右を見るとタワマンがあるが野村不動産のプライドタワーだ。幾分土地嵩上げされていてこの土地の危険性は認知しているものと思われる。
こっちに堤防が無いので、ここで泥水が自由に溢れ出し、それが駅の下側を通って堤防工事完了地帯に入り込んで浸水被害を出してしまったのだ。なんでこうなったんだ?なんで駅の北側は工事しなかったんだ?
何故駅を挟んで片方は堤防工事完了、もう他方は手つかずとなったか?
多摩川は青梅から下流は国土交通省が管理し、この辺は京浜河川事務所が管轄する。
ところが、駅の北側で野川が合流しているのだが、この野川の管理をするのは東京都であり、建設局第二建設事務所が管轄なのだ。そしてこの堤外地帯の駅の北側は野川に接しているのだ。
つまり、長年の懸念だった堤外地問題を解決するために住民の合意を取りつけ、国の方は急いで事業化して堤防を完成させた。それから10年近くが経つのに、東京都の方はちゃんと連携せずにほけーーとしていて事業化していなかった。そこに巨大台風が来たので野川に逆流してこんな被害が出てしまったのである。
野川沿いには堤外地を避けた旧堤防と連続する堤防がある。新堤防を延長してこの国道246の下で堤防に接続する必要があるのだが、堤防合流地点付近にはスペースが足りず、家が建つ土地を買収する必要がある場所もある。また、二子橋の橋桁は低い場所があり、https://maps.app.goo.gl/MoH89VVFBWFW7jWBA
堤防高に支障する。これはこのままだと橋桁に当たった水が横に流れて堤防を削ってしまう。そういう事どうすんの?なのだが、どうせ何もやっておらん筈だ。
余談だが二子橋は架け替えられていないのでアスファルトの下に玉電のレールが残っていると思われるよ。
堤外と言う字が付けられていた場所に住むのにリスクを考えて居ないのはマズイ、というのは確かにそう。
だが字が堤外だから住んではならないと書いている人は昔と今の治水を混同している。
昔は河川が氾濫するのは云わば当たり前だった。だから堤防を築くのだが、今と違って霞提など、切れ目があってある程度の氾濫を許容する設計が多かった。また堤防を造る際も、今のように流路を封じ込めるものではなく、流路からかなり離れた場所に造る事が多かった。河川は蛇行するのが専らなので、その蛇行の外側という離れた場所に堤防を作った。その堤防で守られていない所は全て「堤外地」だ。そこでは洪水では家も田畑も沈んでしまう。
笹目村や戸田村などの埼玉側は堤防が流路から1km程離れているのが判るだろうか?
一方、東京側は堤防そのものがない。これは東京側は台地の崖から1~2km程の所を川が流れているから、狭い地域を堤防で守るのはコスパが悪いって事でそのままなのだ。
これら全ての土地が堤外地である。洪水では田畑も沈むし、集落もなるべく作らない。家を建てる場合は微低地を選んで嵩上げもする。でもそれでも浸水は免れないし死ぬ人も居た。
二子玉川付近だと霞提もこの辺は余りなく、低地には住まない、瀬田や溝の口の高台に住み耕作地には歩いて通う、という生活様式だった筈だ。すると「堤外」と名づけられた字以外も全て堤外地である。
今この地域が危険なのは、先に説明したように堤防工事で外されてその時に堤外地となった為だ。字が付けられた時分の事ではない。だからこの堤外地の字が「堤外」であるのは偶然でもあるわけだ。大正の治水が原因で堤外の字が付けられたわけではないから。
なので話の種や潤滑剤として字 堤外の事を言うのは良いのだが、それが決定要因であるかの様に語る人は、近代とそれ以前の治水の違いや、それによる堤外地の扱い、感覚を混同している。
~~~長くなったので続く その2 https://anond.hatelabo.jp/20240612183016
誤解のないようにいっておくと、寂しいとかそういう話ではない
もう私も50近いし、少し離れたところに家庭を持っていて完全に生活は親とは別になっているので困ることも特にない
むしろ認知症とか寝たきり介護とかなる前に死んでくれた方が助かる
でも親の死が怖い
なんでかというと、うちの親は所謂地元の名士で、葬儀ともなるとかなり大袈裟なことになるからだ
私が全く面識のない偉い人たちから次々と生前の親に世話になった話を聞かされることになる
思えば昔から私は「〇〇さんの息子さん」だった
それが嫌で家をでて、少し離れたところで暮らしてきた
それなのにまた、親の死後に「〇〇さんの息子さん」に戻されるのが嫌なのだ
他に相続人はいないから私が相続するのだろうが、農業などできないしやりたくもない
相続しただけでも胃が重たくなる
親の死が怖い
でも、もうすぐ目前に迫っている
都市と田舎の文化資本の格差について話題になるとき、そこで一番問題とされているのは、要するに「何かの道に進もうとしたとき、それに対してどれだけ可能性が開かれているか」という点だと思う。
その点において、俺はやはり都市と田舎には大きな格差があると思うのだが、地域に根差したコミュニティに着目すると、その格差をうまく説明できる気がした。
まず、俺が育ったのは野山と田畑に囲まれた僻地の農村で、鉄道も通っておらず、産業といえば農業と林業ぐらいしかない、田舎の中でもさらに田舎の方だ。
その俺が上京して15年経つが、田舎と東京の違いは、何よりもコミュニティの多様性にあると思っている。
東京という括り全体でいえば、東京には本物の富豪が住むような豪邸エリアから、町工場が並ぶ下町エリアまで何でもある。
あらゆる社会階層の人が東京に暮らしていて、それぞれの階層ごとにコミュニティを形成している。
学校や職場も一種のコミュニティで、東大からFラン校まで、大企業から零細企業までなんでもありだ。
人口が圧倒的に多いので、マイナーな分野でもそこそこの人が集まり、その分野でのコミュニティの形成が可能になる。
人口流入はほとんどないのでコミュニティのメンバーは何十年もあまり変わらず、同じ小学校を出た人同士が50年経っても固まっている。
地元の名士や地方議員のような人もいるが、社会階層が明らかに違うような人はレアキャラだ。
大きな会社は存在せず、大学も存在せず、高校はあっても底辺校ぐらいしかない。
大学進学でも目指すとなると、必然的に田舎を離れることになり、多くの人はそのまま帰って来ない。
一言でいうと、東京には「上」から「下」まで何でもあるのに対し、田舎には「上」がない。
「上」を目指そうと思うなら、同じく「上」の人々が集まるコミュニティに所属しないのは不利だ。
受験勉強にしても、周囲の大人に受験経験者が少なく受験への理解がない、同年代の受験生仲間が少ない、といった形で田舎の受験生は不利を強いられる。
東京でも育った環境によっては似たような状況になるかもしれないが、そこから這い上がるための地理的制約の有無が、田舎との差だ。
もっとマイナーな分野、たとえば現代美術とかセパタクローとかで「上」を目指そうとしたら、田舎にはコミュニティどころかそれを教えられる人もほぼ存在しない。
なので、田舎に生まれた子供がそれを目指そうとすること自体が稀なことなのだが、何かのきっかけでそれを目指す子供が生まれた時に、格差に直面することになる。
田舎に美術館がないというのも、そういう人にとってこそ致命的な問題となる。
そういう点で、田舎で暮らすと何かの道に進もうとしたとき、その可能性が大きく限定されてしまい、それこそが都市と田舎の格差なのではないかと思う。
俺が想定したレベルの田舎ではない、もう少し大きな地方都市であっても、程度の大小はあれ、似たような傾向なのではないかと思う。