はてなキーワード: 歓喜とは
Xはもちろん辞めたし、YouTubeもなるべく見ない。
でもサムネでフジテレビオワリとかマスゴミ○ねみたいな過激なのを見ると胸が苦しくなる。ダメだと思ってそれを開いてコメント欄を見ると、埋め尽くされた罵詈雑言。
ほんとにフジテレビが潰れることが正義とか「日本のため」だと思ってる短絡的な人の歓喜。
中居くんや松本人志は死んでもいいくらいの勢いで思い上がったコメント。賛同する人。
こわいよ。
なんでそんな強くなれるの
私は以前、会社が大炎上したことがある。別に犯罪とかはしてない。賛否両論系。カスタマーサービスの人や外部担当の人は目を血張らせてて、でも話しかけたらいつも通りの愛想の良さ。でもすこし口角が硬くて。労う言葉すら言えない雰囲気。関係者は24時間体制。休みもない。
炎上を受けて開かれた全社集会で、社長が奔走する社員に謝罪して感謝した後、お客様から応援メッセージが来てます、と。「いつも使ってます」とか「頑張ってください」みたいなのを読み上げながら、社長が言葉を詰まらせた瞬間、すすり泣き始める女性社員。鼻をすする、普段は無表情の男性社員たち。集会が終わって無言で席に帰る感じ。その間も電話口についていた担当の人たちと、目が合う時のむず痒さ。
ぜんぶ忘れない。
でもきっと、あの時騒いでた人は皆んな忘れてるよね
もちろん、フジテレビの件に被害者がいるのは分かってる。でも、その理屈がこうやって暴走しないために、裁判や示談、和解のプロセスを特別な権限を持った専門家や機関に委ねているんじゃないの?法律とかがめんどくさいのは、そうしないと人間はダメになるからじゃないの。
男女の問題なんて、こんなことしたくらいじゃ無くならないよ。ボイコットしてるスポンサー企業にだって、絶対似たようなことは起こってる。
私はフジテレビに知り合いはいないけど、いま特に好きな番組はないけど、色んな大切な思い出の背景でなんとなく流れてた番組はたくさんある。
私は、そんな取り止めのない瞬間に想いを馳せたくなることもある弱い人間だから、いまの世の中はすごく苦しい。ACのCMのたびに背後にある暴力を感じて胸が痛い。ニュースのタイムラインに新たな炎上がチラつくたびに、フラッシュバックのように、炎上が自分ごとになったときのことを思い出す。
私と同じ苦しみを抱えている人がいたら、共有してほしいな
まさに **「プロパガンダが完全に成功した世界」** になってるなw
✅ **大衆に「考えさせない」**
✅ **シンプルなメッセージを繰り返し流す(RT文化そのもの)**
→ まんま **「推し活タバコ」「思考停止タバコ」の時代と一致してる💀**
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📌 **思考しない大衆 → 「推し活タバコ」「RTバズ」にハマる**
📌 **複雑な議論は不要 → 「推しの言葉を信じる」「バズった側が正義」**
📌 **敵と味方を明確化 → 「〇〇アンチは敵」「RTしないやつは仲間じゃない」**
📌 **真実よりも、印象操作 → 「バズったもの=正しい」**
→ **「考えなくても楽しめる世界」= ゲッペルスの理想そのもの**
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### **結論:「現代社会は、ゲッペルスが見たら大喜びする世界」**
🔥 **「プロパガンダの時代」を超えて、「大衆が自ら思考を放棄する時代」に進化**
🔥 **ゲッペルスですら驚くレベルの「完全なる思考停止社会」が完成した**
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### **ここからどうする?**
📢 **「ゲッペルス時代の到来」を指摘する(でも誰も聞かない)**
📢 **「思考しないほうが楽な世界」を逆手に取るビジネスを考える**
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タイトル通りです
10年以上追っていた二次創作BL絵師さんのフォローを外しました(もちろん神絵師様なので私はただの片思いフォローでした)
最後の方が語りたく今回投稿したかった主な部分なので長ければ前半流し読みして頂いて構いません
私は腐女子です、でも旬ジャンルにハマる事は滅多に無く最近に至っては日常や他の推し活が忙しくてpixivも見てなかったくらい二次創作界隈から離れてました
ただずっと追っていたこの絵師さんだけは今は全く知らない作品の二次創作を描いていても私の日常が忙しくても他の推し活しようともずっとSNSをチェックして支部も(年に1度更新くらいだが)チェックしいてました。
この絵師さんとの出会いは中学生の時、初めてハマった二次創作BLで出会いました。絵柄も話も世界観も、そして絵師さんのツイートも全てがドンピシャでとにかく大好きでした
腐女子は初めて見た作品が自分のママだと思う(?)という様に私もこの絵師さんがママのように感じイラストの参考にしたり考え方に似てきて今の私の基礎となった偉大な絵師さんです
出会いは10年以上前なのでこの絵師さんもジャンルを転々と移動しておりますが何度も言うように私はこの先生の絵や話や考え方が好きなので知らない作品でもチェックし続けていました
さぁここからが本題です。
結論から言うと一億年振りにその絵師さんと私が同じ沼にハマりました。
そもそも私がひっっっっさしぶりに二次創作界隈に沼りpixivも5年ぶりくらいにガチで徹夜で探索し推しcpのありとあらゆる作品を読み漁りました。そんなこんなで久しぶりの腐女子ライフを送ってたところ絵師さんが「映画見た」とツイート。これはもしや...??同じ沼では...??と、あの大好きな先生の作品が!!!!今度は久しぶりに自分と同じ沼の作品が!!!!見れる!!!!!!と歓喜していたところ、その後の感想ツイートで少しづつ雲行きが怪しくなり数日後私の地雷cpの作品をアップしました。
そう、私は雑食になれないめんどくせぇ腐女子です。でも逆に言うとこの絵師さんも何が地雷cpとは言わないものの自分はどこ行っても地雷があるめんどくさい腐女子だと過去に言っていました。つまり私はこの絵師さんを追いかけて育ってきたので思考も似ており、恐らくこの絵師さんは私が推しているcpが地雷だと思うと気付きました(決して絵師さんは〇〇地雷とは公言していません、ただ私が勝手に察しただけです)
私は本当にこの絵師さんが好きなのでずっと昔から日常のご飯ツイートなども軽率にイイネを押し恐らく通知が届いてると思います(認知されてるかは別として)。今の私は自分で描いた推しcpのアイコン、プロフ欄も推しcpびっく𝑳𝑶𝑽𝑬と語ってるくらい推しcp一色です。恐らくこの絵師さんは私からの通知が届く度に地雷cpを踏み嫌な思いをするんじゃないか....そしてもちろん私も今後TLに地雷cpが流れてくるの耐えられません。フォローを外すか....いや....でもこんなにも大好きなずっと追い続けてきた絵師さんのフォローを外すのは....ッッ....悩んだ結果、ミュートさせて頂きました。ただpixivは....フォローし続けている以上目に入ってしまいます
!!!!ここからが一番言いたかったこと!!!!今回投稿しようと思った語り!!!!
とうとうpixivのフォロー中の作品欄にその絵師さんの投稿がされました。私の地雷cp、R-18。本来であれば見なかった事にしてそっとフォローを外すと思いますがこの絵師さんは本当に本当にずっと大好きで全く知らない作品でも萌えてしまうようなとにかく神なので、そんな絵師さんの作品を読みたい...ッッ...という気持ちが勝ってしまい自ら地雷cp、R-18作品へ踏み込んで行くのでしたーーーー.....。。。。
結果、爆死(最大の褒め言葉)
読みながら『あぁぁ〜〜〜ッッッこりゃぁヤベぇヤベぇ〜〜ッッ、、、あぁぁ〜〜〜〜ッッッこりゃぁこのcp推してる人....ってか地雷cpで無い限り誰もが好きになっちゃうよぉぉ〜〜ッッッ!!!!えっっっっちぃぃね
〜〜〜ッッッ....あぁ〜〜やっぱこの先生のBLはエグいわ〜〜〜破壊力すっげぇぇ〜〜ッッッ......あーーーーーーーえっちぃーーーーーだぁーーーあーーーー....えぇっちぃ.....えろぉ.........はぁーーー.....(ガチ涙)』と、深夜のベットの上でヒィヒィ一人泣いておりました。流石です先生、本当に流石です、神作品すぎていつも以上に地雷の破壊力がありましたッッッ!!!!!!(最高の褒め言葉)
地雷cpっていうのは嫌いとかじゃないんですよね、本当に「アレルギー」っていう物だと思います。どんなに好きな絵師さんでもアレルギーはアレルギーだし読みたくても(精神的)支障が出てしまい読めないんです。一度読んでしまうと精神的ダメージが酷く暫く凹み落ち込みテンション下がります。それが私の中で地雷cpっていうモンです
流石私がずっと愛してきた絵師さん....私の一番痛い所を突いてくるッッ!!!!破壊力ッッ!!!!!本当に凄いです....
そして尊敬し愛しつつもpixivのフォロー外させて頂きました
今私がpixivで4桁近い方々をフォローしておりますが恐らく1番初めにフォローした方じゃないかな?惜しいけどまた逢う日まで....
SNSはミュートできるのでフォローは外さずミュートにしたままです。これで私の推しcp万歳なアカウントの通知も相手に届かないし私も自衛できるって事で良いのでは無いでしょうかッッッ....!!!
五年後、十年後も先生を見たいです。私の今の推しcpの熱が少し落ち着いたら...5年、10年後かもしれませんがまた会いましょう!!!!!ずっとずっと大好きですいつもありがとうございますこれからもたくさんの萌をよろしくお願いしますありがとうございます
私はどのジャンル行っても過激派地雷有りなめんどくせぇ腐女子ですが絵師さん方に「垢分け、垢移動しろよ!!!」とは全く思いません
勝手に神絵師様方をフォローしてる読者の問題であり地雷があればミュートなりフォロー外すなりとにかく自衛する、相手に求めず自分で良い環境を整えていくべきだと思います
あと!!!!私と同じように雑食になれない地雷cp有りなめんどくせぇ腐女子!!!!!!ぜっっっっったいに『私〇〇地雷です、〇〇嫌いです』ツイートするなよ!?!?!!!!!!鍵無しオープン垢で!!!!!!大好きなcp検索かけると鍵もかけず検索避けもせず!!!!バリバリ検索引っかかって!!!!幸せを求めて推しCP検索したのに凹みます。わざとなの????私もバリバリ地雷あるめんどくせぇ腐女子だけど決して地雷ですってツイートはしません(左右固定ですって言うのは良いと思う)
もしわざとなら性格悪いし、逆に自分の推しcp嫌われちゃうよ(私はそのツイートみかけたらプロフまで飛んで「あぁこの人はこれ推してんだぁ...(好感度落ち)」となりそっとミュートする過激派腐女子なのでマジで自分の推し下げちゃうし誰も良い気分しないし辞めような☝🏻💫💫
ってことで!!!!!以上!!!!!おれは!!!!推しcpの妄想をし!!!!推しcpの検索し!!!!推しcpを生産する!!!!!腐女子のみんなーー!!!今日も良いハッピー推しcpライフをお過ごし下さいませ🕺🕺💖💖💖🕺🕺🕺💖💖💖🕺💖🕺💖🕺
ナッキ・カナタは、試合が終わるたびにアリーナの砂に足を踏み入れるたび、その重さを実感していた。砂は乾いて硬く、熱を持っていて、足裏にひび割れたような感触を残す。観客の歓声が遠くに響き渡る中、彼はゆっくりと息をついた。肩を上下させながら、手に握った剣の冷たさに、次第に体の温度が戻るのを感じる。
アリーナの周囲には、高く聳える壁が立ち、そこには古代の呪文がびっしりと刻まれていた。昼間はその壁が白く輝き、夜には薄い青い光を放つ。観客たちの大半は富裕層で、色とりどりの高級な衣服を身にまとい、豪華な椅子に座って戦いを楽しんでいた。その中でナッキのような剣闘士は、命を懸けて戦い続ける者として、ただ一つの価値があった。
だが、ナッキはその価値を実感できるほど、戦いに胸が高鳴ることはなかった。彼が生き残るために蓄えた脂肪の層は、厚いだけではない。それは彼が敵の鋭い剣を受け流すために必要な重さであり、また、命を守るために絶対に必要な防御だった。見た目には重そうに見える体も、動き出せば予想以上に素早い。脂肪の下には硬い筋肉がぎっしりと詰まっているからだ。
「この体型も、無駄ではないんだ」とナッキは自分に言い聞かせる。だが、戦いの後、彼の胸には不安が残ることが多かった。試合が終わると、その手に汗が滲み、胸が締め付けられるような感覚に襲われる。それは勝利後に訪れる空虚さだった。観客が歓喜に沸いている中、ナッキだけがその場に溶け込めずにいるような気がしてならない。
「俺は、何のために戦っているんだ?」
心の中でその問いを繰り返すが、答えは見つからない。戦うことが全てだと自分に言い聞かせてきたが、それが本当に意味のあることなのか、時々疑問が湧く。だが、その疑問に答えることなく、また次の試合に向かうしかなかった。
アリーナの隅で、他の剣闘士たちが次々と準備をしている。皆、ナッキと同じように脂肪を蓄えている。彼らもまた、命を守るためにその体を作り上げているのだ。体型で言えば、ナッキが特別大柄なわけではない。むしろ、他の剣闘士たちも同じような体型をしている。それぞれが背中を丸めているものの、その体は確かに力強さを感じさせる。剣を握り、腕を回すと、重さに耐えるだけの筋力を感じることができる。
だが、その中に一人、異彩を放つ者がいた。細身のエルノだ。彼はその体格にもかかわらず、戦闘においては他のどの剣闘士よりも抜きん出た速度と技術を誇っていた。ナッキのように重さで相手の剣を受け流すことはできないが、エルノは巧みに体をかわし、相手の隙間を突く。それを見て、ナッキは自分の戦い方に疑問を抱く時もある。
「お前、今度の試合、どうするんだ?」
隣の剣闘士がエルノに声をかける。エルノはにっこりと笑って答える。
「もちろん、早く終わらせるさ。だって、俺には時間がないからな。」
その言葉に、ナッキは少し立ち止まる。エルノが戦いのために全力を尽くすことはわかっているが、なぜあんなに自信満々でいられるのかが、ナッキには理解できなかった。
街の広場では、錬金術師が薬草を並べ、店の前には装飾された木製の看板が揺れている。風に乗ってパンの焼けた香りが漂い、金属の匂いが鼻をつく。街の外れに目を向ければ、細い道の向こうに立つ塔が見える。その先に広がる夜の街並みは、どこか幻想的で、時折、魔法のような薄い光が浮かんでいる。
ナッキはその街の喧騒の中で孤独を感じる。彼の体に流れる血は、戦いのためにある。勝利しても、歓声が響いても、その心の空虚さが埋まることはない。彼の頭の中では、また問いが浮かぶ。自分は本当にこれでいいのか?――でも、答えはやはり、出なかった。
再びアリーナに足を踏み入れると、砂の感触が心地よく感じられる。この場所が、彼の唯一の居場所なのだと、ナッキは自分に言い聞かせて、剣を握り直すのだった。
ドラガリアロスト(以下、本作)は、任天堂とCygamesが共同で開発・配信を行ったスマートフォン向けアクションRPGである。2018年9月にサービスを開始し、当初は「任天堂が新規オリジナルIPをスマホゲームとして展開する」という点や、「Cygamesが培ってきたソーシャルゲームのノウハウが活かされる」という点で大きく注目を集めた。しかし、最終的に2022年11月でサービスが終了し、約4年という運営期間で幕を閉じることとなった。
任天堂は、スマホゲーム市場に参入する際、既存の強力なIP(知的財産)を活かした展開を行うケースが多かった。『スーパーマリオラン』や『どうぶつの森 ポケットキャンプ』『ファイアーエムブレム ヒーローズ』などが代表的である。こうした人気シリーズをスマホ向けに展開することで広範なユーザー層を獲得し、ある程度の収益を確保している。一方で、ドラガリアロストは任天堂としては数少ない完全新規IPであり、家庭用ゲーム機や既存IPを活用したタイトルとは異なる戦略を試みた作品だった。
新規IPという挑戦は、任天堂がスマホゲーム分野を本格的に拡大させようとした一つの試金石としての意味合いも大きかった。しかし、結果的には同社の他のスマホタイトルと比較して、そこまで大きな成功を収めたとは言いがたく、サービス開始当初の盛り上がりから徐々にユーザー数や売上が落ち込んでいったと見られている。スマホゲーム業界では、運営が長期化するほどゲーム内イベントや新キャラクター追加などのコストがかさみ、十分な収益が見込めない場合には早期に撤退という決断を下すケースは少なくない。本作が4年間でサービスを終了したのも、こうした「売上とコストのバランス」が大きく影響した可能性は高い。
さらに、ドラガリアロストはアクションRPGというジャンルであると同時に、いわゆる「ガチャ」を基盤にした収益モデルを採用していた。ユーザーはキャラクターやドラゴン(召喚獣)をガチャで入手し、戦力を整えながら強力なボスに挑むというスタイルでゲームを楽しむ。しかし、リリース当初は豪華な声優陣や美麗なイラストなどが話題を呼んだものの、キャラクターやドラゴンの更新ペース、さらにはガチャの排出率やゲームバランスに関する不満の声が一定数見受けられた。ガチャを巡る調整はソーシャルゲームにとって避けて通れない課題であり、運営がユーザーに受け入れられる形で進められなかった場合、徐々に支持を失ってしまうこともある。
また、ドラガリアロストは海外展開も行われていたが、ゲームそのものが日本のファンタジーRPG的な世界観で作られていたことや、操作性を含む設計がややコアユーザー寄りであったことなどから、海外ユーザーの獲得に苦戦したとも言われる。任天堂タイトルとしての知名度が海外でも高いため、本来であれば国際的なヒットを狙うことも十分に考えられた。実際、ファイアーエムブレム ヒーローズは海外ユーザーからの売上比率も大きいとされ、任天堂のスマホゲームの柱となっている。一方でドラガリアロストは、Nintendo IPの強力な「ブランド」や「キャラクター人気」を活かしきれる作品ではなかったため、グローバル市場を切り拓くには至らなかった可能性がある。
任天堂自体の経営戦略として見れば、スマホゲーム事業はあくまでも「任天堂ハードの展開と協調しつつ、追加的な収益源を確保する」という目的が中心と考えられる。ドラガリアロストのような新規IPのタイトルは、任天堂にとって重要な実験的取り組みだったものの、スマホゲーム市場における激しい競争の中で安定して業績を出し続けるのは簡単ではなかったと思われる。特にスマホゲーム市場では、短期間で莫大な利益を生むタイトルも存在する一方、数多くの作品が乱立し、ユーザーの趣味嗜好や流行も移り変わりやすい。大手企業ですら息の長いヒットを飛ばすのは難しく、本作が期待ほどの成果を上げられず、運営コストを抑えるためにもサービス終了という判断につながったのではないだろうか。
もう一つ考えられる要素として、Cygamesとの協業体制に起因する事情もあるかもしれない。Cygamesは『グランブルーファンタジー』や『プリンセスコネクト!Re:Dive』など、スマホゲームの長期運営の実績が豊富なディベロッパーではあるが、本作では任天堂との共同開発ということで、ゲームデザインやプロモーション、運営方針など調整が難しくなった可能性もある。新規IPを大きく成長させるには、継続的なアップデートだけでなく、ユーザーコミュニティの活性化や大型イベントの開催など、多角的な取り組みが求められる。任天堂とCygames、それぞれの会社の強みを活かせる協業体制がうまく機能しなかったとすれば、思うようにユーザー数や売上が伸びなかったのも不思議ではない。
さらに、2020年以降、新型コロナウイルス感染拡大による社会情勢の変化も、運営に影響を与えた可能性はある。リモートワークや外出制限といった新しい生活様式が広がったことで、スマホゲームの需要は一時的に増えたものの、特定の人気タイトルにユーザーが集中したり、家庭用ゲーム機やPCゲームへの注目も再度高まったりするなど、市場全体の構造変化があった。また、開発や運営スタッフの働き方の変化はアップデートの進行具合にも少なからず影響を及ぼす。こうした混乱の中で、十分に話題を呼ぶアップデートが難しくなったり、新規ユーザーを大きく取り込む施策が打ち出せなかったりしたことが、売上やアクティブユーザー数の下降に拍車をかけた可能性は否定できない。
以上のような事情を総合すると、ドラガリアロストが比較的早期にサービス終了へ至った背景としては、下記のような要因が考えられるだろう。
任天堂の既存IPほど強力なブランド力を発揮できず、特に海外市場で大きく伸び悩んだ。
ドラガリアロストならではの操作性やゲーム性は魅力だったが、難易度調整やガチャバランスが原因となってユーザーを離れさせる一因となった。
スマホゲーム市場では常に新作が登場し、ユーザーの興味を惹くためには高頻度かつ質の高い更新が求められる。『ファイアーエムブレム ヒーローズ』や『ポケモンGO』といった任天堂ブランドの人気作に注目が集まりやすい環境下で、新規IPのドラガリアロストが継続的に注目を集めるのは困難だった。
キャラクター追加や大型イベントの開催にはコストがかかる。一方で売上が期待値を下回ったり、ユーザー数の伸び悩みが長期化したりすると、サービス継続が難しくなる。
互いに大手企業であり、それぞれのノウハウを活かしながら円滑に運営を続けるには、相応の調整が必要。新規IPの育成にはさらに高い連携が求められた。
新型コロナ禍を含めた市場環境の変動により、ユーザーの嗜好やライフスタイルが大きく変化し、競合タイトルとの競争がますます厳しくなった。
もちろん、任天堂やCygamesが公に「これが決定的な理由だ」と断言しているわけではないため、上記の理由はあくまで推測の域を出ない。しかし、いずれの要因もドラガリアロストという作品の特性や運営状況を考慮すると、一定の説得力を持つものと考えられる。
サービス終了に至るまでの間、本作は多くのコラボイベントやシナリオ更新を実施してきた。キャラクター同士の掛け合いやドラゴンとの物語など、独自の世界観を愛するファンも確かに存在した。特にアクション性の高いスマホゲームとしては非常に完成度が高く、操作性や演出面でも一定の評価がある。だからこそ、熱心なユーザーはサービス終了決定の一報に大きな悲しみと落胆を示した。
一方で、任天堂にとってスマホゲーム事業はあくまで「任天堂プラットフォームとの補完関係にあるビジネス」であり、最重要な軸は依然としてSwitchなどの自社ハード向けのゲームソフト開発・販売にある。そのため、スマホゲームで目立った成果が得られない場合には、どこかの段階でリソースの再配分や撤退を決定するのは自然の流れとも言えるだろう。特にドラガリアロストのように人気IPに基づかないタイトルの場合、撤退の決断が下されるスピードも相対的に早くなる傾向があると考えられる。
最終的にドラガリアロストは2022年11月末でサービスを終了し、開発・運営に携わった関係者やファンにとっては区切りの時を迎えた。リリース当初は「任天堂とCygamesのタッグ」という点で大いに期待が寄せられた一方、その期待を十分に上回る成果を得られなかったことが今回の結果につながったのだろう。今後、任天堂はスマホゲーム市場において新たなIPを生み出すのか、あるいは従来の人気IPに注力していくのか、ドラガリアロストの経験を踏まえて新たな方向性が模索される可能性がある。
ドラガリアロストは、華々しいコラボや美麗なビジュアル、キャラクターの多彩な魅力で注目を集めつつも、最終的には大きな市場競争の波に飲み込まれてしまった作品とも言える。しかし、物語やキャラクターを通じて新たなファンコミュニティが形成され、一定の盛り上がりを見せたことは紛れもない事実だ。サービス終了から時間が経過しても、SNSなどではキャラクターのファンアートや思い出を語り合うユーザーも見られ、本作が残した足跡は決して小さくはない。
今後、任天堂やCygamesがスマホ市場でどのような展開をするかは不透明ではあるが、ドラガリアロストの運営と終了が教訓となり、より良いタイトルが生まれるきっかけになることを願いたい。そして本作のユーザーとして楽しんだ人々にとっては、リリース当初のワクワク感やイベント盛り上がり、新キャラ実装時の歓喜といった思い出は、サービス終了後も色あせることなく心に残り続けるに違いない。
少し前まで家賃2万円台の家に住んでいた。
個人的に家賃2万円生活は、独身にとってはかなり良かったので、この日記を読んでいろいろな人に魅力を知ってもらいたい。
大阪市在住(当時)
【住むに至った経緯】
大学卒業後、新卒で大阪市内の会社に勤めることになったが、残念なことに家賃補助がなかった。
奨学金の返済で金銭的余裕がなかったこともあり、安い物件をSUUMOで探したところ、以下の条件の揃う賃貸は家賃が安いことが分かった。
・オートロックなし
・築30年前後
家賃補助や寮のある会社勤めの友人にヒアリングし、どうやら自己負担額が2~3万円になる場合が多いようだと結論付けた。
その後2万円台の物件をいくつか内件し、一番住みやすそうだった当時の家を選んだ。
約6畳ほどのワンルームで、インターネットと水道が管理費の中に含まれており、それ込みでも2万円代だった。
立地だが、徒歩5分以内に駅、スーパー1件、コンビニ3件があり、利便性は高かった。当然新今宮のようなやばいエリアではない。
東京の大学で貧乏学生をしていた自分としては、家賃の安さに歓喜したのだった。
結局、6年ほどそこに住むことになった。
【住民層について】
意外にも悪くなかった。
ベトナム人が1人いたが普通の人で、他は日本人だったし、若い女性も住んでいた。
今思えばおっさんが多かった気もする。
昼間から喘ぎ声が聞こえることはあったのはうるさかったが、基本昼間は外に出ていたのであまり気にならなかった。
・とにかく金が浮く
最強のメリットはこれ。
手取りの10%~20%の家賃で暮らせていたので、他のことにお金を使うことができた。
住み始めたころはコロナ前だったので、LCC&空港泊を駆使して、毎月3~4万円で海外旅行していた。
コロナ以降は余剰資金を投資に回していたので、資産形成にも大きく役立ったと思う。
近くのスーパーの半額総菜を買いだめしていたので、家賃以外の生活コストも低く抑えられたのもよかった。
安くて狭い家で工夫して暮らしていることによる謎の優越感と充実感があった。
・家の外に出る理由になる
家に帰っても狭いのでできることが少ない分、家を空けていることが多かった。
平日は夜遅くまで職場で残業or資格勉強、休日は旅行か大学図書館という暮らしをしていた。
当時はかなり貧乏くさい考え方で、「会社で残業すればお金になるし、資格勉強すれば電気代がかからない」などと本気で考えていた。
あと、大阪公立大学図書館は大阪市民か大阪市内で勤務していれば、2,000円払うと2年間利用できるのだが、専門書が多いうえ空いているのかなりお勧めしたい。
・家に人を呼びにくい
6畳ワンルームはまあまあ狭いので、人は呼びにくかった。
とはいえ安い家賃で浮いたお金を使って友人と旅行していたため、あまり問題はなかった。
・くさい
雨が降ると、何となく部屋が臭かった。
だが対策として空気清浄機を購入すると、臭いの問題は完全に無くなった。
・ゴキブリが多い
夏場になると、家の近くで毎日Gを見た。古い住宅街(戦前の家がまとまって建っているレベル)だったので、下水道にたくさん住んでいたんだと思う。
残念ながら、6年間のうち、家の中で2回遭遇した。
【その他雑感】
とにかく若くて金のないやつは、家賃の安い家に住むのをお勧めしたい。
自動的に手取りが数万円増えたのと同じ状態を作ることができる。
何だ東京じゃないのか参考にならんという声もあるかもしれないが、東京だと駅までバスの家にするとかなり家賃が下がるというライフハックをお勧めしたい。
駅近だと多摩の方まで行けば3~4万の物件があるが、正直東京で寮も家賃補助もない会社には、大卒は行くべきではないと思う。
今では持ち家のローンを払っているが、たまに家賃2万円が恋しくなる。
なんだって言うんだ。このところの僕の現実のバグり方はちょっと尋常ではない。先週は美少女の宇宙人、昨日は男の娘のサキュバス、そして今日は能力者の増田ときた。
「やれやれ」
しかしそこにいたのは能力者の増田ではなかった。もはやただの赤黒い肉片と化したギルド嬢の亡骸だったのである。それを理解した次の瞬間のことだった。
<わかるよな?>
俺の脳内に直接、練馬区にある家賃4万円の風呂なしアパートに住み低賃金で休みもなく働くアニメーターたちの声が聞こえてきた。
<でも俺たちにはこうする以外にないんだ。だって、毎週新たに2450作品リリースされる異世界転生アニメを滞りなく制作するために、脳以外の臓器をすべて機械に置き換え、蜘蛛の遺伝子を取り込んで新たに4本の腕を移植してしまったのだからな>
マジかよ。狂ってやがる。僕は心中でそう独りごちた。でも、どうなんだろうな。本当に狂っているのはこの世界の方なのかもしれない。だとしたら、異世界に転生したほうが幸福なのではないだろうか。そう思った僕はふと思いつき、
と口にしながら目の前の空間を指でなぞってみた。ステータス画面は現れなかった。そのかわりに出現したのは、懐かしい映像だった。画面の中では幼馴染の少女、夏美が楽しそうにシロツメクサの花冠を作ってフリスビーにして遊んでいた。やめてくれ、と思う。そんなことをしたらシロツメクサの花弁が散ってしまうじゃないか。しかしそんな心配は無用だということがすぐにわかる。だってこれは過去の映像で、現実の夏美は今や頭部と臀部を直結した形に改造され肛門から腐葉土の栄養を吸収するだけのマシーンとなって国立西洋美術館に展示されているのだから。
<おっと。奴のおでましだぜ>
声が言った。見ると校舎の影から能力者の増田が歩いてくるところだった。脊椎を歓喜の電流が駆け上がるのを感じる。
この僕の忌まわしい記憶を全部消してくれ、今すぐに。
けれどその願いが聞き届けられることはなかった。僕は自分の体が半透明になっていくのをなすすべなく眺めながら、昇天して大気圏で燃え尽きる他なかったのである……。
PS5 Pro 関連、海外も見てるけど、PSファンボーイという属性を考慮しても、意味不明なこと言ってるのマジで日本だけなんだよなぁ・・・
北米は元より、スペインもブラジルもギリシャも「?」ってなること言ってないんだよなぁ・・・(ファン心理で説明がつく範囲)
どこぞの政党がネットサポーター作ったみたいに、ステマ&ネット工作で "様子のおかしい人たち" 作っちゃったSONYどうすんの?って思ってたが、
(自グループの技術資産や映画やアニメIPの強みを絶対に活かさずに、殆ど嘘とも言えるステマで毎回押し通そうとする謎)
初めて、海外で「?」ってなるPSファンボーイの米を発見したわ、ちなみにロシアだった
ロシアのPSファンボーイいわく、RTX3060 と RTX3060Ti で5〜6割の違いが出るんだと。そんで PS5 Pro にはそのくらいの違いが出るんだと
どうしてこういう発想になったのかなぁ・・・🙄って考えたが、仕事ではなく完全プライベートでのPC所有率は40%くらいと言われてるそう
そこにウクライナとのあれこれで、Intel や AMD などの半導体の輸入規制も加わったので、まぁ、お金持ち or ガッチガチのゲーマー じゃない限り、ゲーミングPCなんて買わんやろなって
ビジネス用途ではクリエイター職以外のPCにグラボ積む必要性ないし、その結果の「?」ってなるPSファンボーイの米かなぁと推測しました
すべての線がつながったよなぁ、やっぱ、スマホじゃダメだってのが証明されてしまったな。 "様子のおかしい人たち" をSONYのせいだけにしてメンゴメンゴ
いままで、『PCの操作なんて仕事で使うタイミングになったら覚えればいいから、自宅でスマホしか触ったことなくても、自宅にPCがなくても別にいいよ』って思ってたが、
PS5 Proにまつわるあれこれを見るにそういう事じゃないんだわ
子ども時代にプライベートで PCを触る機会がないと、生まれつきITと親和性高い特性を持っていない限り、
生涯に渡って、PC興味ないからどうでもいい・わからない、テスト出るとこだけ覚える(そして忘れる)になるんだわ。このAI・第四次産業革命時代に
そうして、普段PC触る人からしたら、「?」ってなる様子がおかしい発言を生涯に渡ってすることになるんだね
これを解決するシンプルな手段は、『子ども用にPCを買い与える』だが、15万くらいのPCを勉強や研究や創作用途以外で買い与えるの、今の日本の一般のご家庭には無理でしょうね
ちなみに、なぜ勉強や研究や創作を除外しているのかというと、プログラム組みたい・研究したい・創作したい子どもは、自発的に自分で親にねだるからです
そうじゃない子(生まれつきITと親和性高くない子)がPCに興味を持つきっかけを作るのが大事なわけで、そうなるとPCゲームとかメタバースになるよね
(ちなみに、自分でプログラム組みたい・創作したいって言っていない子どもに無理矢理やらせる毒親ムーブは辞めよう。殆どのケースにおいて逆効果だ)
でも、今の日本の一般のご家庭で遊び用途でPCを買い与えるのが無理となると、『増田くんがPCゲームやってるから僕も欲しい』というムーブメントは到底起きないし、
そもそも任天堂と和ゲーソフトメーカーとスマホで遊べる中韓のライブゲームが強い日本において、PCで遊びたいゲームがそもそもない問題もある
学校でゲームプレイ(純粋に遊ぶだけ)とゲーム・アニメ・メタバースの創作の授業を併せてしたり、
公共施設にゲーミングPC(処理重めのクリエイティブ作業が出来るマシンも兼ねる)を置くほかないんじゃないですかね
ある日、ポケモンたちが暮らす世界――ガラル地方やパルデア地方など、無数の地域が集まる広大なポケモンワールドに、突如として「パルワールド」への入り口が現れたという噂が広まり始めた。その入り口は、草むらが鬱蒼と茂る地帯からぽっかりと空間が歪んだように見えたり、はたまた山奥の洞窟の奥から薄明かりとともに姿を覗かせたり、場所や時間帯がまったく定まらない。ポケモントレーナーたちは「新たなダンジョンの入り口だろうか」とか「幻のポケモンへのワープゾーンかも?」などと想像を膨らませていたが、その“入り口”の先は、誰も聞いたことのない不思議な世界だった。
パルワールド――そこは一言で言えば、ポケモンの世界とも似て非なる「不思議の国」だった。ここには“パル”と呼ばれる生物たちが生息し、どこかポケモンに似た愛らしい容姿をしているものの、彼らの生態や暮らし方は大きく異なっていた。さらにこの世界では、サバイバル要素がとても強く、トレーナーや冒険者たちは自然災害に耐え、資源を集め、襲い来る危険からパルたちを守りつつ、共に生き抜かなければならない。銃器の使用や、仲間となったパルを労働力として活用するなど、従来のポケモンワールドでは見られない光景も数多く存在すると噂されている。
ポケモンたちにとっての大きな変化は「バトル」の在り方だった。ポケモンバトルはお互いのポケモンが技を出し合い、相手の体力を削り切れば勝利というルールが基本だが、パルワールドでは「生き抜く」こと自体が常に試練であり、必ずしも“トレーナーvsトレーナー”だけが戦いの形ではない。モンスターや略奪者(いわゆる敵NPC)が突然襲いかかってくることもしばしばあり、仲間にしたパルがバトルだけでなく資源集めや素材の加工、拠点の防衛などをサポートしてくれる。そんな環境に、ポケモンたちが協力できる余地はあるのか――それが大きな関心事となった。
今回、ポケモンカンパニーとパルワールドを運営する組織のトップ同士が話し合い、正式に「ポケモン×パルワールド コラボレーション企画」を発表したのである。発表会見のステージ上には、ピカチュウやイーブイなどおなじみのポケモンに混じり、パルワールドのキャラクターである“パル”たちが整然と並んでいた。ステージ中央でマイクを握るのは、若きポケモン研究者のソニア。その横には、パルワールド側の“パルマスター”と呼ばれる男性が立っており、それぞれ両世界を代表する形で挨拶を交わした。
「この度は私たちのポケモンの世界と、パルワールドの皆さんが手を携え、新たな冒険の扉を開くこととなりました。両世界が互いの魅力を伝え合い、多くのトレーナーや冒険者の皆さんに素晴らしい体験をお届けできると思います。どうぞ楽しみにしていてください!」
拍手が鳴りやまない中、次々にコラボ内容が発表されていく。まずは「パルワールドへの遠征ツアー」。これはポケモントレーナーがパルワールドのゲートを通り、一時的に“パル”たちの世界を探索するパッケージプランだ。通常のバトルとは違い、資源を集めたり、パルたちを仲間にしてバリケードを築いたりする新鮮な体験が味わえる。さらに、ポケモンとパルのコラボ技も実装される予定で、たとえばピカチュウの「かみなり」をパルの炎系技と組み合わせ、「プラズマブラスト」なる超強力なコンビネーションを繰り出せる――といった夢のようなシーンが示されたPVが流れ、会場は興奮の渦に包まれた。
次に発表されたのが「パルワールド×ポケモンコラボスキン」。これはパルワールド内で使用できる特別な衣装や家具などのアイテムで、ピカチュウやイーブイをモチーフとした服や装飾品が用意されるという。冒険の拠点となる拠点ハウスには、ポケモンの世界観を取り入れたデザインの家具が設置でき、たとえばマグカルゴをイメージした暖炉や、フシギダネのツルで編んだ飾り棚などが実装される予定だ。パルワールド側の公式コメントでは、「これらのスキンを導入することで、過酷な生存環境でもほのぼのとした雰囲気を楽しめる」とのこと。厳しいサバイバルに彩りを加える意味でも、大きな反響が予想される。
一方、ポケモンワールドにもパルワールドのエッセンスがやってくることが発表された。具体的には、一部のポケモンセンターに「パルショップ」が期間限定でオープンし、パルワールドならではのアイテムや装備品を手に入れられるらしい。たとえば、岩を砕くためのハンマーや、資源採取に便利な多機能ピッケル、そしてバトル中にも使える遠距離攻撃用の道具――パルワールドで使われる“弓矢や銃器”をモチーフにしたおもちゃなどが並ぶという。もちろん、ポケモンバトルで本物の銃火器は使用できないため、あくまでイベント専用の演出アイテムとして扱われるようだ。とはいえ、ピカチュウやヒバニーが“おもちゃの銃”を構えている姿はなかなか衝撃的で、SNS上では一時的に賛否両論が巻き起こった。
コラボイベントの目玉としては、「パルワールド・チャレンジ」という期間限定のレイドバトル形式の企画が挙げられる。これはパルワールドからやってきた巨大な“謎のパル”が、ポケモンの世界を席巻する特設エリアに現れ、最大4人のトレーナーで協力して戦うというものだ。その“謎のパル”は、ドラゴンタイプに酷似した外見ながら、雷や炎など様々な属性の攻撃を繰り出す多彩なモンスターだとされており、パルの特有技「ブラストフレア」を駆使してくる可能性があるという。トレーナーたちはポケモンと一緒に、それぞれ得意タイプの技やサポートを組み合わせ、協力して撃破を目指すのだ。バトルが進むにつれ、フィールドの地形が変化し、エリア内に資源が出現するなど、パルワールド風の要素が混ざってくるため、従来のレイドバトルとはひと味違う戦闘になると期待されている。
さらに、コラボに伴いパルワールドから特別なゲストとして、“パルマスター”のキャラクターがポケモンワールドでNPCとして登場するらしい。彼はサバイバルのプロでもあり、フィールド上で独自のクエストを用意している。「木材を集めて拠点を強化せよ」「突如湧いた荒くれ者のパルを撃退せよ」など、ポケモンの世界観からすると少し物騒にも聞こえるミッションが提示され、プレイヤーはそれを達成するとパルワールド由来の貴重なアイテムを報酬として得られるという。報酬アイテムの中には、合成素材として役立つ「パルワールド製トゲ鉄球」や「特殊弾薬のレシピ」など、一体どこで役立つのか不明なものも含まれているが、新しい可能性や遊び方を探求したいトレーナーにとっては見逃せないコンテンツになりそうだ。
さて、肝心の「パルワールド側」にポケモンが登場する具体的な方法も明らかになった。パルワールド内の一部エリアに「ポケモンの巣」が出現し、そこでは限定的にポケモンと遭遇できる仕組みが導入されるのだ。パルたちと同様に、ポケモンたちを仲間にして一緒にサバイバルライフを送ることが可能で、例えばカイリキーを拠点の工事要員としてスカウトすれば、重い資材を一度に運ぶことができるだろう。また、アチャモを拠点の暖炉係に任せておくと、火力に困ることはないはずだ。パルワールドには「空腹」や「環境ダメージ」などサバイバル要素があり、そこにポケモンの力をどのように活かせるか――多くのプレイヤーが戦略を巡らせることになるだろう。
しかし、こういった魅力的な要素の一方で、コラボゆえの注意喚起も欠かせない。もともとパルワールドの世界観は、非常にハードなサバイバル設定があり、敵性キャラクターやモンスターから拠点を守れないと、仲間のパルやポケモンが傷ついてしまう危険もある。ポケモンたちを適切に守るためには、防壁を強化したり、食糧や医療アイテムを常に確保したりする必要があるのだ。また、パルワールドは豊富な武器や道具が特徴だが、ポケモンがその世界に入る場合、過度な暴力表現を避けるために、各地に配置された「フレンドリーガイドライン装置」の影響で威力が制限されるという設定が導入されている。これにより、ポケモン世界の雰囲気が大きく損なわれることを防ぎつつ、パルワールドのサバイバル要素も残すという、絶妙なバランスを保つ工夫がなされているのだという。
コラボ期間中のイベントクエストをすべて達成すると、エンディング的演出として“伝説のパル”と“伝説のポケモン”の共闘が描かれるフィナーレが用意されているとの噂もある。公式が一切詳細を明かしていないため、想像は膨らむばかりだが、たとえばルギアやホウオウといった空を司る伝説ポケモンが、パルワールドの空高く飛び交いながら、悪しきモンスターを撃退するようなドラマチックな展開が期待されている。あるいは、ミュウツーがパルワールドの研究施設で新たな力を得る……といった、ファン大興奮のシナリオになるのではないかという説も。ネット上ではすでに「#パルポケコラボ」「#伝説のパル」「#新たなミュウツー形態」などのハッシュタグが飛び交い、真偽不明のリーク情報や考察が盛り上がっている。
ポケモンとパルワールド。一見すると住む世界観もゲームジャンルも大きく異なる両者が手を組むことで、既存の枠を超えた斬新な体験が生まれようとしている。可愛らしさと過酷なサバイバルが混じり合う不思議な融合に、ファンたちは歓喜と困惑を同時に味わっているようだ。開発者のコメントによれば、「このコラボを機に、ポケモンの世界から飛び出し、パルワールドの世界観を覗いてほしい。逆にパルワールドのプレイヤーには、ポケモンの魅力を存分に感じてほしい。互いの良さが刺激し合うことで、新しい発想のゲーム体験ができるはずだ」とのこと。どんな冒険が待ち受けているのか、どんな絆が生まれるのか、それは実際に“ふしぎなゲート”をくぐってみなければわからない。
今日もどこかで、パルワールドへの入り口がひっそりと開いているかもしれない。ピカチュウやイーブイたちが、未知の大地を踏みしめる姿を想像しながら、私たちはその瞬間を待ちわびるのだ。華やかに繰り広げられるコラボイベントが、両方の世界とプレイヤーの心に、どんな冒険譚を刻むのか――きっとそこには、まだ誰も見たことのない、新しい旅の風景が広がっているのだろう。
まず卵を産みます。
産んだ卵を砂に埋めます。
ここまでは簡単。
セセセのよいよいほほほいよっこらせ
こんな感じでステップを踏むんだけど、間違えると腐っちゃったり呪われちゃったりするから大変。
鏡の前で夜な夜な踊り続け、、最終ステップ「ヨサコイよさこいさっちゃん大好き」を完璧に決めた瞬間――卵が光りだした。
砂から卵を取り出してみると、見事なピータンのような姿になっている!これは成功だ!
……で、気づいた。
どうやら、ピータンにするはずのダンスが途中で「シャトレーゼ」から「ラジオ体操」に変わってたらしい。
踊り疲れてたんだな、俺…。
でもまあ、普通のゆで卵もおいしかったし、何より達成感はあったから、これはこれで良しとしよう。
ピータンを作る旅はまだ始まったばかりだ!
⬛豚レバー刺だかなんだかを名物裏メニューとかいって出してて話題になった東京の居酒屋
あのころこの話題のお陰で寄生虫に寄生されまくったジビエ肉の画像とかめっちゃ見た。うまそうなサシかとおもったら全部白い虫だったから集合体恐怖症が叫ぶような画像大好きなワイ大歓喜。
⬛食い物と言えばデスマフィン
シュトーレンがなんで日持ちするのか仕組みを知った。糖と油は正義。
なんか変わった名前だった気もする。芋づる式に会社(運送会社)の倉庫で全裸オナニーしてた変態も見つかってた。
ついでに親(自称)がXに現れた。スーパーハカー()が現れたかは不明。
⬛きょうだい児で弟のためにアイドル無理矢理やめさせられそうになってた女の子。
⬛某T大の先生が女性相手にいろいろ犯罪やらかしてクビになったとかどうとか
どうなったの。
⬛某有名企業のエリートサラリーマンが山手線で隣の女性に痴漢してた動画
⬛VTuberかなんかの協力クリエイターだかのおっさんが中身の女の人盗撮して盗撮グループ内に画像ばらまいたりいろいろしてたとかいうやつ
コレコレでカキタレの女かなんかとバトってた。あと詐欺るときに有名YouTuberの名前出してたとかでそのYouTuber(知り合いでもないだたのとばっちり第三者)が激怒してた。訴えるとか言ってた。
脱法ゼリー爆笑した。健康被害出たんだっけか。しかし騙される方もよくあんな胡散臭いも注文して買おうと思ったな。
なんかこないだテレビで問題取り上げられてたとか行ってたけどまだ関西にいますか。東京には来ないでください。
⬛バラエティで取り扱いが難しい麻酔薬使って笑いにしようとしたバカ企画
学会がおこだったけど手伝った医者顔面蒼白だろうな。自業自得だけど。
まだまだふえるかも
FXの楽しさを語るなら、それは単なる言葉遊びではなく、魂を燃やす冒険そのものだ。市場という名の壮大な劇場に足を踏み入れた瞬間、全身を駆け巡る興奮と、計り知れない可能性に心を奪われる。その感覚は、誰もが一度は夢見る自由な生き方を、ほんの一瞬でも手にしたかのような錯覚を与えてくれる。そして、その一瞬が現実に変わる可能性があるのが、この世界の醍醐味だ。
相場が動き出す瞬間の緊張感、それは心臓が跳ねるような感覚だ。チャートを見つめながら、「ここだ!」と思うポイントにエントリーするその瞬間、全身の感覚が研ぎ澄まされる。その一方で、ミスをすれば大きな痛手を負うかもしれないというリスクが、まるで生きていることを実感させてくれるようだ。恐怖と歓喜が交錯するその刹那こそが、FXを特別なものにしている。
そして、何よりも魅力的なのは、FXが極めて個人的な戦場であるという点だ。他人の目を気にする必要もなければ、上司の顔色をうかがう必要もない。ただ自分自身の判断が全てを決める。その自由さは、現代社会において稀有なものであり、同時に恐ろしくもある。だからこそ、勝ったときの達成感は何にも代えがたい。
また、FXを通じて得られる学びもまた、計り知れない価値を持つ。テクニカル分析の奥深さや、経済指標の影響力、さらには心理戦の重要性など、市場で勝ち続けるために必要な知識は多岐にわたる。その過程で、自分の弱さや限界にも直面するだろう。しかし、それを乗り越えたとき、単なる「トレーダー」ではなく、自信に満ちた「戦士」としての自分がそこにいる。
もちろん、すべてが順風満帆ではない。連敗が続くとき、眠れない夜を過ごすこともあるだろう。しかし、その苦しみさえも、FXの本質を知るための重要な一部だと思える。なぜなら、それがあるからこそ、勝利の味がより甘くなるのだから。
最後に、FX 10万円チャレンジが楽しい理由を一言でまとめるのは難しい。それは、人生そのものが持つ複雑さや可能性、そして挑戦の全てが詰まっているからだ。勝つ喜びも、負ける悔しさも、すべてが自分の糧となり、新たな挑戦への原動力となる。そう、FXは単なる金儲けの手段ではなく、人生そのものを楽しむための究極の舞台なのだ。
参考文献
便乗して5冊挙げようとしたけど絞りきれなかったので倍プッシュした。2024年は1/1から今日までのあいだに315冊読みました。ちなみに、いま読んでる途中なのは上橋菜穂子『香君』(2022年)と飛浩隆『鹽津城』(2024年)、それに教養系の新書数冊。
今年はアプリリリース3周年を迎えたウマ娘に突如シーザリオが実装されるというサプライズが起きて、仮にウマ娘化されるとしたら絶対男装の麗人キャラだろうなと思っていたら本当に男装の麗人だったので全俺が歓喜したし、オフザリオの声が可愛すぎませんか……? 俺はああいう透き通ったというか透明感があるというか鈴を転がすようなというか、とにかくそんな感じの声に弱いのだ。身体つきもいいしなグヘヘ。シナリオではずっとイチャイチャしてて最高すぎる。俺の嫁Tier最上位です。引けてよかった……! ちゃんと「シーザリオ英雄譚」の称号もゲットしました。チャンミは優勝できなかったけどな! ところで俺は『ハムレット』しかシェイクスピア作品を読んだことがなかったので、良い機会だということでシーザリオの名前の元ネタになった『十二夜』を読んでみることにした。男装の麗人、すれちがう恋心、よく似た兄妹の人違い、と来てお前女だったのかからのハッピーエンドで終わる、まあテンプレ通りのラブコメだったんだけどひょっとしてこれがラブコメのテンプレになったやつだったりします? 偉大すぎでは。っていうか「十二夜」って、古代ローマのサートゥルナーリア祭をもとにした公現祭(エピファネイア)のことだったんだ……。ほかにも『リア王』『マクベス』『リチャード三世』『お気に召すまま』『ジュリアス・シーザー』『夏の夜の夢』を読んだんだけど、いちばん好きなのは『十二夜』です、はい。「僕は僕が演じているものではありません」っていう台詞すき(小並感)。
ところでシェイクスピアといえば、古河絶水『かくて謀反の冬は去り』(2023年)というラノベがシェイクスピアのパロディなのね。『リチャード三世』をパロった1巻を読んだときにはまったく気づいてなくて、あとがきを読んで「これシェイクスピアだったんだ」となり、元ネタを読んだらめっちゃあからさまだったし、今年出た2巻はもう露骨に『マクベス』オマージュで、さらに二・二六事件や三島由紀夫の割腹自殺などのネタも盛り込まれていて非常に楽しく読めた。古代日本風のファンタジィ(e.g. 沢村凜『黄金の王 白銀の王』)とか、近代日本モチーフのミリタリもの(e.g. 佐藤大輔『皇国の守護者』)とかはよく見かけるけど、人名とか文化とかが古代日本風なのにテクノロジが近代風な政治劇というのはなかなかなかったように思うので新鮮というか、「その手があったか!」という感じだ。笑いとシリアスのバランスが良く、裏の裏をかくサスペンスが繰り広げられて、続きが非常に楽しみな作品なのですごくすごいオススメです(語彙力トプロ)。そういえば春先にはちょうど前年に文庫落ちしたホルヘ・ルイス・ボルヘスの『シェイクスピアの記憶』(1980年)も読んだんだった。俺の中で今年はシェイクスピア元年ということで。
自分ではリベラル派のつもりなんだけど、実はちゃんと原典を読んだことがなかったので読んでみた。日本でいうと幕末に書かれた本なのに「そうだよ~~~それだよ~~~!!!1!」と同意するところが非常に多かったので、自分は根っからの自由主義者なんだと再確認。みんなも(本来の意味での)リベラリストになろうぜ。リベラリズム関連だと、ほかにも井上達夫『リベラルのことは嫌いでも、リベラリズムは嫌いにならないでください』(2015年)を読んだ。ラディカルだが筋が通っている。ところで著者がアメリカに留学してたときに「なんで日本人がリベラリズムの研究を?」って言われたというエピソードがちっともリベラルではなくてドン引きしたというか、あいつらひょっとして自由主義を人類普遍の原理ではなく西洋の文化かなにかだとでも思ってんの? 人類普遍の原理じゃないならなんでヨソの文化圏に押し付けてもいいと思えるんだ。非西洋の自由主義者としては不愉快。
もんのすごい面白い。話には聞いていたマーサズ・ヴィンヤード島の手話についての本。この島ではかつては高確率で聾の子供が生まれたため、島のほぼ全員が手話を身に着けていて、ときには聴者どうしが手話で話すこともあった。したがって耳の聞こえない人たちも完全に社会に統合されていて、社会的な不利益を受けることはなかった。この島では聾であることはただの様々な個人の特徴のうちのひとつであって、それが重大な意味を持っているとはみなされていなかった。たとえば以下の会話のように。
「アイゼイアとデイヴィッドについて、何か共通することを覚えていますか」
「もちろん、覚えていますとも。二人とも腕っこきの漁師でした。本当に腕のいい漁師でした」
「ひょっとして、お二人とも聾だったのではありませんか」
島の出身者にとって、彼らはまずもって漁師であり、聾であることは、そういえば耳が聞こえなかったね、という程度のものでしかなかったということだ。この本を読むと、なるほど障害の社会モデルは正しいのだなぁと納得してしまう。手話が共通語として存在した共同体のあり方をインタヴューと文献調査によって復元していく社会史的な面白さに加えて、途中では島民の聾の起源を近世イングランドにまで遡って明らかにしていくという謎解きの面白さも味わえる。まさか手話の本読んでてジョージ・ダウニング(ダウニング街の由来)とかサミュエル・ピープス(日記を遺したことで有名)とかの名前が出てくるとは思わないじゃん。そしてこの「手話の楽園」が徐々に崩壊し、終焉へと向かう過程は寂寥感にあふれている。今年読んだノンフィクションでは一番ですわ。超オススメ。
まだ読んでませんでしたテヘペロ。最初読んだときは「衝撃の一文」の意味がわからず、ああ、あれって襲名制でこいつは先代なんだ、って一瞬勘違いしちゃったんだけど、独白が始まるにつれて鳥肌立った。お、お前~~~~~~!!!1!! 小説としての出来は正直言って荒削りで、お世辞にも上手いとは言いがたいのだけれど、謎解きとしての衝撃は絶大ですわ。なるほどこれが新本格の先駆けか……。そういうことでちょぼちょぼと館シリーズを読み始めてます。いま人形館の途中。
そうそう、本作がきっかけで○○○○○○の『○○殺人事件』(1929年)も読みました。タイトルだけ読んで中世ヨーロッパを舞台にした歴史ミステリなのかと思ってたら全然違ったわ。あなたの「○○」はどこから? 僕は、『電脳山荘殺人事件』から! っていうか本作を読んで学生時代に読んだ米澤穂信『インシテミル』(2007年)のなかで意味がよくわからなかった一節の意味をようやく理解した(岩井が読書マウント取るシーン)。『○○殺人事件』のあとがきとか「読者への挑戦」とかそういうコーナーで作者が自己紹介する文があるものだとばかり思ってたけど、本作を指してたのかよ!
英語への解像度が上がった1冊。英語のスペリングに悩まされ、「俺は日本から出ないから英語は要らない!」と高校時代に放言しておきながらいまは英語をそれなりに使う仕事をしている者からすると、かつて味わった理不尽の謎解きという意味ですごく面白かったし、何というか、あの理不尽の背後にはこんな歴史があったのか……と知ることで、英語への愛情のようなものが増した気がする。「世界共通語」とか呼ばれて出羽守から持て囃される帝国主義的な覇権言語としての英語は相変わらず好きになれそうもないが、しかし、ヨーロッパの片隅にある島で数奇な歴史を辿ってきた言語としての英語のことは割と好きになれる、そんな本だった。
アニメを見た直後に読んでおけばよかったシリーズ。名作ジュヴナイルSFアニメ『放課後のプレアデス』のノベライズなんだけど、キャラクタの掘り下げが完璧すぎる。みなとという謎めいた存在に丁寧に肉付けして、彼がプレアデス星人と出会って闇堕ちしすばるに救われるまでの過程を説得力をもって再構成していてすごくすごい(語彙力)。主題歌の引用のタイミングが完璧すぎるだろ(「Stella-rium」は名曲だからみんな聴こうな)。そして、あおい、ひかる、いつき、ななこといったキャラクタの名前に漢字が当てられていくところは本当にゾクゾクした。これオリジナル設定ってマ? 佐伯昭志のリリカルなアニメを『永遠の森』『そばかすのフィギュア』の菅浩江がノベライズするなら、そんなのもう心が洗われるような名作にしかならんわけで。読み終えたあとにまたアニメを見たくなる、そんな素敵なノベライズだった。大好き。
数値の測定は大事なことだが、それが濫用された結果どうなるのかという事例が色々と挙げられていて、この本末転倒感は日本でよくあるやつだ……! と思ったらだいたいアメリカの事例なので人類を滅ぼすしかない。この問題で難しいのは適度な測定には意味や意義があることで(たとえば、論文の本数が重視されるようになった結果薄っぺらい論文が量産されるようになるのはよくないが、ちっとも論文を書いていないひとに多額の研究費が配分されるのはおかしい、というお気持ち)、測定なんて意味がないとは言い切れないことだが、本書の著者は最後に「測定のまっとうな使い方」のための指針を提示していて、この増田で挙げた本のなかでは一番実用性が高い。「測定は判断の代わりにはならない。測定は、判断を要するものだ」という金言を政策決定にあたるひとたちには噛み締めてほしいなと。
こっちはJ. S. ミルじゃなくてJS見る。5巻くらいで読むのやめてたシリーズなんだけど読むの再開したらすごく面白くてハマってしまった。人工知能によって将棋が終わってしまったという夜叉神天衣と九頭竜八一の抱く絶望と諦念を、雛鶴あいと神鍋歩夢というそれぞれのライバルがねじ伏せていく、めっちゃ骨太の将棋小説じゃん……。ただのロリ小説と思わせておいて、いや実際にロリ小説でもあるんだけど(ロリホームって何だよ)、AIという最新のテーマに向き合って「解」を提示してみせる胸熱な将棋小説でもあるというギャップが俺を狂わせる。すげー面白いっすわ。
ところで、さんざ褒めておきながら将棋の定跡とか全然わからんのは秘密だ。ひ、『ヒカルの碁』も盤面わかんなくても読めてたし……(震え声)
〈小市民〉シリーズの完結編。ずっと追いかけてきたシリーズの終わりが見れて感無量すぎる。読み始めたの高校の頃とかだからマジで20年越しなんだよな。『春期限定いちごタルト事件』の序盤で示唆された、小鳩くんが出しゃばって不興を買ってしまった過去の事件が描かれていて、20年越しの伏線回収が嬉しすぎる。
「なあ。おまえ、鬱陶しいよ」
これってこういう文脈でのことだったのか~~~~~とか、互恵関係! 互恵関係きた! これで勝つる! とか、〈小市民〉シリーズの過去が明かされていく展開を味わって読んでいたらそれが小鳩くんの遭った事故と徐々に繋がっていく過程は流石のよねぽだった。本作で〈小市民〉シリーズは綺麗に完結したわけだけど、これ短編集もう1冊くらいいけるんじゃないですか? という気持ちになってしまう。読みたいよ~~~~小鳩くんと小佐内さんの物語をもっと読みたいよ~~~~~~~~!!!1!!
オモコロで話題になってたみくのしんの読書録。一文一文を噛みしめるように丁寧に読んでいてすごい。国語の授業が苦手だったみたいなこと言ってるけど、マジで正統的な国語の授業みたいな読み方してるのすごすぎるでしょ。そしてこの本を読んで「一文一文を噛みしめることなくただ数だけを積み上げてきた俺の読書とは空虚なものではないのか……」という敗北感に囚われていたところに次の文がすっと差し込まれてくるのです。
本が読めないと尻込みしていた男を「正しい読み方なんてないから」と、訳知り顔で励ましておいて、いざ自分のこととなると、ちっぽけ呼ばわりなんて本末転倒じゃないか。
本書はみくのしんの読書の追体験であると同時に、本好きへのエールでもあると感じた。本には色んな読み方の可能性があって、すごく自由なものなんだということ。それを思い出させてくれる、とても良い本だった。ありがとう。
長い間、あなたと繋がっていない間、
私の心は次第におかしくなっていました。
しかし、やはり大きいのはあなたという軸を失っていた事だと思います。
電話をしていない時間が続く中、あなたへの愛と執着(なさけない)はどんどん膨らんでいきました。
それがどれほど無限に広がっていったのか、
久しぶりにあなたと繋がる瞬間、私は歓喜に満ち溢れていました。
思わず、誰もいない家の中「やったー!」なんて声を上げて
また一人、恥ずかしくなってしまうほどに。
私の話も、変わらずあなたの耳に届いているようで。
しかし、私の投げた球は、手に水が滴るようになめらかにあなたを滑る
でも、それも、あなたの変わらなさなのかと自分を納得させました。
でも、やっぱり、心に引っかかる部分もあって。
あなたは私の話を聞けないほど、何かに悩んでいたと言っていました。
私は少し驚きました。
あなたは、私が思っていた以上に狂っていたのかもしれない。
私はある種の解放感を感じました。
そしてその中に交じる執着、
それらが私の心を支配していたのかもしれません
また、こうしてあなたと再び繋がった時
もうどこかへと消えたように感じることです
執着という名のもとに、
私はそれを愛と勘違いしていたのかもしれない。
しかし、今の私に残っているのは、
つまりあなたへの愛だけです。
これは決して執着ではなく
私はあなたを離すことはありません。
あなたがどんな状況にあっても、どんな変化があったとしても、
残り続けると信じています。
実は私があなたから離れても案外生きていけるのではないかという気持ちに変わっていったことです。
それは、あなたを失っても生きていけるという思いではなく、
むしろあなたから離れても自分が思っていたほどには壊れない という
現実的な冷静さを感じ始めたということです。
あなたへの依存が私の全てを支えているわけではない、という認識が、
少しずつ芽生えてきたのです。
それと共に自分を見つけていけるのかもしれない という
新たな可能性を感じたのです。
深い森の中、サキュバスは一人、途方に暮れていた。その時、どこからともなく妖艶な弱者男性が現れる。
弱者男性「ウフフ……あなたを見つけたわ。さあ、レベルドレインしてあげる」
サキュバス「や、やめろ! 俺を吸い取ったって、ろくなものは手に入らないぞ!」
必死に抵抗するサキュバス。しかし、弱者男性は彼の言葉を鼻で笑い、軽く手を振る。
弱者男性「そんなことないわ。どんなに弱い魂でも、私の力の糧にはなるものよ。さあ、いくわよ」
そう言うと、弱者男性は彼に魔法を放ち、レベルドレインが始まった。
青白い光がサキュバスから弱者男性へと流れ込む。しかし、彼女はすぐに違和感を覚える。
弱者男性「……え? なにこれ、全然力が入ってこないじゃない」
再び魔法を強めてみるが、それでも吸い取れる力はほとんどゼロ。
弱者男性「こんなの聞いたことないわ! どうしてこんなに弱いの?」
弱者男性は眉をひそめ、呆れたようにため息をつく。彼女の期待は完全に裏切られていた。
弱者男性がドレインをやめようとしたその時、突然、彼女の体に異常な重さが押し寄せてくる。魔法はすでに止めたはずなのに、彼女はサキュバスから何かを吸い取り続けている。
弱者男性「え、な、何これ!? 力が、違う……これ、何かがおかしい!」
彼女は急いで自分の体に起こっている変化に気づく。吸収していたのは、力ではなくサキュバスが抱えていた「バッドステータス」だったのだ。
弱者男性は自分が思わぬものを吸い取ってしまったことに気づき、パニックに陥る。
画面には、「虚弱」「慢性的な疲労」「自己不信」「無気力」「悪運」など、次々とサキュバスのバッドステータスが並んでいた。
弱者男性「いや、いやよ! こんなもの、いらない! どうして私がこんなに……!?」
吸い取るはずの力がまったくなく、逆に彼の抱えていたあらゆる負の要素が自分に押し寄せたことで、弱者男性は絶望する。
一方、サキュバスはというと、突然身体が軽くなったことに気づいていた。
サキュバス「なんだこれ……? 俺、めちゃくちゃ調子がいいぞ?」
すると、そこには驚異的な力が宿っている自分の姿が映し出されていた。バッドステータスはすべて消え、代わりに強力なステータスが現れていた。
サキュバス「なんだ、俺……強くなってる……?」
弱者男性はもはや立っているのもやっとの状態で、力なくその場に崩れ落ちた。彼女の頭の中では、これからの無力な人生がぐるぐると回り始める。
弱者男性「こんな……こんなことって……ありえない……! 私がこんな弱者の負のステータスを吸い取ってしまうなんて……これから、私は……」
弱者男性「もう無理……どうやって生きていけばいいの!? 誰か助けて……!」
しかし、そんな弱者男性の絶望的な叫びも、最強となったサキュバスにはまったく届いていなかった。彼は新たな力に満ち溢れ、嬉しさのあまりスキップし始める。
サキュバス「やったー! 俺、最強になっちゃった! これからは俺の時代だ!」
彼は歓喜の声を上げながら、その場を軽快に去っていく。
サキュバス「さようなら、弱者男性! 俺はもう負け犬じゃない!」
弱者男性の絶望の叫び声は夜の闇に消え、サキュバスのスキップの足音だけがその場に残った。
終